マイナーだけどおすすめの漫画!王道よりも名作揃いの作品集

世の中には数えきれない漫画があり、全ての作品が光を浴びるわけではありません。

メジャーではない、面白い、感動する作品が読みたい、今回はそんなあなたに向けて、マイナーだけどおすすめしたい漫画をまとめて見ました。

マイナーだけどおすすめの漫画

マイナーだけどおすすめの漫画をご紹介します。

スーパーの裏でヤニ吸うふたり

スーパーの裏でヤニ吸うふたりの表紙

【おすすめポイント】

普段のスーパーの山田さんと、スーパーの裏でタバコを吸う田山さんの性格の違いのギャップが面白い。佐々木さんもよく田山さんにからかわれていますが癒し系のサラリーマンで、時には年上らしく田山さんを励ましてくれていて、恋愛だけでない部分で癒されるところが多い漫画です。

一向に田山が山田さんだと気づかない佐々木にヤキモキしますが、この中で気づいて欲しく行けど気づいて欲しくないという山田の心の動きが丁寧に描かれていて少し切なくなります。

スーパーの裏でヤニ吸うふたり
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王様達のヴァイキング

王様達のヴァイキングの表紙

【おすすめポイント】

天才ハッカーと投資家の成り上がりの物語です。

コンビニのバイトすらできない主人公はパソコンの腕だけは一級品で、どこにも雇ってもらえない所に投資家にビジネスの話しをされます。そこからパソコン1台で犯罪者と戦っていき成り上がっていく物語で、ダメダメな主人公が成り上がるサクセスストーリーになっています。

マイナーな作品ではありますが仕事を頑張ってる人、プログラムやウィルスなどパソコンが好きな人、特に男性にはおすすめの作品です。

王様達のヴァイキング
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不死身ラヴァーズ

不死身ラヴァーズの表紙

【おすすめポイント】

作者は高木ユーナ先生でドラマ化もされたドルメンXなど生み出されています。メジャー作品ではないですが、どうなるのか結末がわからず、ハラハラしながら最後まで読み切ってしまいました。全3巻で手に取りやすいのも魅力です。

恋愛ものの話で、主人公の小学生甲野じゅんは、同級生の長谷部りのという女の子に恋をし徐々に惹かれあう2人ですが、甲野じゅんが告白すると長谷部りのは目の前で突然消えてしまうのです。ショックを引きずったまま成長する甲野じゅんの目の前には、歳上の、歳下の、様々な長谷部りのが現れるのですが、そのどの長谷部りのも甲野くんは好きになってしまうのでした。

告白すると消えてしまう彼女を、何度でも見つけて、何度でも恋をする、愛の情熱に溢れた作品です。初めて恋愛ものを読む男の子にもおすすめですし、マイナーな作品だけど、隠れた名作だと思っています。

不死身ラヴァーズ
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コレットは死ぬことにした

コレットは死ぬことにしたの表紙

【おすすめポイント】

薬師のコレットがある時疲労で井戸に落ちてしまうのですが、そこはなんと死の国でした。そこで会ったのは、冥王ハデスとそのお付きのがいこつ達、自分のいる世界とハデスのいつ世界を行き来し、他の神様と会ったり、ハデスと恋に落ちたりと、あまりメジャーではない作品ですが、ほのぼのとした少女漫画です。

コレットとハデスがお互いのことを好きになっていく過程は読んでいてむずむずしてドキドキします。ハデスの周りにいるがいこつ達もそれぞれ性格が違い、だんだん可愛く見えてくるでしょう。ペットのケルベロスも小さくなると可愛く、他の神様や女神さまの話も読んでいて面白いです。

コレットは死ぬことにした
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チェーザレ 破壊の創造者

チェーザレ 破壊の創造者の表紙

【おすすめポイント】

作品のジャンルは歴史漫画で、内容は「私の母は娼婦――そして父は怪物だ」15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェーザレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語です。

