【薬屋のひとりごと】登場人物の相関図と名前の読み方や年齢をわかりやすく解説!

漫画「薬屋のひとりごと」は、小説家になろう発信のライトノベル、そして漫画及びアニメ作品として今なお話題沸騰中の人気作品です。

ですが、中華風ファンタジーと宮廷を舞台に繰り広げられる群像劇でもある為、登場人物が多く名前の読み方や相関図が整理しづらいかと思います。

そこで今回は、

  1. 「薬屋のひとりごと」のキャラクター相関図
  2. 主要キャラクターの名前の読み方・年齢・声優・人物紹介

などを紹介したいと思います。

目次

「薬屋のひとりごと」のキャラクター相関図

「薬屋のひとりごと」の相関図

「薬屋のひとりごと」の登場人物の相関図

上の画像は今回紹介する「薬屋のひとりごと」の簡単な相関図になります。

壬氏の命を受けてころころと勤務地が変わる猫猫がその都度関わる主要キャラクター達であり、緑青館のキャラクター以外は王宮内に常駐する者です。

また、

  1. キャラクターの名前と名前の読み方
  2. 年齢
  3. 声優
  4. 人物紹介

など主要キャラクターの簡単な紹介をしていきたいと思います。

※以下の人物紹介にはネタバレを含みますのでご注意ください。

主人公

薬師|猫猫(マオマオ)

【名前】 猫猫(マオマオ)
【年齢】 17歳(初登場時)
【声優】 悠木碧

花街で元医官の養父と暮らす薬師を生業にする少女です。

花街の治安上路地裏に連れ込まれない為にそばかすの化粧をして醜女を装っていましたが、化粧の材料を採取に出かけたところを人攫いに遭い後宮へと売り飛ばされました。

梨花妃と玉葉妃の子どもが衰弱した一件で書き付けを置いた結果、字の読み書きと薬に精通している事が後宮管理の壬氏に露見し、玉葉妃の侍女兼毒見役として登用される運びとなり、以降もきな臭い案件が壬氏から回されるとその解決へ従事します。

性格は非常にドライ、身分の線引きを弁えているものの、面倒くさがり屋である傾向から可能な限りは面倒事に巻き込まれないように立ち振る舞っているようです。

元医官及び宦官として医学・薬に精通する養父の教えで薬の知識や物事の捉え方、頭の回転は並の文官を凌いでいる一方、毒の実験が趣味である為、左腕の包帯の下には自分で行った数々の実験の痕が刻まれています。

なお、面倒事が嫌いであっても人の生き死に関わる事が苦手な性格である為、身分の低い者が問答無用で処分されないよう口添えする事もあるようです。

皇族のキャラクター

皇帝

【名前】 不明
【年齢】 34歳
【声優】 遠藤大智

茘の国の現皇帝であり、壬氏の兄です。

先帝の幼女趣味の反動から豊満な女性が好みである他、皇族の血を残す為とは言え多くの妃を宛がわれている現状から猫猫には好色呼ばわりされているものの、東宮時代には阿多しか妃に取らなかったという一途な面もあります。

政治事の為に高位の一族から妃を宛がわれている手前、どの妃も蔑ろに出来ないという事情で、皇帝は通いを途絶える事が出来ず気苦労が絶えません。

公には過去に阿多姫との間に生まれた東宮は乳幼児の内に死亡しており、物語開始時点では玉葉妃との間に生まれた鈴麗(公主)がすくすくと成長していますが、後に玉葉妃と梨花妃が男を出産しています。

今現在も皇帝の名前は判明していませんが、皇族である為、名前に「華」が付くであろう事は予想されており、また、阿多には「陽」と呼ばれているようです。

皇弟|壬氏(ジンシ) / 華瑞月(カ・ズイゲツ)

【本名】 華瑞月(カ・ズイゲツ)
【偽名】 香泉(コウセン)
【宦官名】 壬氏(ジンシ)
【年齢】 18歳(壬氏としては公称24歳)

後宮を監督する宦官です。

「性別が違えば国を傾ける」と称される美丈夫で、その容貌は美しいあまりに天女と形容されています。

本人も生まれ持った容姿については活用出来る場合には活用していますが、逆に何処に向かっても男女関係なく求愛されてしまう事に気苦労が多いようです。

元より親や兄に似ていない不義理の子と噂された事から東宮の立場から逃げるように宦官・壬氏として後宮の管理をするようになりました。

現在は薬師・猫猫に興味を持っており、次第に心惹かれては年相応の子どものように猫猫への執着を現し、徐々に積極的になっています。

なお、その正体は皇帝の実の息子「華瑞月(カ・ズイゲツ)」であり、本人は知りません。

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薬屋のひとりごとの表紙

先帝

【名前】 不明
【年齢】 不明
【声優】 未定

先帝は現皇帝の父、並びに公には壬氏の父であり、作中の5年前には崩御しています。

先帝については「愚帝、昏君、女帝の傀儡」等と色んな呼び名がありますが、後宮内で一番有名なのは「幼女趣味」でした。

末っ子の先帝が皇位を継承した理由は兄君達が皆流行り病で倒れ、多くの男児が死に、他に皇位継承者がいなくなったからという事情があり、その背景には女帝が画策したのではないかという噂もあります。

