BLEACHの世界には護廷十三隊や中央四十六室など現代日本同様に組織が存在し、その上位に貴族が存在している事は御存じでしょうか。
貴族の中でも更に上位である四大貴族は原初の死神の時代から続く名門であり、本編では四楓院家や朽木家がそれに該当します。
そこで今回は「朽木家の家系図」についてまとめたので見ていきましょう。
朽木家の家系図
現在の朽木家の家族構成は、
- 不明:朽木銀嶺(26代目当主、白哉の祖父)
- 死亡:朽木蒼純(27代目当主、白哉の父)
- 死亡:母(名前等一切不明)
- 生存:朽木白哉(28代目当主、現在)
- 死亡:朽木緋真(白哉の妻、ルキアの実姉)
- 生存:朽木ルキア(朽木家の養子、緋真の実妹、阿散井恋次に嫁ぐ)
この様な感じで明確な生存者は白哉とルキアの2名のみとなっています。
そして、小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」ではルキアが阿散井恋次と結婚して朽木家を出て行った為、実質朽木家は現在白哉一人となってしまいました。
ただ、祖父の銀嶺に関しては回想や会話の中でしか登場しない為、現在の生死が明かされていない事から「不明」となっている他、斬魄刀異聞篇で登場した響河が娘婿という設定から少なくとも娘の存在が仄めかされているのですが当の娘の名前や所在等一切明かされていません。
26代目朽木家当主「朽木銀嶺」
- 名前:朽木銀嶺(くちきぎんれい)
- 年齢:不明
- 身長:179cm
- 体重:64kg
- 誕生日:6月2日
- 備考:四大貴族朽木家の26代目当主、約110年前の護廷十三隊六番隊隊長
- 初登場:原作36巻、アニメオリジナルエピソード「斬魄刀異聞篇」第230話~255話
- 現在:不明
- 声優:有本欽隆
白哉の祖父であり26代目当主を務めた銀嶺は過去回想のみに登場する意外、本編では顔を見せず謎の多い人物で厳格な性格と物事への思慮深さは現在の白哉を彷彿とさせますが、力を抜ける時には柔らかい印象を抱かせる人格者です。
孫である白哉の鍛錬を見届ける一方で、幼少期の白哉の性格がすぐに熱くなるのが欠点であると見抜いていた事からちゃんと家族にも目を向けている事が分かります。
現在は息子夫婦を無くして隠居しているのか、はたまた銀嶺本人も既に故人なのかは描かれていないので不明ですが、小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」では過去に七緒の母が神器紛失の罪を理由に綱彌代時灘が不当に拷問に掛けようとした際に銀嶺が阻止したと語られており、貴族の中でも温厚でまともな存在である事から京楽も感謝をしていました。
しかし、ルキアの結婚式が描かれた小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」では、朽木家の朝餉や挙式に姿を見せた様子が窺えない事から故人である可能性が高いですね。
27代目朽木家当主「朽木蒼純」
- 名前:朽木蒼純(くちきそうじゅん)
- 身長:177cm
- 体重:62kg
- 誕生日:5月21日
- 備考:四大貴族朽木家の27代目当主、約110年前の護廷十三隊六番隊副隊長
- 現在:戦死
白哉の父であり約110年前は六番隊隊長の父親銀嶺に付く形で六番隊副隊長を務めていました。
外見は現在の白哉と瓜二つのように思えますが、優しい目つきと穏やかな性格は白哉とは正反対であり、実力も銀嶺が気に掛ける程です。
しかし、生まれつき体が弱いという設定と戦死して現在は故人であるという理由から本編では登場しておらず、白哉の回想シーンでは墓石に誓いを立てているコマが掲載される程度でした。
四大貴族の次期当主が戦死とはかなりきな臭いですが、詳細等が出ていないのでどのようにして死亡したのかは不明であり、また蒼純の妻(白哉の母)も故人である事から同時期に戦死したのかさえも謎に包まれたままです。
28代目朽木家当主「朽木白哉」
- 名前:朽木白哉(くちきびゃくや)
- 誕生日: 1月31日
- 身長: 180㎝
- 体重:64㎏
- 所属:護廷十三隊六番隊隊長
- 趣味:夜の散歩
- 好きな食べ物:辛いもの
- 嫌いな食べ物:甘いもの
- 初登場:原作6巻
- 声優:置鮎龍太郎
四大貴族朽木家の28代目当主でありながら現六番隊隊長を務める青年風の死神で、肩にかかる程度の長めの黒髪を牽星箝(けんせいかん)で束ねた髪型、銀白風花紗(ぎんぱくかざはなのうすぎぬ)という朽木家当主の証である襟巻を付けています。
何よりも掟や規律を重んじる性格で普段は無表情且つ干渉に浸る事のない無口で取っ付きにくい存在ですが、尸魂界篇以降は義妹であるルキアの事になると過保護になる気質が目立ち始め、良い意味でも悪い意味でも読者からシスコンと呼ばれるようになりました。
しかし、鉄仮面となった経緯としては、
- 父母の死亡
- 妻の死亡
- 両親と妻の約束のどちらを遵守すべきかと葛藤を抱く
等、多くの事柄が白哉の中で渦巻いたまま成長した結果だと考えられます。
また、四大貴族朽木家の当主としての責務や外聞がある為、流魂街の緋真を妻に迎え入れた負い目もあり、規律には人一倍厳しくなった事がルキアとの確執を生む要因となりました。
白哉が第三者を兄(けい)と呼ぶ理由は?
