【BLEACH】BG9=シャウロン説とは?聖文字の能力や最後について紹介

星十字騎士団の機械人形BG9(ベー・ゲー・ノイン)は、滅却師や人間の枠を超えたサイボーグのような肉体改造を施しており、最後まで謎多きキャラクターでした。

そこで今回は、

  1. BG9=シャウロン説とは?
  2. BG9のプロフィールと聖文字の能力
  3. BG9の千年血戦篇の活躍と最期

などBG9について紹介したいと思います。

BG9=シャウロン説とは?

皆さまはBG9=シャウロン説を耳にした事はあるでしょうか。

BG9は千年血戦篇で登場した星十字騎士団の滅却師ですが、シャウロンの方は忘れている方が多いと思います。

シャウロンは破面出現編で登場したグリムジョー・ジャガージャックの従属官の一人で、フルネームはシャウロン・クーファン、階級は破面No.11、空座町で日番谷冬獅郎と戦った破面です。

一見接点の無い二人ですが、実は以下の様な共通点が存在ます。

BG9とシャウロンの共通点

  1. 容姿
  2. 身長
  3. 数字
  4. 声優

それがどうした?と言われそうですが、先ずは一つずつ解説していきながら見ていきましょう。

BG9とシャウロンの容姿

BG9の容姿は格子状の鉄仮面で奥からモノアイを覗かせていますが、この鉄仮面風のデザインはシャウロンの中級大虚時代とそっくりだと言われています。

単行本31巻284話のグリムジョーの回想で描かれた従属官達のホロウ時代の姿、そこにはBG9の鉄仮面と酷似するばかりか、カラー版やアニメで見て分かるように外皮や白い装甲部分まで殆ど同じデザインなのです。

違うのはシャウロンの股間周りが外皮なのに対して、BG9の股間周りがもっこり仕様の装甲オムツ姿という事でしょうか。

BG9とシャウロンの身長

シャウロンの公式設定では身長190㎝となっていますが、アニメBLEACH千年血戦篇の登場人物紹介に掲載されているBG9の身長も190㎝と同じになっています。

BG9とシャウロンの数字

BG9の数字とは何ぞや?と思われがちですが、これは単純に聖文字のイニシャルをアルファベットの順番で数えたもので、BG9の聖文字『K』は『11』番目となり、シャウロンの破面No.11と同じ『11』の数字となります。

BG9とシャウロンの声優

シャウロンの声優は青二プロダクション所属の田中秀幸さんが務めていますが、今回発表されたBG9の声優も田中秀幸さんが務めます。

果してこれは偶然なのでしょうか…。

BG9=シャウロン説の理由

BG9とシャウロンは容姿・身長・数字・声優が共通していた事から同一人物説が提唱されていますが、更に色んな考察がされています。

BG9が砕蜂との戦闘中に「息など元よりありはしない」と発言していた事から一部では機械人形ではなく何かの亡骸を改造した滅却師ではないかと言われており、容姿の酷似具合からシャウロン説が推されていました。

実際に破面に滅却師の能力を与える事はイーバーンで実証済みであり、破面を蘇生し兵士にする技術は涅マユリが実現させていた事から、日番谷冬獅郎に敗れたシャウロンもまたその亡骸を回収されて見えざる帝国の戦力として改造されていた可能性も無くはありません。

そして、シャウロンと言えば「残念、窮まる」という名言を残していますが、BG9も大前田希千代との交渉決裂時に「残念」と口にしています。

だからどうしたのか、程度の共通点ですがBG9=シャウロン説がより濃厚に…。

BG9=シャウロン説とグリムジョー

これらの共通事項からただ一つ言えるのは「だからどうした」の一言であり、BG9=シャウロンだとしても物語上に何の都合もなく、純粋に殆どの読者も困惑するだけでしょう。

しかし、もしかしたら千年血戦篇で登場したグリムジョーの強化イベントに使う予定の没案だったのではという声もある事から、千年血戦篇の尺が足りていれば小説でグリムジョーが王への道を自覚した内面的事情をここで消化する予定だったのではないでしょうか。

BG9の設定だけはしっかり練られたものの尺が足りないといった事情が背景にあったのかもしれませんが、もしグリムジョーにぶつける予定で設定されたキャラだとしたら二人の戦いを見て見たかったですね!

