3月25日に発売されたばかりの薬屋のひとりごと6巻。
5巻は、猫猫が外廷勤務することになり3つの謎を解き明かすという内容でしたが、最新の6巻ではどのような展開になっているのでしょうか?
月間ビッグガンガンで連載されているねこクラゲ先生作画の「薬屋のひとりごと」原作6巻を早速読んでみたので、作者様に怒られない程度に分かりやすくネタバレを書いてみました。
薬屋のひとりごと6巻の発売日と内容ネタバレ込みの感想
羅漢という人物の登場によって、やや不安を残したまま終わった薬屋のひとりごと5巻。
半年間、続きが気になってしかたがありませんでしたが、ついに!待望の薬屋のひとりごと6巻が発売されました。
薬屋のひとりごと6巻の発売日は、3月25日。すでに発売されています。
6巻はの見所は後半のスピード感のある場面展開で、今まで張られてきた伏線が次々に回収されるなどドキドキが止まりません。
気になる内容を感想を交えながら順番に説明していきます!
猫猫が壬氏に化粧する
平民を装うために化粧をしてほしいと猫猫に頼む壬氏。
壬氏が化粧をすると聞いて『国でも滅ぼす気ですか?(化粧をしてさらに美しくなった壬氏を想像)』と返す猫猫には笑いましたね。
猫猫はやるからには徹底的にと準備をして、顔だけでなく壬氏の髪の毛や手、匂い、体形、声にいたるまですべてにこだわって壬氏を平民の別人のようにしていきました。
途中、猫猫はふと思いついて壬氏に口紅をしてみますが、口紅を差しただけで場の空気が凍り付くほど素晴らしい顔面に。
『どんなに素晴らしくても表に出してはならないものがある』ってと、口紅は猫猫によってすぐに拭き取られますが、完全に女装した壬氏もいつか見てみたいものです。
壬氏は無事平民に大変身。変装した壬氏を見て『まあ本当に坊ちゃん?』という水蓮と『坊ちゃんはやめてくれ』という壬氏の母と子のようなやり取りも親しい関係がにじみ出ていて素敵でした。
猫猫が壬氏と街歩きデート?!
猫猫が変装し、壬氏を従者に持つお嬢様という設定で一緒に街を歩くことになった猫猫。
この話は壬氏の表情が見所で、珍しいものにワクワクしたり、落ち込んだり、普段はあまり見ない素直で豊かな表情でとても可愛い。
そして、気を抜いているからか隠す気がないのか、また宦官らしからぬセリフをポロリ。詮索する気がない猫猫はまだ壬氏の本当の身分に気づいてはいませんが、真実に感づく日も近そうです。
羅漢が猫猫の実の父親であることが明らかに
以前から、壬氏にやたらと絡んできていた羅漢という官が猫猫の実の父親であることが明らかにされました!
羅漢は昔、手に入れたかった妓女がいたがその妓女は高くて手が出せなかったので、子を孕ませることで妓女の希少価値を下げ、自分のものにしようとした。そうして生まれたのが猫猫ということらしいです。
壬氏は街歩きの際に妓女の希少価値の下げ方について猫猫に尋ね、羅漢が昔何をしたのかを知りました。
猫猫が以前から自分の出自を卑しいものだと言ったり、羅漢のことを名前を出すのもおぞましいと言っていたように、当然、猫猫にとって羅漢はとても嫌なおぞましい存在で、壬氏の口から羅漢の名を聞いた猫猫の顔はホラー級に恐ろしかったです。
壬氏もそんな猫猫の様子を見て猫猫にとっての羅漢の存在がどんなものか知りましたが、今後も羅漢が壬氏と猫猫にどんどん関わってくる展開になりそうな予感。
ただ、壬氏が羅漢自身から、猫猫が羅漢の実の娘であると明かされるシーンはとてもカッコよかったです。
『しかし「油揚げ」(猫猫)はもう私のものです』という壬氏のセリフには内心ついに言った!と感動しました。
羅漢は『(猫猫を買うということを)やり手婆を説得するのに十年もかかった』『(猫猫はもう自分のものだという壬氏の言葉を受けて)いくらでも出す。昔とおなじ轍は踏みたくない』ということを言っており、なぜそこまで猫猫に執着するのか、という疑問が残る展開に。
翠苓という官女
以前からちょこちょこ登場していた翠苓という薬草の匂いがした官女が、今回の6巻でちゃんと登場しました。
猫猫は医局に薬をもらいに行った時に、同じく薬をもらいに来た翠苓に会うのですが、その後猫猫が偶然発見した薬草畑でふたたび会います。
翠苓がどんな人物なのかはまだ明らかになっていませんが、医官の『本来なら官女でなんてやらなくてもいいのに』という言葉や、薬草畑を作ったのが翠苓であること、蘇りの薬を植えるのだという言葉から、今後の気になる人物です。
猫猫が解決してきた謎に見える妙なつながり
猫猫が外の掃除をしていると、李白に声をかけられます。
なんでも以前猫猫がかかわった小火のあった倉庫で祭具が盗みだされた、とのこと。その倉庫の責任者や前任の管理者は猫猫が以前かかわった謎の事故に関係する人たちだったので、一つ一つの事故に妙なつながりを感じた猫猫は一連の事故が故意に引き起こされたものかもしれないと感じ調べてみることに。
いざ調べてみると、それらはやはり「ある祭事でことを起こすために企てられたものではないか」という考えに至るが、その祭事は今日催されているものだった。
このままではやんごとなき方が危ないと気づいた猫猫は走り、途中、祭事の催されている場所に入ろうとして顔を殴られるも無地に祭事の場にたどり着き、間一髪祭事を行っていたやんごとなき方を救えたのです。
「猫猫が助けたのははなぜか壬氏だった」疑問に思いながらも猫猫は片足に傷を負い、顔を殴られたせいで気を失ってしまいう。・・・fin
というので6巻は終わってしまいました。最後の方はスピード感のある展開でいろんなことが分かり、色んなことが起こりましたね。
ほんとに猫猫ーーー~!て感じで終わりました。続きが楽しみです。
薬屋のひとりごと6巻の感想とネタバレまとめ
薬屋のひとりごと6巻ドキドキワクワクの連続でした!
- 羅漢の今後の動き
- 明らかになっていく猫猫の過去
- 本来の壬氏の立場
後宮の下女として働く猫猫が持ち前の好奇心と推理力で事件を解決していく中華ミステリーで、今回の表紙は赤を基調としたデザイン。街歩き姿の猫猫が可愛いです。
今回もねこクラゲ先生による可愛らしく表情豊かで迫力のある絵は全ページ見どころですね。
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「薬屋のひとりごと」は日向夏先生原作のライトノベルで、2024年にはシリーズ発行部数3100万部を突破した話題沸騰中の人気作です。 そして、2023年10月22日からTOHO animation STUDIO、OLMによりアニメ放送が[…]