別冊『別冊少年マガジン』(講談社)で連載中の人気漫画『進撃の巨人』について、最初は未知だった巨人の正体ですが、物語が進むにつれ、一部の人が巨人になれることが判明しました。
アニメもThe Final Seasonに突入したので、今回は巨人になれる人物を総まとめします。
進撃の巨人の巨人一覧
巨人の種類を一覧で紹介
巨人の種類 | 能力など |
始祖の巨人 | 他の8つの(知性)巨人を含めた全ての巨人を統率できる力を持つ。
しかし、その力は継承者自身が王家の血筋でなければ発揮できない。 |
超大型巨人 | 作中で最初に登場。約60mもの体の大きさは、それまで人類を守ってきた壁をも超える。面積を活かし上空から落下して広範囲を潰すほか、超高熱の熱蒸気を発生させることができる。 |
鎧(よろい)の巨人 | 硬質化の能力により、全身を鎧状の皮膚で覆われた巨人。
並の砲弾を受け付けず盾となり、攻撃面では体当たりで壁の扉を破壊する。 |
進撃の巨人 | いかなる時も自由を求めて進み、自由のために戦ったとされる巨人。体を硬質化させて攻撃でき、未来の継承者の記憶を見ることができる。 |
女型の巨人 | 女性の姿をした巨人。高い機動力と持続力を持ち、拳や脛(すね)など一部分を硬質化する能力に特化している。 |
獣の巨人 | 全身が獣のような体毛で覆われた巨人。特徴的な長い腕を駆使し、物体を投げて遠隔攻撃する技術に加え、無垢の巨人を操れる。 |
車力の巨人 | 四足歩行型の巨人。他の巨人に比べ巨人化を長期間維持でき、任務に合わせて装備を変え、偵察から戦闘まで幅広く活躍する。 |
顎(あぎと)の巨人 | 強い顎と爪を持つ巨人。体格は小さいが高い機動力を持ち、硬質化したものも含めあらゆるものを破壊できる。 |
戦槌(せんつい)の巨人 | 一見すると大槌を持った巨人に見えるが、本質は硬質化によって巨人体と武器ごと形成し、様々な形に変えて攻撃できる。 |
巨人になれる人一覧
ここからは実際に巨人に慣れる人物の名前と、巨人になるまでの経緯やその後の様子などをご紹介します。
エレン・イェーガー:始祖の巨人、進撃の巨人、戦槌の巨人
物語の主人公であるエレン・イェーガーは、
- 始祖の巨人
- 進撃の巨人
- 戦槌の巨人
の能力を有しています。
始祖の巨人は壁内人類の王家であるエルディア家が保有してましたが、進撃の巨人であるエレンの父親グリシャが当時継承者であったエルディア家フリーダを捕食して奪い、さらに巨人化したエレンに自らを捕食させることで、エレンが進撃の巨人と始祖の巨人の両方の継承者となりました。
戦槌の巨人はタイバー家という一族が代々継承し当主ヴィリー・タイバーの妹が継承者でしたが、エレンと戦闘を行い最終的にエレンが、顎(あぎと)の巨人の力を利用して継承。
エレンは戦槌の巨人の能力を得られたことで、地下に幽閉されても何時でも脱出できるようになりました。
アルミン・アルレルト:超大型巨人
エレンの親友であるアルミン・アルレルトは、超大型巨人になることができます。
超大型巨人はかつてベルトルト・フーバーが所有してましたが、アルミンの捨て身の策によって倒されました。
結果として瀕死状態となったアルミンですが、エレンたっての望みもあり薬で巨人化したアルミンがベルトルトを捕食し、能力の継承と共に復活を果たすことに。
マーレ強襲の際にも港の軍艦を一掃する活躍を見せるなど物語のキーマンです。
ライナー・ブラウン:鎧の巨人
ライナー・ブラウンは、鎧の巨人になることができます。
マーレの戦士候補生として上位成績となり、紆余曲折あって鎧の巨人の能力を継承し、全身を硬質化する能力で鎧状の皮膚で覆われ並の砲弾を受け付けず、攻撃面では体当たりで壁の扉を破壊するなど壁内人類を大きく苦しめました。
壁内から脱出後、己の判断ミスと罪悪感にひどく苛まれるようになりましたが、29巻で精神的に復活し、再びエレンに戦いを挑んでいます。
アニ・レオンハート:女型の巨人
アニ・レオンハートは、女型の巨人になることができ、ライナーと同じく戦士候補生の上位性として女型の巨人を継承しました。
女性の姿をして高い機動力と持続力を持ち、拳や脛(すね)など一部分を硬質化する能力に特化しています。
戦闘で拘束された際、無知性の巨人を呼び寄せ一度は逃亡しましたが最終的に壁内人類に身柄を捕獲。
しかし、直前に全身を硬質化することで自分を守って長い眠りについていましたが、31巻で硬質化が溶けて復活しました。
ジーク・イェーガー:獣の巨人
エレンと腹違いの兄であるジーク・イェーガーは、獣の巨人になることができます。
前任者トム・クサヴァーから獣の巨人を継承しました。
全身が獣のような体毛で覆われ、特徴的な長い腕で物を投げて遠隔攻撃する技術に加え、自身が王家の血を引くことから無垢の巨人をも操れます。
当初は壁内人類の敵として登場しましたが、真の目的は始祖の巨人の力を手に入れて巨人の存在自体を終わらせることでした。
ピーク・フィンガー:車力の巨人
ピーク・フィンガーは、車力の巨人になることができます。
ピークはマーレの戦士であり、順番としてジークの次に車力の巨人を継承しました。
四足歩行型で他の巨人に比べて巨人化を長期間維持でき、任務に合わせて装備を変えて偵察から戦闘まで幅広く活躍。
やる気がない言動が目立ちますが、判断力に長けています。
ファルコ・グライス:顎の巨人
ファルコ・グライスは、顎の巨人になることができます。
顎の巨人の継承者は、作中では当初ライナーとともに壁内へ向かったマルセル・ガリアードでしたが、無垢の巨人と化していたユミルに壁外で捕食されて継承されました。
ユミルはその後ライナーともにマーレへ行き、マルセル・ガリアードの弟であるポルコ・ガリアードに捕食・継承。
さらに30巻で戦闘によって回復能力をも使い果たしたポルコは、ライナーを助けるためにジークによって巨人化されたファルコ・グライスに自らを差し出し、ファルコ・グライスが顎の巨人の継承者となりました。
31巻時点では継承されて間もないため巨人化していませんが、何らかの形で活躍することは間違いないでしょう。
代々の継承者の共通点として、体格は小さいですが高い機動力を持ち、強い顎と爪で硬質化したものも含めあらゆるものを破壊できます。
まとめ
以上の9つの巨人をまとめると、巨人になれる人物は以下になります。
- エレン・イェーガー→始祖の巨人、進撃の巨人、戦槌の巨人
- アルミン・アルレルト→超大型巨人
- ライナー・ブラウン→鎧の巨人
- アニ・レオンハート→女型の巨人
- ジーク・イェーガー→獣の巨人
- ピーク・フィンガー→車力の巨人
- ファルコ・グライス→顎の巨人
現時点ではエレン・イェーガーにかたり偏ってますね。
しかも31巻でエレンは王家の血を引くジークと接触することにより始祖の力も手に入れ、禍々しい姿へと変貌を遂げました。これから世界は、エレンの思うとおりに地ならし=崩壊へと進むのか、とても楽しみです。