関連記事

BLEACHのキャラの中でも人気の高いグリムジョー・ジャガージャックは、作中では黒崎一護の好敵手の一人として登場し白熱した戦いを繰り広げ、一護の成長に於ける破面編でのキーパーソンを担いました。 そこで今回は、 グリムジョーの[…]

BLEACHの表紙

BG9のプロフィール

【名前】 BG9(ベー・ゲー・ノイン)
【性別】 不明
【聖文字】 K
【能力】 不明
【所属】 星十字騎士団 / 滅却師
【初登場】 単行本56巻
【声優】 田中秀幸

格子状の仮面を被った全身機械仕掛けの滅却師で本人曰く「息など元よりしていない」サイボーグのようなキャラクターです。

仮面の奥にはモノアイが覗いており、戦闘中に相手のデータを採取、至近爆撃の後は集音機の感度が自動低下、極めつけには侵影薬の影響を受けた際には「接続が鈍くなっている」と述べているので機械人形の肉体と中身が別に存在している可能性があります。

しかし、最後まで素性や正体はわかりませんでした。

BG9の中身は空っぽ?

単行本62巻553話で砕蜂の卍解『雀蜂雷公鞭』にやられたBG9は、559話にてその後の様子が描かれており、損傷した外皮や武装に穴が開いている様子が描かれています。

しかし、仮面の奥も肉体の奥も(モノクロ版とカラー版は真っ暗)空洞に見せている為、何もない事が分かりました。

戦闘中にBG9が「接続」と表現した様に、精神か霊体か分かりませんが肉体とは別に動いているのでしょうか?

BG9の聖文字「K」

BG9の能力は明かされていません。

戦闘では霊子兵装なのか体中に仕掛けたミサイルや触手を展開させて戦っており、聖文字らしき能力を使っている素振りを見せていませんでしたが、一部では「K:殺戮兵器(The Killermachine)」と言われています。

人工的な兵器を戦闘に運用する様子からアンドロイド説も浮上。

BG9の滅却師完聖体

こちらも残念ながら作中で使用されていませんが、砕蜂の卍解『雀蜂雷公鞭』にやられた後に銀架城にて処刑を待つ際、BG9は「戦いには敗れはしましたが完聖体の解放によって我々は復活しました」と述べています。

蒼都の様に日番谷冬獅郎の氷結から脱出した意味合いでの復活ならまだ想像し易いかもしれませんが、砕蜂の雀蜂雷公鞭の爆撃から復活したという意味合いをただ額面通りに復活する能力として受け取っていいのか分かりません。

肉体には爆撃で受けた損傷がそのまま残っているので傷が癒える能力で無い事だけは確かです。

BG9の千年血戦篇の活躍

BG9は単行本56巻496話の一度目の侵攻で砕蜂と対峙し、『雀蜂雷公鞭』を奪掠しています。

そして、単行本61巻543話でユーハバッハが石田雨竜を後継者として紹介した際には、雨竜を後継者として認めない様子がバズビー達と描かれており、続く登場は二度目の侵攻が行われた548話です。

二度目の侵攻時には大前田希千代と大前田希代の許に登場しており、砕蜂を見つける為に大前田と戦闘。

前回戦闘時のサンプル霊圧からエリア内と瀞霊廷外周を索敵しても発見に至らず、大前田に三度も砕蜂の居場所を尋ねるも、大前田は始解で挑みながらも本当に居場所を知らないのか「知らねえよ」と回答しました。

しかし、BG9は回答拒絶と受け取り質問方法を変更すると述べると、外套の下から触手を発射させ建物を貫くと中に隠れていた大前田希代の腹部を貫いたまま空高く持ち上げ、回答拒絶と同時に絶命させる事を宣言します。

怒りに満ちた大前田が始解『五形頭』でBG9の側頭部を殴りつけるものの、BG9は回答拒絶と受け取るべきか判断に迷いながら三本の触手を大前田の左肩に突き刺し、「希代を離せ」と激昂する大前田に対し今放しても大量出血で絶命するが構わないのかと確認をとりました。

それでも五形頭で攻撃を続ける大前田を見てショックで言語野が機能停止している可能性を考慮して15秒の猶予を与えるも、ただ「許せねえ!」と攻撃を続ける大前田を見て「残念だ」と回答拒絶を受け取り、右腕に装着したガトリングガンと思しき腕を晒し大前田の排除を実行しようと躍り出ます。

