呪術廻戦において虎杖に次ぐもう一人の主人公である伏黒恵は、御三家の血を引きその類い稀な呪術センスから呪術の極致「領域展開」すらも習得しており、これからの展開でも重要な位置を占めるであろう注目のキャラクターです。
今回の記事では、そんな伏黒の領域展開「嵌合暗翳庭」が登場したのは何巻の何話なのかをご紹介。
そもそも伏黒恵はどんな人物?
伏黒恵は呪術廻戦の1話から登場しており、虎杖が呪術高専に入学してからは釘崎と共に一年トリオとして少年院編や八十八橋編などで数々の任務をこなしてきました。
呪術界の御三家・禪院家のの血を引いており、禪院家相伝の影と式神を操る術式「十種影法術」を使用。
幼い伏黒は禪院家に売られる予定でしたが、呪術師として働くことを条件に五条悟に保護され呪術高専に入学、当初は呪術師になることを嫌っていたものの、慕っていた義姉の津美紀が呪いにより寝たきりになってしまったことから、呪術師という生き方に向き合うようになります。
両面宿儺が興味を示すほどにその潜在能力は計り知れず、実力も十分にあり、式神を使いながら近接戦闘もこなす器用さを持ち合わせています。
伏黒恵が初めて領域展開を発動したのは何巻の何話?
そんな伏黒が初めて領域展開を発動したのは、呪術廻戦7巻収録の第58話「起首雷同-肆-」で、八十八橋編も佳境のこの話では、伏黒と八十八橋の特級呪霊の戦闘が描かれています。
宿儺の指を取り込んだ特級呪霊と交戦する伏黒ですが、少年院の特級呪霊より八十八橋の特級呪霊は数段強く、瀕死に追い込まれ意識が飛んだ伏黒は五条との稽古を回想。
なんとか意識を取り戻した伏黒は「ここまでだな」と悟り、奥の手である「魔虚羅」の調伏で相打ちに持ち込もうとしますが、少年院編での宿儺を想起します。
「宝の持ち腐れだな」という宿儺の言葉を思い出し奥の手を止めた伏黒は、何かが吹っ切れたように笑いながら印を結び、領域展開「嵌合暗翳庭」を発動しました。
伏黒の嵌合暗翳庭はどんな領域展開なのか
八十八橋編で初めて展開された伏黒の領域「嵌合暗翳庭」ですが、この時点では初めての領域展開ということもあり不完全で、伏黒自身も「不細工もいいとこだ」と評しています。
伏黒の術式「十種影法術」がベースとなった領域であり、展開すると影で出来た水が足下を満たし、この影から術式では二体に制限されていた式神を三体以上呼び出すことが可能に。
足下の影から式神「蝦蟇」を呼び出し相手を拘束したり影で自身の分身を作り相手を攪乱、また相手の影から現れ式神と共に背後から不意打ちと、影を操る領域なので伏黒も様々な形で応用して戦っています。
「無量空処」や「蓋棺鉄囲山」のように領域に引き入れた時点で勝利できる、といった領域展開ではありませんが、逆に味方や非術師を領域の中に入れても大丈夫というメリットも。
領域展開はその強さの反面、呪力の消費が激しく八十八橋編では特級呪霊を撃破した後に伏黒も倒れてしまいますが、これから完成に近づく領域展開と併せて伏黒の成長が楽しみですね。
伏黒二回目の領域展開の登場は何巻の何話?
初登場の7巻から少し間が開いて、渋谷事変編中盤、呪術廻戦13巻収録の第108話「渋谷事変26」で伏黒の領域展開「嵌合暗翳庭」が登場しました。
真希、七海、直毘人の三人が、海への恐怖から生まれた特級呪霊・陀艮の領域展開「蕩薀平線」に囚われ絶体絶命の状況に陥っていたとき、伏黒が領域内に侵入、自身も領域「嵌合暗翳庭」を展開し三人の救出を画策。
領域を中和することで陀艮の術式必中効果を消したほか、領域から影を伸ばして真希へ特級呪具「游雲」を届けたり、「蕩薀平線」が生んだ海の中に式神「蝦蟇」を呼び出し足場にするなど、三人の生存に大きく貢献しました。
この陀艮戦では、伏黒を逆に利用して領域内に侵入した禪院甚爾が陀艮を討伐しましたが、伏黒の領域展開は特級呪霊の領域展開とも押し合いが出来るほどに強力なものであると判明したのです。
これから伏黒の領域展開はどう成長するのか考察
ここまで伏黒の領域展開についてご紹介しましたが、主人公格である伏黒の領域展開は今後の呪術廻戦でどう登場、成長していくのでしょうか。
まず考えられるのは、伏黒自身の成長により領域展開の質が向上することです。
今はまだ呪力の消費が激しく、領域展開後は疲労困憊してしまう伏黒ですが、今後の成長により五条悟のように一日に何回も領域を展開可能になったり、特級呪霊の領域を押し返せるほどに成長すると心強いですね。
またこれから更に多くの式神を調伏させることで領域内で呼び出せる式神が増えたり、最終的には十種影法術「魔虚羅」を領域内で呼び出せるようになったりすると面白そうです。
まとめ
この記事では呪術廻戦でも特に人気で重要なキャラクタ-、伏黒恵の領域展開についてまとめ、何巻の何話で登場したのかご紹介しました。
領域展開は見た目も格好良く、アニメでも演出が迫力満点なので、今後もたくさん登場することでしょう。
また、伏黒の術式はまだ明かされていない式神がいるなど謎に包まれているので、これからの呪術廻戦から目が離せませんね。