前向きになれるおすすめの漫画9選!読むだけでほっこりが止まらない

  • 現実に張り合いがないからつまらない
  • こんな状況下だし、せめて漫画で元気になりたい

そんなあなたの為に、読むだけで前向きになれるオススメの漫画を集めてみました。

前向きになれるおすすめの漫画9選!読むだけでほっこりニコニコが止まらない作品集

ではここからは9つの前向きになれる厳選したおすすめの漫画をご紹介します。

のぼさんとカノジョ?

のぼさんとカノジョ?の表紙

主人公の「のぼくん」はお寺の息子。大学進学を機に一人暮らしを始めるが、都会は家賃が高い!破格の値段だった部屋があると不動産屋に言われ、内見へ行くと、とっても良さそうな部屋だったので家賃の理由を聞くと、いわゆる事故物件だった。さすがはお寺の息子、特に恐怖も感じず契約する-のぼくんの人当たりの良さが、だんだんとユーレイも心を許す

この作品はのぼくんと、部屋にいるユーレイとのほのぼのとした内容を見てほしい。異色な内容だけれども、2人?が前向きに毎日を過ごすのを見て周囲もほのぼのとした輪に加わり、あたたかい気持ちになります。途中、ユーレイは除霊、成仏しないといけない。というちょっぴり辛い部分もありますが、それでも前向きに生きる2人?が素晴らしいです。気分が落ちた時に読むと、前向きな気持ちになれる作品になっています。

PとJK

PとJKの表紙

平凡な毎日を送っている女子高生、歌子が、友達に誘われるがまま年齢を隠して参加した合コンで偶然にも警察官の功太と知り合い、小さな事件をきっかけに高校在学中に結婚をするというストーリーです。とても誠実で正義感の強い功太とのムズムズともどかしいまでにピュアな結婚生活の中で、お互い葛藤しながらも夫婦としての絆を少しずつ深めていく姿に感動します。

功太が自分の過去と向き合い少しの間歌子と距離を置く場面でも、歌子の前向きで健気なまでに相手を思いやる姿や、精一杯の言葉で気持ちを伝える場面では読んでいて応援せずにはいられなくなりますし、また歌子の周りにいつも存在する、どこまでもポジティブな仲間達が本当に清々しくて皆いい奴です。悩み多き思春期ではありますが、一人一人が自分の夢に向かって成長していく姿や、彼らの真っ直ぐな言葉には人として気づかされることが沢山あり前向きになれます。

3月のライオン

3月のライオンの表紙

「3月のライオン」は、中学生でプロの棋士となった少年が、周囲の人に支えられながら、棋士としても人間としても前向きに成長していく物語です。主人公桐山零がプロ棋士として成長していくのは、本人の努力もありますが、仲間や先輩の支えもあり、だんだんと上に上がっていく姿はワクワクとさせられます。

彼よりもかなり経験を積んだ年配の棋士たちもいる中で、厳しくもまれていくドラマチックな展開なのですが、将棋のことを良く知らない人でも楽しめますし、その一方で、両親や妹を突然の事故で亡くして、棋士の内弟子となった桐山は、師匠の家族に疎まれ、高校生になってからは一人暮らしをしていて、その孤独を癒してくれるのが下町に住む川本家の三姉妹。この三姉妹に支えられ、自分も彼女たちのために何か役に立ちたい、と思ってから、桐山の人間としての成長が始まります。その姿が感動的でもあり、またこの川本家の人々とのやりとりに読んでいる私たちも癒さ、この作品からは前向きな気持ちにもなりますし、元気をもらえる漫画です

ダウト!!

ダウト!!の表紙

地味で冴えず、モテない主人公の藍。中学でジミーズと言われ、悔しかったのをきっかけに高校デビーを果たす。その並々ならぬ努力のおかげで、中学の頃と別人のような美少女になり高校の同級生、ハイレベル男子の一ノ瀬曹に恋をするが、一癖ある曹に振り回される藍。そのうえ、曹の親友、雄一郎には好意を寄せられ、おまけに、曹を巡って容姿端麗のライバルが多くでてくる。(こちらも癖が強い…)元ジミーズの藍が、本当にモテる日がくるのか、曹との関係がどうなっていくのかが見所。

少女漫画の部類ですが、辛辣なセリフや現実にありえる…と思う場面が多く、読んでいて前向きになれるストーリーです。藍が一巻で言うセリフ「女は加工品!厳しい自己管理、地味な努力の積み重ねがあたしの外見を支えてんのよ。」確実に言い訳したくなるけれど、これ以外言うことないよなと衝撃を受けました。ギャグ要素も少しあるのに、外見における現実から目を逸らさないところが良いと思う。少しでも綺麗になるよう、前向きに行動しようと思える作品でもあります。

くるみ

くるみの表紙

31歳主婦で夫に逆らうことがなかったくるみが、家を飛び出して自分の力で前向きに生きていくお話。これまで、私なんかという口癖で自分ときちんと向き合うことをしてこなかったくるみでしたが、自分を邪険に扱う夫から逃げ出して何とか生きていこうと決意。

一見すると、みんな幸せにやっているように見えますが、そんなことはなくて、それぞれに悩みを抱えて生きていて、自分で解決の糸口を見つけようとする人もいれば、そんなことは最初から無理と決めつけている人もいます。そんな人々に失う物はもうないくるみが、優しく、時には突き放しながら、人々に寄り添ってい、そんな様子を見て人々も変化していき、これまでとは違ったことをしたり、考え方が変わったりと前向きに考えられるように。くるみ自身もまた、そんな様子を見てそこにとどまるのではなく、自分を探して模索していく、人生を前向きに考えられる作品、それがくるみです

