今回は作中で描かれる事が少なかった護廷十三隊一番隊副隊長・雀部長次郎(ささきべちょうじろう)の、
- 雀部長次郎が死亡したのは原作何巻なのか
- 雀部長次郎と山本元柳斎重國との関係
- 雀部長次郎の卍解
について紹介していきたいと思います。
目次
雀部長次郎が死亡したのは原作何巻?
引用元:BLEACH
雀部長次郎が死亡したのは、コミックス55巻です。
雀部長次郎は修得して以降、人前で使用する事のなかった卍解を初めて使用し、それを奪われ致命傷を受けてしまいました。
「元柳斎殿。お伝えしなければならない事が。奴ら卍解を」山本元柳斎重國に対し、敵が卍解を奪う事が可能だという事を伝えると、雀部長四郎はその生涯に幕を閉じたのです。
雀部長次郎のプロフィールと人物像
- 名前:雀部長次郎忠息(ささきべちょうじろうただおき)
- 年齢:不明
- 身長:179cm
- 体重:66kg
- 斬魄刀:厳霊丸(ごんりょうまる)
- 解号:穿て
- 役職:護廷十三隊一番隊副隊長
- 趣味:紅茶の栽培
- 好きな食べ物:洋食
- 嫌いな食べ物:和食
昔、現世に赴いた際に見た英国紳士に強い憧れを抱いているらしい。
雀部長次郎の声優
雀部長次郎の低く透き通った渋い声を担当したのは、山口太郎さんです。
2022年10月に放送開始される「千年血戦篇」でも、山口太郎さんが雀部長次郎の声を担当すると思いますが、若かりし頃の雀部長次郎の声を担当するのが誰なのかというのも気になるところですね。
雀部長次郎の目が特徴的
引用元:BLEACH
一番隊副隊長を務める雀部長次郎の見た目の特徴として「白目だけの瞳」が挙げられますが、過去の雀部長次郎は白目だけではなく、ゲーム版のBLEACHにおいても、オレンジ色の瞳があります。
何故、通常時の雀部長次郎の目が白目だけなのか理由は分かりませんが、それが雀部長次郎の1つの特徴である事に変わりありません。
雀部長次郎の初登場シーン
雀部長次郎が登場したのは、コミックス16巻です。
朽木ルキアの処刑上に向かう山本元柳斎重國に付き従っているシーンが、雀部長次郎の初登場シーンとなっています。
雀部長次郎と山本元柳斎重國の関係
護廷十三隊一番隊隊長と副隊長である山本元柳斎重國と雀部長次郎の関係は、護廷十三隊創立以前から続いています。
ノ字斎(えいじさい)と呼ばれる事が嫌いな山本重國に対して、本名を呼ぶなど体それた真似は出来ないと頑としてノ字斎と呼び続けた雀部長次郎は、山本重國の所へ足を運び続けていたのでした。
その目的は、山本重國の門下に入る為でも、付き人として仕える為でもなく、彼の右腕として仕える為で「一カ月前の仰せの通り、卍解を修得してまいりました」と雀部長次郎のその言葉に、山本重國は不敵に笑いながら「ほう。ならばその卍解で儂を倒してみせよ」と言いましたが、その卍解によって、額に消えない大きな傷を負う事になります。
山本重國は、雀部長次郎の卍解の力を認めた上であえて赤子の様な卍解だと言ったのですが、雀部長次郎は爽やかな笑顔でそれを認め、山本重國の役に立つ卍解になる様にと、その力を磨き上げ続けたのでした。
時間が経ち、山本重國の額の傷が乾き十字に見えるようになると、人々は彼を「十字斎(じゅうじさい)」と呼ぶようになりましたが、雀部長次郎は自分の付けた傷が山本重國の名を変えてはいけないと「ノ字斎」と呼び続けたのです。
そんな雀部長次郎の為に山本重國は、自分の名に山本「元柳斎」重國をつけました。
おそらくこの頃から雀部長次郎は、山本元柳斎重國の右腕として彼を支え続けていたのだと思われます。
雀部長次郎が副隊長で居続ける理由
引用元:BLEACH
雀部長次郎が副隊長であり続けた理由は、山本元柳斎重國への苛烈な迄の忠誠心でした。
