【鋼の錬金術師】エンヴィーの正体とは?能力やその最後まで徹底解説

漫画家・荒川弘の代表作品である鋼の錬金術師には、敵味方問わず非常に個性的かつ魅力的なキャラクターが登場します。

その中でも特に人気が高かったのは、敵軍勢であるホムンクルスの一員、エンヴィーでしょう。

今回はそんなエンヴィーの、

  1. エンヴィーのプロフィール
  2. エンヴィーの持つ能力や真意
  3. エンヴィーの最後

について詳しく解説し、エンヴィーというキャラクターについてより深く見ていきたいと思います。

内容については多分にネタバレが含まれていきますので、これから鋼の錬金術師を読みたいという人は、内容の閲覧に注意してください。

また、本記事内容は基本的に原作及びFA版アニメに準拠しておりますので、旧アニメ版や実写映画版、舞台版の内容は掲載しません。

エンヴィーのプロフィール・性別や身長・正体

鋼の錬金術師に登場するエンヴィーのプロフィールは以下の通りとなっています。

  • 名前:エンヴィー
  • 性別:不明
  • 対応する大罪:嫉妬
  • ウロボロスの刺青の位置:左足の太腿
  • 身長:154cmくらい
  • 固有能力:自らの肉体を自在に変形することができる
  • 初登場:コミックス第2巻6話「破壊の右手」
  • アニメ版声優:高山みなみ

鋼の錬金術師に登場するエンヴィーの初登場は、コミックス第2巻6話「破壊の右手」とかなり早めで、作中では3番目に読者の前に姿を現した存在です。

身長は154cm程度で小柄かつ細身、頭髪が長いことや顔つきが中性的な点もあいまって、読者からは性別がどちらであるかなども議論されてきましたが、公式で不明と言われています。

ホムンクルスとしての特殊能力は2つあり、変身能力と、人体の吸収と掌握です。

エンヴィーは自らの肉体を自由自在に変形させ、有機物無機物問わず、ありとあらゆるものに変化させられます。

これを生かして肉体を変形させて攻撃に転じることも、他者に変身して幻惑することも可能なのです。

また、肉体の変形の応用で他者の肉体に同化して乗っ取り、意志や肉体を奪ったり、失った肉体の補填もできます。

エンヴィーの正体

鋼の錬金術師に登場するキャラクター、エンヴィーはホムンクルスと呼ばれる人造人間です。

エンヴィーには特殊能力が存在し、肉体を自在に変形させて、有機物でも無機物にでもなんにでも変えることが可能でした。

では、エンヴィーの本当の姿や変身した姿、また、エンヴィーの核となる真意などを以下解説します。

エンヴィーが変身した姿と強さや能力

エンヴィーは変身能力を持っており、作中では度々その能力を生かしてエドワード・エルリックらとの戦闘を繰り広げたり、作中人物を翻弄したりしていました。

エンヴィーが変身して見せた主な人物は以下の通りです。

  • コーネロ(コミックス第2巻6話「破壊の右手」)
  • マリア・ロス(コミックス第4巻15話「鋼のこころ」)
  • アメストリス軍将校(コミックス第13巻51話「闇の扉」にて言及)
  • マース・ヒューズ(コミックス第23巻94話「復讐の炎」)
  • ロイ・マスタング(コミックス第23巻94話「復讐の炎」)

しかし他者への変身はエンヴィーが見た・聞いた情報が基本となるため、細かい外見的特徴や性格の完璧なトレースは難しいと、コミックス第4巻15話「鋼のこころ」などで示されています。

その他、コミックス第10巻38話「反撃ののろし」では犬、コミックス第12巻49話「人中の化物」では馬に変身することも可能であると見せつけました。

更にコミックス第13巻50話「腹の中」では右腕を蛇に、左腕を刃にするなど、肉体の一部を変形しての戦闘も行えると示しています。

また、普段見せている姿すらも変身能力で作り上げたもので、真の姿はコミックス第13巻51話「闇の扉」内で見せた、多数の顔や人体の一部が浮かび上がった巨大な爬虫類のようなものでした。

ただし、この巨大な姿は賢者の石にストックが残っている場合にのみ取ることが可能で、命のストックがなくなると、コミックス第20巻79話「蟻のひと噛み」で見せた脊椎動物の胚のような姿になるのです。

