これまで登場した式術や呪術は一人一人個性があり見応えがありますが、式神使いは少ないのではないでしょうか?
式神をよく使うのは伏黒恵ですが、他に式神を使う人物はいるのか、今まで登場した中で最強の式神は何かを考察しまとめましたので紹介します。
式神とは
まず式神(しきがみ)について説明します。
- 式神とは術者が使役するこの世ならざる鬼神、非術師には視認不可能な鬼神、もしくは使役神(しえきしん)
- 呪符の他、様々な術式で召喚され、調伏する事で配下に敷く事が可能
- 調伏(ちょうぶく)とは仏教用語で『怨敵、悪魔、敵意ある人など怨霊を鎮める』であり、術師の力で倒し従わせる
- 調伏の儀式は単独・複数人でも可能
- 式神を倒すには式神本体か式神使いの術者を倒す
単行本14巻117話渋谷事変35にて伏黒恵(ふしぐろめぐみ)が式神を生み出す調伏の説明をしており、最強の式神を呼び出しますが失敗。
3月4日に発売された呪術廻戦公式ファンブックにも詳しく掲載しておりますので是非読んで下さい。
式神使いの年齢・誕生日・身長
式神使いで登場している術者は現在4人のみで、伏黒恵や他に登場した人物を紹介します。
伏黒恵の年齢・誕生日・身長
- 東京都立呪術高等専門学校1年生
- 年齢:15歳
- 誕生日:12月22日
- 身長:175㎝前後
- 出身地:埼玉
- 一人称:俺
- 趣味:読書
- 好きな食べ物:生姜に合う食べ物
- 苦手な食べ物:パプリカ(甘いおかず全般)
- 2級呪術師(1級呪術師査定中)
- 術式:十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)
十種影法術とは、影を媒体にして召喚する術式であり調伏した様々な能力を持つ10種類の式神を操ることが可能で、伏黒恵は式神が破壊されたらそれなりに凹むことから、共に戦う戦友だと思って可愛がっています。
禅院家伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の息子で禅院家相伝の一つ『十種影法術』を受け継いでおり、禅院家の中に式神使いもしくは相伝を受け継いでいる者がいるかは不明ですが、現在は伏黒恵のみと考えられる。
クールで1人で過ごすのが多そうなイメージですが、小説版呪術廻戦ではオフの日に同級生の虎杖悠二(いたどりゆうじ)と釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の3人でカラオケやご飯を食べに行ったり、虎杖悠二が一度行きたかったアキバに一緒に同行しゲーセンで遊んだりして、同級生に振り回されながらも面倒見良い一面が見られます。
渋谷事変も佳境に突入しますます熱くなってきた呪術廻戦ですが、その中でも転換点となる話が1~2巻収録の「呪胎戴天」、いわゆる少年院編です。 この話では虎杖たちが初めて特級呪霊と邂逅し衝撃のラストを迎えることで話題となりましたが、この記事[…]
蛇艮(だごん)
- 特級呪霊
- 一人称:受胎 不明・羽化後 私
- 術式:死累累湧軍(しぬぬゆうぐん)
- 領域展開:蕩蘊平線(たううんへいせん)
- 『海』を恐れる人の感情から生まれた呪霊で、攻撃は「水」や「魚」をイメージしたものが多い
- 好きなこと:泳ぐ事・特級呪霊花御
- 嫌いな物:人間
蛇艮の初登場は単行本2巻10話雨後で登場、単行本12巻106話渋谷事変24では特級呪霊花御を他界させた怒りと怨みで胎児から羽化したことにより一気に知能能力・戦闘能力が高くなり、領域展開と術式解放させ七海健人(ななみけんと)と禅院真希(ぜんいんまき)禅院直毘人(ぜんいんなおびと)の3人を負傷させ苦戦させますが、救出で現れた伏黒恵の領域展開に呪詛師オガミ婆の孫の身体を乗っ取った伏黒甚爾が現れ戦いに敗れ他界します。
吉野順平の年齢・誕生日・身長