白哉が第三者を兄(けい)と呼ぶ事についてはさして意味は無い様に思えます。
作中及び作者が説明していないので真相は不明ですが、可能性として挙げるならば四大貴族として厳しい教育を受けて育った白哉のキャラ付けの為にそう呼ばせているのではないでしょうか。
兄(けい)とは、親しい間柄や男同士そして敬意を込めて付ける敬称でありますが、白哉は元柳斎や明らかな目上以外の相手には破面であろうと「兄(けい)」と敬称をつけて読んでいます。
しかし、初対面の一護や破面は親しい間柄でもまして敬意を表す意味も無いので、単純に「君(くん)」をより丁寧に表現した意味として「兄(けい)」を使っているだけでしょう。
白哉の妻「朽木緋真」
- 名前:朽木緋真(くちきひさな)
- 備考:白哉の妻
- 初登場:原作20巻
- 声優:折笠富美子
- 現在:病死
現在より50年前に病死した白哉の妻であり、ルキアの実姉です。
ルキアとは生前から姉妹であり、死後、まだ赤子だったルキアと共に南流魂街78地区「戌吊」に送られるも、極貧や治安の悪さから二人で生きていく事が厳しい環境だった為、緋真はルキアを置いて戌吊から出ていきました。
後に白哉と出会い結婚するものの、嘗て戌吊に置き去りにしたルキアへの罪悪感から、白哉と結婚してから5年間毎日の様にルキアを探し続けていましたが、その年に病気で床に伏せると自責の念からルキアを見つけて欲しいと白哉に頼むのです。
そして、緋真は妹を捨てた自分は姉と呼ばれる資格がないと話し、緋真を姉と明かさずに白哉を兄と呼ばせてやって欲しいと告げ、ルキアを護ってあげて欲しいと嘆願します。
緋真はルキアの捜索と庇護を頼んだ後は、これまで白哉に甘えていた事や注いでくれていた愛情を返せない事等に対し謝罪し、五年間という短い歳月ではありますが白哉と過ごした夫婦生活は夢のようだったと語り息を引き取るのでした。
朽木家の養子「朽木ルキア」
- 名前:朽木ルキア(くちきるきあ)
- 誕生日:1月14日
- 身長: 144㎝
- 体重:33㎏
- 所属:護廷十三隊十三番隊平隊士→副隊長→十三番隊隊長
- 趣味:高い所に登る
- 好きな食べ物:キュウリと白玉
- 嫌いな食べ物:無し
- 初登場:原作1巻
- 声優:折笠富美子
- 現在:阿散井恋次と結婚
護廷十三隊十三番隊所属の平隊士ですが、藍染の策略によって一護が住む空座町に赴任し尸魂界篇の騒動へ巻き込まれた女性死神です。
その正体は、白哉の妻・緋真の実妹であり、緋真に置き去りにされて以降はそのまま戌吊で暮らし生活していたようで、成長後は阿散井恋次と出逢い流魂街の子供達と共同生活を送っていましたが、過酷な環境の中で仲間達が死亡し、恋次と共に安寧を求めて瀞霊廷を目指し死神になる事を決めました。
真央霊術院入学後、緋真の遺言通り白哉がルキアを見つけた事からすぐに朽木家への養子の話が舞い込み、四大貴族の申し入れを断る事も出来ずにルキアは養子に入り朽木姓を名乗る事になります。
護廷十三隊入隊後は昇格に意欲的でありながら危険な任務に付けない事を悩んでいましたが、それが白哉の根回しでルキアを危険な目に遭わせない様にと考えての配慮だと知ったのは尸魂界篇以降であり、その後は白哉との確執も時間の経過と共に解けていきました。
朽木ルキアの斬魄刀は純白で美しく映像映えする氷結系の能力であり、漫画やアニメの迫力は勿論のこと、好きな斬魄刀でも読者人気の高い刀です。 そこで今回は朽木ルキアの、 斬魄刀「袖白雪」の能力 卍解「白霞罸」の能力 朽[…]
朽木響河と朽木家の関係性
- 名前:朽木響河(くちきこうが)
- 所属:元六番隊第三席
- 声優:千葉 一伸
- 登場:アニメオリジナルエピソード「斬魄刀異聞篇」第230話~255話、ゲームアプリ「BLEACH Brave Souls」
- 備考:朽木銀嶺の娘婿
朽木響河とは、アニメオリジナルエピソード「斬魄刀異聞篇」に登場した朽木家の婿養子で、銀嶺が六番隊隊長を務めていた時代の第三席であると同時に銀嶺の娘と結婚しています。
若くして卍解を習得している実力はあるものの自身の力を過信する余り銀嶺に中々認めてもらえない等本人の性格に難がありますが、元柳斎直属の反乱分子の制圧を旨とする特務部隊の隊長に選ばれた際に響河の活躍に嫉妬した死神達の策略によって死神殺しの冤罪を被せられ投獄されてしまいました。