マイナーな作品ですが、平和のためにはどんな人間が必要なのか?どんな権力が必要なのか?その人間をどう選出すべきか?現在にも通じる問題を提起しています。理と知の違いなど哲学的にも深い内容に触れていて、中世から近代への過渡期らしさも感じられますし、また、ダヴィンチやミケランジェロなどルネッサンスの芸術的な名作や数々の立派な建造物、そして挿絵も美しく、時代考証に基づいた緻密な画は崇高なほどです。

チェーザレ 破壊の創造者
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東京深夜少女

東京深夜少女の表紙

【おすすめポイント】

就活中の主人公ハルは地味で無個性な女の子で、就活も惨敗で人生に行き詰まっていた時、歌舞伎町で働く「りあ」と出会います。自由奔放な"りあ"との出会いをきっかけに、ハルは煌びやかな夜の世界に染まっていく…というお話です。

この漫画は夜のお仕事+コスプレがテーマになっており、テーマとしてはメジャーではありませんが、女同士の嫌なところを煮詰めたような、リアルな内容になっています。登場人物ほぼ全員やべーやつなので、そういうドロドロなの好きって人におすすめの作品ですし、全編カラーで、ピンク色のネオンがかかったようなイラストの雰囲気も必見です。

怪獣自衛隊

怪獣自衛隊の表紙

【おすすめポイント】

自衛隊をテーマにした漫画は数多くありますが、この漫画は突如現れた地球外生命体と自衛隊がバトルする漫画です。かわぐちかいじ先生の作品は海上自衛隊が多いですが、海上自衛隊は陸海空の自衛隊が特殊チームを組むのも魅力です。

怪獣を倒すという分かりやすい敵もあり、ストーリーも面白いので自衛隊漫画ファンの中では隠れた名作として知られています。

ねこ、はじめました

ねこ、はじめましたの表紙

【おすすめポイント】

ある男子高校の時が事故で猫と入れ替わって女子高生に飼われることになり、拾ってくれたのは女子高生の名はチカちゃん!
チカちゃんに拾われたニャオは、奇想天外な日常生活を起こすことになり、チカちゃんはとても天然でニャオに心の中で面白がられて(心配)されてます。

とにかくニャオが面白くて可愛いく、自分も入れ替わって好きな人に拾われたりしてみたいなって思いながら毎日読んでます。

ねこ、はじめました
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千年狐 十 ~干宝「捜神記」より~

千年狐の表紙

【あらすじ】

舞台は古代中国。

千年を生きた狐が人間に化けて、人を助けたり、妖のものを助けたり、迷惑をかけたりしていました。

廣天(こうてん)という狐と、樹齢千年の大木が、姿かたちを変えて千年より先の未来を生き、その途中、天界の人と会ったり、自称医者に会ったり、自称幽霊が視える青年と会ったり、別れたり。

本人たちは行き当たりばったりで過ごしているように見えますが、その生き方が面白い!

絵がキレイなので基本的にまじめ展開ですが、ギャグファンタジーなので笑わせにきてくれます

【おすすめポイント】

シリアスに話が進んでいると思いきや、その中の一コマに実はすごく重要なコトが描かれていたり、まじめな雰囲気を持ちながらもクスッと笑える、吹き出してしまう、声に出して笑ってしまう部分が多く、読み返してもその部分でツボにはまり、結果何度も始めから読み直してしまいます。

過去千年の歴史や記憶がある廣天は、人を騙したり欺いたりしつつも共存を選んでいるように見えていて、自分の生活に使えそうなワンフレーズ、心に留めておきたい一言にも出会えるため、マイナーだけどとても面白い作品です。

ひらやすみ

ひらやすみの表紙

【おすすめポイント】

ビックコミックスピリッツで掲載されている、隠れた名作。

阿佐ヶ谷を舞台として、平屋を譲り受けた主人公を中心に、いとこの女子大学生、友人、地域の不動産屋さんなどが織りなす、のんびりした日常系ストーリーの漫画です。大きな事件が起こるわけではないですが、生活の中にある暖かみを素朴に描いています。

