【鋼の錬金術師】エンヴィーの最後はどうなった?性別不明のホムンクルスの正体

ホムンクルスの中でも狡猾で相手の神経を逆撫ですることに特化し、えげつない手段に辛酸をなめさせられてきた厄介な相手のエンヴィーですが、最後はどうなったのか、変身を解いた正体はどんな姿なのか、

  • エンヴィーのプロフィール
  • エンヴィーの正体と強さ
  • エンヴィーが作り出した因縁の数々
  • エンヴィーの最期

上記エンヴィーの情報と共に紹介していきたいと思います。

嫉妬のホムンクルスのエンヴィーの正体

普段のエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 2巻

まずはエンヴィーのプロフィールから見ていきましょう。

エンヴィーのプロフィール

  • 名前:エンヴィー
  • 七つの大罪:嫉妬
  • ウロボロスの刺青:左大腿部
  • 能力:変身
  • 身長:不明
  • 性別:不明
  • 生まれた順番:4番目
  • 声優:高山みなみ

変身能力を有するエンヴィーは、普段は若く美しい中性的な外見の人間の姿を模していることから性別は不明のままであり、お父様から切り離されたのが200年前とされているので年齢は200歳以上と推察されます。

お父様から切り離した七つの大罪の内嫉妬を司るホムンクルスで、人間をコケにして見下す発言が多くホムンクルスの中では群を抜いたえげつなさだと評価されていました。

エンヴィーの正体と変身能力

正体を見せるエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 13巻

エドワード達の策略に嵌まったエンヴィーは、狂暴化したグラトニーによってエドワードとリンと三人一緒に腹の中へ飲み込まれます。

グラトニーの腹の中は誰も出入りの出来ない疑似的な真理の扉であり、脱出口がなく野垂れ死ぬ他ない状況だと悟るエンヴィーは、エドワード達に「どうせここで死ぬんだ」と半ば自暴自棄もあるのか冥途の土産に真の姿を披露したのです。

象よりも巨大で深緑の蜥蜴のような姿、身体中には無数の人間の腕が生え人面疽が疎らに浮かんでいるのが特徴で、その形の全てはエンヴィーの中に取り込まれた魂の成れの果てであり「体がほしい」「たすけて」等の言葉を囁いてエドワードを精神的に追い詰めました。

軍部の人間や動物に変身

現存する登場人物に変身する事で諜報活動や相手の油断を誘うことを得意としおり、作中でも至るころで別人に成りすましてはエドワードの監視やマスタングに探りを入れるなど暗躍しています。

ホムンクルスの中でも底知れない生命力

本体だけとなったエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 20巻

他のホムンクルス同様に内服する魂の数には限度があり、作中でもストックが尽きるまで何度も倒されているエンヴィーでしたが、魂を一つ分にまで消耗させられた際には、巨大な蜥蜴の姿から一転し、手のひらサイズの小さな生物に変わり果て、余力が無くなるほど弱ってしまいます。

しかし、他の生命体に寄生することで相手の体を乗っ取り再び復活を遂げてしまうのがエンヴィーの厄介さであり、ホムンクルスの中でもしぶとく生き残っていました。

エンヴィーが作り出した因縁と歴史

自分がしたことを語るエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 23巻

特異な変身能力を利用して、エンヴィーは昔からアメストリスの国を裏側から引っ掻き回してきました。

イシュヴァール殲滅戦の発端

イシュヴァールでエンヴィーが殺した子供

引用元:鋼の錬金術師 2巻

イシュヴァール人を迫害し数々の内乱の元凶となった将校が何の罪もない子供を射殺した事件の張本人であり、変身した将校はイシュヴァールへの軍事介入に反対する穏健派でしたが、この事件がきっかけで心当たりのない罪を軍法会議にかけられ処刑されます。

またホムンクルスの目的の一つにイシュヴァール人を生け贄に賢者の石の精製もあり、エンヴィーの行動は大虐殺の人体実験へと繋がっていたのです。

ウィンリィの両親を殺害したスカーを生み出す

エンヴィーが引き起こしたイシュヴァール殲滅により復讐にとりつかれたスカーは錯乱して、イシュヴァールで負傷者手当てをしていた医者のロックベル夫妻を殺害し、ウィンリィが両親を失うきっかけとスカーという大量殺人犯を作る元凶となりました。

リオールの暴動

コーネロに化けるエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 1巻

エルリック兄弟の手柄によりコーネロのペテンが露見されリオールの町は一時でも救われたのですが、ホムンクルスの介入によりコーネロ殺害後はエンヴィーが成り代わって暴動を煽り、その結果ホムンクルス側の息のかかる中央軍がでしゃばり東部軍は追い払われ、リオールの町の暴動は悪化を辿る運命になりました。

ヒューズの殺害とマスタングとの因縁

エンヴィーに殺害されたヒューズ

引用元:鋼の錬金術師 4巻

中央司令部勤務のヒューズは、エルリック兄弟の為に賢者の石についての情報を調べていましたが、幾分か頭の回転が早い事が災いしホムンクルス側の陰謀にいち早く感づいたためにラストから襲撃を受けます。

ラストを退けて事態をマスタングに知らせるべく盗聴の心配の薄い公衆電話を利用しますが、その背後からマリア・ロスに変身したエンヴィーが現れて銃を構えました。

しかしロスが偽物だと察知したヒューズは隠し持っていたナイフで反撃を試みるものの、一瞬で妻に変身したエンヴィーを前にして怯んで動けず手が出せず、エンヴィーは嘲笑いながら容赦なく射殺

