一級魔法使い選抜試験の受験者の一人エーレ。
彼女は魔法学校主席という情報が明らかになっていますが、ヴィアベルやレルネンとはどのような関係なのでしょうか。
また試験ではどのような活躍をしたのでしょう。
そこで今回は、
- エーレのプロフィール
- エーレの魔法
- エーレとヴィアベルの関係
- エーレとレルネンの関係
- エーレの活躍
- エーレの強さ
などエーレについて紹介していきたいと思います。
エーレは二級魔法使い
エーレは一級魔法使い選抜試験の受験者として登場した魔法学校の首席かつ二級魔法使いの女性です。
第一次試験は第8パーティー・ヴィアベルとシャルフと共に挑み、第二次試験でも同じパーティーで迷宮を攻略しています。
初登場は単行本5巻第39話「捕獲作戦始動」にて隕鉄鳥を第4パーティーから奪取しようと襲撃した場面です。
エーレの魔法
エーレの魔法は「石を弾丸に変える魔法」であり、周囲に転がる大小の石を自在に操り弾丸のように飛ばす魔法です。
作中では一度に多数の小石を周囲に浮遊させて残弾として確保しています。
エーレとヴィアベルの関係
エーレとヴィアベルは試験で会う以前から知り合いです。
北部魔法隊隊長のヴィアベルは魔王軍残党との戦いにおいてエーレの村を救っており、エーレから見ればヴィアベルは恩人になります。
エーレとレルネンの関係
一級魔法使いのレルネンはエーレのお爺ちゃんです。
第一次試験において不合格がほぼ確定したヴィアベルが帰りの海路が苦手だと話すと、エーレは陸路において同行が必要とされる一級魔法使いのお爺ちゃんを紹介しようかと述べており、一級魔法使い選抜試験終了時にはレルネンをヴィアベルとシャルフに紹介しているコマが描かれています。
また、フェルン(ひいては戦い方を指導した師匠のフリーレン)においてはお爺ちゃんと戦っているみたいと独白している事から、実力かつ描写的にレルネンが祖父なのは確定しました。
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エーレの活躍と強さ
次にエーレの活躍と強さを見ていきたいと思います。
エーレの第一次試験の活躍
第一次試験が開催された北側諸国グローブ盆地での隕鉄鳥捕獲試験では第8パーティーに所属し第4パーティーのフェルンと交戦しました。
フェルンの一般攻撃魔法を軽々と防御魔法で凌いでいましたが、戦闘では基礎的な魔法以外使用禁止されているというフェルンの師匠の方針を聞いて「まるで熟練の魔法使いと対峙しているみたいだ」と独白しており、そのような戦い方ではヴィアベル相手では今頃殺されていると忠告するもフェルンに第8パーティーで一番強いのはエーレであると指摘され沈黙します。
最終的にはフェルンの一般攻撃魔法の飽和攻撃を防御魔法で防ぎきれずに敗北しました。
その後、魔力切れを起こしたエーレは一次試験が終わる間はヴィアベルにおんぶされており、ヴィアベルが隕鉄鳥を偶然発見して捕縛した為、運よく通過しています。
エーレの第二次試験の活躍
第二次試験が開催された北側諸国零落の王墓では迷宮攻略すなわち最深部への到達が合格条件である為、一次試験のようにパーティーの制約はありませんでしたが、ヴィアベルがシャルフと迷宮に入るのを見て追いかけています。
迷宮内では水鏡の悪魔が迷宮に立ち入った人間の複製体を作り出しており、エーレ達は自分達の複製体と遭遇すると、エーレはヴィアベルの複製体が使用した見た者を拘束する魔法により拘束されました。
しかし、ヴィアベルとシャルフにより拘束を脱出すると、ヴィアベルの作戦通り各々が得意の複製体と交戦する事となり、エーレはシャルフの複製体を討ち取ります。
その後はメトーデから水鏡の悪魔を打ち破る作戦を聞きフリーレンとフェルンがフリーレンの複製体と戦っている間、彼女達の下に他の複製体が集結しないように複製体の足止め役を手伝っており、三人でデンケンの複製体と戦いました。
