刀鍛冶の里で登場した鉄地河原鉄珍は刀工をまとめ上げる里長であり、里一番の技術を持っていました。
本編では鉄珍の情報は殆ど語られていないものの、大正コソコソ噂話や公式ファンブック等で少ないながら鉄珍に関する情報が小出しされているのです。
そこで今回は、
- 鉄地河原鉄珍の名前の読み方とプロフィール
- 鉄地河原鉄珍の素顔
- 鉄地河原鉄珍の担当の日輪刀
- 鉄地河原鉄珍の声優
- 鉄地河原鉄珍の死亡について
- 鉄地河原鉄珍の子孫について
等、鉄地河原鉄珍について紹介したいと思います。
鉄地河原鉄珍の名前の読み方とプロフィール
【名前】 | 鉄地河原鉄珍(てっちかわはらてっちん) |
【年齢】 | 不明 |
【職業】 | 刀鍛冶、里長 |
【声優】 | 屋良有作 |
名前の読みは鉄地河原鉄珍と書いて「てっちかわはらてっちん」と読みます。
鬼殺隊の武器「日輪刀」を作る刀鍛冶の里の里長を務めており、その鍛冶の腕は里一番です。
身長は非常に小さく小柄で若干頭頂部が剥げている老人の風貌をしていますが、口調は関西弁に近く、普段の性格もおちゃらけたものであるものの、刀に関しては真面目に取り組んでいます。
初登場時には「里で一番小さくって一番えらいのワシ」と自己紹介していました。
また、若い女性が大好きです。
鉄珍の素顔
鉄珍の素顔が見られるのは単行本14巻第121話のおまけページです。
鉄珍の眉は太く短い平行眉であり、目はギャグ漫画で見かける見事な数字の「3」、口は前歯2本が飛び出した出っ歯、額に三本線の皺が浮かんでいます。
鉄珍のひょっとこのお面
刀鍛冶の面々は一様にひょっとこのお面を着けていますが、個別にデザインが少し違っています。
鉄珍のひょっとこのお面は額が広がり顎がシュッとなった角丸三角形を逆にした形に近く、垂れ眉に目玉の視線は上を向いている他、尖らせた口は誰よりも長いようです。
鉄珍の刀に対する厳しさ
刀鍛冶の里長を務めるあたり刀に関しては結構な厳しさとこだわりがあるようです。
竈門炭治郎が折れた日輪刀の件で刀鍛冶の里を訪問した際には、鋼鐵塚蛍の癇癪に付き合いわざわざ足を運んでくれた炭治郎に対し鋼鐵塚の代わりに謝罪するものの、炭治郎が刀を折りすぐに刃毀れさせたのは自分であると卑下すれば「いや、違う。折れるような鈍(ナマクラ)を作ったあの子が悪いのや」と一蹴しました。
その言葉の重みには炭治郎も圧倒されるものがありピリついた空気を感じ取っています。
また、鋼鐵塚が炭治郎の刀を打たない場合は別の刀鍛冶を紹介するとも述べており、普段の性格とのギャップの差が印象的です。
鉄珍が担当する日輪刀
- 蟲柱・胡蝶しのぶ
- 恋柱・甘露寺蜜璃
鬼滅の刃に登場する桜色の髪が特徴の柱「甘露寺蜜璃」は、可愛くて強い人気キャラです。 ですが、甘露寺蜜璃は柱のなかでも特殊な日輪刀を使用しており、その戦い方は独特かつ新体操のリボン競技を意識したように美しいものでした。 今回はそん[…]
伊黒小芭内の日輪刀は息子の願鉄が担当
鉄珍には本誌で登場しなかった「願鉄(がんてつ)」という息子が存在するそうです。
担当は蛇柱・伊黒小芭内の日輪刀であり、刀身が蛇のように波打つ特殊な日輪刀を作り上げる技術力の高さは鉄珍から受け継いでいます。
革製の磁石で留めるタイプの鞘を使用する他、刀を抜く時は鞘についている磁石の留めている部分を開いて抜くという変わった刀です。
鋼鐵塚蛍の名付け親兼育て親
鋼鐵塚蛍は生まれた時からあの性格らしく、鋼鐵塚が2歳の頃にノイローゼとなった親は鉄珍に預けています。
また、「蛍」という名前は鉄珍が名付けたものであり、鋼鐵塚のお見合いエピソードでその名前を褒められると鉄珍は上機嫌でしたが、鋼鐵塚自身は「蛍」という名前は可愛すぎるという理由から好きではないそうです。
鬼殺隊には鬼と戦う「剣士」と彼らをサポートする「隠」が居ますが、もう一つ重要な役割を担っているのが日輪刀を作る刀鍛冶です。 彼ら刀鍛冶のおかげで隊士達は鬼を狩れる訳ですが、主人公竈門炭治郎の専属刀鍛冶・鋼鐵塚蛍はかなり変わった性格をし[…]
鉄珍の声優「屋良有作」さん
【名前】 | 屋良有作(やらゆうさく) |
【所属】 | 青二プロダクション |
【誕生日】 | 1948年3月15日 |
【代表作】 |
|
