鬼滅の刃のテーマとなっている青い彼岸花。
炭治郎達はあまり重要視していませんでしたが、鬼舞辻無惨が生涯をかけて探し求めていたのが青い彼岸花だったんです。
今回は、青い彼岸花は実在するのか、無惨が青い彼岸花を探し求めていた理由、青い彼岸花お手に入れるために無惨が取った行動について詳しく調べました。
青い彼岸花の本物は実在するのか
青い彼岸花は現実には存在しません。
青い彼岸花は鬼滅の刃の中にのみ登場する創作の花のことで、鬼舞辻無惨が生涯をかけて必死に探し求めていた花です。
鬼滅の刃では最後だけ青い彼岸花が登場すると思われがちですが、実はかなり早い段階で登場していたことが分かっています。
それが、下弦の伍累と戦っていた時に見えた炭治郎の走馬灯のシーンで、作品の中では最終巻で青い彼岸花を全て枯らしてしまった伊之助とアオイの子孫のエピソードが盛り込まれていて、鬼滅の刃の世界では青い彼岸花が存在すると確定しているようです。
鬼滅の刃に登場する青い彼岸花のシーン
このシーンでは、炭治郎と炭治郎の母親の葵枝(きえ)、禰豆子が一緒に青い彼岸花を目撃していました。
鬼滅の刃では沢山の伏線が貼られていますが見事にそれが回収されているので、伏線や伏線回収に何度でも読んだり観たり出来る素晴らしい作品ですね。
青い彼岸花の本物が現代に存在していた
過去の回想だけの話かと思われた青い彼岸花は、実は現代に存在していたことが分かります。
それが分かるのが単行本23巻。
実際に青い彼岸花があったこと、見つからない理由を詳しく見ていきましょう。
青い彼岸花が見つからない理由は咲いている時間帯にあった
青い彼岸花が咲いている時間帯は日中の数時間で、毎年咲くことがありませんでした。
咲いている時間も日中の数分から数時間で昼間出歩くことの出来ない鬼舞辻無惨は自分で探すことが出来ません。
咲いている時は彼岸花の姿ですが、閉じてしまうと大きめの土筆のような姿になってしまうので、見つけるのも難しかったようです。
そのせいで鬼舞辻無惨が見つけるのに相当苦労したとも言われています。
青い彼岸花の正体と見つけた人物が伊之助の子孫だった
青い彼岸花が現代になってどのような姿で咲いて、いつ頃咲いているのかなという詳しいことが分かったのは現代になってからの話でした。
しかも、その実態を調査したのがあの伊之助とアオイの子孫、嘴平青葉。
残念ながらせっかく育てた貴重な青い彼岸花は青葉の手によって枯らされてしまうのでした。
青い彼岸花が枯れてなくなってしまった理由
青い彼岸花は、土壌や水の管理が物凄く難しく、管理がとても大変だったんです。
そのため、青葉が調査の為にせっかく育てていたのに管理を失敗して枯らしてしまいました。
この時、種を残すことも出来なかったばかりか山に残っていた青い彼岸花も周りの花を採取した事で全て枯れてしまっていたんです。
このせいで、青い彼岸花はこの世から絶滅してしまったのでした。
青葉はこの後まだまだ未発見の成分も含まれていた青い彼岸花を枯らしてしまった事で世界中から避難されてしまい、公園で一人悲しく泣いているシーンが描かれています。
青い彼岸花の花言葉
花にはそれぞれ花言葉がありますが、青い彼岸花にもあったのでしょうか。
彼岸花の花言葉を調べてみると、
彼岸花(ヒガンバナ)の名は秋の彼岸頃、突然に花茎を伸ばして鮮やかな紅色の花が開花する事に由来する[6][7]。別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、という説も有る。
また、花の形が火のように見えることから家に持って帰ると火事になると言われていたことで、彼岸花には悪いイメージがつきやすくなっています。
実際には暗くて悪いイメージだけではなく花言葉には前向きなものも。
彼岸花の花言葉
彼岸花の花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「旅情」と全てがネガティブなものばかりではありませんでした。
燃えるような姿で花を咲かせるため、「情熱」という花言葉も。
残念ながら青い彼岸花自体は存在しないので「青い彼岸花」の花言葉はありませんでしたが、つけるとすると「冷静」といった花言葉がしっくりきそうですね。
青い彼岸花にぴったりの人物が存在していた
鬼滅の刃の中で「青い彼岸花は彼女なのではないか」と言われる人物が一人いて、それが、胡蝶しのぶ、カナエの継子である栗花落カナヲ(つゆりかなを)です。
カナヲが青い彼岸花ではないのかと噂されたのが、単行本第19巻、上限の弐である童磨との戦いでカナヲが起こした「彼岸朱眼(ひがんしゅがん)」で、彼岸花の彼岸がなぞらえられたこの攻撃でカナヲの存在自体が青い彼岸花なのではないかと言われるようになったようですね。
鬼舞辻無惨が青い彼岸花を探し求めていた理由
鬼舞辻無惨が血眼になって探していた青い彼岸花。なぜそこまでして無惨は青い彼岸花にこだわったのでしょうか。
その理由は、無惨が人間の時に無惨を治療していた医者の存在にあります。
