【ワンパンマン】ONE版と村田版の違いは?読む順番を解説

『ワンパンマン』のONE版は、ONEが自ら描く原作漫画、村田版はONEを原作者として村田雄介が漫画を描くリメイクです。書店で売られている集英社の単行本は村田版にあたり、となりのヤングジャンプのWeb連載とつながっています。

読む順番に、ONE版を先に読まなければならないという決まりはありません。アニメから入った人や単行本で読み進めたい人には村田版が選びやすく、作品の出発点を読みたい人にはONE版という入口もあります。

迷いやすいのは、作者による版の違いと、Web掲載・単行本という形の違いが重なっている点です。まずこの二つを分ければ、どの漫画を読んでいるのか、次に何を選ぶのかが見えてきます。

ONE版・村田版・単行本の違いを比較

ONE版と村田版は、同じサイタマを主人公に、描き手と掲載先が異なる二つの版です。集英社の単行本は村田版を巻ごとに収録したもので、三つ目の独立した原作が加わるわけではありません。

比較項目 ONE版 村田版のWeb掲載 村田版の単行本
作品の位置づけ ONE自身が描く原作漫画 ONEの原作をもとにしたリメイク 村田版の巻ごとの収録版
作者 ONE 原作:ONE/漫画:村田雄介 原作:ONE/漫画:村田雄介
読む場所 ONEの作者サイト となりのヤングジャンプ 集英社のジャンプコミックス・電子書籍
話の探し方 作者サイトの目次と本編の「撃目」 掲載ページの「第○話」と本編の「撃目」 巻数と目次の「○撃目」
収録・掲載の特徴 作者サイトに掲載された原作の各話 Web公開分、別原稿は「原稿大全」にも掲載 本編を巻に収録、番外編を含む巻もあり
選ぶ目的 原作者自身の漫画を読む 村田版の公開されている話を読む 村田版を巻順で読む・手元にそろえる

ONE版は原作者が絵も描く漫画

ONE版は、村田雄介が描いた漫画の別名ではなく、ONE自身の漫画です。作者サイトには各話への目次があり、第1話のリンクからは「1撃目」の本編へ進めます。

原作者が描いた漫画を読みたいときの、直接の入口です。ただし、ONE版から村田版へ移る場合、同じ数字の話を開くだけでは、続きの位置を選べません。

村田版の作者もONEと村田雄介の二人

となりのヤングジャンプと集英社の書誌は、ONEが原作、村田雄介が漫画を担当する関係を示しています。村田版も、ONEが原作者として参加する漫画です。

この共同制作の漫画をONE自身が描く版と区別して、村田版やリメイク版と呼びます。Web第1話は2012年6月14日に公開され、単行本1巻は同年12月4日に発売されました。

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なぜ展開や話数が違う?Webの改稿と収録の関係

ONE版と村田版を比べる場合と、村田版のWeb原稿と単行本を比べる場合では、違いが生まれる段階が異なります。前者は原作とリメイクの関係、後者は同じ村田版の公開原稿と収録版という関係です。

ONE版と村田版は同じ話数でつながらない

原作をもとにリメイクする際には、絵を描き直すだけでなく、場面の見せ方や話の進め方にも違いが生まれます。二つの版の同じ数字が、同じ出来事や続きの位置を示すとは限りません。

たとえば、サイタマとガロウの戦いを調べるときに必要なのは、人物名と話数だけではなく、どの版の出来事かという情報です。ONE版を読んでいる途中へ村田版の戦闘経過を継ぎ足すと、その版で人物が経験したことまで混ざってしまいます。

ガロウの結末を扱う記事は、サイタマとの戦いから決着後までの経過を知りたい人向けです。戦いの核心に触れるため、続きを読んでから確かめたい場合は、先に漫画を楽しんでください。

Web第146話には別バージョンの掲載先もある

村田版のWeb原稿にも、公開後に描き直されたものがあります。具体的な例が、第146話と「ワンパンマン 原稿大全」に置かれた「番外編18(第146話)」です。

村田雄介は、この番外編18を修正前の原稿の読む場所として案内しました。現在の本編側の第146話と、保存された別原稿とを分けて読むことで、過去の公開原稿が残る仕組みを確かめられます。

「原稿大全」は、別バージョンの原稿に加え、番外編やアニメーションなども集めた掲載枠です。そのため、一覧のすべてがONE版の原作や、単行本へそのまま収録された本編というわけではありません。

Webで以前読んだ場面と手元の単行本が違うときも、まず確認したいのは同じ村田版の、どの時点の原稿かです。原稿が更新されたことと、ONE版から村田版へ読み替えたことを分けると、違いの理由を追いやすくなります。

「第○話」と「○撃目」、巻数は別々に見る

巻数は一冊の区切り、撃目はその中の本編を探す番号です。掲載ページの話数まで同じ数字として扱うと、読みたい場面の場所がずれてしまいます。

具体例として、単行本7巻に入る本編は、35撃目「戦い」、36撃目「ボロスの本領」、37撃目「墜落」です。目次には、さらに「大工事」「一番弟子の回想」「カツ丼」という三つの番外編も並びます。