また、細かな生活の変化や信条の変化を丁寧に描いていて、のんびりした中にもドキッとする会もあり、心穏やかになるマンガです。

7SEEDS

7SEEDSの表紙

【おすすめポイント】

平凡に過ごしていたはずなのに、起きたら未知なる場所にいた主人公、今まで生活したことがないようなサバイバル生活がはじまります。

少女漫画らしくラブストーリーはもちろん、少女漫画としてはマイナーであるSFファンタジー要素もあり、ありそうでなかった漫画です。近い未来に起きてもおかしくないようなストーリーで色んなことを考えさせられる漫画でした。あまりメジャーではないのですが、もっと有名になってもいいと思う隠れた名作の一つです。

フォビア

フォビアの表紙

【おすすめポイント】

フォビアは恐怖症という意味の言葉で、世の中の様々な恐怖症を題材にした作品で、原作も単行本2巻分しか世に出ておらず、知る人ぞ知るといったようなメジャーではない、かなりマイナーな作品です。

テーマの恐怖症を通じて、怖さや感動といった読み手の気持ちを揺さぶってくるので、よくも悪くも記憶に残るところが魅力だと思います。基本的には一話完結型のオムニバス作品なので、サクサク恐怖症の世界に没入することができるでしょう。テーマがテーマだけに万人受けはしないかもしれませんが、クオリティの高い話ばかりなので、隠れた名作だと思います。

猫と紳士のティールーム

猫と紳士のティールームの表紙

【おすすめポイント】

隠れた名作漫画です。主人公は、街にひっそりと佇む紅茶専門店の店主・瀧。彼は外見はとてもイケオジですが、極度の人見知りで唯一心を開くのは愛猫のキームン君と紅茶だけ。そんな彼が慣れない接客業に奮闘しつつ、少し疲れた現代人の心を紅茶と不器用なおもてなしで癒やすハートフル・ティー・ストーリーです。

ストーリーはもちろん面白いですが、1話ごとに紅茶やスイーツに関する知識が盛り込まれているので、紅茶やスイーツに関心のある方に特におすすめの漫画になっています。

猫と紳士のティールーム
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オークが女騎士を育成してみた

オークが女騎士を育成してみたの表紙

【おすすめポイント】

主人公の女騎士がいきなりオークに捕まってしまいましたが、オークも呆れる、心身ともにメタボな女騎士でした。オークの若頭は彼女を理想の女騎士に鍛えようと決意します。

作品に出てくるオークは善人ばかりで、女騎士もゲスな部分は持ちつつも基本的には善人で、次第に村に馴染んでいきます。ダイエットを通して成長した女騎士はオーク達と協力して、人間社会との和解を目指すことになりました。

この漫画はギャグが面白くて楽しく読めました。徐々にスリムになっていくと共に、怠惰な心情を克服して成長していく女騎士に感動しますし、もちろんリバウンドだってしちゃいます。メインキャラの若頭と幼馴染の女の子達は、オークとは思えない美男美女ですが、人間的な葛藤も抱える魅力的なキャラ達でした。

全3巻で完結しているのですが、もっと読みたいと思った隠れた名作です。

オークが女騎士を育成してみた
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クミカのミカク

クミカのミカクの表紙

【あらすじ】

異星人が出稼ぎで住むようになった地球では、様々な異星人が地球で住むようになり、クミカという女性の異星人も地球に出稼ぎにきた異星人の一人でした。

ある時、クミカは職場で倒れ職場にいるクミカに好意を持つ若者から介抱を受けます。

クミカの住む惑星では食べ物を食べるという文化はなく、空気中のゴミや塵を口から吸い込み吸収することで栄養を得ていたのですが、初めて地球の食べ物を口にすることで食べる喜びを知ることになったのです。

【おすすめポイント】

この漫画は、食べ物を食べたことがない異星人が食べる喜びを知ることで、食べるとは何かを学習していく過程が面白く、例えば、クミカはピーマンを食べたことが無い状態でピーマンを食べ、おいしいと感じなかった話があるのですが、とある調理法を知り、ピーマンを食べることができるようになります。

