【ミステリと言う勿れ】入れ替わる双子の真相!8巻と最新刊9巻ネタバレ

今回は8巻のepisode13から最新刊の9巻にわたり続いた事件。

飛行機の墜落事故の場面から始まり、機内で女性が誰かに「絶対にバレちゃダメ」と伝えている場面から始まります。

双子を見分けて欲しいと頼まれる久能

久能の大学に突然訪れた汐路に双子を見分けて欲しいと頼まれ鳩村家に訪れることになった久能。

立派な豪邸で噴水のようなところにピンクと水色のおもちゃのアヒルが浮いていて「P・ピジョン」という会社の社長、瓜生晃次が待っており、双子の叔父であると話します。

晃次の兄の奥さんが前社長、一葉で半年前に飛行機事故で亡くなってしまった、双子はしょっちゅう入れ替わりしているので母が亡くなった今はどっちがどっちなのか区別がつかない、とのこと。

双子の父である晃次の兄も亡くなっており双子が生まれる前からいる家政婦さんも本人に否定されるから分からない、指紋も登録していないしとにかく見分けて欲しいと依頼を受けます。

久能は本人達が分かっていれば別に見分ける必要はないのではないか、周りの不便さよりも本人達の意思が重要ではないかというと追い出されてしまいました。

双子の家庭教師になる久能

追い出された帰り道、あの年頃の子は自分の意思より人の影響じゃないか、と汐路が呟くとハッとした久能は鳩村家に戻り家庭教師をすると言います。

久能は2人が楽しく入れ替わっているといいなあと話し、明日またくると伝え大学に戻り、夜の病院でライカになぜ入れ替わっているのかではなく、なぜ入れ替わっていることをアピールする必要があるのか気になると話しました。

翌日も双子の家庭教師のため鳩村家に行く久能

おもちゃのアヒルの色が違うと思いながら鳩村家にきた久能。

読書感想文の宿題が出たと一緒に練習をはじめていると「アイコ」と名付けられた鳩が入ってきます。

アイコちゃんはもう一つ家があって寄り道していると言う双子。

その後家政婦の詩さんと一緒にわらび餅を作りながら、双子の母である一葉さんが自分は長女だと分かる名前だったから子供にはそうしたくないと話していたのに、結局分かるようにつけてしまったと言っていたという話を聞きました。

また翌日鳩村家にきた久能は家政婦さん夫妻が庭でコソコソ話しているのを見かけ、双子と接していくうちに性格や文字が違うことに気付く久能。

3歳からやっているというピアノを上手に弾く2人、そのピアノの上に一葉のお守りであった指輪があり、アレキサンドライト、ふたご座のマークがありました。

その夜またライカと話しながら見分けられると思ったけど段々あやふやになってきたこと、「わざと演じ分けているなら凄い」と嘆くと前提が間違っているのでは?とライカが言います。

気になる久能は自宅で会社のことを調べていると岐阜で創業したという所から実戸(さんと)という地名を見つけました。

双子の名前は「実津子」と「有紀子」。

実津子も「さんと」と読んだら?と考える久能、翌日鳩村家の庭に双子を呼び出し、実は双子ではなくもう1人いて3人で入れ替わっている、そうしないと危険だからではないかと言うのです。

実は双子ではない?真相は

久能は一葉の地元であり会社の本社もある実戸(さんと)から、実津子の実津を「さんと」と読み、有紀子の有紀を「あれき」と読むと、アレキサントとなり、一葉がお守りにしていたアレキサンドライトの「ライト」が足りないと推理します。

そして鳩の名前が「アイコ」であることからうっかり口に出してもごまかせるようにしたのではないか、漢字で「らいと」と読めるアイコという子がいるのではないかと話しました。

おもちゃのアヒルの色が毎日違うことや色鉛筆の減りから、3人は自分のカラーがあり誰が外に出ているのかを分かるようにしているのではないか、そしてピアノで弾く音楽で今は出てきてダメなどと合図をしているのではないか、どうしてそんな努力をしているのかと聞くのです。

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出て大丈夫の合図で顔を出す三女

歌を歌い出すと顔を出す三女「碧糸子」。

そこで家政婦の詩さんが、

  • 一葉が双子であり一つ下の妹がいた
  • 母が寝ている間に妹をお風呂に入れようとして溺れて亡くなってしまった
  • 一葉は母からも責められ自分を責め続けた
  • ある日、自分は三つ子だったが3人目が殺されてしまうからうちの家系は双子が多いと思い込んだ
  • 自分のせいではないと明るくなった
  • 自分の子が三つ子とわかり双子じゃないとダメ、殺されてしまうから隠さないとと言った

と三女を隠すことになった経緯を教えてくれました。

そこに鳩のアイコちゃんが戻ってきて「マキちゃん」という文通相手がいることを知ります。

実は文通相手は一葉の母であり三つ子の祖母であるマキエであり、母とは和解していたことを知るのでした。

もう見分けなくて良いと安心する晃次

詩の旦那さんが晃次に碧糸子の存在を伝えると、もう見分ける必要がないと安心する晃次、そしてなぜか碧糸子以外の全員が船に乗せられます。

晃次の部下である楡崎の船に引かれ故障している船に乗る久能たち、海で縄を切られ置いていかれるのです。

晃次が双子を見分けたかった本当の理由とは?

実は晃次には会社の金を使い込んでおり、それを知った経理部長を殺したという過去がありました。

それを見てしまった当時4歳の有紀子

まだ子供だが大人になって何をしたか気付いて、告げ口をするかもしれないと考えた晃次は有紀子を殺害しようと決意。

でも入れ替わっていてはどっちが有紀子だかわからない、しかし将来のために2人とも殺すわけにもいかない、そんな時に碧糸子というもう1人の存在が発覚したため、双子を殺そうと実行に出たのです。

船には救世主が

一方船には凍えそうな鳩のアイコちゃんが乗っていたので文通相手のマキちゃんに助けを求めた手紙を出します。

また子供を殺す気はなかった楡崎さんが繋いでいてくれた発信機を発見し助けを求めるのでした。

4歳の有紀子の本当の正体

鳩村家にアイコちゃんからの手紙を読み通報してくれた警察が到着しました。

するとそこにいた碧糸子が警察に「幼稚園の頃叔父さんが人を殺して埋めているところを見た、うちの裏庭に埋まっている」と話し、晃次はお前じゃない!見たのは有紀子のはずだ!と言います。

当時から時々入れ替わっていたとのことで、目撃したのは有紀子ではなく碧糸子だったのです。

飛行機事故も晃次の仕業かと聞くとねじと取ったり穴を開けたりしたと白状、すると部下の楡崎が自分の息子も乗っていたことを忘れたのか!と恨みから晃次を包丁で刺してしまいました。

船に助けに来たのはなんとガロ

船にはなんとガロが現れ、遭難信号が出ているからすぐに助けが来ると言います。

星座の指輪のことを話すと危なくなるから言えないけど一緒に来ないかと誘われますが久能は自分だけはいけないと言うと別の船に飛び移り、またどこかへ行ってしまうガロ。

何しに来たのかと呟くと助けの船が来ました。

入れ替わる双子の真相!8巻と9巻ネタバレのまとめ

船のみんなも無事に救助され、もう双子だと隠れることなく過ごせるようになった三つ子。

最初は一葉の妄想のために演じているのかと思っていましたが、もっと重要な事件が絡んでおり、結果的に三つ子の身が守られていたことになるという話で驚きました。

あと船に突如現れたガロ。星座のアクセサリーはガロが贈っているのか?それとも別の誰かがいるのか?まだまだ謎が多いですね。

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