【進撃の巨人】エレンとミカサは結婚するのか?今後の関係性はどうなる?

漫画進撃の巨人の主人公であるエレンとヒロインのミカサ。二人はどういう関係性なのでしょうか。

今回は、

  • エレンとミカサの出会い
  • エレンとミカサは恋心を抱いているのか
  • エレンとミカサは結婚する可能性はあるのか
  • 今後どういう関係性になっていくのか

など、進撃の巨人においてエレンとミカサの関係性や結婚の有無について調べました。

エレンとミカサの出会いから関係性を探る

進撃の巨人において数々の功績を残してきたエレンとミカサ。

人物紹介

まずは2人のプロフィールから。

エレン・イェーガー

  • 名前:エレン・イェーガー
  • 年齢:15歳
  • 誕生日:3月30日
  • 身長:170cm
  • 体重:63kg
  • 特徴:母を巨人に食われた経験から巨人を駆逐することを目標にして生きている。進撃の巨人を身に宿す。

ミカサ・アッカーマン

  • 名前:ミカサ・アッカーマン
  • 年齢:15歳
  • 誕生日:2月10日
  • 身長:170cm
  • 体重:68kg
  • 特徴:エレンを守り側にいることを最優先として生きる。驚異的な身体能力を持つ。

家族を惨殺されたミカサをエレンが助ける

ミカサは9歳の時、両親を殺され誘拐されます。

誘拐犯の狙いは珍しい東洋の血が入った人間(ミカサ)をさらって金持ちに売りさばくことで、当時子供だったミカサは手も足も出ません。

そこへ誘拐されたミカサの元へ子供の頃のエレンが現れます。

子供だと油断した誘拐犯の隙をついて武器で攻撃し2名を殺害。

3人目の誘拐犯に殺されかけるエレンですが、ミカサに「戦え‼」「戦わなければ勝てない」と伝えます。この時ミカサはアッカーマン家の血の力に目覚め、驚異的な身体能力を発揮できるようになりました。

最後の誘拐犯はミカサによって背後から心臓を一突きにされます。

【完結済み】進撃の巨人
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第35回講談社漫画賞。シリーズ累計1億部突破!2013年アニメ化、2015年実写映画化。2009年「別冊少年マガジン」で連載を開始し、2021年完結

エレンがミカサにマフラーを巻いてあげて家族になる

事件後「私にはもう帰る所がない」と悲しげに告げるミカサにエレンは自分のマフラーを巻いてあげます。

そしてエレンはミカサを家に招き、ミカサは新しい家族の一員になったのでした。

エレンが巻いてくれたマフラーはミカサにとって大事なもの=エレンとの絆の証となり、今後彼女はずっと身に着けているようになります。

エレンとミカサの関係性が分かるエピソード

事件を経て新しい家族となったエレンとミカサですが、2人はお互いのことをどう思っているのでしょうか。

ミカサのエレンへの気持ち

訓練兵時代に上官であるイアンにエレンのことを恋人と問われたことに対し、咄嗟に家族ですと答えるミカサでしたが、その表情には照れと困惑が見られます。

このことからエレンのことを家族と言いつつも、恋の対象として意識している可能性に気づいた人も多いでしょう。

エレンがライナー達連れ去られた時は大事なマフラーに顔を埋め涙ながらミカサは「私はただそばにいるだけでいいのに」と発言。これは両親を惨殺された彼女にとって、エレンを失う=最後の家族を失うことになるので、恋人としてなのか家族としてなのかは置いておいても、ミカサにとってエレンはかけがえのない存在であることは間違いありません。

またヒストリアとエレンが打ち解けて話している最中にミカサはジトっとした視線を向けるなど、明らかに強烈に嫉妬している表情ですが、恋する相手を取られるからなのか家族を取られるからなのかは曖昧なところです。