先帝が大人の女性を怖がる理由は自身を支配していた女帝の影響からであり、女帝の指示で後宮を拡充するも入内するのは10歳前後の者が多く、現皇帝の時代でも先帝のお手付きとなった者で位の低い者達は後宮を出る事が出来ず、現皇太后が作った診療所の女官として今も暮らしているのです。

皇太后|安氏(アンシ)

【名前】 安氏(あんし)
【年齢】 不明
【声優】 未定

先帝の妃であり、現帝と壬氏の母親で現在の地位は皇太后です。

入内したのは9歳より下の頃であり、幼い時に出産した為に胎を裂いた傷跡が今でも腹部に残っています

奴隷廃止に一役買った人物で心優しい性格であると知られており、先帝の毒牙にかかり後宮を出られなくなった少女の居場所に診療所を始めたりしていますが、先帝の性癖には嫌悪を覚え、対象となった少女達には同情していました。

また、自分の赤子が入れ替えられた事を知っているものの、壬氏に対しては不義理の子だろうが入れ替えられた子であろうが大切な子供と独白し愛情を注いでいます。

公主|鈴麗(リンリー)

【名前】 鈴麗(リンリー)
【年齢】 0~1歳?
【声優】 未定

現皇帝と玉葉の娘です。

玉葉自身は白粉を使用していなかったものの、鈴麗の乳母は白粉を使用していた為に鉛中毒によって一時期衰弱してしまいますが、猫猫の書き付けによって対応が間に合い順調に回復へ向かいました。

まだ幼い為、翡翠宮の侍女や猫猫が遊び相手をしている他、皇帝にも可愛がられていますが、年相応に活発な時期です。

年齢の割に賢い為、子供嫌いの猫猫が気に入っています。

後宮のキャラクター|上級妃・侍女頭・侍女

石榴宮の上級妃|阿多(アードゥオ)妃

【名前】 阿多(アードゥオ)
【年齢】 35歳
【位】 淑妃(しゅくひ)
【五行】 水(黒)
【声優】 甲斐田裕子

中性的な凛々しさと美しさを醸す上級妃最年長の妃です。

第一子出産時、運悪く安氏との出産が重なった為、東宮の妃よりも皇太后が優先された体験から出産後はより庇護が受けられるであろう皇太后の赤子と自分の赤子を入れ替えました。

その為、公で死亡した東宮は阿多の実の赤子ではありません。

現在はお褥滑りとして皇帝の温情により後宮から離宮へ移っていますが、物語が進むにつれて何故か訳ありの人物を中心に匿う場所と化している為、猫猫も何とも言えない気持ちです。

なお、本当の息子は現在も生存しており、現皇帝との間に生まれた第一子の名は「華瑞月(カ・ズイゲツ)」またの名を「壬氏(ジンシ)」と名乗っています。

石榴宮の侍女頭|風明(フォンミン)
【名前】 阿多(アードゥオ)
【年齢】 35歳
【声優】 日高のり子

石榴宮、阿多妃付きの侍女頭の女性です。

阿多が東宮妃時代からの侍女ですが、現皇帝(当時東宮)と阿多の間に生まれた第一子に蜂蜜を与えた為に死に至らしめてしまうも、阿多に真実を伝える事が出来ず隠蔽しました。

物語中では阿多と里樹が親しい間柄である事から、いつか里樹から蜂蜜の作用について聞いてしまうという不安から独断で里樹の暗殺を決行するも猫猫に暴かれてしまうと、猫猫の提案を吞むように出頭し処刑されます。

なお事件後、風明の実家と繋がりのあった女官は解雇されますが、猫猫もその煽りを受けて後宮を去る事になりました。

水晶宮の上級妃|梨花(リファ)妃

【名前】 梨花(リファ)
【年齢】 23歳
【位】 賢妃(けんき)
【五行】 木(青)
【声優】 石川由依

皇帝の妃として気品があり、上級妃の中で最も高位の妃です。

初登場時点では、白粉が原因で病に伏せて衰弱していく息子を前に本人も白粉の毒に侵され日に日に窶れていき、猫猫の書き付けされた布切れも侍女に捨てられた為に改善が行われず間もなくして息子は死亡し、梨花も衰弱していきました。

しかし、皇帝の命を受けて猫猫が水晶宮にやってくると看病と環境の改善を行いみるみる内に体調は元通りとなり、回復後は再び皇帝からの寵愛を受けると共に、猫猫より伝授された技を使って営みに挑戦しているようです。

その後も猫猫には目を掛けており何度か再登場する他、自分を貶めた侍女にさえ温情を掛ける懐の深さを見せており、再び皇帝との間に男子を出産しています。

水晶宮の侍女頭|杏(シン)
【名前】 杏(シン)
【年齢】 不明
【声優】 未定

水晶宮の侍女頭であると同時に梨花の従姉妹にあたる女性です。

梨花妃の血縁である為、面差しは梨花とよく似た目を引く誇り高そうな美女であり、本来は中級妃くらいになってもおかしくない高貴な血筋となります。

しかし、幼少期から勉強や作法も杏の方が優れていたにも関わらず、周囲の者は皆一様に梨花を目に掛けるという体験から反感を抱いており、自分が国母に相応しいと野心を抱いていました。

