【鬼滅の刃】継国縁壱と炭治郎の父の関係や死亡時期と生まれ変わりについて

始まりの呼吸の剣士・継国縁壱は生まれつき痣がある日の呼吸を使う剣士ですが、竈門炭治郎の父・竈門炭十郎も生まれつき痣がありヒノカミ神楽と透き通る世界に至っています。

では、継国縁壱と竈門炭十郎は何か関係があるのでしょうか?

そこで今回は、

  1. 継国縁壱と炭治郎の父の関係
  2. 継国縁壱と炭治郎が似ていることについて
  3. 継国縁壱はいつ死んだのか
  4. 継国縁壱の生まれ変わりについて

など、継国縁壱と竈門炭十郎の関係や死亡時期と生まれ変わりについて紹介したいと思います。

継国縁壱と炭治郎の父との関係

継国縁壱と炭治郎の父・竈門炭十郎には直接的な関りはありません。

しかし一部では、

  1. 炭十郎の生まれつきの「痣」
  2. ヒノカミ神楽(日の呼吸)の使用
  3. 透き通る世界に至っている

などの共通点からか竈門炭十郎は継国縁壱の生まれ変わりではないかと言われていました。

しかし、全編を通して読み進めれば分かる通り、炭十郎は竈門炭吉を先祖に持つ竈門家の子孫でヒノカミ神楽と耳飾りを継承してきたれっきとした竈門の血筋です。

恐らく、炭十郎が生まれつき薄い痣が有ったり透き通る世界に辿り着いたのは、何百年もヒノカミ神楽を継承してきた竈門家の中で一際日の呼吸に適正があった、また病弱な体の影響で歴代の竈門の人間より「正しい呼吸」を探る内に日の呼吸の真理に辿り着いた、などの偶然が重なった結果なのかもしれません。

遊郭編では炭治郎が炭十郎の生まれつきの額の痣と自分の痣を比較した際に「俺はきっと選ばれた使い手ではないのでしょう」と独白しているあたり、薄いながらも生まれつき痣があった炭十郎は日の呼吸の使い手として選ばれて誕生したのでしょう。

他にも、ヒノカミ神楽を継承していく内に、竈門家の人間も日の呼吸に順応できる身体づくりになっていったという可能性も考えられますね。

また、単行本21巻時点で竈門炭治郎が遺伝した先祖の記憶を覗き見ていますが、炭十郎は先祖の炭吉にそっくりである為、縁壱の生まれ変わりという事は無さそうです。

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鬼滅の刃の表紙

継国縁壱と炭治郎が似ている?

継国縁壱においては竈門炭治郎とも似ていると話題になっているようです。

竈門炭治郎もまた「痣」「黒刀」「ヒノカミ神楽(日の呼吸)」の他、更には耳飾りをしている関係か縁壱の特徴とも合致していますが、中でも鬼との戦いではよく鬼舞辻無惨の記憶から炭治郎の姿が縁壱の姿に重なる場面が何度か描かれています。

「竈門炭治郎が継国縁壱の姿に重なるシーン」

  1. 竈門炭治郎が堕姫に発した「なぜ奪う?なぜ命を踏みつけにする?」という姿が継国縁壱と重なる
  2. 竈門炭治郎が禰豆子の爆血から燃える刃「赫刀」を発現させると半天狗(責怒)が継国縁壱の姿を連想し重ねる
  3. 市街地戦では鬼舞辻無惨が日の呼吸を使う竈門炭治郎に継国縁壱の亡霊を見る

以上のシーンから、こちらもまた継国縁壱の生まれ変わりなのではないかと予想されていましたが、単純に炭治郎の言動が被っていただけでしたね。

また、炭治郎が遺伝した先祖の記憶を覗き見ている通り、継国縁壱と竈門炭治郎は完全に別人であり生まれ変わりでは無い事が窺えます。

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継国縁壱はいつ死んだのか

縁壱は痣を発現していますが、この痣は生まれつき額にあったものであり、痣者の寿命とされている25歳を迎える前に死ぬという事例に該当しません。

縁壱の死亡が描かれたのは単行本21巻174話「赤い月夜に見た悪夢」で描かれた黒死牟の回想です。

およそ400年前の赤い月の夜、黒死牟は老体となった継国縁壱と偶然再会しています。

黒死牟が縁壱と再会したのは約60年ぶりであり、既に齢80歳を超えていましたが、全盛期を過ぎた老化した醜い姿でありながら一分の隙もない刀の構えだけで両肩に岩を乗せられたような威圧感を放つのです。