その調理法というのがチンジャオロースでピーマンを丁寧に下ごしらえすることで、ピーマン特有の臭いと苦みを抑えるという調理法を知りピーマンを食べることができるようになるなど、子供に起こりがちな好き嫌いの対処法までを学習できるなど中々興味深い漫画です。

ほかにも、炭酸飲料を飲んだことがない状態で飲むとどうなるか、という心理についても描かれており、食べたことないものがおいしかったらどうなるかというのを忠実に描いた作品です。

これほど面白いのにマイナーなのが信じられないくらい、みんなに読んでほしい漫画となっています。

源君物語

源君物語の表紙

【おすすめポイント】

作品のジャンルはラブコメです。

大学に入学した主人公源光海が、源氏物語の研究者の叔母に現代の光源氏を目指すよう言われて、色んなヒロインと出会い、関わっていく物語です。

タイトルやあらすじにもあるように、源氏物語をベースに作られた作品ですが、源氏物語を知らなくても読みやすいのが特徴で、ヒロインの特徴と源氏物語に出てくる女性の特徴の合致が説明されたり、ストーリーが進むにつれ主人公や周りの成長が見られた時は読んでいる自分も嬉しくなりました。

ヒロインが複数出てくるラブコメ目的でも読めますし、源氏物語に興味を持たせてくれるようなものだと思います。マイナーかもしれませんが、原作は完結済みなので、最後までスカッと読めてしまうこと間違いなしの作品です。

里見☆八犬伝REBOOT

里見☆八犬伝REBOOTの表紙

【おすすめポイント】

よしむらなつきさんが昔ガンガンで連載していたギャグ漫画「里見☆八犬伝」の続編です。

「里見☆八犬伝REBOOT」は当時のギャグも踏襲しつつ、シリアスな展開や綺麗で進化したイラストに驚かされました。南総里見八犬伝を下敷きにした物語で、妖魔玉梓の復活を阻止しようと主人公の信乃が犬の名と痣を持つ仲間を集める旅を続けます。

信乃は女性なのに、なぜか周りからは男性に見られている、というのが前作のギャグの一つだったのですが、今作でその謎が解けて驚きました。隠れた名作だと思います。

里見☆八犬伝REBOOT
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國崎出雲の事情

國崎出雲の事情の表紙

【おすすめポイント】

歌舞伎俳優の家系に生まれた女性と見間違うほど美形な主人公、出雲が、男らしくありたいという思いとは裏腹に、女形としての才能を開花させていく物語です。

勘違いが生み出した、癖が強すぎる登場人物との男同士のラブコメマンガという側面もあります。色んなお仕事物の作品はあれど、歌舞伎というメジャーではない職業をピックアップした作品は珍しいのではないでしょうか?少女漫画っぽい美麗なイラストが特徴的なので、女性にもとってもおすすめです。

花とみつばち

花とみつばちの表紙

【おすすめポイント】

安野モヨコさんの隠れた名作が「花とみつばち」です。

ハッピーマニアやさくらんに比べるとメジャータイトルではありませんが、まず何よりも主人公・コマツのキャラが光る作品で、どうしてもモテたいけど全くモテない男子高生のコマツくんが恋とは何か、女性とは何かを知るために奮闘するコメディになっています。

恐らく舞台が90年代~00年代初頭なのでややジェンダー観が今と違ったり、恋愛至上主義、外見至上主義な描写があるところは気になりますが、安野先生らしいぶっ飛んだコメディパートと同級生・さくらとの恋愛パートはかなり熱くて面白いです。特にさくらとの噛み合わないカップルぶり、本当に好きなんだけれど上手くいかない、じれったく切ない感じが絶妙に現実的でした。モテようと色んなことをしたけど結局ダメダメなコマツが、本気で恋をしてから男ぶりがあがるところが一番のポイントだと思います。

夏雪ランデブー

夏雪ランデブーの表紙

【あらすじ】

目つきが悪く、怖がられてしまうこともある花屋でバイトする青年であり、主人公の葉月は女性店長の六花さんに秘かに片思いをしています。

しかし、彼には彼女には見えないある者が見えていました。

それは店長の亡き夫である島尾と呼ばれる幽霊が見えていたのです。

主人公、店長、元夫(幽霊)という不思議な三角関係の恋愛を描いた作品で、テレビアニメ化もされた恋愛漫画で、幽霊が出てきますが、ホラー要素はなく心暖まる作品になっています。

