【葬送のフリーレン】エーデルの精神魔法の専門家?初登場や選抜試験の活躍

一級魔法使い選抜試験に登場した少女エーデルは、精神魔法の専門家と言われています。

今回は、

  1. エーデルのプロフィール
  2. エーデルの魔法
  3. エーデルの活躍
  4. エーデルの再登場

などエーデルについて紹介していきたいと思います。

エーデルのプロフィール

エーデルは魔法都市オイサーストで開催された一級魔法使い選抜試験に受験した二級魔法使いの少女です。(年齢は不明)

口調は「~じゃ、~ぞ」等の語尾が特徴で少女ほどの容姿から所謂「のじゃロリ」属性のキャラクターになります。

戦闘能力に乏しいものの膨大な知識量と分析力、指揮統率能力に秀でており、二級魔法使いながらも精神魔法においては一級魔法使いを凌ぐ素質を持っているようです。

初登場は単行本5巻第39話「捕獲作戦始動」でした。

エーデルの魔法

エーデルは精神操作魔法を得意とする魔法使いです。

精神操作魔法を生業とする一族の出自であり、発動するには目を合わせて声を掛ける必要があります。

しかし、発動には相手に心がある事が絶対条件であり、一度全ての条件を果たせば「跪け」といった命令を与える事で相手を操る事が出来るようです。

また、相手に触れるとその人物の任意の期間の記憶を読み取る事も出来るようで、城塞都市ヴァイセでは黄金卿のマハト相手にただ一瞬触れただけで100年分の記憶を読み取っており、魔族の精神構造は人類と大きく異なる為に記憶を拾い上げるのは至難の業かつ耐え難い苦痛があるとして、フリーレンからも「とんでもない程の精神魔法の使い手だ」と一目置かれています。

更に魔道具の術式を解析して修復する事も出来るようで、その場合、数メートル離れた位置からでも魔道具の術式を解析して壊れていれば時間はかかるものの修復が可能です。

第二次試験零落の王墓を攻略するにわたり複製体の攻略の可能性の一つに精神魔法の専門家ならば脆弱性を突けるという可能性をメトーデが提唱した際に受験者の中ではエーデルが該当するのではないかと言われていましたが、マハト編にてレルネンがエーデルを精神魔法の専門家と紹介した事で彼女が一級魔法使いも認める精神魔法の専門家という事が確定しています。

なお、人類の作り上げた精神操作魔法は人類かそれに近い生物にしか通用せず、魔族の心は操れませんし、エーデルは戦闘能力が皆無に等しいので戦力にはなりません。

エーデルの一級魔法使い選抜試験の活躍

エーデルは第一次試験においてはパーティーを組み必要があり、第17パーティー(エーデル、ブライ、ドゥンスト)に配分されています。

第一次試験の合否は試験区域内に生息する隕鉄鳥を捕獲し期日までにパーティー全員が揃っている必要があり、隕鉄鳥を捕獲する為に水場を見張っていた所、第2パーティーが湖を凍らせた事を発端にブライとドゥンストに湖の氷を解かすように指示し、図らずもこの状況を危惧した他のパーティーと一緒に凍結された湖を炎の魔法で解凍していました。

なお、本人は攻撃魔法が使えないのかずっとブライとドゥンストに指示だけ出している描写でしたが、無事隕鉄鳥を捕獲して第一次試験は突破しています。

続く第二次試験は未踏破の迷宮「零落の王墓」の最深部に到達するのが合否条件であり、攻略は自由行動でしたが、第一次試験同様ブライとドゥンストと迷宮に入りました。

しかし、複数ある入口から突入した結果、運悪く一級魔法使いで第二次試験官ゼンゼの複製体と遭遇し迷宮内を逃げ回る事となり、魔力を消して潜伏するにも限界が訪れた為、手狭な迷宮内おいてブライとドゥンストがまともに戦えない中、エーデルの精神操作魔法に頼る事になります。

ですが、複製体は本物の心の働きを精密に模倣しているだけで心が無く、エーデルの精神操作魔法は効力を発揮できず右横腹を「髪を操る魔法」で貫かれるという反撃に遭うのです。

「痛いのはもう嫌じゃ」と、ここで潮時だと悟ったエーデルは試験前に配布された脱出用ゴーレムを使用すると、ブライとドゥンストには他の武闘派の受験者の所まで全力で逃げるように促し、自身はゴーレムに担がれて迷宮外へと運ばれた為、ゴーレム使用により第二次試験にて脱落となりました。