【来歴】 | 東京都足立区出身の声優、俳優、ナレーターで、吉沢演劇塾出身、旧芸名は「黒部鉄」と言います。
死去した内海賢二さんの持ち役を受け継いでいます。
|
鉄地河原鉄珍は死亡したのか
刀鍛冶の里編で鉄珍は上弦の伍・玉壺が召喚した水生動物に襲われていますが、死亡していません。
単行本13巻第112話、里長の屋敷は玉壺が召喚した壺4個分の巨大水生動物に襲撃された事で里を常駐で警護していた鬼殺隊員があっけなくやられており、数名の刀工も死傷しています。
また、鉄珍自身も水生動物に捕まると握り締められた圧力で体中の骨がミシミシと悲鳴を上げ吐血をしていますが、恋柱・甘露寺蜜璃が駆け付けた事で間一髪救出されました。
蜜璃が水生動物を討伐した後は、鉄珍は重症ながら蜜璃に抱き起されると「若くて可愛い娘に抱きしめられて何だかんだで幸せ…」と辞世の句を読む余裕を見せており、他の重傷者が蜜璃に手を握って欲しいとすり寄ってくれば「ひっこんどれ……」と瀕死ながら蜜璃に抱きしめられている状況を満喫しています。
玉壺は刀鍛冶の里編で登場した十二鬼月の一人、上弦の伍の鬼ですが、読者から「気持ち悪い」などと言われるキャラクターです。 血鬼術が水生動物に関連する他、玉壺自身も自分の体の改造を趣味にしているため、第三者から見て不快感強めな容姿となって[…]
鉄珍の本編登場はそれ以降ありませんが、刀鍛冶の里編終了後には里の復興と移転に尽力しているようです。
鉄珍の生存確認とその後
上弦の鬼により甚大な被害を受けた刀鍛冶の里は失った者達を悼む時間を惜しみながらも「空里(からざと)」と呼ばれるいつでも移転できる別の拠点へ引っ越しています。
小説「風の道しるべ」では、柱合会議で来るべき戦いに備えた柱稽古の実施が決まった数日後が描かれており、その時にはまだ引っ越し途中でありながらも、老人や女子供を先に移す事で荷解きが完了している状態でした。
残った荷物は男達で運び出しており、また、上弦の鬼の襲撃で亡くなった者達の埋葬や供養をしていますが、生きている人が優先になるので墓は里に置いて行くそうです。
里で荷運びをする者の中には小鉄もおり、小鉄は先の修業で破損した「縁壱零式」の修復にあたっていましたが難航しているようで、この時、鉄珍から「里が完全に移り終える二日間で元のように動かす目途が立たなければ縁壱零式を捨てていけ」と言われたと語っている事から、鉄珍の生存が確認出来ました。
また、里の移転には鬼に後をつけられないようにと特殊な方法で荷物を運んでいる事から持っていけるものには限りがあるとして、役に立たないものは持っていけないという里長としての厳しさを見せています。
余談ですが、刀鍛冶の里編後に無一郎や蜜璃が移転中の里に訪れた際、無一郎が亡き鉄井戸や鉄穴森そして小鉄に改めて謝罪と感謝を伝えた後に、感極まった蜜璃が「私も鉄珍様の打ってくれた刀に何度も救われてるよぉお」と泣きながら愛刀に頬ずりしました。
同小説第2話「鋼鐵塚蛍のお見合い」でも鉄珍が登場していますので、刀鍛冶の里のキャラクターが気になる方は一読をお勧めいたします。
鉄珍の子孫
鬼滅の刃の最終話では登場キャラクターの子孫や転生が登場していますが、鉄珍の子孫については言及されていません。
しかし、鉄珍には伊黒小芭内の日輪刀を担当をする「願鉄」という息子が存在するので、何処かでその子孫が生きているかもしれませんね。
鉄地河原鉄珍の素顔や死亡についてのまとめ
- 鉄地河原鉄珍は刀鍛冶の里をまとめ上げる長
- 若い女の子が大好きな関西弁でおちゃらけた性格
- 刀鍛冶の技術は里一番
- 鉄珍の素顔は目が数字に「3」で頭頂部が禿げている
- 鉄珍は刀鍛冶の里編で上弦の伍・玉壺に襲撃され重傷を負うが甘露寺蜜璃に救助されている
- 小説「風の道しるべ」で生存が確認できる
- 鉄珍の子孫は登場していないが、「願鉄」という息子は存在するので子孫がいる可能性はある
鉄珍の初登場はちょこんと座った可愛らしいお爺さんという印象がありますが、その腕は確かなもので、恋柱や蟲柱のような特殊な日輪刀を作り上げる技術力の高さを持っていました。
鬼殺隊を支える鍛冶師達はくせ者ぞろいではありますが、多くの活躍を見せてくれる頼もしい味方です。
アニメ版ではもう少し登場シーンを増やして欲しいですね。