そんな縁壱に黒死牟は手も足も出ずに浅く頸に一太刀浴びてしまうのですが、黒死牟が「次の一撃で頸を落とされる」という確信を抱くものの次の一撃が放たれる事はありませんでした。

縁壱は黒死牟に一撃入れた直後、直立したまま寿命が尽きて死んでいたのです。

縁壱の正確な年齢が公開されていないので何歳で死没しなのかは分かりませんが、痣者でありながら80代で寿命を全うして亡くなりました

なお、縁壱の死後、その肉体は黒死牟によって両断されており、幼少期に巌勝が縁壱に上げた笛が懐から零れ落ちた際には黒死牟は縁壱を嫌悪しながらも涙を零していました。

継国縁壱の生まれ変わりについて

鬼滅の刃の最終回は登場キャラの子孫や転生が平和な世を生きている描写で締め括られていますが、継国縁壱に関して一つこのような考察がされています。

最終回205話「幾星霜を煌めく命」にて、乳母車に霞柄のブランケットを被されて寝ている双子の赤子(恐らく時透無一郎・雄一郎の転生)が描かれたコマの端に、仲睦まじい4人家族がいるのです。

まだ幼い子供を2人抱えた親子、よく見ると容姿が継国縁壱とうたにそっくりではありませんか。(単行本12巻の先祖の記憶の中で赤子を抱く縁壱の後ろ姿とそっくり)

公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」でも仲睦まじい親子としか書かれていないこの親子は、彼らの当たり前で平穏な日々はこれからもずっと続いていくに違いないと紹介されています。

しかし、公式でこの親子に言及されていなくとも、母親の特徴的な眉毛はうたのものと、後ろ姿しか見せていない父親の髪型は継国縁壱が結っている髪型と酷似していますので、読者視点からはどう見ても継国縁壱とうたの生まれ変わりのようにしか思えません。

また、公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」に掲載された子孫や転生のキャラクターの紹介ページの冒頭には「鬼殺隊が命を投げ打ち、太平の世が訪れた。それより遥か時は流れ、血は繋がり魂は巡る。そして今、彼らの鼓動はありふれた日々の中に」と題されている為、他の子孫や転生と同じように継国縁壱の魂も現代に巡っているものと考えられます。

公式での見解ではないのであくまでも予想に過ぎませんが、ここまでそっくりだとやはり縁壱も転生していると考えてしまいますね。

継国縁壱と炭治郎の父の関係と死亡時期と生まれ変わりについてのまとめ

  1. 継国縁壱と炭治郎の父・竈門炭十郎の関係は、日の呼吸を教えた者とヒノカミ神楽として継承した竈門家の子孫という関係で、竈門炭十郎は継国縁壱の生まれ変わりではない
  2. 継国縁壱と竈門炭治郎は、特徴や言動が似ていて姿が重なる事があるが生まれ変わりではない別人
  3. 継国縁壱が死亡したのは齢80を超えた頃、黒死牟と対峙して直立したまま寿命が尽きた為
  4. 継国縁壱は最終回205話「幾星霜を煌めく命」の一コマに仲睦まじい4人家族として描かれている

継国縁壱は特別強く作られて生まれてきたと自負する通り、鬼舞辻無惨を唯一追い詰めた最強の剣士でしたがその最期は変わり果てた双子の兄と対峙する最中に寿命が尽きるという劇的な結末でした。

ただ、最終回のほんの一コマに唯一誰かの子孫や転生の情報が無い仲睦まじい家族が描かれており、その夫婦の特徴が継国縁壱とうたの特徴と合致していた事で継国縁壱はうたと生まれてくるハズだった赤子と生まれ変わっているという仮説が立てられています。

公式が回答していませんので真相は不明ですが、自分を犠牲にし続けた縁壱には報われて欲しいものですね。

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