【おすすめポイント】

アニメ化もされた作品ですが、あまり知られていない隠れた名作だと私は思っています。

まず絵柄がとても繊細で美しく、内容も絵柄に負けないとても素敵な作品です。

おすすめポイントは主人公と店長の恋愛模様なのですが、私が一番好きなのは主人公と島尾の掛け合い。

特に島尾の性格が少し子供っぽくて主人公と店長の関係をよく邪魔するものの、それがとても面白く、主にほのぼのとした作品ですが、シリアス展開もあり、マイナーだけどおすすめできる作品になっています。

社会不適合者の穴

社会不適合者の穴の表紙

【おすすめポイント】

近未来ディストピア作品です。

退廃した「旧日本」を舞台に監獄のような生活を強いられる少年少女たちの群像劇で、中心人物の中でも主人公的役割を担うソラオは管理都市から逃げスラムに帰りたがっていました。そのための資金稼ぎに管理も行き届かない地下都市に足を踏み入れ、怪しい住人たちと出会うのですが、実はソラオだけが知る秘密があり、単に家に帰りたいだけではなく、真実を知るために親友のケンヂと故郷を目指すことになるのです。

この作品の魅力として、独特なイラストが挙げられます。きっとこの作家にしか描けないであろう、どこか薄暗く耽美なテイストの人物が目を惹かれました。グロテスクな虫の描写も秀逸で、作品に薄暗さを添えます。地下世界は独自の文化を築いており、廃墟や地下マニア、「九龍城砦」に魅力を感じる人ならば、このワクワク感を分かってもらえると思いますし、ソラオ、ケンヂ、ミタの友情にも注目してほしいです。

社会不適合者の穴
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RACK―13係の残酷器械―

RACK―13係の残酷器械―の表紙

【おすすめポイント】

高校生探偵の主人公がある出来事をきっかけに、非合法な拷問で犯人を自白、逮捕している警察組織「13係」と接触するようになり、より深い事件に巻き込まれていくお話です。

この作品では様々な拷問器具が擬人化したキャラが登場します。メジャーなものだと鉄の処女、マイナーなものだと親指潰し器などです。そしてその拷問器具たちのビジュアルが最高にかっこいいし美しい!全作読めば必ず好みドンピシャな子が見つかるはずなので、ぜひ読んで欲しい作品です。

RACK―13係の残酷器械―
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フランケン・ふらん

フランケン・ふらんの表紙

【おすすめポイント】

生物工学者の斑木博士が生み出した、少女のフランが持ち前の医療技術を用いて周囲の悩みについて解決していくという内容でブラックユーモアに富んだ作品になり、作品ジャンルとしてはホラーコメディー作品になります。

グロデスクな手術シーンなどがありますが、問題の解決法としてはそれもありなのか?と思わせる解決法をとっていて、一人の人間の体に二つの人間の頭を移植するなど常識では考えられない問題解決法を用いるなどがユーモアが効いていて面白いです。人を選ぶ作品ですが、ユーモアがあり、社会を風刺した作品なのでフランケン・ふらんは間違いなくお勧めします。

フランケン・ふらん
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リアルアカウント

リアルアカウントの表紙

【おすすめポイント】

エログロ要素を含むためアニメ化されていないマイナーな漫画です。SNSをテーマにしていて「炎上」「バズ」「スタンプ」「粛清」などなどおなじみのワードが出てきて、ヤンキー漫画のように時代が過ぎ去ってしまっても懐かしさを感じたり「こんな時代もあったな~」と思ってもらえると思います。