本来妃としての才覚を発揮している梨花妃の周りにろくな侍女が居ない理由は杏が意図的にそのような者を集めていたものであり、梨花妃と皇帝の子どもを産ませない為に堕胎剤を密かに作ろうとするも猫猫の調査により失敗に終わります。

なお、本来は処刑されてもおかしくない罪状ですが、梨花の咄嗟の機転と温情により今後一切の後宮への立ち入り禁止処分という名目で後宮を追放されました。

翡翠宮の上級妃|玉葉(ギョクヨウ)妃

【名前】 玉葉(ギョクヨウ)
【年齢】 19歳→22歳
【位】 貴妃(きひ)
【五行】 火(赤)
【声優】 種﨑敦美

現時点で最も皇帝の寵愛を受けている寵妃で、異国の血筋から赤い髪と翡翠の目を持ち朗らかな女性です。

上級妃の中では穏やかな性格ですが、用心深い性格でもある為、通常上級妃が従える侍女の人数を下回っているものの、少数精鋭の分、主従関係の信頼感は他の妃よりもしっかり培っています。

時期を同じくして梨花同様白粉によって娘が病で衰弱していきますが、猫猫の書き付けを侍女が届けた事で白粉は毒であると知り環境の改善が行われ娘は回復へ向かい、己には「無知は罪」と言い聞かせ教訓にしました。

以後は恩人である猫猫に目をかけて翡翠宮の侍女兼、壬氏の思惑で毒見役に引き入れている他、好奇心旺盛な性格上、何かと事件を引き寄せる猫猫には興味津々で気に入っています。

皇帝との間に男児が生まれたのを契機に后になりました。

翡翠宮の侍女頭|紅娘(ホンニャン)
【名前】 紅娘(ホンニャン)
【年齢】 30歳
【声優】 豊口めぐみ

玉葉妃の侍女頭を務める三十路の女性です。

玉葉への忠誠心が強く、玉葉の敵になるものであれば例え猫猫が相手でも釘を刺す胆力を持っており、侍女としての振る舞いも厳しく猫猫が粗相をするとキレの良いツッコミの如く頭をはたいています。

容姿は猫猫も認める美人であるものの、婚期を逃しているのか、はたまた本人がしっかりしているせいか未だに独身であり苦労が多いようです。

なお、本人は結婚願望があるようで、猫猫としては嫁ぎ先を玉葉が斡旋してくれる事を願っています。

翡翠宮の侍女|桜花(インファ)、貴園(グイエン)、愛藍(アイラン)
【名前】 桜花(インファ)
貴園(グイエン)
愛藍(アイラン)
【年齢】 不明
【声優】 引坂理絵(桜花)
田中貴子(貴園)
石井未紗(愛藍)

玉葉妃付きの三人組の侍女です。

各特徴は活発(桜花)、おっとり(貴園)、長身(愛藍)であり、翡翠宮で紅娘と共に玉葉を支える重鎮になります。

後宮内における毒殺に気を張る結果、普通は下女がやる仕事も三人組がやり始めるようになると、いつしか玉葉の身の回りの世話は三人で充分回せるようになりました。

毒見役として新しく入って来た猫猫に対しては、家族から虐待された挙げ句毒見役に宛がわれる不幸な娘と誤解しているせいか妙に同情的であり、毒見以外の仕事は極力回さないようにするなど、何処か勝手に賑やかな印象です。

翡翠宮の新人侍女|白羽(ハクウ)、黒羽(コクウ)、赤羽(セキウ)
【名前】 白羽(ハクウ)
黒羽(コクウ)
赤羽(セキウ)
【年齢】 白羽→玉葉と同い年
黒羽→不明
赤羽→猫猫と同い年
【声優】 未定

玉葉妃の懐妊及び多数の侍女を連れて入内した楼蘭妃の柘榴宮との調和を図る為に新たに登用された侍女の三人組であり、年子の三姉妹です。

三姉妹は玉葉の故郷である西都出身で玉葉や侍女達とも顔馴染みであり、長女の白羽は玉葉と同い年になります。

過去に暗殺されかかった体験からより用心深くなった玉葉にとってはこれ以上ない人材ですが、三人とも容姿が非常に似ている為、猫猫が名前と顔の判別が出来ない事からそれぞれが名前と同じ色の髪紐を付けるようになりました。

末っ子の赤羽は猫猫と同い年という事もあり、猫猫、小蘭、子翠、赤羽の四人でつるむようになります。

金剛宮の上級妃|里樹(リーシュ)妃

【名前】 里樹(リーシュ)妃
【年齢】 14歳
【位】 徳妃(とくひ)
【五行】 金(白)
【声優】 木野日菜

上級妃の中で最年少の妃です。

元々は9歳の頃に先帝の妃に迎えられたものの、お手付き前に先帝が崩御した為に一度出家して再び現皇帝の妃として後宮に戻ってきました。

幼い内から政治の道具として後宮入りさせられた為か幼い里樹妃の味方はおらず、侍女にも虐められている他、家族からも蔑ろにされていると言う不憫で不幸な立ち位置にいます。