- 里桜高等学校2年生
- 年齢:享年17歳
- 身長:不明
- 一人称:僕
- 出身地:神奈川
- 趣味・特技:映画鑑賞(特にホラー映画がお気に入り)
- 好きな食べ物:天津飯
- 嫌いな食べ物:数の子
- 式神:澱月(おりづき)
単行本3巻19話幼魚と逆罰で登場、虐めにあい不登校中マイナーな映画館に行った時、吉野順平を虐めた男子高校生3人がサボりで同じ映画館に来ており上映中もうるさく最悪だと思いますが、虐めた男子高校生3人がうるさくてマナーを守らないからと「無為天変」により他界させた真人(まひと)の行動を見て、吉野順平は真人を追いかけ路地裏で声をかけるのが最初の出会いでした。
真人の隠れ家に何度か訪れ、術式を教えてもらい式神を召喚し戦闘ができるようになりますが、真人が言っていた「順平には才能があるよ」と短期間で習得できていることから術者としての才能があったのは確です。
その後、真人の計画とは知らずイジメの主犯者に死なせる勢いで術式を使いますが、仲良くなった虎杖悠二に止められ説得している最中に真人が現れ術式「無為天変」により無理矢理「形」を変えられ他界します。
バンダナを頭に巻いている爺さん
- 年齢:推定70歳以上
- 一人称:儂(わし)
- 学生時代に犬(名前:太助)を飼っており唯一の友達
- 両親は呪霊が見える事を気味悪がっており、出来のいい弟にだけ金と時間を使い可愛がっていた
- 呪符を使い式神を召喚する
単行本8巻68話懐玉で五条悟と夏油傑が呪術高専高等学校の学生時代に登場、伏黒甚爾が天元様の「星漿体(せいしょうたい)」天山理子(あまないりこ)を抹殺したら賞金3,000万円の情報をネットで流し、その情報を知り賞金を得るために天山理子の学校を訪れ、廊下で出会した夏油傑と戦うが戦闘行動を見破られ倒されました。
呪術廻戦において最強の式神
最強の式神は八握剣異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょう まこら)
- 歴代の十種影法術師全員が調伏に失敗している
- 「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」と唱えると、調伏の儀が始まる
- 右手にある刃は対呪霊に特化した『退魔の剣』で、反転術式と同様の正のエネルギーを纏っており呪霊なら一撃で倒せるぐらい強力
- 敵の攻撃を分析し、耐性と有効打を得ることができ、あらゆる事象への適応ができる最強の後出し虫拳(じゃんけん)
これまで伏黒恵は自分より強い相手を倒すため最終手段として「布瑠部由良由良」を途中まで唱えていのが描かれていましたが、単行本14巻117話渋谷事変35にて最後まで唱え呼び出しますが魔虚羅の一撃を受け仮死状態になります。
しかし、それを察知した両面宿儺(りょうめんすくな)が登場し伏黒恵に術式反転で一命を取り止め、そして調伏の儀式を無かったことにし魔虚羅を手こずりながら倒しました。
もし調伏の儀式に成功していたら、伏黒恵は歴代十種影法術師の成功者となり最強の式神を手に入れていたのではないでしょうか。
呪術廻戦に登場するその他の式神一覧
八握剣異戒神将 魔虚羅以外にも他に式神は登場していますが人物ではなく生物のみで、可愛らしい生物から怖い生物まで様々な式神が原作やアニメで登場しているので紹介します。
伏黒恵の式神
現在登場している伏黒恵の式神は、調伏済の式神は種類とオリジナルの式神、領域展開『嵌合暗翳庭』で現れる式神がおり戦闘では上手く使い分けて召喚しています。
玉犬(ぎょくけん)『白・黒』
単行本1巻1話両面宿儺で登場、術式『十種影法術』10種類の中で最初に与えられる式神で動作の素早さに関する能力が高く感知や探索能力にも優れており利便性が高く、伏黒恵がよく使う式神です。
玉犬『渾(こん)』