またヒューズの死がマスタングの心に影を落とし、不眠不休でヒューズ殺害の犯人の捜索に当たり身を粉にするのでした。

エンヴィーは最後に自分を理解された事に涙を流し、自死を選んだ

地下に落ちたエンヴィーと邂逅

引用元:鋼の錬金術師 23巻

原作23巻、約束の日当日の中央司令部の地下で、エドワード一行の頭上からメイと共にエンヴィーが瓦礫と一緒に落ちてきた事により、否応なく戦闘が始まります。

マスタングとの対決

自供するエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 23巻

同行していたマスタングの尋問によってエンヴィーは「おめでとう、マスタング大佐。やっとたどり着いたって訳だ」と不敵に笑みをこぼし、こんな軽薄で戦略性のない相手にヒューズがやられるとは思えずマスタングは疑念を抱きますが、エンヴィーはヒューズの妻グレイシアに顔を変えて、

変身して煽るエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 23巻

バカってのはさぁ

こういうテに引っ掛かるヒューズみたいな奴の事を言うんだよォ!!!

引用元:鋼の錬金術師 23巻

と、マスタングの前で嘲笑します。

顔色の変わったマスタングを眼前にヒューズを始末した際彼の絶望の表情を嬉々として吐き捨てますが、マスタングは鬼の形相で睥睨して「もう喋らなくていいぞエンヴィー、まずその舌の根から焼き尽くしてやろう」とエンヴィーの発言を制止しました。

焔の錬金術師に惨敗

マスタングに焼かれるエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 23巻

左右の手で最大火力と最小火力を使い分けるマスタングの戦略にエンヴィーは防戦一方を強いられてしまいますが、ヒューズに変身して相手の動揺を誘おうと考えマスタングの前に現れるものの、その戦略は逆効果であり、ヒューズは既に死んだと怒りを露わにしたマスタングが更に激昂し、エンヴィーに焔を打ち込むのでした。

次にエンヴィーは標的をマスタングに同行するホークアイ中尉に切り換えて、マスタングに変身してしますが、これもいとも簡単に正体を見破られてしまい銃弾の雨を浴びることになりました。

そこにマスタングが合流したことで圧倒的焔の攻撃力に手も足も出ず、そのまま賢者の石が尽きる寸前まで何度も焼き殺されます。

エンヴィーの最後はかわいそう

涙を流すエンヴィー

引用元:鋼の錬金術師 23巻

再び小さな生物となり無力となったエンヴィーは地面に這い蹲っている所をマスタングに足踏みにされ「エンヴィーとは嫉妬という意味か、なるほど嫉妬とは醜いものだ」と吐き捨て、とどめをさそうとします。

しかし、その場にいたホークアイ、エドワード、スカーによって阻止されたマスタングは、彼等にエンヴィーを渡すよう要求しますが、彼等に説教され本質を質された事によりエンヴィーの始末をなくなく断念しました。

その様子に苛立つエンヴィーは、彼等の主張は綺麗事を並べた人間ごっこだと嘲り、人間とは本能のままにやりたいこをして生きる存在だと持論を展開。

マスタングにはスカーはお前の命を狙っていた事を、エドワードには幼馴染の両親とニーナとアレキサンダーを殺したスカーの事を、イシュヴァール戦ではホークアイがスカーの同胞を撃ち殺した事を語り、もっと憎み殺しあうよう焚き付けます。

エンヴィーの扇動に耳を貸さない彼等を前にして「なんでだ!」と叫んだ後、エドワードが「お前、人間に嫉妬してるんだ」と口にした事でエンヴィーは目を見開いたまま直立不動し、

ホムンクルスよりずっと弱い存在のはずなのに

叩かれても へこたれても 道をはずれても

倒れそうになっても綺麗事だとわかってても

何度でも立ち向かう 周りが立ち上がらせてくれる

そんな人間がお前はうらやましいんだ

引用元:鋼の錬金術師 23巻 エドワードの台詞

エドワードの言葉にエンヴィーは地面に飛び降りると弱弱しく屈辱だよと声をこぼして、既に死にそうに息を乱したまま口の中にある賢者の石の核を引き出します。

あんたらニンゲンに… クソみたいな存在にいいようにやられて…

しかもよりによってそのクソの中でも更にクソみたいな…

こんなガキに理解されるなんて…っ!!!

屈辱の極みだよ…

引用元:鋼の錬金術師 23巻 エンヴィーの台詞

最後に自分を理解されてしまったせいなのか涙を流したエンヴィーの言葉を聞いてエドワードは眉を下げて見ていましたが、「その綺麗事がどこまで通じるか、せいぜいがんばる事だね」と吐いた後に自身の賢者の石を握り潰し、「バイバイ、エドワード・エルリック…………」と最後の言葉を残してエンヴィーは灰となって消滅するのでした。

エンヴィーの最後と性別のまとめ

数々の因縁の元凶を作り出したきたエンヴィーでしたが、原作23巻、中央司令部の地下施設でマスタングに大敗した結果、自死を選びました。

エンヴィーについては、エドワードによると、何度でも立ち上がるような人間を羨ましく思っていたと表現されており、その言葉を否定せず理解されたと泣いている事から人間に憧れていた事は確定だと考えられます。

その為、人間に嫉妬をしていたことも認めており、最後に自死を選択するなど若干のやるせなさを残したりと、かわいそうな存在でした。

しかし、エンヴィーのやった事は正当化できない惨劇ばかりであり、到底許される行いではないですが、嫉妬のホムンクルスとして醜い姿で生まれたエンヴィーに周囲は腫物扱いするばかりで性格が歪んだのかもしれません。

早期にエドワードのような理解者が現れていれば違った結末を迎えられたのかと思います。