阿多や皇帝とは皇帝が東宮時代から仲が良く、里樹にとっては阿多が母、皇帝を父のように捉えていましたが、再び上級妃として入内させられたせいで不安が隠せないようです。

金剛宮の侍女頭|河南(カナン)
【名前】 河南(カナン)
【年齢】 不明
【声優】 庄司宇芽香

元毒見役であり、現在里樹妃の侍女頭を務める女官です。

元々は他の侍女達と同様に精神的に幼い里樹を虐めていた側で、園遊会でわざと里樹と玉葉の配膳を入れ替え、里樹が食べられない魚介を故意に与える嫌がらせをした結果、後に壬氏を連れた猫猫からアレルギーと命の危険を忠告されて自分の行った事が暗殺に変わりない事を知ると青ざめており、以後は改心して誠心誠意里樹に仕えています。

金剛宮では唯一里樹の事を親身になって気遣う侍女として動いており、それは金剛宮と馴染みのない馬閃から見て一目瞭然でした。

現在では初登場の印象が薄れるほど里樹唯一の味方となっています。

柘榴宮の上級妃|楼蘭(ロウラン)妃 / 子翠(シスイ)

【名前】 楼蘭(ロウラン)
【年齢】 17歳
【位】 淑妃(しゅくひ)
【五行】 不明
【声優】 未定

阿多と入れ替わりで柘榴宮に入った淑妃で、上級官僚である子昌の娘、子一族の出自となります。

表情からは掴み処がなく何を考えているの分からず、十日に一度皇帝が通うとその度に衣装が変わっている事から「毎回違う女性のようだ」と形容されました。

彼女が毎回違う衣装を好んで着る、そして侍女に自分とよく似た顔立ちの者を連れて来た理由は下級女官「子翠(シスイ)」に扮して柘榴宮を抜け出す為であり、下級女官・子翠として過ごす場合は小蘭や猫猫、赤羽と仲良くしています。

子翠としての楼蘭は明るく活発、虫に精通した、ある意味で猫猫のような専門的な知識のあるごく普通で何処か変わった少女であり、神色自若の楼蘭と同一人物とは思えない姿を見せました。

なお、楼蘭の正体、楼蘭が子翠に化ける本当の理由を後に猫猫が知る事となりますが、猫猫にしては珍しく「一緒にいて楽しかった友達」と認識しています。

壬氏の関係者のキャラクター

侍女|水蓮(スイレン)

【名前】 水蓮(スイレン)
【年齢】 不明
【声優】 土井美加

壬氏付きの初老の侍女であり、壬氏と現帝の乳母を務めた女性です。

現在は壬氏の世話を一人でこなすやり手の侍女ですが、過去には幼い皇太后を守った伝説の侍女として一目置かれる存在であり、穏やかな口調の割に人材を見極める目を持っている為、猫猫や燕燕と言った有用な人間は引き込もうとしています。

彼女に対しては桃美や雀、壬氏さえも頭が上がらないようです

なお、その正体は阿多の実母であり、壬氏にとって祖母にあたりますが、壬氏はその事を知りません。

宦官|高順(ガオジュン)

【名前】 高順(ガオジュン)
【本名】 不明
【年齢】 36歳
【声優】 小西克幸

壬氏の従者を務める宦官で、本名は不明です。

壬氏の信頼が強い精悍な顔付の宦官ですが、その正体は代々皇族を守護する「馬の一族」であり、壬氏を守る為に宦官を演じている武官でした。

現皇帝と阿多妃とは幼馴染であり、妻子持ちかつ次男は壬氏と同年齢です。

壬氏の幼児期から仕えている為、壬氏の立ち振る舞いには度々苦言を強いる事もありますが、猫猫関連に対しては傍観する姿勢が多く、年相応の態度を示す壬氏の変わり様には目を瞠っています。

なお、恐妻家の妻を持っているようです。

妻|桃美(タオメイ)

【名前】 桃美(タオメイ)
【年齢】 42歳?
【声優】 未定

恐妻家と名高い高順の妻で、年齢は高順より6歳上だそうです。

三人の子ども(順に、麻美、馬良、馬閃)の母であると共に孫が存在していますが、男は体を張って死ぬ事がある為、女は頭脳として残すという馬の一族のやり方に従い現在馬の一族を取り仕切っています

馬良の妻である雀とは嫁姑の垣根を越えて仲が良い反面、如何に信頼を寄せられていようと主人である壬氏への軽はずみな発言・態度には厳しく、雀や猫猫でさえも桃美が壬氏の側に居る際には萎縮してしまう程です。

長女|麻美(マーメイ)

【名前】 麻美(マーメイ)
【年齢】 不明
【声優】 未定

高順と桃美の一番目の子どもであり、二児の母です。

家庭持ちですが事務能力に長けているという点で壬氏が皇弟の立場に戻った際に侍女として登場しますが、馬の一族である為、壬氏の仕事のやり方にも堂々と意見を交わし、仕事に追われる壬氏の環境を改善するやり手になります。

