【ミステリと言う勿れ】バスジャックの目的と犯人が多すぎるのネタバレ

原作1巻、2巻またいだ【前編】会話する犯人、【後編】犯人が多すぎる、事件の解決までを分析!

これはマンガの中でも特に人気がある話ですが、まずは前編バスジャック編でのあらすじと伏線を見ていきます。

後半もバッチリネタバレになるので、覚悟を持って読んでください。

バスジャックされるバスに乗り込む久能

バスに乗り込む久能と久能を見つめる乗客とバスの運転手

引用元:ミステリと言う勿れ

「印象派展」のチケットを握りしめ上機嫌にバス停に向かう久能、するともうバス停にバスが到着しているのに気付き、行き先も見ぬまま飛び乗り、勢い余って美青年にぶつかります。

美少年は凄く驚いている様子で、運転手も驚いた表情で注意、その後も2人の乗客に見られ、謝りながら気まずそうに席に座る久能。

バスは老若男女数名が乗っていて久能もウトウトしていると乗客が「行き先が違う」と騒ぎ始め、久能も美術館に向かっていないと気付き運転手に確認しようと立ち上がった時ナイフを突きつけられるのです。

ナイフを持った無精髭の男は運転手に指示し、通報されないよう乗客のスマホを没収、カーテンを閉めさせ「バスを乗っ取らせてもらうぜ」と言い久能が乗ったバスはバスジャックされます。

「いつも乗るバスにはカーテンがないはずなのに」と気付いた乗客もいました。

バスジャック内で乗客の自己紹介

自己紹介する久能整

引用元:ミステリと言う勿れ

印象派展にいきたいため「バスジャック犯にせめて3時半までに終わりますか?」と言い犯人を怒らせる久能。

犯人はガード下にバスを止めさせ運転手と一緒になにか作業をしに外へ行き、戻ってくると自己紹介をしようと言い出し、フルネーム、仕事、目的地、自分の欠点を一人一人言わせるのです。

  • 気弱そうな男性、淡路一平、コンビニバイト、バイトに行くためにバスに乗った、欠点はバイトが続かない
  • 大柄の男性、坂本正雄、職探し中、あてもなくたまたま乗った、欠点は勇気がないこと
  • 怯えている女性、柏めぐみ、主婦、終点付近のクリニックに通っている、欠点は弱いこと
  • 犯人が外に行っているときにジャーナリストと名乗っていた女性、露木リラ、町工場の事務、欠点は見境がないこと
  • 威張っているおじさん、奈良崎幸仁、定年退職したが大手保険会社で重役まで登りつめた、ボランティアに行くためにバスに乗った、欠点は頑強さ
  • 静かな男性、小林大輔、無職、祖父のお見舞いに行くためにバスに乗った、欠点はコミュ障
  • 美少年、熊田翔、大学院生、友達の家に行くためにバスに乗った、欠点は執念深いこと
  • 久能整

久能はバスジャック犯にも自己紹介をするように言い(他の乗客はみんな聞くのか!と心の中でツッコミます)

バスジャック犯は犬堂オトヤ、欠点はキレやすい、と答えました。

スマホを没収される前にジャーナリストと名乗っていた露木が送ったメールを見て警察に通報してくれていたが、どの路面バスも通常通り動いているため警察にはイタズラかと思われるもバスと言うことに引っかかっている様子です。

全ての問題はバスジャック犯のせい

バスジャック犯に臆さず立ち向かう久能

引用元:ミステリと言う勿れ

その後もバスは動き続けるがトイレ休憩と飲み物を買いに行かせて欲しいと熊田が頼み、行けることになるが犯人は、

  • 1人ずつ3分以内に行ってこい
  • 誰か逃げたらその人のせいで皆殺しにする
  • 逃げた人のせいだ
  • お前の責任だ、逃げるなよ

などと脅すと久能はそれは違うと言い、責任転嫁するなここで起きる問題は全て犯人であるオトヤのせいだと犯人に臆せず言います。

トイレに行くためバスを降りるとバスは路面バスではなく観光バスに張り替えられており、ガード下でなにかやっていたのはこれか、と気付く久能。

すぐキレる人にしては用意周到で変だ、と思いながら警察への手紙をトイレの横に隠してバスに戻りました。

次々トイレに行くが単純計算で45分ほどかかる休憩をとるということは絶対追手が来ないと安心している、誰かが見張っているということ?じゃあなぜ逃げても捕まるぞ、ではなく逃げたら皆殺しと言ったのか、犯人は何かを乗客に考えようとさせているのか?と推理、熊田に面白いことを考えると言われます。