隊長就任の条件は、卍解を修得している事を前提条件とし、
- 「3人の隊長立ち合いのもと、隊首試験に合格する」
- 「複数の隊長から推薦を受ける」
- 「隊員200名以上のもと、現隊長を1対1で打ち倒す」
この3つのうち、1つでも条件を満たすと隊長になる事ができる為、一番隊というエリート集団の副隊長を務め、卍解を修得している雀部長次郎は隊長になる資格を持っていましたが、山本元柳斎重國在る限り、生涯一副隊長である事を誓い、山本元柳斎重國の右腕である事を望んだので、彼が隊長の座はもちろんの事、隊長代理・隊長権限代行といった座もその忠誠心から、頑として拒み続けていたのでした。
雀部長次郎は無能で弱いのか
雀部長次郎は、行く手を阻んだ黒崎一護を攻撃しようとしましたが、黒崎一護の反撃を受け戦線離脱していまい、その後亡くなるまその活躍が描かれる事がありませんでした。
そのため、黒崎一護に一発で倒された副隊長という印象を拭えませんが、一番隊というエリート集団の副隊長を長年務め続け、隊長になる実力も持っていた彼は、弱くも無能でもない、実力を発揮する場がなかった護廷十三隊トップクラスの実力の持ち主だったことに変わりまありません。
卍解・黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)
引用元:BLEACH
雀部長次郎の卍解は発動後、背後に出現した楕円形の高密霊子から上空に1本、地面に向かって11本の霊子が伸びているような見た目をしており、落雷による攻撃方法を持ちます。
卍解発動後に上空が雷雲で覆われる事から、十番隊隊長の日番谷冬獅郎の氷輪丸と同様に、天候に影響を与える珍しい能力を持った卍解です。
作中で登場したのは、雀部長次郎本人が使用したものではなく、彼から卍解を奪った「星十字騎士団」のメンバー、ドリスコール・ベルチという男が山本元柳斎重國に対して使用した時でした。
山本元柳斎重國は、ドリスコール・ベルチが使用した黄煌厳霊離宮の落雷攻撃を雀部長次郎のものと比べるかのように受け続けましたが「お主の磨き上げた卍解はこの程度では断じてない!」という言葉と共に、ドリスコール・ベルチを一瞬にして燃やし尽くします。
山本元柳斎重國の言葉から、使用者の霊力、又は鍛錬による扱いの上手さによってその威力を変える卍解だったのでしょう。
斬魄刀・厳霊丸(ごんりょうまる)の解号のセリフと能力
雀部長次郎の斬魄刀の名は「厳霊丸(ごんりょうまる)」です。
「穿て(うがて)、厳霊丸」という解号と共に、刀がレイピアにへと姿を変え、作中では、行く手を阻んだ黒崎一護を相手に使用しましたが、黒崎一護に一瞬にして倒されてしまったので、その能力の詳細は分かっていません。
アニメ版BLEACHのオリジナルストーリー「斬魄刀異聞篇」にて、具現化した厳霊丸が落雷を落としたり紫色の電撃を放っていた事から、レイピアに変化した刀から電撃を放つ能力だと推測できます。
雀部長次郎が死亡したのは原作何巻?のまとめ
- 雀部長次郎はコミックス55巻にて卍解を奪われ死亡した
- 雀部長次郎は苛烈な迄の忠誠心で山本元柳斎重國に仕えていた
- 黄煌厳霊離宮は氷輪丸と同様に天候に影響を与え山本元柳斎重國に傷を負わすほどの強力な卍解である
雀部長次郎は卓越した実力を持ちながらも、山本元柳斎重國の右腕であり続ける事を望み続け、最期まで彼の為に戦い続けた男でした。
非常に強力な卍解を所持していた事が判明したのも彼が亡くなった後だったので、彼自身がどれほど強かったのかは推測する事しか出来ません。
しかし、雀部長次郎と山本元柳斎重國との関係を知った後にBLEACHを読み返してみると、また違った感情を抱けるのではないのでしょうか。