猫猫とは絶望的に趣味が合いません。

長男|馬良(バリョウ)

【名前】 馬良(バリョウ)
【年齢】 不明
【声優】 未定

高順と桃美の二番目の子どもであり、一児の父です。

身体が弱く極度の人見知り故に対人関係が苦手で官吏を辞めた後も人前に顔を見せる事は少ない一方、その事務能力はピカイチであり、科挙に合格する程の能力の高さを持っています。

政略結婚ではあるものの妻の雀とはそれなりに関係が良好です。

次男|馬閃(バセン)

【名前】 馬閃(バセン)
【年齢】 19歳
【声優】 橘龍丸

高順と桃美の三番目の子どもであり、現在時点で未婚です。

壬氏とは同じ19歳兼幼馴染であり、壬氏の言動に振り回される苦労人ですが、主人への忠義心が強い反面、やや精神的に未熟な一面から暴走が目立つ為、政などの判断力は若干苦手になります。

なお、それを上回る程に身体能力が高く、体格は平凡ながらも戦闘力は猫猫に「化け物」と言われるに納得の描写がある事から、恐らく作中では最強格でしょう。

母や姉といった周囲の女性を見て育った体験から女性が苦手ですが、一方で猫猫のように女性でも女性というカテゴリーに分類されない者は平気なようで普通に接する事が出来る他、壬氏の妃候補として挙がった里樹妃に対しては自分の知らないカテゴリーの女性という衝撃から初対面で硬直(一目惚れ)しています。

因みに緑青館で白鈴に狙われた際には危機感を覚えて逃げ帰っている為、女性らしい女性が苦手なようです。

馬良の妻|雀(チュエ)

【名前】 雀(チュエ)
【年齢】 22歳
【声優】 未定

馬良の妻にあたる女性で一児の母ですが、猫猫曰く顔立ちはそこまで整っておらずだんご鼻だそうです。

性格はお調子者かつボケたがりでノリが良く、所謂手品を得意としている他、壬氏の侍女である一方で主人の命令で猫猫の護衛として付く事も多くその度に猫猫に絡んでは、「猫猫さん猫猫さん」「雀さん雀さん」のやり取りが形骸化しています。

馬良とは政略結婚ですが、子育てについては一切行わないという条件で同意しており、桃美とは一見良好な関係を築いているものの、嫁姑の立場から桃美の前ではふざける事を我慢している他、第二子を迫られているプレッシャーから時には妻として馬良と営んでいるようです。

なお、正体は阿多に仕えている者であり、阿多からは『月の君を幸せにすること』という命を受けています。

羅の一族のキャラクター

医官|漢羅門(カン・ルォメン)

【名前】 漢羅門(カン・ルォメン)
【年齢】 不明
【声優】 家中宏

花街で薬師を営む猫猫の養父です。

元々は宮廷の医官でしたが、当時出産が重なった安氏と阿多を診察する為に宦官にされた上、本来風明が蜂蜜で死なせた東宮の死の責任を取らされる事となり、膝の骨を抜かれる肉刑を受けて後宮を追放されました。

かつて西方へ留学した経験から医者としての才覚は確かであるものの欲を知らない素朴な男と言われており、商売っ気は無く、それでいて非常に運が悪いようで、後宮での一件以外でも過去に何度も命の危機に瀕する体験をした事があるとあかあかと語っています。

現在、後宮内で梨花妃と玉葉妃が妊娠した為、腕の確かな医者かつ宦官を求めた結果、猫猫の推薦で羅門に白羽の矢が立ち、再び後宮で医官として復職しており、東宮出産後も羅門を惜しんだ皇帝が継続を求めたので後宮に留まっているようです。

大尉|漢羅漢(カン・ラカン)

【名前】 漢羅漢(カン・ラカン)
【年齢】 不明
【声優】 桐本琢也

茘の国の大尉であり、宮廷では「漢大尉」と呼ばれています。

「羅」の名を与えらえている他、奇妙な言動が多い事から「変人軍師」と揶揄されている一方で、人を駒として動かす事に長けている為か人を見る目は突出しており、誰よりも敵を見抜く嗅覚が鋭いせいか彼を敵にすればその前に完膚なきまでにやられてしまうそうです。

その為、羅漢はどの派閥にも入っていませんが周囲は羅漢には関わらないという暗黙の了解をとっています。

欠点としては生まれつき人の顔を見分ける事が出来ないようですが、羅門の教えで人を得意な駒に見立てて区別するようになり、優秀な叔父である羅門や有能な人材は上位の駒として区別出来るようになりました。

なお、唯一鳳仙と猫猫だけは顔を認識出来ます。

日常的に仕事の大半を部下に任せては自分はサボっている他、猫猫が外廷勤務になった際には不審者の如く遠くから覗く(見守る)行為を繰り返していた事から変人軍師の名を欲しいままにしました。

碁と将棋が強く、特に将棋は国内では敵なしです。

文官|漢羅半(カン・ラハン)