無事フリーレンが水鏡の悪魔を討伐した為、第二次試験も通過しています。
エーレの第三次試験の結果
フリーレンという異例の受験者のせいでここまでの突破者が予想より多かったため、異例には異例として第三次試験は創始者ゼーリエによる面接と選別になりました。
ゼーリエとの面談では「不合格」の一言のみでカットされたのであっという間に不合格になりましたが、恐らく不合格の理由はゼーリエの魔力に恐怖を感じたか、或いは自分の身の丈を理解し一級魔法使いになった自分の姿がイメージ出来なかったのではないでしょうか。
因みに面談終了後は待機場所で落ち込んでいる様子が描かれています。
なお、従来の第三次試験の試験官はレルネンだった為、その場合は身内贔屓で合格となるのか、はたまたゼーリエと同じように実力と覚悟が足りない故に不合格とするのかがとても気になりますね。
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エーレの強さ
対戦したフェルンが第8パーティーにおいて一番強いのはエーレと断言している為、エーレの強さは二級魔法使いの中では上位に位置するのではないでしょうか。
また、魔法学校主席、冷静沈着かつ分析力に長けている点やリーダーであるヴィアベルがエーレがフェルンにやられた際に驚きを隠せなかった様子等から、エーレがヴィアベルも認める実力者であった事が窺えます。
しかし、エーレ自身は魔王軍の残党と戦ってきたヴィアベルとは実戦経験が桁違いであるとして、技量はさておき対人や対魔人においてはヴィアベルの方が上である事を示唆しました。
クヴァール戦でフリーレンがフェルンに教えた防御魔法の適切展開を使用している為、魔法使いとしては階級に見合った技量かそれ以上を修めているものと思われます。
なお、フェルン戦においては真正面から戦った結果物量で押し切られて魔力切れを起こし敗北していますが、ヴィアベル曰く「お前なら勝てねぇ勝負じゃなかったはずだ」と述べている事から狡猾な戦法に変えれば勝算があった事を仄めかしました。
とは言え、ヴィアベルは直後に一般攻撃魔法だけでエーレを圧倒する実力を持つならばフェルンは化け物と独白しているので、何れによせエーレが勝てる確率は極めて低かったのでしょう。
エーレのその後
原作7巻にエーレが再登場しました。
一級魔法使い選抜試験終了後はヴィアベルとシャルフとエーレと共に北部へ帰る事をフリーレンに述べており、魔法都市オイサーストを出立する前には祖父のレルネンをヴィアベル達に紹介しています。
なお、オイサーストでフリーレン達と別れてから早々に北部高原方面とノイトラール港方面の分かれ道の宿屋でフリーレン一行と再会しており、その時にヴィアベルとシャルフとは帝都の港町まで一緒と言及されている為、港町で解散しているようです。
【葬送のフリーレン】エーレについてのまとめ
- エーレは魔法学校の首席の二級魔法使い
- エーレの祖父は一級魔法使いレルネン
- エーレはヴィアベルに故郷の村を救ってもらった恩があり、仲良し
- エーレは一級魔法使い選抜試験の第一次試験でフェルンと交戦するが、一般攻撃魔法の物量で押されて敗北
- エーレは第二次試験まで通過したが第三次試験で不合格となる
- エーレの強さはヴィアベル以上と言われているが実戦経験はヴィアベルの方が圧倒的に多い為、実践ではまだ拙い部分がある
一級魔法使いのレルネンを祖父に持つエーレは、魔法学校主席という肩書がある通り優秀な魔法使いだと思われますが、やはりフリーレンを師に持つフェルンよりかは遥かに格下のようです。
しかし、レルネンの魔法センスはゼーリエも認める程なのでその血を引くエーレもまた潜在能力は計り知れません。
登場する可能性があるのかはわかりませんが、今後も登場してほしいキャラクターですね。