鬼滅の刃に登場する元・十二鬼月 響凱(きょうがい)戦に登場した少年「正一(しょういち)」くん。
- 正一くんやてる子とは誰?
- 年齢や炭治郎たちとの活躍
兄を救うため妹と共に鬼が巣くう屋敷まで向かうのですが、今回はそんな勇気ある少年の正一くんとてる子を紹介します。
正一くんって誰?年齢は?
- 兄の清、妹のてる子の3人兄弟の次男
- 苗字は不明
- 3人合わせて「鼓屋敷の三兄妹(つづみやしきのさんきょうだい)」
- CV:市来光弘
兄が鬼によって連れ去られた時も助けようとする勇気と、善逸のヘタレにも置いていかない優しさを持つ人物。
兄の清(きよし)は「稀血(まれち)」と呼ばれる体質で、その肉体や血の栄養価が極めて高いため、体内に1人取り込むだけで50~100人分の人間を食べるのと同じだけの栄養を得られるとされるので、鬼を引き寄せ、食われやすいという運命を持っています。
この稀血は、風柱の不死川実弥も持っており、実弥は当初この血を武器に鬼と戦うという命を顧みない方法で鬼を倒していました。
正一くんの年齢は炭治郎(15歳)よりも幼く見えるため、善逸の予想では年齢一桁とのこと。
なので、正一くんの年齢は9歳~10歳といったところでしょうか。
てる子って誰?
- 長男の清、次男の正一の3人兄弟の長女
- 苗字は不明
- 3人合わせて「鼓屋敷の三兄妹(つづみやしきのさんきょうだい)」
- CV:岡咲美保
兄を救うべく恐怖に怯えながらも、兄の正一と共に人喰いの鬼が巣くう屋敷に向かう勇気のある子。幼いため戦闘面におけるサポートは出来なかったものの、自分にできる限りの手伝いをしながら炭治郎や善逸の支えに徹底しました。
鬼という化け物のもとに飛び込むという危険を承知で助けにいく様子から、とても兄弟仲がいいことが分かります。
てる子は正一よりも更に幼いので、てる子の年齢は小学校低学年ぐらいだと思われます。
正一の活躍
鬼滅の刃での正一の活躍を紹介します。
鬼に攫われた兄を妹と共に救出しに行く
夜道を3人で歩いていると、突然兄が鬼の響凱に連れ去られてしまいます。
響凱は、十二鬼月として実力を認められるも、だんだんと人間を食べることができなくなった為に、無惨に見限られ十二鬼月の称号をはく奪されてしまいました。
たくさんの人間を取り込むことができないのならば、質を重視することでもう一度十二鬼月に戻ろうと考えた響凱は、稀血を持つ清を攫ったのです。
鬼によって誘拐されてしまった兄を救うべく、妹のてる子と共に鬼の後を追いかけ、鬼が巣くっていると思われる不気味な館にまでたどり着くことができましたが、人喰いの化け物がこの中にいると思うと恐怖によって中に入ることができませんでした。
炭治郎と善逸との出会い
夜が明け、炭治郎と善逸は鬼が出たと報せを受け屋敷の前まで行くと、そこでうずくまっていた正一とてる子に出会い、2人は炭治郎たちに事情を話します。
炭治郎は兄を助けるべく屋敷の中に進もうとする一方で、恐怖から中に入ることをしぶる善逸。
屋敷に入る間際、箱に入っている禰豆子を「命より大切なもの」だと説明してこれを正一たちに守ってもらうと考えていましたが、箱の中の正体が分からない正一たちは揺れ動く箱に驚き、入れないと怖がっていた屋敷の中に炭治郎たちに付いていってしまいます。
鬼の登場と善逸の強さ
響凱の屋敷は鼓屋敷と呼ばれ、彼の血鬼術により体に埋め込まれた鼓を打つと空間ごと部屋が入れ替わる不可思議な構造になっていました。
響凱はこの屋敷の中に人を攫っては稀血の者だけを選別して食べようとしていましが、人の匂いを嗅ぎつけた他の鬼によって戦闘になり、この際に清を逃してしまいます。
どこかに隠れている清を探し出すため、屋敷の中を徘徊しながら空間を入れ替えていた影響で、正一と善逸はてる子と炭治郎と離ればなれになってしまいました。
部屋が入れ替わった際に正一と善逸の前には屋敷に忍び込んだ鬼がいて、2人を食べようと追いかけてきます。
正一は、食べられるかもしれないという恐怖におびえるも、隣で自分よりももっと泣きわめく善逸を見て、逆に冷静になりますが、自分よりも幼い正一を守ろうと善逸は逃げずに日輪刀を構えるも、恐怖が限界にまで達し失神、正一は善逸が意識不明となってしまった事で、食べらると身構えたその時でした。
善逸の雰囲気が一気に変わり、目の前の鬼も気づかぬほどの速さで霹靂一閃を繰り出し鬼の頸を討ち取ります。
鬼殺隊の最終選別を乗り越えた高い実力の持ち主である善逸ですが、生来の臆病さと気の弱さから自分の実力をまったく自覚しておらず、実力を発揮するときも意識を失ったときなので正気を取り戻しても一切覚えていません。
今回も例に漏れず、鬼を討ったことを覚えていないので、これを正一がやったことだと思い込んで「助けてくれてありがとう、そんなに強いなら早く言ってくれ」と涙塗れで彼にしがみつきます。
一部始終を見ていた正一にとって、この言動は理解の範疇を超えており、善逸について考えることを放棄したのでした。
屋敷からの脱出
その後、炭治郎が屋敷の主である響凱を倒したことで術は解かれ、脱出することに成功しましたが、先に潜入していた嘴平伊之助(はしびら いのすけ)の優れた感覚で、箱の中に鬼がいることに気づき攻撃をしようとし、それを善逸が必死に守ります。
善逸も箱の中にいるのが鬼であることは分かっていましたが、炭治郎が「命より大切なもの」だと言っていたことを思い出し体を挺して守りました。
遅れて脱出した炭治郎がボコボコに殴っている伊之介を見て激昂し、取り押さえようと殴り合いとなり、最終的に炭治郎の石頭による頭突きで失神し乱闘は終息します。
正一は再会した清とてる子と抱き合い、お互いの無事を喜びました。
かまぼこ隊の大喧嘩と清・正一・てる子との別れ
炭治郎たちは、屋敷の中にいた方の遺体を回収しながら一人一人にお墓をつくり埋葬、清、てる子、善逸と共に正一も協力。
全ての方を埋葬したあと炭治郎たちは3人を送り届け、麓近くまで降りた時に、清の稀血を隠すための薬を受け取り、あとは自分たちだけで家に帰れると、炭治郎たちにお礼を言って別れます。
善逸は未だに正一のことを「鬼を倒せるほどの実力者」だと思い込んでいたようで、これからも守って貰おうと必死に引き留めようと彼にしがみつき、あたりを騒然とさせました。
正一くんとてる子の年齢と善逸との逸話のまとめ
- 兄思いの優しい次男で、家族を大切にする
- 善逸のヘタレ具合にも優しく対応する
- 善逸の予想では、正一自身はまだ年齢一桁
響凱戦に登場した正一くんですが、あまり印象に残っていない方も多いのではないでしょうか。
善逸との掛け合いがシュールな正一くんでしたが、幼いながらにしっかりとした兄妹です。
戦闘面での活躍はありませんでしたが、戦いの邪魔にならないようにサポートをしていました。