そして今更だけど元々このバスは美術館には行かないと聞き驚く久能でした。

バスジャック犯とのおしゃべり

生き埋めがイヤだと言う熊田と同意する犯人

引用元:ミステリと言う勿れ

人を殺したことはあるか、どうして人を殺していけないのかと犯人が聞くと各々理由を話します。

すると久能は、

  • 別にいけないことはない
  • 平和で安定した社会を作るために便宜上そうなだけ
  • 戦時下になればいきなりOKになる

「そのぐらい適当な話だといい、殺したいのならそういうところに行ったらいいのでは、でも自分は殺されたくなくて自分が殺す側の人間でいたいというなら話は別」とベラベラ犯人を煽り続けると犯人は遂にブチ切れナイフを突きつけますが、久能は熊田に庇ってもらい、犯人を大柄の男坂本が殴り倒すことに成功し乗客は拍手喝采ホッとします。

しかし坂本はナイフを拾いまた乗客を脅しはじめ、犬堂ガロ、犯人の兄だと名乗り、オトヤ、ガロ?と不思議そうな久能。

熊田にどこまで言って大丈夫か試していたでしょう、と聞かれそんなことはないがそう思うってことは熊田もそれをしてるって事ですね、と俺たち似ているとこありそうと話す2人。

次は一番イヤな死に方のアンケートだといい、病気、焼かれているときに意識を取り戻したら怖い、溺死、孤独死、生き埋め、と次々答え生き埋めは確かにイヤだと犯人も同意しやっぱり変なバスジャックだ、普通のバスジャックなら交渉の相手次第ですぐ終わる可能性もあるのに3時半には終わるわけない、と即答した事を思い出し、乗客そのものが目的だと気付く久能、するとバスは目的地である山奥の犬堂家に到着しました。

バスジャックでの伏線

  • バスに乗り込んだとき4人にガン見される久能
  • 生き埋めはイヤだという話
  • ガロ、オトヤという名前の違和感

他にも乗客一人一人の伏線も丁寧だと感じたのですが、ここでは後編を読んだときにすごくスッキリする重要な3つを挙げておきます。

連続殺人犯とバスの関係

捜査会議で推理する巡査たち

引用元:ミステリと言う勿れ

バスが山奥の犬堂家についたころ、4体目の遺体が埋められているのが発見され警察署で連続殺人事件の捜査会議が開かれました。

死因はどれも同じ「生き埋め」、口や鼻爪の中にも土が入っておりむごい殺害方法です。

被害者は若い女性、高齢男性、中年の男性、女性と一貫性もなく被害者の接点もない、犯人と思われる指紋やDNAも確認されるが前科もなく犯人は一向にあがりません。

大隣署の風呂光巡査は被害者に若い男性がいないことに気づき腕力に自信がない人なのではと推理、そして青砥巡査が続けてバスが気になっていると言います。

もし被害者がバス停からバスに乗り姿を消していたとすればすべてある路線バスのルート上に重なるというのです。

バスが到着した犬堂家である女性の写真を見る乗客たち

綺麗な女性の写真を見て驚く乗客

引用元:ミステリと言う勿れ

バスを降り犬堂家に案内される乗客、あまりの豪邸に犯人2人の家には見えないと言う久能、庭には犬が十数匹放たれており逃げたら捕まる状況でした。

豪邸に入ると額に入ったとても大きな女性の写真が現れます。

久能は直毛でいいですねと写真を見つめますが他の乗客たちはその写真を驚いたような怯えたような顔をしながら写真を見つめ、その様子に気づいた久能が皆さん知ってるんですか?と尋ねるが否定されるのでした。

リビングに案内されると食事や飲み物が用意されておりトイレや洗面所も自由に使ってくつろいでいいと指示されるが壁一面にスコップやナイフが飾られておりぎょっとする一同。

くつろげるわけがない、食事も食べれるわけないと乗客が言うとここまでほとんど登場しなかったバスの運転手、煙草森が自分から食べてみる、自分がしっかりしてないからこんな目に合わせてしまって申し訳ない、と土下座します。

