【葬送のフリーレン】メトーデはやばい女?再登場と仲間になれなかった理由

メトーデは一級魔法使い選抜試験で登場した女性で、拘束魔法を得意とする魔法使いです。

今回は、メトーデとはどのような人物なのか、そして選抜試験での活躍と強さ再登場について紹介していきたいと思います。

メトーデの階級と初登場

メトーデは魔法都市オイサーストで開催された一級魔法使い選抜試験に登場した魔法使いの女性です。

初登場は単行本5巻第40話「鳥を捕まえる魔法」のほんの一コマであり、第45話「水を操る魔法」では他パーティーを下している一コマが、そして第46話「もっと美味しい味」で漸く第1パーティー所属で名前がメトーデと判明しました。

本作のキャラデザにおいては成人男性とさほど変わらない背丈と金髪長髪美人に美脚といったビジュアル的に力の入ったキャラクターです。

一級魔法使い選抜試験合格後は晴れて一級魔法使いに昇格しています。

メトーデはやばい女

メトーデは基本的な小さくて可愛い生き物が大好きなようで、本人は「小っちゃい子の頭を撫でるのが好き」と公言しています。

その対象は階級を飛び越えてゼーリエにも向けられており、選抜試験終了後ゼーリエの弟子となった後は本人に頼み込んで頭を撫でさせてもらっていますが、ゼーリエは凄く嫌な顔で撫でさせているそうです。

なお、ゼーリエはゲナウに告げ口したのか後にゲナウから「なでなでは一日十分までだ」と宣告されてしまい、メトーデは「そんな…」とショックを受けました。

また、ゼーリエに対しては初対面の頃から「小っちゃくて可愛い」と断言しており、似たような背丈のフリーレンに対してもゼーリエに負けないくらいに可愛らしいと直接伝えています。

北部高原ルーフェン地方でフリーレン一行と合流した際にはフリーレンの計らいでチームワークを高める事になると頭を撫でていいかと頼んでおり、メトーデの突然の切り出しに対して「私はメトーデよりずっとお姉さんなんだから、なでなでなんて許さないよ」と拒否するフリーレンでしたが、メトーデが魔導書を差し出すと二つ返事でなでなでを容認した為、メトーデはフリーレンを撫で回しました。

また、ダメもとで「少しだけぎゅーっとしてもいいですか?」と頼み込むと魔導書に熱中するフリーレンが好きにしていいと許可をだした途端「好きにしていいんですか!?」と大興奮の様子でぎゅーっと抱きしめています。

因みにフェルンの事も大好きなようで怒った顔が可愛いとも発言しており、エーデルにおいては「ひぃぃ…」と縮こまるのをお構いなしに頭を撫でた事から「メトーデとかいうやばい女がいるじゃろう」と恐れられているようです。

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葬送のフリーレンの表紙

しかし、レルネン曰くメトーデは一級魔法使いの中ではだいぶまともだと言われています。

リンクテキスト:メトーデが「やばい女」と言われた9巻を読んでみる

メトーデの魔法

メトーデ固有の魔法名は不明ですが拘束魔法の使い手と紹介されています。

その他にも精神操作魔法や魔力探知、聖典による回復魔法を修めている他、相手の魔法を分析して解除する術も身に着けている為、あらゆる分野に精通しているようです。

メトーデの一級魔法使い選抜試験の活躍

一次試験では第1パーティーに属しレンゲとトーンと共に他パーティーを下し通過しており、二次試験では協力して役割分担すれば十分に攻略出来ると提案したデンケンの言葉に便乗しデンケン、リヒター、ラオフェン、レンゲと共に零落の王墓に挑戦しています。

迷宮内では早々にレンゲがリタイアするものの、水鏡の悪魔が生み出した複製体と遭遇し撃破しますが、ボスが潜伏するであろう最深部の扉前にフリーレンの複製体が陣取っていた為、半日をフリーレンの複製体が陣取る部屋の一つ前で待機して過ごしました。

本物のフリーレンが到着すると事情を話し対策を練る事になり、拘束魔法と精神操作魔法に耐性があるというフリーレンの言葉を確かめるべく、メトーデはフリーレンを抱きしめて幾つかの魔法を試して耐性を確認します。

なお、抱きしめられたフリーレンが「いい匂い…」と呟くとフェルンがすかさずフリーレンを引き剥がすのでした。

ドゥンストが合流した際には聖典を使い簡単な回復魔法を施す他、更にラヴィーネとランネが合流するとフリーレンの複製体の相手はフリーレンとフェルンに一任し、メトーデの観測で残りの複製体の位置を割り出し味方を得意の相手に分散させて足止めを行っており、分散後は迷宮内で遭遇したヴィアベルのパーティーに事情を話して協力を取り付けています。

その後は一人でフェルンの複製体を足止めをしており、そのままフリーレンとフェルンがフリーレンの複製体を倒すまでの足止めに徹し見事二次試験を突破しました。

三次試験のゼーリエの面接では、初対面かつ大陸魔法協会創始者のゼーリエを眼前に控えながらも「小っちゃくて可愛い」と考えており、ゼーリエから一級魔法使い選抜試験の合格を言い渡され晴れて一級魔法使いになります。