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鋼の錬金術師の表紙

弱体化状態では攻撃や変身能力を扱えないものの、他者の肉体と同化して乗っ取って奪ったり、肉体を補填することも可能でした。

ちなみに、戦闘能力はホムンクルスらしく高いものですが、どちらかというと直接戦闘よりも暗躍の方が目立っており、戦闘においてはエドワードやロイ相手に後れを取ることも多かった印象ですね。

エンヴィーの最後と死亡した経緯

鋼の錬金術師のエンヴィーが死亡したのは、コミックス第23巻95話「烈火の先に」でした。

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鋼の錬金術師の表紙

第三研究所の地下でロイ一行とエルリック一行、そしてエンヴィーが出会い、そこでロイはエンヴィーが親友であるヒューズを殺した相手がエンヴィーと知ります。

怒りと憎しみのままにエンヴィーを圧倒するロイでしたが、エンヴィーにトドメを刺す寸前に、ロイの同行者であったリザ・ホークアイやエドワード、スカーに阻止されてしまうのです。

その理由は、ロイが復讐を遂げることで心まで修羅に落ちることを危惧したからでした。

リザの決死の説得でロイは攻撃の手を弱めるのですが、そんなロイやリザ、エドワードやスカーをエンヴィーが煽ります。

しかしエンヴィーの言葉は既に葛藤や復讐心を乗り越えた一行には響かず、挙句はエドワードに自らの心中を言い当てられてしまいました。

その的を射た発言にエンヴィーは見下してきた人間に下される屈辱、理解される僅かな喜びを抱きながら、自分を構成していた賢者の石を自ら抜き取り、自害するのです。

エンヴィーが本当に欲しかったもの

最後の最後まで人間を見下し、嫉妬の中に身を置いてきたエンヴィーですが、彼が本当に欲しかったと思われるのは、自らの心中を理解してくれる者であったと伺えます。

エンヴィーはコミックス第23巻95話「烈火の先に」でエドワードに言い当てられた通り、人間に嫉妬していたのです。

自分たちよりも弱いくせに何度でも立ち上がり、困難に向き合う存在である人間を見下していた反面、羨ましかったのでした。

そんな心中の本来の想いをエドワードに暴かれたエンヴィーは、自分にとっては人間の中でも特にクソであるガキに己を理解された屈辱に塗れながら自害をします。

ですが公式はそれに加えて、エンヴィーは自分を理解されたことに屈辱を覚えつつも、その行為で長年の嫉妬心に合点がいってしまい、解消され、嬉しくなってしまったと説明したのです。

だからこそ、自分を理解してくれたエドワード・エルリックの名を、最後に敬意を込めて、今までの鋼のおチビさん呼びではなく、フルネームで呼んで別れを告げたのでした。

エンヴィーの正体は巨大な怪物で本当に欲しかったものは理解者だった

  1. 鋼の錬金術師に登場するエンヴィーは、ホムンクルスという人造人間であり、七つの大罪の嫉妬の名を冠している
  2. 中性的な姿は擬態で、本来の姿は爬虫類のような巨体の怪物だが、命のストックが削れると矮小な脊柱動物の胚のような姿になる
  3. 変身能力を所有している他、他者の肉体を吸収して掌握する能力を持つ
  4. 退場はコミックス第23巻95話「烈火の先に」で、自分の賢者の石を剥がして自害した
  5. エンヴィーが欲しかったものは自分の想いを理解してくれる者であり、最後にエドワード・エルリックがそれになった

鋼の錬金術師に登場するキャラクター・エンヴィーはホムンクルスと呼ばれる人造人間であり、序盤から物語の裏で暗躍している人物と言えます。

自らの肉体を自由に変形させる能力で他者に擬態し、作中でも重要な事件を引き起こしたり、度々物語をかき回す役割を担っていました。

尚、普段見せている細身で中性的な姿も変身能力で作り上げており、本来の姿は非常に巨大な爬虫類に似た怪物のようなものです。

そんなエンヴィーは、心中で己の理解者を求めており、最終的には心の内に秘めた想いをエドワードに暴かれ、屈辱と喜びの中で自害し、物語から退場しました。

【完結済み】鋼の錬金術師
created by Rinker
2001~2010年「月刊少年ガンガン」にて連載。累計発行7,000万部を超える、荒川弘による傑作ダークファンタジー、略称「ハガレン」。「第49回小学館漫画賞」受賞。