7巻は本編の第7話だけを収めた本ではなく、本編の撃目とは別の番外編も含む一冊です。Webの「第○話」だけで収録巻や内容を置き換えるより、村田版・7巻・36撃目のように版と巻と章をそろえるほうが、目的の話を探せます。

初めて読むならどちらから?目的別の読む順番

二つの版は、先に読んだほうを終えないともう片方が理解できない続編同士ではありません。どちらの漫画を楽しみたいかによって、読む入口を選べます。

初見で単行本を読みたいなら村田版1巻から

紙や電子書籍で巻順に読み進めたいなら、村田版の1巻が入口です。まずWeb第1話を読んでから単行本を選ぶこともできます。

原作者自身の漫画から始めたい人に合うのが、ONE版の1撃目です。村田版を読む前でも後でも、作者サイトの入口から原作を楽しめます。

選ぶ基準は、原作を先に読んだほうが正しいかどうかではなく、今読みたい形です。手元に本をそろえるなら村田版、原作者の漫画をWebで読むならONE版という目的が、そのまま順番の理由になります。

アニメの続きが目的なら村田版を選ぶ

アニメを見て続きを漫画で読みたい場合には、村田版の単行本を選ぶのが自然です。アニメの原作として示されているのは、ONE・村田雄介による、となりのヤングジャンプ連載の『ワンパンマン』で、視聴した内容と同じ系統の漫画へ進めます。

ONE版もサイタマの物語ですが、アニメの続きを最短で読むための共通の接続先ではありません。視聴後にONE版を選ぶなら、続きを拾うという目的から、原作を別に読む楽しみへ切り替えることになります。

なお、村田版のどこから読み始めるかは、見終えた期やクールに応じて決まる別の選択です。すべての視聴者が同じ巻から始めるわけではありません。

両方読むなら一つの版を続けて読み、もう片方へ

両方を楽しみたいなら、どちらかを最初から読み、ひと区切りついたところで、もう片方を最初から読み直す順番が選びやすい方法です。同じ場面を一話ずつ追いかけなくても、人物への見方や話の運びを比べられます。

巻を読み終えるたびに別版の同じ数字へ飛ぶ必要はありません。読み終えた場面を知っているからこそ、別の版では何を先に見せるのか、どのやり取りへ時間をかけるのかに目を向けられます。

すでに村田版を途中まで読んでいる人なら、続きはその版で読み、ONE版は別の読み始めとして楽しむのがおすすめです。二つを一続きの漫画に組み合わせようとしなければ、話数の対応を探すことに気を取られず、それぞれのサイタマを追えます。

公式にはどこで読める?無料の入口と単行本購入

ONE版はONEの作者サイト、村田版のWeb掲載はとなりのヤングジャンプの第1話が入口です。単行本は集英社の書誌ページから、紙版・デジタル版と試し読みを確認できます。

2026年10月14日時点で、ONEの作者サイトの目次に並ぶのは第1〜160話へのリンクです。1撃目の本編は登録なしで読め、となりのヤングジャンプでも村田版の第1話を購入せずに読むことができます。

Webで無料公開されている話を読むことと、単行本を丸ごと読むことは、それぞれ別の範囲です。Web第1話を読めるからといって、紙や電子の全巻も無料になるわけではありません。

村田版を単行本で始めるなら、集英社の『ワンパンマン』1巻から版を確認できます。ボロス戦を巻単位で読みたい場合には、前述の35〜37撃目が収録された7巻という、内容に対応した選び方も可能です。

無料の第1話を試すこと、原作者の1撃目を読むこと、巻順に読むための1巻を選ぶことから、自分の目的に合う入口を選んでください。どの版を読みたいかが決まれば、「原作」という言葉だけで探すより、読みたい漫画へ迷わず進めます。

まとめ:ONE版は原作者の漫画、単行本は村田版

  • ONE版はONEが自ら描く原作漫画で、作者サイトから読む
  • 村田版は原作ONE・漫画村田雄介のリメイクで、Web掲載先はとなりのヤングジャンプ
  • 集英社の単行本は村田版の収録版であり、ONE版とは別の第三の原作ではない
  • Webの修正前原稿は原稿大全に残る例があり、掲載話数・撃目・巻数を区別して探す
  • 単行本で初めて読むなら村田版1巻、アニメ視聴後も村田版を選び、開始巻は視聴範囲に合わせる
  • 両方読む順番は自由で、版を切り替えるときは同じ話数へ飛ばず、それぞれの流れを楽しむ
  • 無料の入口として読める第1話と、単行本全巻の購入は別の範囲

『ワンパンマン』は、同じサイタマをもう一つの漫画として読み直せる作品です。原作を先に読むか、アニメで見た人物を村田版で追うかを、自分の読みたい気持ちから選べます。

一つの版を読んだ後にもう片方へ進む楽しさは、知っている人物がどんな順序や見せ方で登場するかを比べられる点です。まずは気になったほうの第1話から、サイタマの物語を追ってください。

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WEBコミック界のカリスマと超絶絵師がタッグを組み、2012年より「となりのヤングジャンプ」にて連載。平熱系最強ヒーロー“サイタマ”の日常ノックアウトアクション!