BG9vs砕蜂

大前田の窮地を救ったのは砕蜂であり、砕蜂は神風の如く現れるとBG9が構えたガトリングガンの装甲を素手で破壊し捥ぎ取った残骸をこれ見よがしに捨てて見せました。

BG9は自分のセンサーに砕蜂の反応は無かった事と、砕蜂の最高白打戦闘術『瞬閧』が未完成というデータがありながら目の前の砕蜂が使用する『瞬閧』の形状が異なる事に違和感を覚えますが、砕蜂が自ら『無窮瞬閧』を完成させた事を公言した瞬間、その爆発的な白打によってBG9はただの殴打で盛大に吹き飛ばされます。

しかし、勝負がついたと思い砕蜂が背を向けた瞬間、瓦礫の山から触手が飛び出すと、砕蜂は反射的に回避して触手を掴んで引っ張り出すのですが、瓦礫の中から滅却師のコートを脱いだ無傷のBG9が姿を現すのでした。

そして無窮瞬閧を有意義なデータとして受け取ったと述べると同時に、砕蜂から奪った卍解を使うまでも無いと落胆すると、全身の装甲部から砲口を一斉展開してミサイルを射出し砕蜂を爆撃します。

BG9は、爆風から飛び出す砕蜂の腕を触手で突き刺すと間合いに飛び込み、何やら『キュオ…ン』といった機械的な擬音と共に大爆発を引き起こすと、次の場面では仰向けに倒れて焼け焦げた砕蜂に向けて胸元から展開させた大量の触手を伸ばしている姿が描かれていましたが、大前田希千代が瞬歩で砕蜂を抱えて距離を取った事で止めは刺せませんでした。

尚、BG9曰く絶命の前にデータを採取するつもりだったそうです。

しかし、距離を取った大前田は技術開発局から転送された一瞬だけ虚の力を宿す丸薬『侵影薬』を砕蜂に吸収させると、一時的に虚の力が取り込まれた卍解がBG9の体の機能を阻害し始めます。

そして、卍解を取り戻した砕蜂が『雀蜂雷公鞭』を展開させると何故卍解が砕蜂の許へ戻っているのか理解できないまま、BG9は『雀蜂雷公鞭』の特大火力をその身に受けて大爆発するのでした。

BG9の最期

BG9の最期は単行本62巻559話「The Night Right」で描かれています。

砕蜂との戦いに敗れたBG9は完聖体の能力で復活したものの、銀架城で拘束された状態でユーハバッハが鎮座する玉座の前に跪かされており、ハッシュヴァルトの手によって処刑されました。

実際には同じ様に敗北した蒼都からハッシュヴァルトに処刑されており、BG9の直接的な処刑描写はありませんでしたが、BG9はそれ以降や小説でも登場していないのでその場で執行されたと思われます。

尚、蒼都はユーハバッハ以外に処刑されたくないと意地を見せていましたが、BG9はまだユーハバッハの役に立てると命乞いをしていました。

BG9=シャウロン説と能力や最期についてのまとめ

  1. BG9=シャウロンは『容姿・身長・数字・声優』が似ているか全く一緒
  2. BG9は聖文字「K」以外能力などは不明だが、一部では「K:殺戮兵器(The Killermachine)」と予想
  3. BG9は一度目の侵攻で砕蜂から卍解『雀蜂雷公鞭』を奪掠
  4. BG9は二度目の侵攻で大前田希千代と希代を襲撃し、砕蜂と二度目の対戦
  5. BG9は砕蜂の『雀蜂雷公鞭』を受けて敗北後、銀架城にてハッシュヴァルトに処刑される

星十字騎士団の中ではバンビエッタ、蒼都と続いて二度目の侵攻時で早々に退場したBG9ですが、その容姿があまりにもグリムジョーの従属官シャウロンに酷似している事から、今尚もBG9=シャウロン説が密かに推されています。

『容姿・身長・数字・声優』とかなり匂わせてきている二人の共通点ですが、作中でその真相を知る事は出来ませんでした。

千年血戦篇が駆け足と言われている様に、もしかしたらBG9にも何か役割があったのかもしれないという考察もありますので、2022年のアニメBLEACH千年血戦篇で何か追加シーンがあるといいですね!

【完結済み】BLEACH
created by Rinker
黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?