友人に勧めたところ「面白い」と言って喜んでくれましたし、漫画が好きな人にはぜひ読んで欲しい隠れた名作です。

リアルアカウント
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戦車椅子-TANK CHAIR-

戦車椅子-TANK CHAIR-の表紙

【あらすじ】

妹を庇って意識不明になった天才暗殺者の兄と、兄を治すために奔走する平凡な高校生妹のダークバトル物です。

天才暗殺者の本能からか、他人からの殺意によって普段の記憶と意識を取り戻すことができる兄、その本能を利用して、殺意を集めて兄を回復させようとする妹。

二人は暗殺の依頼をこなしながら強大な敵を倒し続ける。噂が噂を呼び、依頼はたまた挑戦する物達が現れる。

強くなる敵達に兄の意識が戻っている時間が長くなるが・・・

【おすすめポイント】

ダークでサイバーパンクな世界観でありながらも、兄の意識が戻ったときの妹の純真さ健気さに感情移入してしまいますし、作画の書き込みがとても丁寧で今後が楽しみな作品です。

戦闘描写も兄が車椅子に乗って戦うという奇抜な発想で、タイトル通りに車椅子が戦闘用に変形したりする様は男の子心をくすぐります。

非常にグロテスクな描写もありますが、敵側のクズさが際立っているためか爽快感が勝っていますね。

まだ掲載中ですので今後が楽しみです。

戦車椅子-TANK CHAIR-
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静かなるドン

静かなるドンの表紙

【おすすめポイント】

この漫画は主人公であるの近藤静也という男のカタギと極道の二つの道を同時に歩んでいくという物語です。

私はまずこの設定からとても興味の湧くものだと感じました。カタギという一般的な人間の道、極道という一般人の私たちのいる表の世界ではなく裏の世界での道の仕事をかけ持つサラリーマン。私は初めてこのようにメジャーな題材になることのなかった極道について書かれている漫画を見つけとても衝撃的でした。内容もとても濃いものであり、とてもおすすめです。

死刑囚042

死刑囚042の表紙

【おすすめポイント】

マイナーな作品ですが、漫画が読めてシリアスなドラマが好きな人には、誰にでも必ずおすすめしている漫画です。

死刑囚の主人公はとある実験に参加するのですが、その実験は死刑制度を廃止する代わり、殺意が芽生えると爆発するチップを死刑囚の脳に埋め込み、監視しつつ社会奉仕させるというものでした。社会奉仕としてとある公立高校で主人公は働くのですが、そこでの出会いが彼と出会った人達の人生に大きな影響を及ぼしていきます。

死刑囚という重たいテーマを扱ったヒューマンドラマで、生と死について考えさせられ、読み終わった後に私はとにかく泣きました。おすすめした人達からも名作だったと言ってもらえましたし、重たいテーマでシリアスな作品が好きな方にはぜひ読んでほしい作品です。

堕イドル

堕イドルの表紙

【あらすじ】

スキャンダルなどで堕ちたアイドルとして50人の堕イドルが集められ、主人公はスキャンダルが無く前日にたまたま声をかけられた男となぜか生死を懸けたゲーム「堕イドル・オーデション」に強制参加させられました。

合格すれば生き残れるが不合格なら死んでしまうそんな理不尽なゲームに参加させられ、主人公と男はさまざまなゲームを乗り越えていきます。

【おすすめポイント】

デスゲーム系の漫画を良く読むのですが、アイドルとデスゲームがコラボしていたのが面白く、絵も可愛くて読んでいて楽しかったです。

主人公と男がゲームの合格基準を暴いていくのも良かったですし、アイドルたちの本性が露わになっていて読んでいて飽きません。

離婚しない男

離婚しない男の表紙

【おすすめポイント】

世の中、男性が浮気した場合は間違いなく親権は母親に獲得しますが、女性が浮気した場合子供の親権裁判『父親の親権の獲得率はわずか1割』しかない妻に裏切られた夫による親権をかけた戦いの物語です。

主人公の父親は妻の不倫に気づかないふりをして、歯を食いしばりながら不倫の証拠を日々収集し、裁判で親権を獲得するためにたくさんの壁に立ち向かって行く男の姿を描いた作品になっております。マイナーな作品ですが、実際の現実にもこういったことが行われているのではないかという、リアル感があり、男の立場なら自分だったらどうするのか、妻の立場ならどう対処するのか、と色々考えさせられますし、非常に引き込まれる作品です。

バビロンまで何マイル?

