星十字騎士団の一人ドリスコール・ベルチは尸魂界への宣戦布告と滅却師による一度目の侵攻時に登場しました。
そこで今回は、
- ドリスコールの聖文字と能力
- ドリスコールの強さ
- ドリスコールの最期
など、作中でのドリスコールの活躍を紹介したいと思います。
ドリスコール・ベルチのプロフィール
| 【名前】 | ドリスコール・ベルチ |
| 【性別】 | 男 |
| 【聖文字】 | O |
| 【能力】 | 大量虐殺 |
| 【所属】 | 星十字騎士団 / 滅却師 |
| 【初登場】 | 単行本56巻 |
| 【声優】 | 金光宣明 |
眉の無い野性的な顎鬚を生やした巨漢の滅却師。
傍若無人で自信家な性格、「つれー」という言葉が口癖で、敵の呼び方は基本的に役職・階級です。
「つれーつれーつれーつれーつれーつれーつれーつれーつれーわ‼」
「弱えーってのはつれーなあオイ、副隊長‼」
ドリスコールの聖文字「O：大量虐殺」
ユーハバッハに与えられた聖文字は「O」で、能力名は「大量虐殺」です。
大量虐殺は敵も味方も獣でも殺せば殺すほど強くなるというシンプルな能力ですが、目に見える指標が無い為に実際にはどの程度強くなったのかは作中で考察する事が難しい能力でした。
また、他の星十字騎士団のような分かりやすい能力ではない為に大量虐殺という能力が優遇なのか冷遇なのかもいまいち掴み切れません。
ドリスコールの滅却師完聖体
残念ながらドリスコールの滅却師完聖体は劇中で使用されなかったので不明です。
ドリスコールの能力一覧
| 聖文字 | 固有能力は「大量虐殺」。特徴のある能力の行使は無く、殺す程強くなる。 |
| 神聖滅矢 | 滅却師特有の霊子を用いた弓矢の攻撃手段。ドリスコールの場合は巨大な槍状のものを構成し投擲して使用。 |
| 血装 | 滅却師特有の攻撃用と防御用に分けた身体能力向上の技で、血液の中に霊子を流す事で発動。 |
| メダリオン | ユーハバッハが支給した死神の卍解を奪掠し星章化する謎のチートアイテム。劇中では雀部に使用。 |
| その他の能力 | 飛廉脚、聖隷、乱装天傀などの滅却師の基本術は作中で使用しなかったので不明。描写的に割愛されている可能性もある。 |
ドリスコールの声優「金光宣明」さん
| 【名前】 | 金光宣明 |
| 【所属】 | 81プロデュース |
| 【誕生日】 | 11月22日 |
| 【代表作】 |
|
| 【来歴】 | 兵庫県神戸市出身の声優・舞台俳優で、銀プロダクションを経て81プロデュースに所属しています。
因みにアニメBLEACHでは過去に十一番隊員やブタ肉さんなどのモブキャラも担当していました。 |
ドリスコール・ベルチの強さ
ドリスコールは星十字騎士団に選ばれているという段階で聖文字と血装を高水準で扱える為、並の副隊長格以上の強さはある筈です。
作中では尸魂界に宣戦布告をした際に一番隊隊士100名を、滅却師による一度目の侵攻でも隊士を100名、計200名以上の隊士を殺害していますので、大量虐殺の能力通りならば星十字騎士団の中でもさすがに下位という事は考えづらいでしょう。
ドリスコールは雀部長次郎や檜佐木修兵より強い
少数の滅却師が宣戦布告をした単行本55巻では、ドリスコールは黒隆門付近で一番隊隊士116名を倒す傍らに雀部長次郎の卍解を奪掠し撃破しています。
その際の戦闘記録時間は182秒と明記されている事から、2000年以上前に山本重國の額に傷をつけ、1000年前にユーハバッハを奇襲し討ち取るチャンスを作り上げた隊長格の強さを持つ雀部を一方的に倒したのです。
勿論、ユーハバッハの支給したメダリオンの恩恵は大きいでしょうが、隊長格でも卍解無しでは勝てない相手であると言うのは作中でも朽木白哉が述べていますので、ドリスコールの実力は副隊長以上且つ隊長格レベルとなります。
また、檜佐木修兵はスペック的に既に卍解を習得しているものの千年血戦篇時点では本人も気付いていないという小説での設定がある事から、檜佐木も隊長格レベルとして扱うものとして、その檜佐木を滅却師完聖体も無しに圧倒した実力は疑いようもありません。
宣戦布告や一度目の侵攻時点ではメダリオンの設定上星十字騎士団も完聖体を解放できなくなる縛りでしたが、やはり切り札である完聖体を使わずして雀部や檜佐木等の隊長格を圧倒する強さから隊長格レベルである事は明白でしょう。
今回は総勢29名いる星十字騎士団のメンバーの中で誰が最強で有用なのかあくまでも主観による評価をランキング形式でまとめたものになります。 判定基準としては、 固有能力 貢献度(隊長格の撃破など) 脅威度(攻略が難し[…]