【名前】 漢羅半(カン・ラハン)
【年齢】 19歳
【声優】 未定

羅漢の異母弟の次男であり、現在は羅漢の養子兼猫猫の従兄及び義兄です。

羅の一族特有の狐目と丸眼鏡に癖っ毛のある髪質が特徴ですが、異様な程に数字に執着している為、物事を数字で見ては「美しい」と表現する変人であると共に、利益優先の性分からか親を捨てて羅漢の養子に入る程に損得を見抜く目を養っています。

羅門や羅漢と同じく優秀ですが、やはり変人である事には変わりありませんので、猫猫を「妹」と呼ぶ度に足を踏まれる始末です。

玄人 ( プロ ) 農家|羅半兄(らはんあに)

【名前】 羅半兄(らはんあに)
【年齢】 不明
【声優】 未定

羅半の実兄にあたる人物です。

羅の一族にしては普通すぎると言われていますが、父親の影響か農業に精通し作物の育て方に至ってはそこらの農家よりも詳しい為、猫猫には「玄人 ( プロ ) 農家)」と認識されています。

なお、本人の専門は穀物類らしく、西都編では蝗害に備えて西都の土地で育てられる作物の指導や土地調査に派遣されており、その成果はほぼ羅半兄の活躍で蝗害の被害を極限まで抑えられたと言えるものでした。

その為、羅の一族ではあるものの、猫猫から羅半兄への評価は常人以上であり、本来労って然るべき人物として捉えているようです。

しかしながら、本人は農家ではない以外にも事あるごとに名を名乗る機会を奪われた為に周囲や壬氏からも「羅半兄」として周知されるという不遇の扱いを受けており、最早本名を名乗る事を諦めています。

なお、本名は俊杰(ジュンジェ)です。

医局のキャラクター

上級医官|劉(リュウ)医官

【名前】 劉(リュウ)医官
【年齢】 不明
【声優】 未定

宮廷の医官で、階級は上級医官です。

羅門と共に西方に留学した経験があり、留学中に羅門を助けた恩人でもある為、何処となく羅門の性質に近しい猫猫には経験値からかやや厳しく見ている一面があります。

医官としての技術は高く、頭の回転や判断力も充分である他、壬氏相手でも怯まない肝の太さもあるようです。

見習い医官|天祐(ティンユウ)

【名前】 天祐(ティンユウ)
【年齢】 不明
【声優】 未定

宮廷の医官見習いであり、一見して軽薄な若い男性です。

猫猫の事をわざと「娘娘(ニャンニャン)」と呼ぶ他、皇族が話していようと通常の軽薄な態度で割って入る等、かなり大胆不敵な性格であり、素性に翳りを見せるような印象でした。

なお、燕燕に好意を向けています。

医官手伝い|姚(ヤオ)

【名前】 姚(ヤオ)
【年齢】 15歳
【声優】 未定

宮廷の医官手伝いの一人で、裕福な商家の出自です。

優等生であるものの、医官手伝いの試験では猫猫が首席を掻っ攫った為にやや反感を持ち敵愾心から猫猫とは距離を置いていましたが、とある事件をきっかけに距離が縮まります。

所謂ツンデレ属性を持ち合わせており、猫猫も次第にその魅力にハマる事になりました。

現在では医官手伝い仲間として、猫猫、姚、燕燕の三人で食事や行動を共にする事が多く、休暇も一緒に過ごす等かなり親密な関係となっており、猫猫自身も友達認定している為、姚が毒見で倒れた際には猫猫は怒りを抑えきれないといった場面があります。

最近では羅半が気になるようです。

医官手伝い|燕燕(エンエン)

【名前】 燕燕(エンエン)
【年齢】 19歳
【声優】 未定

宮廷の医官手伝いの一人で、元々は姚の実家で働いていた侍女ですが、とある事情で姚が医官手伝いを目指した為に追いかけてきました。

姚に対しては特別な愛情を向けており、「お嬢様かわいい」が口癖になる程に夢中ですが、本人の能力は非常に高い他、料理人の兄にも引け取らない料理の腕を持っている為、猫猫はよく御馳走になっています。

なお、男には一切興味がないという理由で壬氏に気に入られて採用されるものの、お嬢様不足で不機嫌なのか即効で異動を願い出ました。

お嬢様一筋過ぎて自分への好意には気づいていません。

武官・文官のキャラクター

武官|李白(リハク)

【名前】 李白(リハク)
【年齢】 不明
【声優】 赤羽根健治

園遊会で猫猫などの若い女性に簪を配っていた若い武官です。

年齢は不明ながら馬閃より年上であり、猫猫曰く能力が高く出世株であるらしく、武官として鍛え上げられた肉体は目を瞠るものがあります。

親しみやすい性格のせいか例え相手が上官や高貴な方であろうとも気さくに接するタイプであり、壬氏の護衛に幾度も任命される他、戦闘力は作中最強格である馬閃に次いで強く描写されました。

なお、猫猫の帰省に乗じて紹介された緑青館で待望の三姫・白鈴と過ごした後は骨抜きにされており、以降は将来的に白鈴を身請けする為に資金が必要と言う事で一層出世に力を入れています。

武官|陸孫(リクソン)