バビロンまで何マイル?の表紙

【おすすめポイント】

川原泉の隠れた名作。

高校生たちがひょんな事から手に入れた魔法の指輪でタイムスリップし、歴史上の人物と交流し様々な経験を積みながら激動の歴史の裏側を知るという、最近の異世界転生モノとはひと味ちがう魅力のある作品です。

川原泉さんのファンは中高年層の多いと思われますが、十分現在の若い漫画を読みアニメを視聴する読者にも受け入れられる作品が多く、中でもこのバビロンまで何マイル?はその中でもコアな人気のある作品でしょう。

バビロンまで何マイル?
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世紀末リーダー伝たけし!

世紀末リーダー伝たけし!の表紙

【あらすじ】

「世紀末リーダー伝たけし」ギャグ&格闘漫画です。

笑えるところが多くてギャグ漫画でもありますが、主人公はやるときはやる男で、クールに決める場面が最高にギャップがあって、面白さと感動させてくれる。

主人公は小学生。非常に強い男。顔は変な顔。色んなところから毛が生えまくっていて、常にギャグをしているような男。

そんな男の前に屈強な男たちと闘いながら物語が進んでいく。仲間も増えていき、周りに支えられて強くなっていきます。

【おすすめポイント】

「世紀末リーダー伝たけし」は、何回読んでも楽しいと思える漫画です。

楽しい漫画は何周か読めるものになりますが、私にとって「たけし」がそうでした。

主人公の顔はイジメの対象になるぐらいブサイクですが、ポジティブすぎる性格や運動神経と圧倒的な強さで、決して屈しません。

この信念の強さが読んでいて、勉強になりました。ギャグセンスもあって笑えるところ非常に多いので、飽きない漫画です。

世紀末リーダー伝たけし!
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二ツ星駆動力学研究所

二ツ星駆動力学研究所の表紙

【おすすめポイント】

ミニ四駆に魅せられた大人たちによる、ミニ四駆を極める、漫画になっています。

主人公の漫画家が、大人たちのミニ四駆チームに参加して、子供のころハマったミニ四駆を、再開する話ですが、ミニ四駆についてのネタ(ブームによっての世代ギャップ、セッティングのあれこれ)が満載で、面白いです。

ミニ四駆は、再ブームになってたりしますが、このマンガはミニ四駆ネタばっかりなので、将来にわたりメジャーになることはないでしょう。その代わり、ミニ四駆に少しでも、ハマったことのある人には、懐かしいネタがいっぱいある、素晴らしい隠れた名作になると思います。

二ツ星駆動力学研究所
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最強伝説 黒沢

最強伝説黒沢の表紙

【あらすじ】

工事現場で働くさえない中年の男を主人公、その主人公が職場で周りの人達からの人望を得るために様々なことを試み、さえないながらも波瀾万丈な人生を面白く・感動的に描いた漫画です。

多くの漫画では見た目が良かったり才能のある人物を主人公にしますが、この漫画は「モテない・さえない・人望がない・カネがない」等、良いところが見当たらない人物を主人公にして、そのダメな主人公が彼なりに人生をどう生き抜くかということを描いた作品になっています。

【おすすめポイント】

さえない中年男である主人公が、ふがいない自分自身の人生を見つめなおして、一生懸命に世知辛い世の中を生き抜く姿にこの漫画のポイントがあります。

そして、ダサくてさえないはずの主人公が、様々なトラブルに巻き込まれながらも懸命に立ち向かう姿に、徐々に主人公がかっこよく見えてくるでしょう。

また、読者に突き刺さるような綺麗ごとではない名言も多いで、作者の福本先生といえばカイジやアカギのようなギャンブル漫画が人気ですが、この「最強伝説 黒沢」はギャンブル漫画ではなく、感動を与えてくれる漫画です。