ドリスコール・ベルチの最期
単行本55巻では雀部を槍状の神聖滅矢で一番隊執務室まで飛ばし、単行本56巻では檜佐木と対峙したドリスコールですが、その最期は単行本57巻で描かれました。
単行本57巻503話「WRATH AS A LIGHTNING」では、檜佐木を壁際に叩きつけ余裕綽々と煽り倒しているドリスコールの姿がありますが、雀部を殺害した際に使用した槍状の神聖滅矢で檜佐木に止めを刺そうとした直前に駆け付けた山本元柳斎重國と対峙します。
元柳斎は素手で神聖滅矢を弾きますが、ドリスコールの狙いは端から元柳斎であり、その目的を「あんたの部下の卍解であんたの息の根を止める為にな！」と語り、奪掠した卍解「黄煌厳霊離宮」を解放しました。
続く504話「雷鳴の彼方へ」では、黄煌厳霊離宮を解放したドリスコールの姿を見て、元柳斎は嘗て卍解を披露してくれた若かりし頃の雀部を重ねて思い出します。
雀部は2000年前に一度卍解を披露したきり元柳斎の為に一度足りとも卍解を使用しなかったと判明する最中、ドリスコールは「それを再び見ることができたんだ！俺に感謝しなきゃなあ！」と元柳斎を煽ると、黄煌厳霊離宮の雷撃を元柳斎に集中砲火するのです。
しかし、元柳斎は無抵抗で全ての雷撃を受けながらも雀部が卍解を習得した回想を浮かべると、雀部の無念や悔しさを痛嘆し、雀部の磨き上げた卍解はその程度では無いと怒号してドリスコールを流刃若火の業火で焼き尽くすのでした。
続く505話「THE FIRE」冒頭では、燃え盛る炎の中、あまりの高温で一瞬にして肉体が蒸発して骨と化したドリスコールが描かれており、ネームドキャラを殺害した割にはあっさりとあっという間に死亡しています。
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因みに最期の台詞は「はっ！つれーなァ死に損ないは——」であり、喋ってる最中に激昂した元柳斎に言葉を遮られました。
ドリスコールの敗因は卍解の使い方が間違っている説
漫画原作では卍解「黄煌厳霊離宮」の詳細はドリスコールが使用したように天候を支配して雷を発生させるものであり、ドリスコールは雷撃を手操で元柳斎に飛ばすという攻撃方法をしていました。
しかし、2022年放送のアニメBLEACH千年血戦篇第5話「WRATH AS A LIGHTNING」に収録された初めて雀部が卍解を使い山本重國の額に傷をつけた話に補完シーンが追加されており、それによれば黄煌厳霊離宮の雷は斬魄刀に纏い強烈な突き技を行うという事が判明しています。
つまり、ドリスコールが使用したようにただ雷撃を対象に飛ばす方法は黄煌厳霊離宮の能力としては上辺だけであり、本来の用途としては間違っていました。
山本元柳斎重國が相手では本来の使い方であっても勝てる見込みは無いでしょうが、黄煌厳霊離宮を正しく使えていれば他の席官や隊長格であればもっと討ち取れて活躍できた事でしょう。
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ドリスコール・ベルチの能力つ強さや最期についてのまとめ
- ドリスコールの聖文字は「O：大量虐殺」で、敵も味方も獣でも殺せば殺すほど強くなる
- ドリスコールの滅却師完聖体は不明
- ドリスコールは雀部長次郎を殺害し檜佐木修兵を圧倒する強さ
- ドリスコールの最期は、激昂した山本元柳斎重國により流刃若火の業火で焼き尽くされる
ドリスコールはBLEACHの準レギュラーキャラである護廷十三隊一番隊副隊長・雀部長次郎を殺害した敵キャラである為、早々に退場し登場回は少ないながら読者の印象に強く残ったキャラクターです。
実力も副隊長でありながら卍解を習得した隊長格の雀部や檜佐木を圧倒する強さであり、聖文字「大量虐殺」の能力通り殺せば殺すほど強くなるという個性から実はそれなりに強かったのではと今更ながら考えさせられるキャラクターでした。
残念ながら戦った相手がBLEACHでも攻撃力最強の山本元柳斎重國である為に瞬殺されたので、ドリスコール本来の実力である完聖体などは披露できませんでしたが、雀部を撃破しただけでも充分に敵としての務めは果たした事でしょう。
ただ、1000年前にユーハバッハが敗北したきっかけを作った雀部を殺害した功績からして、一度目の侵攻の間に褒められたのかどうかとても気になるところですね…。