【名前】 陸孫(リクソン)
【年齢】 不明
【声優】 内山昴輝

変人軍師こと漢羅漢の副官です。

一度見た顔は忘れないという羅漢には重宝する特技を持っており、元文官故か書類仕事にも精通した非常に優秀な人材でしたが、現在は西都へ出仕しています。

とある経緯で母と姉を賊に殺害されたという非常に重たい過去を持っており、実は羅漢とは子供時代に西都で会って将来部下にしてほしいと約束を交わした仲でしたが、羅漢は当然のように忘れていました。

武官|音操(オンソウ)

【名前】 音操(オンソウ)
【年齢】 不明
【声優】 未定

西都へ出仕した陸孫の後任で漢羅漢の副官になった人物です。

陸遜異動後は一人で羅漢に振り回される事となった為、ストレスで胃がやられています。

子の一族のキャラクター

宰相|子昌(シショウ)

【名前】 子昌(シショウ
【年齢】 不明
【声優】 未定

子北州出身の高官で、楼蘭妃の父親です。

女帝の寵愛を受けた男である為、悪い意味で現帝が今でも頭が上がらない相手でもあり、後宮内では「狸」と言われ、「狐」である羅漢とは対極する存在でした。

婚約者だった神美が後宮へ入内した間にとある事情で不義の子として宮廷から追い出された子と結婚し「翆苓」が誕生しており、そのせいで20年後に先帝から下賜されて戻って来た神美には疎まれています。

元は子の一族の傍流ですが聡明さと血筋から跡継ぎのいない本家の養子に入り「子昌」の名を授かった経緯があり、子の一族間では子昌よりも本家の出自えだる神美に決定権があるようです。

神美(シェンメイ)

【名前】 神美(シェンメイ)
【年齢】 不明
【声優】 未定

子昌の妻で、楼蘭の母親です。

元は子昌と婚約を結んでいましたが、先帝に上級妃として入内したもののお手付きにはならず、かつとある事情で神美を後宮に置いておく必要性が欠落した為、子昌の下へ下賜されました。

その為、自分を虚仮にした皇族を恨んでいる、また、憎悪から性格が歪んでしまったそうで翠苓の実母を虐めて死なせている他、翠苓やその他の下位の人間、子翠に変装し化粧を落とした楼蘭を我が子と認識出来ず体罰を与えています。

翠苓(スイレイ)

【名前】 翠苓(スイレイ)
【年齢】 19歳
【声優】 名塚佳織

猫猫が外廷勤務になった際に登場した外廷の官女の一人です。

女性としては身長が高く顔立ちも中世的である意味で壬氏の性別を入れ替えたような存在ですが、猫猫のように医学・薬・毒に精通しています。

とある事情で子の一族の命を受けて壬氏の暗殺計画に関与・実行するも猫猫に暴かれた為、「蘇りの薬」を使用し仮死状態になり難を逃れると、蘇生後は再び宦官に扮装して後宮内に潜伏しました。

その正体は先帝のお手付きとなり宮廷を追い出された娘が生んだ子と子昌の子どもであり、つまるところ先帝の孫娘にあたる為、現皇帝にとっての姪、壬氏の従姉妹である事から高貴な血を引いています。

また、本名は「子翠(シスイ)」です。

後宮関係者のキャラクター

医官|やぶ医者 / 虞淵(グエン)

【名前】 虞淵(グエン)
【年齢】 不明
【声優】 かぬか光明

後宮の医局を管理するただ一人の医官ですが、その能力は猫猫が呆れる程の野巫です。

実家は今でも宮廷御用達でもある紙作りの仕事を村ぐるみでしていますが、一時期は女帝の方針で材料となる木の伐採が出来なくなると、紙作りに適した場所へ移住する資金を稼ぐ為に姉が女官となり後宮へ行き、それでも資金難が続いた為、続いて妹までもが後宮へ行こうとした手前、女官より更になりての少なかった宦官の方が高く売れるという理由でやぶ医者自ら宦官の道へ踏み切りました。

初登場時点では女官に医局の使用許可を与える事に反感を持っているようでしたが、元来の性格なのか猫猫とは馬が合うようでよく話し相手になる他、点心(おやつ)を食べる仲になっています。

なお、相変わらずヤブであるものの、悪運が強いのか猫猫がいない所でも誤診で処方した薬が功を奏し解決するという奇跡が起こっており、医官としての立場はそれなりに守られているようです。

猫猫曰く腕はヤブでも人柄は良いらしく、それなりに気に入られています。

下級女官|小蘭(シャオラン)

【名前】 小蘭(シャオラン)
【年齢】 14歳
【声優】 久野美咲

猫猫と同じ時期から後宮で働く下級女官の少女です。

貧乏農家の出身で家族に口減らしで後宮に売られて来たそうですが、持ち前の明るい性格のせいか落ち込んでる様子もなく、美味しい食べ物を食べては天真爛漫な笑顔を見せています。

かなりの噂好きで下女仲間から後宮内の情報を一通り聞き集めているせいか、意図せず度々猫猫が抱えている謎解きのヒントを与えており、その見返りに点心(おやつ)を頂く持ちつ持たれつの関係です。