エレンは15歳時に恋心や人の気持ちについて鈍い人物であると描かれていたので、ミカサの気持ちが報われるのはまだ先のようです。

このようにミカサはエレンについて、

  • かけがえのない家族と思っている
  • 強く執着・依存している
  • 恋の可能性はあるけれど明確な言動はない

家族であることに変わりはないが、少なくとも異性としてかなり意識しているのは間違いありません

エレンにとってミカサとは

エレンは自分より身体能力や立体起動操作で勝るミカサに対してコンプレックスを持っている様子が描かれます。

また、仲間と喧嘩した時など何かと自分の世話を焼いてくるミカサを煙たがることあるなど、この時のエレンにとってミカサは口うるさい家族(母や女きょうだい)という存在だったように見えます。

エレンからミカサへの気持ちが強く見られたのは原作12巻。

ミカサが怪我をし、エレンも体の修復が間に合わず巨人化できない状態で敵の巨人に食われそうになった時、もうすぐ死ぬ絶体絶命の状況でミカサがエレンに伝えたかったことは、

  • 私と一緒にいてくれてありがとう
  • 私に生き方を教えてくれてありがとう
  • 私にマフラーを巻いてくれてありがとう

という感謝の数々。

マフラー=エレンとの絆の証であり、それが自分にとって生きる意味であったと感謝を言葉にするミカサ。

エレンは立ち上がり、「そんなもん何度でも巻いてやる」

「これからもずっとオレが何度でも」

エレンによるミカサとの繋がりを肯定する言葉です。

家族としてなのか恋人としてなのかは分かりませんが、生きて2人でこれからも一緒にいるという強い約束をエレンがしてくれたシーンになります。

このようにエレンはミカサについて、

  • 口うるさい家族のような存在だけど
  • これからもずっと一緒にいる相手

基本的に家族であってそれ以上の関係にとは今のところ想ってはいないようです。

成長と共にエレンの感情にも変化が表れる

15歳だったエレンが19歳になった時、今までのエレンにはなかった言動が描写されます。

恋心を察するようになったエレン

15歳の時のエレンは人の気持ち(特に恋心)に関して鈍い人物として描かれます。

例えばヒッチがマルロのことを気にかけて心配していることにサシャやコニーは気付いていますが、エレンは全く気付いていない様子で、これにはさすがのミカサも冷ややかな表情でエレンを見つめています。

しかし、19歳になったエレンはファルコの様子を見て、ファルコが戦士になろうとしているのは好きな女の子を守りたいからだと察しています。

この4年間でエレンの恋愛センサーはかなり発達したと言えるでしょう。

このことからミカサから自分に向けられる気持ちにも気付けるようになっている可能性があります。

エレンがミカサに「オレはお前の何だ?」と問いかける

エレン達が壁外へ初めて調査に来た時、エレンはミカサに問いかけます。

ミカサが自分を気にかけるのはどうしてなのか。

「オレは…お前の何だ?」真剣な表情で問いかけるエレン。

唐突にエレンから自分の気持ちを尋ねられたミカサは動揺を隠せません。

過去でもミカサはエレンについて「家族です」と言及することがありましたが、それが夫婦(恋人の延長)という意味なのか、きょうだいという意味なのかは曖昧にしたままでした。

この時も咄嗟にミカサは「あなたは家族」と曖昧な答えを返しますが、ただ、ミカサのこの表情からは、本心はエレンのことが好きだけど恥ずかしくて家族と言ってしまったという気持ちが感じられます。

その夜の宴会後、お酒を飲んで寝こけてしまった104期生達の中、エレンの隣で嬉しそうに眠るミカサは自分は曖昧な答えを返してしまったけれど、初めてエレンが真剣に自分達の関係性を考えてくれたことに満足しているようです。

過去のエレンではあり得ない言動に驚いた読者も少なくないでしょう。

エレンとジークがミカサについて会話

弟の恋バナを聞いて嬉しそうにしているジークからもただエレンのことが好きなだけ、と言われ今後エレンはミカサにどう接するつもりなのか期待が高まるところですが、エレンは驚きの行動に出ます。

エレンはミカサに「お前がずっと嫌いだった」と嘘を告げる

ミカサが自分に好意を抱く理由をアッカーマンの習性だと嘘をつくエレンに対し、それを信じたミカサはショックを受けます。

そして、エレンはミカサに「お前がずっと嫌いだった」冷たく告げたのですが、どうしてエレンはあえてミカサを傷つけ、突き放す言動をしたのでしょうか?

