フリーレン一行が出会ったクラフトという男性は、フリーレンと同じエルフであり、長い人生を歩んでいます。
しかし、クラフトと別れた後に彼がかつて世界を救った英雄である事が判明したのです。
今回は、
- クラフトの初登場とプロフィール
- クラフトが英雄と呼ばれていることについて
- クラフトの強さを予想
など、少ない情報ではありますがクラフトについて判明している事を紹介したいと思います。
クラフトのプロフィール
クラフトの初登場は単行本3巻第24話「エルフの願望」であり、勇者ヒンメルの死から28年後の北側諸国デッケ地方の冬山にある小屋で登場しました。
クラフトは短髪で恰幅の良いエルフの男性であり、シュヴェア山脈を越えた所猛吹雪に襲われて火種を失った為に小屋の中でスクワットをして命を繋いでいましたが、同じく猛吹雪に襲われて避難してきたフリーレン一行と邂逅します。
なお、小屋を開けたフェルンは半裸で息を荒げる男が中にいた為、「フリーレン様、ここは駄目でございます。他を探しましょう。中に変態がいるからです」と淡々と避難を始めました。
凍死しかけたシュタルクを温める為に半裸のまま一緒に入り地肌で温めています。
クラフトは武道僧(モンク)
クラフトの肉体はシュタルクが目を瞠る程に鍛え抜かれたものですが、それは彼が前衛を担当する武道僧(モンク)だからです。
ファンタジー作品で登場する武道僧(モンク)の多くは基本的に近接戦を得意とする武闘家である他、一級試験編の冒頭の北側諸国グラナト伯爵領辺境地でユーベルが盗賊に襲われた際には素手で盗賊を制圧していた為、クラフトも他のファンタジー作品同様に武闘家だと思われます。
クラフトは神話の時代の英雄
単行本4巻第34話「英雄の像」にて、フリーレン一行はとある集落でクラフトにそっくりな僧侶と戦士の石像を見つけます。
集落に伝わる話では、二人の男は遥か昔に世界を救ったと古くから言われていますが、現代では名前や活躍を誰も知らないとして「忘れられた英雄」と言われていました。
この二人の石像は僧侶ザインの故郷の近くの森にも建てられているらしく、恐らく各所で同じような石像が建てられているものの、今となっては人類に忘れ去れてて風化し自然に埋もれているようです。
フリーレン一行と出会った際、クラフトはフリーレンに自分の事を知っているかと訊ねていますが、フリーレンは知らないと一蹴し、クラフトもまたフリーレンが勇者一行で魔王を打ち倒した者だと知らないと語ると、それが成し遂げた偉業も何れは忘れ去れるという長い時間を生きるエルフの宿命であると暗に語りました。
なお、彼の石像を見て誰にも忘れられない英雄を目指した戦士ゴリラのような人間もいるので、クラフトの偉業こそ忘れ去られたものの、クラフトという英雄が確かに存在した事実は知る人ぞ知るようです。
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クラフトは女神様を信仰している
女神様は長い歴史の中で神話の時代を除いて姿を見せた事はありませんが、クラフトは若い頃はその存在に懐疑的でしたが現在では心の底から女神様の存在を信じています。
その理由は、自分の成してきた偉業も正義も知っている者は皆死に絶えた為に自分の生きてきた奇跡が誰にも覚えられていないのはあまりにも酷であるというもので、クラフトは自分の命が終わった後に天国で女神様に褒めて貰う事を夢見ているのです。
長い人生を歩んだ終わりには女神様から「よく頑張ったクラフト、お前の人生は素晴らしいものだった」と言われるのが、クラフトの願望であり、人生の果てでした。
この辺りの死生観は天国で女神様に褒めて貰える事を夢見るハイターと似ていますね。
なお、フリーレンからはそれはただのエルフの願望であると一蹴されています。
クラフトの年齢は不明
クラフトはフリーレン一行と出会った際に同族と会うのは300年振りと語っていますが、彼が何前年前から生きているのかは分かっていません。
一方で女神様は神話の時代を除いて実際に姿を現した事が無いとフリーレンが語っており、クラフトは女神様を実際に見た事が無いというのが本人の語りから判明している為、少なくともクラフトは神話の時代にはまだ生まれていないと予想出来ます。
同じエルフのゼーリエは神話の時代から生きている事が確定しているので、エルフの中ではゼーリエよりは確実に年下ではないでしょうか。
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クラフトの強さはゼーリエや魔王に匹敵？
クラフトに関して分かっている事は、彼が遥か昔に世界を救った英雄であるという事実のみです。
恐らく勇者一行が討ち取った魔王と人類が争うより以前の話だと思われますが、神話の時代に近い程魔法の論理的解明を捨てた原始的な魔法が流行っていたと考えられる為、クラフトが世界を救ったとされる時代では現在の魔王や七崩賢よりも凶悪な魔族が蔓延っていた可能性はあります。
それらの魔族を倒して世界を救ったのであれば、クラフトの実力はゼーリエや魔王にも匹敵する強さではないでしょうか。
しかしながら、ゼーリエに関しては神話の時代から生きているのでクラフトの知らない原始的な魔法を網羅していると考えれば、やはりクラフトよりは長く生きていて博識なゼーリエの方が圧倒的に強いと予想出来ます。
それを踏まえるとクラフトの強さは現代における魔王や七崩賢クラスと同程度か、魔王より強い程度なのかもしれません。
強敵との戦闘描写があればある程度の実力が分かりそうなものですが、回想で描かれるか、彼が北側諸国で旅を続けていればいつか再登場して戦闘シーンが描かれるかもしれませんね。
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クラフトのプロフィールと強さについてのまとめ
- クラフトは単行本3巻第24話「エルフの願望」で登場したエルフの男性で、職業は武道僧(モンク)
- クラフトは遥か昔に戦士と共に世界を救ったとされており、各地に「英雄の石像」として功績が残されているが、現代では風化して誰も名前や活躍を知らない
- クラフトは自分の命が終わった後に天国で女神様に褒めて貰う事を夢見ている
- クラフトの強さは現代における魔王や七崩賢クラスと同程度か、魔王よりも強い程度であり、ゼーリエには流石に敵わない程度だと予想
クラフトに関してはゼーリエ以上に過去が明かされていない為、現時点では何から世界を救ったのか、どの程度の強さなのか、全て分かりません。
クラフトの石像が冒険者になるきっかけである戦士ゴリラやザインのその後の展開によっては、クラフト関係の回想やイベントが起きそうなので、何れ作中で描かれそうですね。
個人的にはゼーリエまでとはいかなくとも、現存する魔族よりは強くあってほしい所ですが、果たしてどのように描かれるのか楽しみです。