無惨は人間の時はとても体が弱く、胎児の時から何度も心臓が止まり生まれた時も産声を上げなかったと言われており、荼毘に付されるその瞬間に必死にもがいて何とかこの世に生を受けたという程の病弱な一生を送っていました。
無惨を治療していた医者が作った薬
青い彼岸花は無惨を治療するために医者が調合した薬の原材料でした。
その薬を服用したことで無惨は鬼となりましたが、思うように治療が進まないことに怒った無惨は突発的に医者を殺してしまいます。
そのせいで、太陽だけは克服出来ず青い彼岸花のありかも薬の調合方法も、なぜ無惨が青い彼岸花で鬼になったのかも分からないままになってしまい無惨の短絡的な行動が起こした自業自得の出来事ですが、何か一つでも違っていたら運命も変わっていたのかもしれません。
青い彼岸花を見つけるために無惨がしたこと
青い彼岸花を見つけるために無惨が取った行動は、
- 鬼を増やす
- 邪魔をする鬼狩りを倒す為に強い鬼を作る
- 日の呼吸の竈門家を滅亡させる為に竈門家を襲撃した
- 禰豆子を鬼にして太陽を克服する鬼を作ろうとした
この4つと言われています。
結果的に無惨がやろうとした全ての事は達成することが出来ましたが、今回も無惨の短絡的な行動により、青い彼岸花の謎が解けないままとなってしまいました。
それが、竈門家を襲撃し葵枝を殺してしまったことです。
青い彼岸花を見ていた葵枝、炭治郎、禰豆子のうち記憶がはっきりと残っているのは葵枝だけでした。
青い彼岸花の場所は頼壱の妻うたが埋葬されている場所だったのですが、この時にいきなり全員を殺すのではなく、葵枝に青い彼岸花のことを聞けば全て丸く収まったはず。
ただ葵枝に青い彼岸花のことを素直に聞いても答えてくれる確証はないので、ここは推測しかできません。
鬼舞辻無惨が人間に擬態していた理由は青い彼岸花にあった
鬼滅の刃では鬼舞辻無惨が3種類に人間に擬態している様子が観られますが、それも青い彼岸花を探すためにしていたことが分かっています。
- 子ども
- 芸妓の女性
- 男性
この3種の人間に擬態していた理由を紹介していきますね。
子どもに擬態していた理由
太陽を克服する薬を作る場所の確保として、金持ちの家の息子として擬態していました。
ここでは利発そうな息子を演じ、薬を作る為の医学的な力を付けるためだったと考えられています。
芸妓の女性に擬態していた理由
ここでは、青い彼岸花の情報召集と日中に動ける人間の確保でした。
花街は夜がメインですが訪れる客は日中は別の所で活動しているため、そこでの情報召集はかなり重要となってきます。
男性に擬態していた理由
実業家として男性に擬態していたのは、芸妓では無理な部分の情報召集や資金の確保だったと言われています。
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薬を作るにもお金が必要なので実業家としての資金はとても重要だったんですね。
炭治郎の走馬灯に青い彼岸花が登場していた
単行本第5巻、下弦の伍累と炭治郎の戦いの途中炭治郎が走馬灯で青い彼岸花らしきものを見ていることは有名な話です。
この後、話の流れは炭治郎が初めてヒノカミ神楽が出来た!ことに持っていかれてしまうので走馬灯が薄れてしまいますが、実際に炭治郎が青い彼岸花を見たであろうことが分かる回想の一つ。
更に、単行本第17巻では善逸も死の淵を彷徨っている時に師匠の慈悟郎と対話している時に彼岸花を目撃していました。
まだ、アニメ化されていないシーンなのでカラーでの描写ではないことから善逸が見ているのが赤なのか青なのかは定かではないのですが、この後善逸は堂々と無惨戦も戦いきり無事に生き残ることが出来ます。
青い彼岸花の走馬灯を見たことのある人物、もしくは彼岸花に関わる人物。
それが青い彼岸花の能力を持つ人物なのではないかと考えられそうです。
青い彼岸花に関わる人物が炭治郎や善逸以外にも
実際に彼岸花を目撃したのは炭治郎だけではありませんでした。
炭治郎とその母親である葵枝が目撃した時、葵枝の背中におぶわれていたのは炭治郎の妹の禰豆子。
彼岸花の学名は「リコリス・ラディアータ」といい、一般的に「リコリス」といった場合マメ科の植物であるスペインカンゾウ(リコリス)を指すことがあるんです。
禰豆子の名前に含まれている「豆」とリコリスのマメ科。
これが無関係だとは思えないでしょう。
そう考えると青い彼岸花と密接に関係すると想像することの出来る禰豆子を無惨が最初に襲った理由も納得できそうですね。
青い彼岸花の本物は実在するのか?のまとめ
- 青い彼岸花は現実には存在しない
- 青い彼岸花を探すために鬼舞辻無惨は鬼を増やした
- 青い彼岸花の情報召集、資金調達のために鬼舞辻無惨は人間に擬態化していた
- 鬼舞辻無惨は青い彼岸花を手に入れることが出来なかった
最終的には鬼舞辻無惨は青い彼岸花を手に入れることは出来ませんでしたが、それまで何回も青い彼岸花を手に入れるチャンスはありました。
自分でそのチャンスを潰してきた無惨は炭治郎たちに滅ぼされて当然の生物だったのだと言わざる負えません。