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葬送のフリーレンの表紙

なお、エーデルが解析した複製体の情報は生き残ったドゥンストにより他の受験者に共有される事となり、第二次試験突破に向けて間接的に役立っています。

試験脱落後は迷宮の外で脱出用ゴーレムを使用して出てきたリヒターに向けて「なんと回復魔法まで使えるのじゃ、どうじゃ、すごいじゃろう」と何故か得意気に誇っている姿が描かれており、リヒターに「誰なのお前?」と突っ込まれているのが最後の登場です。

エーデルはメトーデの被害者

黄金卿潜入において優秀な精神魔法の使い手を探していたレルネンは、今の一級魔法使いにはエーデル程優れた精神魔法の専門家は存在しないとしてエーデルに目を付けます。

しかし、その際にエーデルが放った一言が「メトーデとかいうやばい女がいるじゃろう」だったのです。

実はメトーデは小さいものを撫でるのが好きという特殊な癖があり、その対象は描写されただけでもフリーレンとゼーリエが被害に遭っています。

そして、エーデルも魔法都市オイサースト滞留中にメトーデに頭をなでなでされた被害者だったのです。

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葬送のフリーレンの表紙

その際にはベンチに二人で腰かけていますが、エーデルは「ひいい…」と怯えながらメトーデにひたすら頭を撫でられていましので、かなりトラウマになっているようですね。

エーデルの再登場はマハト編

エーデルの再登場は単行本8巻第77話「竜の群れ」の終盤であり、エーデルは黄金卿と化した城塞都市ヴァイセの再調査をレルネンと共に終えて次の管理者デンケンにヴァイセで読み取ったとある記憶を譲渡しました。

エーデルが譲渡した記憶については単行本9巻第83話「支配の石環」で明らかにされており、一級魔法使いレルネンは個人的に黄金卿内部調査をしていた事から精神魔法の専門家を所望していた為、魔法都市オイサーストに滞留していたエーデル二級魔法使いに協力を申請したのです。

レルネンの依頼内容は黄金卿の内側に封印されているマハトの支配の石環の修復であり、神話の時代に賢者エーヴィヒが作り上げたこの世界で唯一の魔族の心を操る魔道具を修繕してマハトを操るというものでしたが、実際に城塞都市ヴァイセに足を運びマハトと対峙すると支配の石環は正常に作動している事を確認しました。

また、ヴァイセ潜入前にマハトが支配の石環を取り付けられる場を目撃した人物からマハトが「悪意を持った行いをしてはいけない」と命令を受けていたという記憶を入手しており、現在のマハトが支配の石環の効力を受けながらも人類に危害を与える事が出来たのは魔族にとって人類を欺き殺す事は生活の一部であり生まれ持ってのただの習性である事から悪意とは人間にとって食べて寝るといった意思を殆ど必要としない最低限の行為と同列だからだと分析しています。

魔族には悪意を抱く感情が無いと看破したエーデルの情報を下にレルネンは撤退を余儀なくされますが、撤退用のゴーレムを使用して自分にマハトの視線を誘導させるとその隙にエーデルがマハトに触れて約100年分の記憶を読み取る事に成功しました。

なお、魔族の記憶を100年分も読み取ったエーデルはその場で鼻血を垂らして昏倒しましたが、レルネンのゴーレムに抱えらえてレルネンと共にマハトから逃げ出し城塞都市ヴァイセを脱出しています。

そして、その時に読み取った100年分の記憶が再登場の際にデンケンに譲渡した記憶であり、その100年分の記憶をデンケンとフリーレンが解析する事がマハトを攻略する鍵となりました。

登場シーンは僅かながらも重要な役目を担っており、マハト相手にここまで出来る精神魔法の使い手はそうそう多くないと言われている為、精神魔法の分野においては一級魔法使い以上の実力だと思われます。

エーデルについてのまとめ

  1. エーデルの初登場は単行本5巻第39話、選抜試験活躍は単行本6巻、再登場は単行本8巻第77話で活躍は単行本9巻第83話
  2. エーデルは精神操作魔法を生業とする一族の出自であり、精神操作魔法においては一級魔法使いを上回る専門家
  3. エーデルは二級魔法使い
  4. エーデルは一級選抜試験で二次試験まで進むが、二次試験の迷宮でゼンゼの複製体と遭遇し脱落
  5. エーデルは黄金卿のマハト編で再登場し、マハトから100年分の記憶を読み取るといった活躍をしている

エーデルは所謂「のじゃロリ」という属性のキャラクターであり、年齢は分かりませんが独特な口調が印象的な女の子でした。

マハト編で活躍した通り、エーデルは精神操作魔法においてはフリーレンさえも目を見張る使い手である為、今度も高難度の依頼にも要請がかかりそうなので再登場は期待できそうですね。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!