ポジティブな性格の裏では後宮での奉公明けの仕事先について悩んでおり、猫猫や子翠に相談しては何とか自力で就職先を探そうと字を覚える事を始めています。

猫猫の数少ない友達の一人です。

緑青館のキャラクター

やり手婆

【名前】 不明
【年齢】 不明
【声優】 斉藤貴美子

緑青館のやり手婆(やり手婆=役職)ですが、本名は不明であり、店長ではありません。

昔は緑青館きっての妓女であり、舞が得意で天女に例えられる美しさだったらしく、西方の特使の曽祖父が茘を訪れた際に見た花街から来た踊り子(当時のやり手婆)を彼女が踊れば祝福するように光が舞いその涙は真珠となり零れ落ちる月の精のような美女だったと子孫に語り継いでいます。

実際は衣装に擦り付けられた淡い光を放つ雌の蛾の匂いに雄が寄ってきてそれを池の側で払っていたやり手婆の姿が光を纏って舞う神秘的な美女のように見えたというカラクリでしたが、この偶然の出来事がやり手婆の出世に影響したようです。

しかし、時の流れは残酷であり、現在は金にがめつく儲けになる客を見つければ階級に応じてもてなす一方、儲けにならない相手には素っ気ない態度を取ります。

三姫|梅梅(メイメイ)

【名前】 梅梅(メイメイ)
【年齢】 20代後半?
【声優】 潘めぐみ

緑青館三姫の一人で、三十路前の妓女です。

妓女としては引退を考える年齢なのに未だ人気が衰えない理由は、彼女の知性の高さと、歌、碁や将棋打ち等で客を楽しませる芸を売る妓女であるからであり、猫猫にとっては小言は多いものの優しく面倒見の良い小姐でもあります。

元は当時緑青館を支えていた妓女・鳳仙の禿であり、梅梅が碁や将棋に精通しているのは羅漢に手ほどきを受けていたからです。

なお、羅漢に気があるような雰囲気を匂わせていますが、最後には妓女の矜持を優先し、鳳仙と羅漢が出会えるように一役買い、自らは涙を流しつつも二人を祝福し退きました。

三姫|白鈴(パイリン)

【名前】 白鈴(パイリン)
【年齢】 20代後半?
【声優】 小清水亜美

緑青館三姫の中で最年長の妓女で、舞踏が得意です。

猫猫が李白を緑青館に連れて来た際に筋肉フェチである事が判明しており、通常はお茶だけで済ますものを自分好みの客と見れば「それだけで済むわけがない」と言われる色欲の高さがあります。

また、初物も大好物であるようで、猫猫繋がりで馬閃が緑青館を訪れた際には危うく白鈴に捕まって貞操を奪われるところであり、白鈴は初物の見極めが可能という事が判明しました。

なお、色欲が強いあまりに緑青館の男衆や禿に手を出す事もあるそうです。

三姫|女華(ジョカ)

【名前】 女華(ジョカ)
【年齢】 不明
【声優】 七海ひろき

緑青館三姫の一人で、三姫の中では最年少の妓女です。

妓女なのに男が大嫌いという難儀な性格をしており、大抵の雄は却下、白鈴とは真逆で猫猫相手に男への不信感や嫌悪感を包み隠さず述べています。

しかし、女華は才所としての教養を尊ばれており、「女華の話についていけたら科挙に受かる」と言われる事から験担ぎに金持ちの受験生が常連に連れて来られる事がしばしばあるそうです。

母親は妓女、生まれは娼館ですが、父親と思しき客が置いて行った翡翠の牌の欠片が唯一の父親の手がかりであり、本来「華」という字は皇族にしか使えない字なのに彼女が女華を名乗るのは、実は父親がやんごとなき血筋でその証拠に牌を置いて行ったという設定だそうです。

なお、本人は自分が皇族だと思っておらず、母親に関しても莫迦な女が客の男に騙されて盗品か何かを掴まされただけだと思っています。

鳳仙(フォンシェン)

【名前】 鳳仙(フォンシェン)
【年齢】 不明
【声優】 桑島法子

緑青館の元妓女であり、現在は梅毒に侵されて緑青館敷地内の病人部屋に隔離されて看病されています。

碁と将棋の腕前で有名となり緑青館を支えたトップの妓女であり、不遜な態度が特徴的な人物でしたが、羅漢と出会った後はとある計画を実行するものの、思惑が外れて妓女としての価値が下がりました。

彼女の正体は猫猫の母親であり、緑青館での身請け話を回避するべく羅漢と一夜を共にして彼に身請けされる腹積もりでしたが、とある事情で羅漢とは連絡がつかなくなると、子供を産んだ妓女として価値が下がると共に、価値の下がった妓女が生きていく為に無理に客を取り続けた結果梅毒に罹ってしまうのです。

現在は病気に進行により記憶がなく、ただ童女の如く歌を歌い碁石を並べる事を繰り返しています。

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薬屋のひとりごとの表紙

「薬屋のひとりごと」の相関図のまとめ

今回は「薬屋のひとりごと」の主要キャラクターを紹介しました。

今回挙げたキャラクターの他にも名前持ちのキャラクターは数多くいますが、猫猫と壬氏を取り巻く宮廷・後宮関係の主要キャラクターは表記の登場人物を抑えていれば頭に入ってくると思われます。

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