久能と熊田は手をつけないが毒は入っていないと安心した煙草森はデザートを食べポロポロと床に落とし熊田にゴミ箱そこにあります、と言われますが背を向け何かしている様子です。

バスの運転手の煙草森の行動

凶器を隠す煙草森

引用元:ミステリと言う勿れ

ジャーナリストを名乗る露木リラが最近市内で3人の遺体が生き埋めにされてた連続殺人があって2人はその犯人なのではないか?と話をしはじめるのです。

その話を聞き「生き埋め」に引っかかる久能、バス内で生き埋めがイヤだと話した熊田にあれは偶然かと確認するとそれ以外何があるの、と否定されます。

恐怖を感じた乗客がどうやって逃げるかと会話していると煙草森は壁の凶器を隠し、見えていたら怖い、見えなくなった、と安心している様子。

いつもベラベラと喋る久能は黙り込んでおりきっとここの会話は聞かれている、何かを考えさせ話し合わせることで誰がどんな思考パターンを持っていてどう動くのか知ろうとしている気がすると言います。

バスジャック犯からの質問

自分が犯した罪を聞くオトヤ

引用元:ミステリと言う勿れ

ガロとオトヤがリビングに戻り、

  1. トロッコ問題について
  2. 自分が犯したもっとも重い罪について

を各々話し、それぞれの過去や問題点が浮かび上がります。

  • 熊田は友達に「死んじゃえばいい」と言ってしまい本当に死んでしまい後悔した
  • バイトが続かない淡路はいじめられていた過去がありしょっちゅう万引きしていた
  • ジャーナリストを名乗る露木は消防車が見たくて火事の嘘の通報をしていた、嘘つく癖がついておりジャーナリストというのは嘘だった
  • 威張っているおじさん奈良崎は身内の気持ちを察することができず定年したとき妻と子供が出て行った
  • バスの運転手、煙草森は昔触って死んでしまった金魚をバレないように隠した

などと話し、久能の言葉に救われたり納得したりするのでした。

ここで一旦休憩だと言うことになり部屋から出ていく犯人、そこで鍵を閉めていなかったことに気づく久能は電話を発見し警察に通報、ここは連続殺人の1人目の被害者「犬堂愛珠」の家だということを知ります。

連続殺人の犯人は多分ここにいるから少人数で静かに来てと場所を伝えるのでした。

犯人が多すぎる・バスジャック真犯人は誰?ネタバレあり

警察が犬堂家に乗り込んでくる様子

引用元:ミステリと言う勿れ

警察が到着すると犯人は抵抗するわけでもなくあっさり名乗り出ます。

そして久能はお決まりのセリフ「常々思っているのですが」と語り始め、

  1. 背を向けたら何をされるかわからないのに、バスの中でオトヤがガロにだけ背を向けたので不用心だと思ったら仲間だった
  2. この家にきてガロがたった1人背を向けた人がいた
  3. 壁にかけられているガロが描いた絵は左利きの人特有の癖がある
  4. ガロは右利きなので本当の犬堂ガロは別の人ではないかということ

本物の犬堂ガロは人質の中にいる唯一背を向けた人物だといい「そうですよね、翔くん」と久能が言うと乗客は驚き熊田を見つめます。

熊田は両手を上げあっさり自分が犬堂ガロでこの一件の首謀者だと白状し、バスジャックしていた2人はいとこだ、というと久能はほんとの名前は「ハヤ」ではないかと言います。

ハヤとオトヤはセットで弓道で言う一の矢と二の矢だといいガロとオトヤの兄弟名はしっくりこなかった、と言う久能の推理に本物の犬堂ガロは謎に微笑むのです。

そして犬堂愛珠はガロの姉で連続生き埋め殺人の最初の被害者であること、ガロ、ハヤ、オトヤの3人はその犯人を探そうとしてバスジャックをおこしたこと、連続殺人の犯人はこの中にいると言います。

一人暮らししていて働いてなかった愛珠はずっと行方不明で気づくまで時間がかかった、警察が本気で捜索してくれないので探偵を雇って自分たちでさがしていたところ最後の足取りにバスが出てきたため、運転手である煙草森に頼み偽のバスを走らせることに協力してもらったとのことでした。

前編での伏線回収

  1. 久能がバスに飛び乗ったときに運転手、ガロ、ハヤ、オトヤにガン見されていました。これは4人が計画したバスジャックだったため部外者である久能の乗客に驚いてしまったが降ろすわけにはいかず巻き込まれてしまった。
  2. 生き埋めがイヤだという話。愛珠が殺害された方法を話し、他の乗客がどんな表情をするか見ていた。
  3. ガロ、オトヤの違和感。これは久能にしかわからなかったのではないでしょうか!

