六波羅単代は、武道が高校生になった2008年、10回目のタイムリープで訪れる過去に登場する、三天と呼ばれる3つのチームの一つです。
三天とは、「関東卍會」「梵(ブラフマン)」「六波羅単代」の3チームで、中でも六波羅単代は最大勢力と言われているチームで、この記事では六波羅単代のメンバー、名前の由来など詳しく解説していきます。
六波羅単代メンバー
六波羅単代は寺野サウスを総代として、幹部は全員が元天竺のメンバーです。
それぞれ罪を犯した極悪の世代は少年院で黒川イザナに敗れ、天竺の幹部になりますが、イザナの死後送られる事になった少年鑑別所にて全員サウスに敗れ、今度は六波羅単代の幹部になりました。
それぞれを紹介していきます。
総代 寺野サウス
寺野サウスは最終章で六波羅単代にドラケンを勧誘する目的で初登場します。
特徴はなんと言っても作中最も高い身長と、185cmのドラケンを殴って宙に浮かせたり、イヌピーを片手で放り投げるほどの怪力で、三天の最大勢力を率いる男だけに、その喧嘩の強さも折り紙付です。
マイキーと同じく、不良の時代を作るという目的で、最強を目指しており、自分に倒される前に解散した東卍に対し、憤りを感じています。
関東事変後の鶴蝶、極悪の世代と少年鑑別所にて出会っており、全員を叩きのめし、六波羅単代の設立となりました。
サウスの強さについてはこちらの記事を参考にしてください。
東京リベンジャーズ最終章、武道がマイキーをトリガーとしてもう一度過去に戻って武道は高校生となり、東京三國時代に突入していました。 関東卍會 梵(ブラフマン) 六波羅単代(ろくはらたんだい) この3つのチームを三天[…]
主席 鶴蝶(かくちょう)
鶴蝶は元天竺の四天王筆頭で、武道の幼馴染です。
もともとは喧嘩があまり強くなかった鶴蝶は、両親を交通事故でなくして入ることになった孤児院で黒川イザナと出会い、不良の世界に足を踏み入れることになります。
イザナを王として絶対服従を誓っていましたが、サウスに敗れた事によりサウスを新しい王として認め、現在六波羅単代にて主席の地位につきました。
現在は「喧嘩屋」と呼ばれるほどの実力者ですが、無駄な争いを好まない性格も持ち合わせています。
第弍席 灰谷蘭(はいたにらん)
第弍席の灰谷蘭は元天竺の四天王の一人で、以前は六本木のカリスマ兄弟として知られており、弟の灰谷竜胆とのコンビプレイを生かした戦闘スタイルを得意としています。
性格は残忍で、敵の顔面を必要以上に殴り続けた結果死に至らしめ、少年院に送られることになった灰谷蘭は黒川イザナに敗れ、天竺の一員になりました。
第參席 灰谷竜胆(りんどう)
灰谷竜胆は灰谷蘭の弟で、六波羅単代では第参席になります。
仕切り屋な蘭に対し、なんだかんだと言いつつも従順な弟といった印象で、戦闘スタイルは主にタックルや関節技などのグラップルスタイルを得意としており、竜胆が相手の動きを止め、蘭が叩くというコンビネーションが強力です。
東卍のアングリーこと河田ソウヤの骨を躊躇なく折っているところを見ると、兄の蘭ほどではなさそうですが、残虐で容赦のない性格が感じ取れます。
第肆席 望月莞爾(もちづきかんじ)
第肆席には望月莞爾、通称モッチーです。
以前は呪華武(ジュゲム)と呼ばれる暴走族の元総長、スマイリー&アングリーこと河田兄弟と抗争を繰り返していた人物で、元天竺の四天王、極悪の世代と呼ばれるS62世代の一人という肩書きも持っています。
性格はパワータイプで戦闘狂、関東事変では松野千冬を圧倒する立ち回りを見せました。
第伍席 斑目獅音(まだらめしおん)
極悪の世代の一人で、黒龍の九代目総長、元天竺の四天王の一人という肩書きを持っており、恐らくそれなりに強い人物なのですが、出てくるたびに一撃でやられる描写しかないのでどうしても小物感が否めません。
黒龍は東卍に潰され、関東事変ではペーやんに魁戦で瞬殺、213話ではベンケイにやられ、黒龍のツラヨゴシとまで言われる始末です。
そんな斑目ですが、東卍の結成のきっかけとなった人物でもあります。
六波羅単代の意味
チーム名の由来は鎌倉時代に実在した職業の六波羅探題です。
幕府が京都の不穏な動きを監視するためにに置いた期間で、六波羅というのは地名を表しており、今でいう清水寺の辺りになります。
六波羅探題の主な役割は、
- 朝廷の監視
- 承久の乱によって幕府の支配下になった西国の御家人の監視
朝廷が天竺で、幕府が東卍だと考えると、関東事変により東卍に敗れた天竺のメンバーを監視するという意味があるようです。
特攻服
六波羅単代の特攻服の右腕には「刹那散逝」という文字が書いてあり、読み方は不明ですが、意味に対してはいくつか考察されています。
- 逆読みするとイザナ
- 刹那に散って逝く
深読みかもしれませんが、逆さまにして読むことでイザナになるという説も。
そのまま文字の意味を考えてみると、六波羅単代は登場してからサウスが倒されるまでの期間が極端に短く、まさに刹那に散って逝ったチームだったので、腕の文字にはそのような意味も込められていたのではないでしょうか。
灰谷兄弟のみ特攻服の色が黒です。この二人に関しては天竺にいる時にも黒い服を着ていたのですが、灰谷兄弟は天竺に入るまではどこのチームにも属さず、二人のみで行動していたことから、どこかのチームに入っても自分達は別枠なのだという意思表示なのかもしれませんし、単純に好みなのかもしれません。
六波羅単代にヒナが加入の噂
噂のきっかけは漫画アプリに寄せられたコメントによるものでした。
六波羅単代と同じ三天の一角である梵(ブラフマン)の首領、瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)と武道がデートをするという話が216話にて描かれています。
そのデートをヒナが目撃しており、激怒したヒナが六波羅単代に入るのではないかと噂が広まったということでした。
ヒナは昔空手を習っており、自分が男だったらきっと武道よりも強いと豪語していたことがありましたが、千咒も女の子でありながら梵のトップなので、もしかしたらそういう展開もあるのではないかと予想した人がいたのでしょう。
今のところ、そういった展開はありませんし、六波羅単代の寺野サウスはマイキーによって倒されているので、今後もそのような展開はないのではないかと予想します。
六波羅単代についてのまとめ
六波羅単代は寺野サウスを壮大として元天竺のメンバーが集まったチームで、過去に出てきた猛者達が集まっており、三天の中では最大の勢力と言われていますが、どこか噛ませ犬感の強いチームです。
その登場期間は非常に短く、マイキーによってサウスが倒されたことにより、これから関東卍會に吸収され、サウス以外のメンバーは梵天の幹部になっていく事になります。