マイナーなのが信じられないくらい、感動すること間違いなし。

クイズ!正義の選択

クイズ!正義の選択の表紙

【おすすめポイント】

この作品はデスゲーム風クイズ番組で正解したら出演者の望んだものが手に入り、不正解だといろいろな罰ゲームが下されるというシンプルな漫画なのですが、罰ゲームの内容がひどくグロテスクだったり、正解だと思っていたものが実は不正解だったりと見ていて予想外の展開にはらはらドキドキしながら見ることができます。

作者さんは杉野アキユキさんでディストピア~移住の島は不貞の島でした~は広告でも見たことがあるという方が多く有名だと思いますが、こちらの作品も隠れた名作となっており、この先の読めない展開にワクワクしながら読める作品になっていると思います。

ダブルアーツ

ダブルアーツの表紙

【あらすじ】

不治の病であるトロイが蔓延している世界で、それを治療するシスター・エルレイン、そんな彼女の治療は、トロイを吸収して進行を遅らせる方法でした。

しかし、その方法は彼女の命を削って行う命がけの治療でトロイを吸収するたびに、彼女の寿命が縮んでしまうのです。

そして遂に、彼女の寿命が尽きようとした瞬間にキリと言う少年が手を差し伸べ、まさしく彼の手が、希望の光でした。

キリと言う少年には、トロイに感染しない不思議な力があり、さらに、彼に触れている間はトロイに感染しないので寿命が尽きたはずのシスター・エルレインが生きていられるのです。

そんな事情から、彼女・エルレインと彼・キリの手繋ぎ冒険生活が始まります。

【おすすめポイント】

ダブルアーツは作品の構想が非常に惹かれる作品です。

3巻で完結しているのですが、もっと伸びて長くやって欲しかったと思わせてくれるマイナーだけど面白い作品でした。

この漫画のお勧めポイントは、エルレインとキリの痛快なやりとりです。

ただでさえ、男女の手繋ぎ生活でドキドキとさせられるのに、さらにボケとツッコミのテンポの良さが笑いを誘い読んでいて心地いい。

それに何と言っても、2人の強制的な距離感と心の距離感がちょっとずつ埋まっていく感じがドキドキします。

東京決闘環状戦

東京決闘環状戦の表紙

【あらすじ】

山手線に新たに作られた高輪ゲートウェイ駅、その利権をめぐって山手線の各駅を守る用心棒たちが戦うストーリーです。

お祭り大好き男な神田駅の用心棒、パンダを崇拝してやまない上野駅の用心棒、無駄が嫌いなビジネスマンの品川駅の用心棒など、まるでそれぞれの駅を擬人化させたかのような説得力のある用心棒たち。

彼らが繰り広げる熱いバトルやシュールなギャグを楽しみながら、東京の持つ魅力を再発見することもできる作品です。

【おすすめポイント】

それぞれの地域の特色が「その人の個性」として反映された用心棒たちのキャラクターが興味深いです。

この作品ではキャラクター1人一人がとても大切にされており、敗退してしまったキャラクターにも見せ場があったりするので、とても胸が熱くなります。

そんな個性的な面々が各々の譲れない、大切なものを抱えながら繰り広げる熱いバトルは、時に手に汗を握り、時に感動できますし、その一方で、どこまでが真剣でどこまでがふざけているのかよく分からない独特なギャグ描写も多く、笑わせたり和ませたりしてくれるシーンも多いのがまた良いです。

東京決闘環状戦
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特攻の拓

特攻の拓の表紙

【おすすめポイント】

喧嘩漫画の中ではメジャーな『クローズ』『バットボーイズ』『カメレオン』などの名作の陰に隠れがちなのがこの作品です。

話のストーリーも主人公の拓がなぜグレ始めるのかということから書かれています。そしてそのグレる理由というのもリアルで現代の学歴社会の日本において20年以上前の漫画でありながら現代社会の問題である『非行少年、少女』がテーマになっているなのどの特徴など類似点があり、とても面白い漫画です。

マイナーだけどおすすめの漫画のまとめ

今回紹介した作品はごくごく一部です。

マイナーだけど読んでほしい漫画はまだまだたくさんあるので、随時追加していきます。

あなたもマイナーだけど面白い漫画を読んで、明日の糧にしてください。