BLUE GIANT

BLUE GIANTの表紙

主人公の宮本大はどこにでもいる普通の高校生。そこそこ勉強してそこそこ部活して、ちょっとの恋愛をして。しかし全てにおいて全力投球することは出来なかった主人公がJAZZに出会いテナーサックスの練習をするようになる。そこからはびっくりするほど前向きにのめり込むようになり、真面目で不器用でひたすら真剣にJAZZに向き合う主人公に胸打たれます。

春夏秋冬、雨が降っても雪が降っても河原土手に立ちサックスを吹くシーンが大好きです。JAZZという音楽をテーマにした漫画なのにJAZZをよく知らない私でも躍動感や演奏中のドキドキが伝わる不思議な漫画で自分に嘘をつかない、挫折も苦悩も味わうがひたすらJAZZに向き合う主人公を応援すると共に読み手も前向きになれるお話し。最終話には衝撃的な出来事が起こりますが、それすらも踏み台に立ち上がる姿が素敵です。

石塚真一/小学館

こちら葛飾区亀有公園前派出所

こちら葛飾区亀有公園前派出所の表紙

前向きになれるマンガといえば「こちら葛飾区亀有公園前派出所」です。
何故?と言われれば言わずと知れた両さんこと巡査部長の両津勘吉が暴れまわるその姿を見ると、悩んでいたことすら吹っ飛んで前向きになれます。実際にあんなことを繰り返し起こしたり、あんな行動をとってたら一発で懲戒免職なんでしょうが、それが漫画のいいところ。気に入らなければ銃をぶっぱなし、金に目がくらんで数十億円の負債をかかえたり、やりすぎて天然記念物すら破壊するとんでもない行動がすっきりします。あとは人情ですよね。柴又の寅さんのようにとんでもないことしているけど憎めない、こんな人が世の中でかっ歩し、周りの人に慕われ、そして周りを幸せにしている、そのこと自体が自分に勇気やまた頑張ろうという気持ちを奮い立たせてくれるきっかけになります。

作品の連載は終わってしまいましたが何度でも読み返したい作品です。

田中くんはいつもけだるげ

田中くんはいつもけだるげの表紙

この作品は、主人公の田中くんが、徹頭徹尾、だらだらしているだけの癒し系漫画です。ところが、周囲の人間は意外と悩みが多く、恋愛や自分の印象、モテたい欲求、など多くのことに悩まされ、一生懸命に生きています。田中くんは、そんな周りの人たちに巻き込まれ、「まぁでも、いつもどおりでいいんじゃない?」「がんばらなくてもいいよ」と、だらだらまとめてくれる存在。

頑張りすぎて、疲れたとき、肩の力を抜いて、前向きになれる漫画でやる気がみなぎる、というではないかもしれませんが、この漫画の精神があれば、いつもより楽しく、毎日が送れるかもしれません。それこそ、前向きに。田中くん以外の、頑張り屋な登場人物たちに励まされる部分もあります。生徒会長の「白石さん」なんかは、まさに頑張り屋さんの典型です。「いい子でいよう」「頼られるようになろう」と気を張ってた「白石さん」は、田中くんの言葉で少しだけ肩の力を抜けるようになりました。このシーンは、いつ見ても、ほっとします。

まっすぐにいこう。

高校生の女の子、郁子とそのボーイフレンドの秋吉、彼らの友人たちの日常を郁子の飼い犬、マメタロウの目線で描く物語。当初は郁子が秋吉に片思いの状態で、その悩みをマメタロウにぶつけたり、マメタロウが見た人間たちの世界について考察したりと、よくある少女漫画とは違った切り口のストーリー展開が斬新です。言葉は通じなくても、マメタロウなりに郁子を励まして元気付ける様子は読者であるこちら側も前向きになれます。

また、ストーリーが進むにつれて、郁子やマメタロウが様々な場所に出かけて、新しい仲間や友人ができ、その中で非常に印象に残ったシーンが。

北海道に来た郁子たち。マメタロウが広大な大地を駆けていると、1羽のカラスに出会います。カラスは人間から「不吉」なイメージを持たれ、邪険にされることで偏屈な性格になってしまい、マメタロウにもキツい態度で接していると、そこに郁子が現れ、モクレンの木にとまるカラスを見て「モクレンの花のよう」と言いました。その言葉にカラスは「花に例えられたのは初めて」とほほ笑むのですが、何気なく発した言葉でも誰かの心を癒すことができるのだ、と感じるシーンでした。

こういった前向きになれるシーンが多々あるので、元気になりたいときに何度も読み返したくなります

まとめ

ギャグマンガは笑えるけど読み終わった後に前向きになれるか、と考えた結果今回のおすすめの漫画にはギャグマンガはあえてあまり入れませんでした。

読んだ後に自分も頑張ろうと思える前向きになる作品は、最初の頃はとても幸せとは言えない環境下にありますが、それらの苦難を友達や仲間、支えてくれる人たちと共に乗り越え、そんな姿に前向きになれたり元気をもらえる、それが今回ご紹介した9つも漫画です。

漫画は紙で読むのもいいのですが、かさばるとせっかく前向きになった気分が後ろ向きにもなりかねないので、今回は電子書籍を中心にまとめました。

あなたもこれらの作品を読んで前向きになれる元気をもらいましょう。