犯人が多すぎるの最後の犯人は?ネタバレあり

バスジャックは犬堂3人とバスの運転手煙草森が仕組んでいた

引用元:ミステリと言う勿れ

バスジャックの犯人は熊田改め犬堂ガロ、ガロ改めハヤ、オトヤの3人でした。

そしてガロの姉である「犬堂愛珠」を殺害した犯人は誰なのでしょうか?

犯人を探すためバスの中やリビングでいろんな質問をしていたと言うガロ、そして淡路を指差し「犯人は君かな」と問うとごめんなさいと繰り返しうずくまり、財布を盗んだと自白したが殺してはないと話します。

すると続けて柏も具合悪そうな愛珠が自分の服を掴んできたが、自分のことで手一杯で振り払ってしまったと謝りました。

露木も気にはなっていたが声もかけなかったと謝り、奈良崎、小林は見覚えがないというとまた誰がが嘘をついているのではないかとオトヤが言います。

そこでバスの運転手である煙草森へ久能が床に落ちた食べカスやゴミを拾ってゴミ箱に捨てるのかと思っていたがソファーの下に押し込みましたよね?と尋ねると煙草森は素直に肯定し、目に入ると気になるので見えないように片付けたと言うのです。

そんな煙草森に久能は「人を殺したのではなく片付けただけなのでは?」と尋ねると表情をかえず、「そうです、わかってもらえますか?」と言いました。

犯人が多すぎる・真犯人はバスの運転手煙草森だった!

苦悩の問いに表情ひとつ変えずに自白する煙草森

引用元:ミステリと言う勿れ

いつも終点で全員降りたか忘れ物はないかを確認するが、あの日はうっかりして持っていたお酒を飲んでしまったと煙草森は話はじめ、車庫に帰る途中急ブレーキをしたらゴンと物音がしたので振り返ると衝立でちょうど見えなかった愛珠が倒れていた、しかも死んでいたと言います。

確認を怠ったのもお酒を飲んだのもまずいと思った煙草森は、一旦草むらに隠してバスを車庫に戻し夜中に山に埋めに行ったと、埋めたらなくなる、見えなくなればOKです、と、しかし埋めてる途中で生き返りとにかく埋めなければと一生懸命押さえつけてやり遂げましたと話しました。

そして最後に押さえつけたときに伝わる身体の震えが気持ちよくて、またやろうと思い急ブレーキで昏倒させて同じことを繰り返したと自白。

自白の最中警察のひとりに電話が入り煙草森の部屋が全てゴミが隠されている汚部屋だと、そして遺体に残っていた指紋と煙草森の指紋が一致したと報告が入ります。

続きは本部でと言われた煙草森は一切抵抗せずついて行きました。

事件解決後のガロと整

ガロは愛珠の足取りを追ってバスと分かったときになぜ自分も探偵もバスの運転手を疑わなかったのか、バスを降りた後の続きがあると思ってしまったのかと話すと、久能は制服の人は盲点になりがちだと答えます。

ここでお互いに興味を持ち仲良く?なった2人は遊びに来てくれる?不起訴になったらね、と言葉を交わして別れるのでした。

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見つめ合う久能とガロ

バスジャックの真の目的と犯人が多すぎるのネタバレのまとめ

バスジャックから愛珠を殺した真犯人が分かるまで、この漫画にしてはわりと長編で伏線もたっぷりなのでとても読み応えがある回でした。

真犯人の煙草森は最初にちらっとうつるのみで途中まで全く登場しないので結構衝撃でしたしサイコパスすぎでしたね。

ガロと整の出会いの回でもあり人気がある話なのは納得!この回で「ミステリという勿れ」にハマったと言う方も多いのではないでしょうか?