エレンの本当の気持ちは?

巨人を継承した人間は寿命が定められ、エレンが生きていられる時間はあと4年程度しか残されていません。

「オレが死んだ後も幸せに生きていけるように」

エレンは自分だけが世界を滅ぼす悪魔になり、自分が死んだ後もミカサ達仲間が幸せに生きていけるように(壁の外の世界から攻撃されないように)、あえて嘘をつき彼女らに嫌われる言動を取っていたのでした。

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進撃の巨人の表紙

現在のエレンとミカサの対立構図

かつては壁内人類を守るために共に戦ってきた仲間でしたが、現在のエレンとミカサ達は目的が真逆になってしまいました。

エレンVSミカサ・アルミン達という展開

  • エレンの目的=ミカサやアルミン達がいる壁内人類を守るため、外の世界の人類を滅ぼしたい
  • ミカサ・アルミン達の目的=エレンにこれ以上虐殺をしてほしくない、エレンを止めたい

相反する目的を持つために対立することになったエレンとミカサ。

原作33巻の表紙絵は正にこの対立構造が表現されています。

エレンを止めるために殺すことも考慮に入れているアルミン・リヴァイ達は、エレン(進撃の巨人)に対し戦闘の構えをとっていますが、ミカサは構えることもできず茫然とエレンを見つめているようです。

エレンを止めたい、エレンを殺したくない、でも自分の言葉は届かない。ミカサの辛い心情が表れていますね。

ここまで対立が深まっていては、エレンとミカサが単純に結婚してハッピーエンドということにはならなそうです。

エレンとミカサの絆=マフラーの行方

ところで、エレンとミカサの絆の証であるマフラーは今どこにあるのでしょうか。

今まで肌身離さず持っていたマフラーでしたが、エレンに「嫌いだった」と言われた後、ミカサは自らマフラーを置いて行く決意をします。

そのマフラーはミカサに憧れる少女・ルイーゼの元にあり、ルイーゼからマフラーを取り戻したミカサですが、その後再度マフラーを身に着けている様子はありません。

この描写から、ミカサは今までの「家族」「執着」「依存」というエレンとの関係性を考え直し、自立した新たな答えを見つけるという展開が予想されます。

その答えは、「エレンに恋心を告白する」なのか「エレンを殺す」なのか…または全く別のものかもしれません。

現在進撃の巨人(エレン)の首には、車力の巨人(ピーク)によって爆弾が巻かれていて、まだ起爆スイッチは押されていませんが、エレンによってマフラーを巻かれて命を救われたミカサが、今度はエレンの首を爆弾で吹っ飛ばす可能性もあります。

何とも痛々しい展開ですが、進撃の巨人ならあり得そうなのが恐ろしいですね。

まとめ

2人の関係性について見てみると恋人とか結婚なんて話をしている場合ではなく、

  • 二人の出会いは、エレンがミカサの命を救ってマフラーを巻いてあげたというものだった
  • エレンとミカサは恋心を抱いている可能性はあるが、明言はされていない
  • エレンとミカサは現在対立していて、結婚してハッピーエンドにはならなそう
  • ミカサがエレンに気持ちを伝えるか、殺すという展開になる可能性も

エレンとミカサの戦いはどうなってしまうのか。ミカサはエレンを止めることができるのか。最終回に向けて怒涛の展開が押し寄せている進撃の巨人を今後も追いかけていきましょう。

【完結済み】進撃の巨人
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第35回講談社漫画賞。シリーズ累計1億部突破!2013年アニメ化、2015年実写映画化。2009年「別冊少年マガジン」で連載を開始し、2021年完結