選抜試験終了後はレンゲとトーンと共に馬車に揺られて魔法都市オイサーストを出立する姿が描かれていますが、メトーデ達が今後もパーティーを組んでいるのかは不明です。

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葬送のフリーレンの表紙

メトーデの再登場と仲間に入れなかった理由

メトーデが再び現れたのは原作8巻に描かれています。

メトーデの再登場は試験の翌年であり、数日前に死亡したゲナウの相方に代わり、ゼーリエ直々の討伐要請によりゲナウと二人一組で北部高原ルーフェン地方へと赴いていました。

そこはゲナウの故郷の村でしたが駐留していたノルム騎士団の要請が北部支部に届いた頃には既に魔族によって住民は全滅、メトーデとゲナウは村に残っていた魔族を討伐した後に唯一破壊されていない協会に死人を並べていると同じく要請を受けて馳せ参じてきたフリーレン一行と再会します。

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葬送のフリーレンの表紙

フリーレン一行合流後は、魔力の痕跡から村を襲撃した魔族が四体いる事を割り出しており、その内の一体が魔族の将軍で四刀流の使い手であると解析しました。

敵の主力を割り出した後は村に安置された遺体を目的に魔族が戻ってくる事を懸念したゲナウとシュタルクが村に残り、メトーデはフリーレンとフェルンと共に魔族の潜伏先と思われる放棄された北の砦に向けて出発しますが、道中でコミュニケーションはチームワークを高めると述べるフリーレンの言葉に甘えて魔導書を交換条件にフリーレンを目一杯なでなでした後にぎゅーっと抱きしめています。

一頻り楽しんだ直後に主力の魔族二体がメトーデ達を魔力探知で捕捉すると、魔族の一人・男の魔族の霧を操る魔法で辺り一面が魔力の霧に包まれフリーレンとフェルンと分断されてしまいました。

メトーデの相手は堅実な戦い方をする女の魔族であり、攻防一体で基礎を固めた隙のない相手でしたが、対戦中にも関わらずフェルンの状況を補足しつつ潜伏が得意なフェルンの強みを活かす為に先ずは厄介な霧の魔法を打ち破るべく猛攻を仕掛けるのです。

メトーデが猛攻を仕掛けたのは霧の魔法の解析を行う為であり、女の魔族が違和感に気づいた頃には霧を晴らす魔法を使って霧を取り払うと、霧が晴れた瞬間にフェルンは潜伏魔法で姿を消して魔族の探知範囲外から超遠距離射撃で魔族を二体葬るのでした。

魔族を討伐した後は村に戻り魔族の将軍を討ち取りながらも、致命傷を負って倒れていたゲナウとシュタルクを治療しています。

ゲナウとシュタルクの回復の間フリーレン一行と共に暫く村に滞在すると、僧侶のいないフリーレン一行を心配して任務後に暫くフリーになるという理由で同行を提案しますが、リーレンも回復魔法が多少使える事とザインの為に僧侶の席は空けておきたいという理由で断られました。

その後、ノルム騎士団到着後はゲナウと共に南部まで護衛に就く事になった為、フリーレン一行とは村で別れています。

メトーデの強さ

エーデルに対して自分と違って戦闘能力は皆無な人と発言している為、少なからず戦闘能力においては自信がある事が窺われます。

また、二次試験で判明している通り、魔力探知と観測による正確な位置の割り出しや相手の戦闘能力の分析が突出している為、一人でも戦える実力に聖典での回復魔法と高い魔力探知を兼ね揃えた万能の魔法使いといった印象です。

拘束魔法が専門で精神操作魔法も使用できる為、二次試験ではフリーレンやゼンゼ、デンケンに次ぐ脅威かつ魔力を消す事に長けたフェルンを見つけ出して一人で対応している、またフリーレンが魔法を使う瞬間にほんの一瞬だけ魔力探知が途切れるという絶妙なミスを見抜いている点からも高い戦闘技術を秘めている事は確かでしょう。

因みに検死魔法も使えるようです。

メトーデの再登場と仲間に慣れなかった理由のまとめ

  1. メトーデは一級魔法使い選抜試験に登場した長身美人の女性で、試験に合格し一級魔法使いになる
  2. メトーデは「小っちゃい子の頭を撫でるのが好き」を公言しており、ゼーリエやフリーレンにエーデルといった小さい女性を撫でたり抱きしめたりしている
  3. エーデルからは「やばい女」と言われている
  4. メトーデは拘束魔法を得意とし、精神操作魔法や魔力探知、聖典による回復魔法、検死魔法に相手の魔法の解析・解除が使用出来る
  5. 一級魔法使いになったメトーデは、試験の翌年にゼーリエ直々に討伐要請を受けてゲナウと共に北部高原ルーフェン地方へ出立し、フリーレン一行と再会して一緒に討伐依頼を達成した
  6. フリーレンも回復魔法が多少使える事と、ザインの為に僧侶の席は空けておきたいという理由で断られる

メトーデは普通にしていれば常識を弁えた奥ゆかしい大人の女性ですが、小さな女性を見るとなでなでしたい衝動が抑えきれずに真顔で「なでなで」を要求するやばい女でした。

メトーデには危険人物扱いされており、何よりゼーリエが直接指導せずにゲナウに告げ口してなでなでの時間を減らしている辺り、メトーデのなでなでへの執着は相当やばいのでしょう。

魔導書一つで好きにしていいと述べたフリーレンはまさにメトーデのカモなのかもしれません。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!