単行本6巻47話呪具で登場、破壊された玉犬「白」の力を受け継ぎ、玉犬「黒」が「渾」へと戦闘能力パワーアップした式神、動きが速く単行本7巻57話起首雷同-参-の八十八橋ではモグラ叩きのような呪霊を瞬殺で倒しました。
蝦蟇(がま)
単行本1巻7話呪胎戴天-弍- で登場、長い舌を持ち遠くにいる仲間を助け、敵の拘束や攻撃をすることが可能。
大蛇(おろち)
単行本2巻9話呪胎戴天-肆-で登場、巨大な蛇であり口で敵を捕獲するのを得意だが両面宿儺により破壊される。
鵺(ぬえ)
単行本1巻1話両面宿儺で登場、面をつけた怪鳥で、体毛に電気をまとい体当たりし、大きな翼で敵の攻撃を防ぐことができ、移動手段に使うなど便利性があり伏黒恵が一番よく使う式神です。
満象(ばんしょう)
単行本6巻44話京都姉妹校交流会-団体戦11-で最近調伏した式神として登場、水の量圧で押し流し敵を吹っ飛ばし、巨体を活かし敵を押し潰すことが可能。
脱兎(だっと)
単行本11巻96話渋谷事変14で登場、大量の兎を呼び出し他へ注意をそらすために、わざと目立つように行動をとり隙を作るタイプの式神。
不知井底(せいていしらず)
- 「蝦蟇」と「鵺」を組み合わせオリジナルの呪術『拡張術式(かくちょうじゅつしき)』で作った式神
- 破壊されても再生可能だが式神自体弱い
- 攻撃方法は舌を伸ばすことで相手を拘束できる
単行本3巻17話退屈で登場、京都姉妹校交流会では加茂憲紀が放った矢を受け止め、後ろから出現させ他へ注意をそらすために、わざと目立つように別の行動をとり隙を作るなど使いやすい式神です。
領域展開『嵌合暗翳庭』(がんごうあんえいてい)
- 影の沼を作り式神の即座顕現ができる
- 分身の精製など影法術を存分に使用すことが可能
単行本7巻58話起首雷同で限界を超えた未来の自分の力を信じ不完全で不細工だけど領域展開に成功し特級呪霊を祓いましたが、かなり消耗したみたいで「疲れた」と言い倒れます。
呪術廻戦において虎杖に次ぐもう一人の主人公である伏黒恵は、御三家の血を引きその類い稀な呪術センスから呪術の極致「領域展開」すらも習得しており、これからの展開でも重要な位置を占めるであろう注目のキャラクターです。 今回の記事では、そんな[…]
吉野順平の式神 澱月(おりづき)
- 術式は『毒』
- 呪力から精製した毒を式神の触手から分泌することができる
- 毒の加減や式神のサイズや強度の可変が可能
澱月はクラゲの式神で体内に打撃をしても効かないのが特徴
蛇艮の式神 死累累湧軍(しぬぬゆうぐん)
- 生命の源たる海より際限なく湧く無数の式神
- 海に紐づく術式で、大量の水や海洋生物型の式神を操る
- 無限に湧き出る式神が圧倒的物量で牙を剥く
敵に真っ直ぐ向かってくるわけではなく、次の瞬間に敵の肉をえぐってくるのが特徴。
まとめ
- 現在式神使いで登場しているのは伏黒恵・吉野順平・蛇艮・バンダナを頭に巻いた爺さん
- 式神とは術者が使役するこの世ならざる鬼神、非術師には視認不可能な鬼神、もしくは使役神
- 術式で召喚され調伏する事で配下に敷く事が可能
- 最強の式神は八握剣異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょう まこら)
- 伏黒恵の術式『十種影法術』
- 伏黒恵の式神は調伏済の6種類とオリジナルの式神、領域展開『嵌合暗翳庭』で現れる式神
- 吉野順平の式神は『澱月』でクラゲの式神
- 蛇艮の式神は『死累累湧軍』で大量の水や海洋生物型の式神
怖い式神から可愛らしい式神など様々おり、特に伏黒恵の玉犬は人気があり商品化されたスリッパは大人気で完売するなど今後式神のグッズが増えるのではないでしょうか。
伏黒恵の登場していない残り式神は増えるのか、それとも新しい式神使いが現れるか不明ですが現れたらどのような式神が登場するのか気になり今後が楽しみですね。