自身の斬魄刀「村正」の助力を得て脱獄した後は自分を陥れた死神達を殺害し、この頃には村正の声が響河に届かなくなる他、同胞に諮られた心の寂しさから情緒不安定となり疑心暗鬼が増していき、銀嶺と対話するも「何もしていないのに謹慎しなければならない」と言う不満を訴えるも既に自身を陥れた死神達を虐殺した事で身の潔白を証明する術を失った事を諭され反発します。
銀嶺の口から大罪を犯した響河は処刑されると言い渡された瞬間、響河自身の力の過信がこの結末を引き寄せたという投獄中に受けた銀嶺の言葉や朽木家の家名を背負い重責を想起した結果、銀嶺も他の死神同様に響河の力を疎ましく思っていると早合点し対立する事になりました。
しかし、響河を恐れる死神や流魂街の住人を次々と殺害していった後、事態を重く受け止めた元柳斎と銀嶺の手により響河は封印されるのです。
封印解放後は白哉によって因縁を絶たれる
斬魄刀「村正」が響河の封印を解くために反乱を起こした斬魄刀異聞篇終盤、封印解放された響河は秘密裏に動ていた現朽木家当主である白哉と交戦する事になります。
対象に霊圧を送り込み五感を狂わせる能力を有する響河に苦戦する白哉ですが、心を閉ざす事で対処出来る事を知りながらも朽木家当主として響河を倒すべく敢えて心を閉ざさない事を決めており、擬人化した千本桜と力を合わせて響河に挑むのです。
そして、一度は朽木家に席を置いた響河への最後の敬意として白哉は終景・白帝剣を解放し、白哉に敗れた響河は最期に呼び掛けに応じない村正の名を零しながら手を伸ばし湖に沈んで死亡しました。
響河の最期を見届けた白哉は「力に取り込まれ、力に支配された。心弱き男の末路だ」と締めくくります。
朽木家の最強は誰?
さて、四大貴族であり名家としても名高い朽木家ですが、白哉の代で28代目となり現在まで存続しています。
そこで白哉を含めた歴代の朽木家の中で一番強いのは誰なのかという疑問が生じますが、これについては原作14巻116話にて志波岩鷲が答えていました。
朽木ルキアを奪還する為に一護と共に瀞霊廷に侵入し、分散後は単独で懺罪宮に辿り来ますが、そこで現六番隊隊長の朽木白哉と対峙する事になり、
「朽木家っていや正一位の称号を持つ四大貴族の一つ…!」
「あいつはそこの歴代最強と言われる現当主じゃねえか…」
引用元:BLEACH 原作14巻116話
等と、詳細を語っています。
岩鷲と言えば今では没落していますが嘗て五大貴族と並び称された志波家の子孫であり、朽木家については身内を除いて一番現況に詳しい人物である為、岩鷲の供述は信用に足る発言でしょう。
また、アニメオリジナルエピソードで白哉は斬魄刀を持たない響河と対面で戦い苦戦していた印象があるものの、何とか勝利をおさめている他、千年血戦篇で霊王宮で修行して当時と比べ物にならない程強くなっています。
したがって、原作最終巻の段階で朽木家最強は朽木白哉で確定でしょう。
朽木家の家系図と朽木白哉の妻のまとめ
尸魂界に於いて強大な権力を持つ四大貴族の一つ朽木家、その判明している家族構成は現当主朽木白哉を筆頭に妻の朽木緋真、義妹の朽木ルキア、祖父の朽木銀嶺、そして父母を含めた6名ですが、その内3名が故人であり銀嶺に至っては明確な所在が語られていない事から白哉とルキアの2名しかいません。
そして、小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」にてルキアが恋次に嫁いだ為、現在の朽木家は白哉一人となり、あの広い屋敷を白哉と使用人達が管理している事になります。
アニメオリジナルエピソード「斬魄刀異聞篇」にて朽木響河が登場しましたが、響河は銀嶺の娘婿として次期当主としての才覚を認められていたものの、同胞の死神に陥れられた結果投獄された後、脱獄後に復讐に走った事から銀嶺と仲違いし封印されてしまうのです。
しかし、封印解放後は現当主の白哉が朽木家の責務として響河と戦い、一騎打ちの末響河を打ち倒し朽木家との因縁に終止符を打ちました。
また、白哉は最終章にて霊王宮で修行した結果かなりパワーアップしている為、志波岩鷲が言ってたいた通り歴代最強の名をより確実に自分のものにしています。
卍解を習得し、更に霊王宮で修行して超越者となった白哉の年齢を考えると歴代最強は先ず間違いないでしょう。