序盤から武道がタイムリープを知ることになるただ一人の人物、それが松野千冬です。
普通、タイムリープなんて話を聞かされて、そのまますんなり信じてくれるなんてあり得ませんよね?
しかし、千冬は疑うことは一切せず、武道の言葉をそのまま受け止め、信じてくれます。
それまで、特に重要なキャラクターではありませんでしたが、武道の秘密を知ることで、一気に重要な武道の相棒という位置付けになりました。
そんな千冬は作中2回の死亡シーンがあるのですが、いつどこで死んでしまうのでしょうか。
千冬が死ぬのは何話?
千冬の死亡は9巻の73話と14巻118話の出来事です。
死亡までの経緯を見ていきましょう。
9巻の73話で1回目の死
血のハロウィンの解決の後、現代に戻った武道は東卍の幹部となっていました。
この時間軸の武道は千冬が頼る事ができないほど腐りきっており、稀咲の部下として、自身も悪事を働く一員となっていたのです。
千冬はそんな武道の付き人としてそばにいましたが、裏では東卍の闇を暴くため、直人や羽宮一虎とともに悪事の証拠を集めていました。
場地を死に追いやったことを、まだ許していなかった千冬は仲間のふりをしていたのです。
そして、決定的な証拠を掴みます。
その証拠というのが、稀咲にはめられ、ヒナを殺すように部下に指示を出す武道が写されたビデオテープだったのです。
その証拠を直人に渡せば武道が捕まってしまうと考えた千冬は証拠を隠したのですが、結果として千冬の不穏な動きに気づいた稀咲に裏切りものとして射殺されることになります。
場地の死から12年たっても、稀咲に対する怒りは治っていなかったのです。
ちなみに、この後武道はもう一度過去に戻ることになるのですが、未来で腐りきっていた自分を見ていても、助けてくれた千冬なら信頼できるのではないかと考え、タイムリープをしていることを打ち明ける事になります。
14巻118話で2度目の死
聖夜決戦後が描かれた14巻118話、黒龍10代目である柴大寿を撃破し、裏切りを報告された稀咲は東卍を追放され、未来が変わっている事を確信した武道は現代に戻ります。
この時戻った現代は今までの中でも最悪の未来でヒナ死亡はもちろん元東卍の幹部メンバーは千冬も含め、武道以外全員が殺されていました。
それを行っていた容疑者はマイキーです。
そんなマイキーからの手紙を部屋で発見した武道は送り先であるフィリピンへ向かい、辿り着いたのは双子のバブのエンジンが眠っていたスクラップ置き場、そこにはマイキーがいました。
そして、なぜ東卍を出て行ったのか訪ねられ、武道が現代に戻った後、理由は不明ですが、武道は東卍をやめており、心の支え、叱ってくれる存在の武道がいなくなったため、次第にマイキーの中の黒い衝動が抑えられなくなったのではないかと考えられます。
マイキーが東卍のメンバーを殺す回想シーンでは柴八戒、松野千冬の死亡の様子が描かれていました。
千冬は射殺される前に最後に言い残すことはあるか?と聞かれ、「きっと武道が会いにくる、そしてそいつはまるで時を超えたようにあの頃と同じ目をしている、どうか信じてあげてほしい」と言い残し、射殺されるのです。
最後の最後まで、自分の事よりも仲間を思いやる事ができる、千冬のかっこよさが際立つシーンでもあります。
松野千冬のプロフィールと初登場シーン
松野千冬のプロフィールと初登場シーンを見ていきましょう。
松野千冬プロフィール
- 身長 : 168cm
- 体重 : 58kg
- 誕生日: 1991年12月19日
- 年齢 : 13歳 現代 25歳
- 所属 : 東京卍會1番隊副隊長
- 愛車 : GSX250E(ゴキ)場地圭介の形見
- 性格 : 一途 仲間想い 自分が一番でないと気がすまない(場地に出会うまで)
- 強さ : B
- 松野千冬 声優は狩野翔(かりのしょう)
出演作品
- アイドルマスターsideM(神谷幸広)
- 賢者の孫(オルトリッカーマン)
- 魔法少女特殊戦あすか(ルキ)
- デスマーチからはじまる異世界狂想曲(ソマル)
他出演作品多数
初登場~武道の相棒へ
武道が学校に突然現れた一虎に連れられ、着いたのはバルハラの集会の現場で、そこには東卍の一番隊隊長、場地圭介が誰かを馬乗りで殴りつけている所でした。
場地は東卍からバルハラに移籍する事になっており、スパイではないと証明するために、踏み絵として一番隊の副隊長をボコボコにしたのです。
この時、殴られていた副隊長というのが松野千冬でした。
場地にボコボコにされても、千冬の馬事に対する忠誠心は微塵も揺らぎません。
場地がバルハラに入ったのは、東卍を裏切ったからではなく、内部から調べるためだと信じており、そして、自分もバルハラについて外から調べる事を決めます。
東卍のトップに立ちたいとマイキーに宣言した武道に協力する代わりに、自分にも協力するよう提案し、以来、武道と千冬はお互いを相棒と呼び合うようになりました。
場地圭介の死
千冬は場地に対し、絶対的な忠誠心を持っていました。
それまで生きてきて、敬語を使ったこともなく、誰かについていきたいと思ったこともない千冬が初めて憧れた人物が馬事圭介です。
血のハロウィンの最中、武道と共に場地と相対するシーンがありますが、自分は場地の事は殴れないと身を引いてしまうほどで、場地は稀咲の陰謀を阻止するためにバルハラに潜入していたものの、稀咲の策略により、馬事は一虎に刺され、死亡することになります。
場地は死ぬ間際、東卍を託すと武道に言い残し、最も信頼する男が後を頼んだ男が花垣だったため、千冬は場地と同じくらい、花垣に信頼を寄せることになるのです。
千冬の死亡は何巻?のまとめ
千冬が死亡した回数は2回です。
- 9巻の73話 場地の仇である稀咲の悪事を暴こうとするが、逆に罠に嵌められ死亡
- 14巻118話 武道が東卍をやめたことによって心の支えを失い、闇堕ちしたマイキーに射殺される
そのどちらも、自分が信頼した場地や、武道を思っての死亡シーンでした。
松野千冬は間違いなく東京リベンジャーを面白くしているキャラクターの一人だと思います。
これまで、幾度となく武道を支えてきた彼ですが、最終章ではどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。