不死川実弥と言えば、黒死牟戦や鬼舞辻無惨戦で活躍した風柱ですが、唯一五体満足(指欠損)で生き残った為に「強すぎる」と評価されているようです。
しかし、実際には黒死牟と無惨との戦いしか戦闘描写が無いので他の上弦と戦った場合、欠損無しで勝てるのかどうかは分かりません。
そこで今回は、
- 不死川実弥の強さの考察
- 不死川実弥と富岡義勇はどっちが強いのか
- 不死川実弥の柱の中での強さは?
など、不死川実弥の強さについて考察していきたいと思います。
不死川実弥の強さ
不死川実弥の強さがどの程度なのかは公式的見解はありませんが、劇中での実弥の活躍や評価から考察をしたいと思います。
【 不死川実弥の強さ評価は? 】
- 肉体的にも技の全盛と言われている(黒死牟談)
- 初見で黒死牟の技についていける(黒死牟の戦歴でも随分と懐かしい感覚)
- 痣有り時透無一郎対応できなかった攻撃を初見で回避できる経験で培われた感覚
- 稀血の中でも更に稀少な稀血(鬼に有利)
- 柱の中でも実力上位(黒死牟談)
- 痣を発現
- 赫刀を発現(一人では無理)
- 動けば臓物が飛び出る怪我のまま鬼舞辻無惨戦を生き残る
実弥は黒死牟のただの攻撃に辛うじて食い下がる事が出来ていましたが、一対一では勝負になりませんでした。
しかし、四人掛かりとは言え痣の発現後は黒死牟の呼吸に何とかついていける程度になったので、これらの活躍や評価から見ても実弥の最終的な強さは上弦の鬼の下位には何とか勝てる程度ではないでしょうか。
先ず目安となるのが鬼殺隊最強悲鳴嶼行冥ですが、やはり痣有り状態であっても上弦の鬼の壱~参は単独撃破は難しいと思われますし、ぎりぎり猗窩座に勝てるかどうかでしょう。
また、悲鳴嶼より劣るものの柱の実力上位と黒死牟に評価された痣状態の実弥ならば贔屓目に見ても猗窩座以下(上弦の肆以下)に単独で勝利できるかどうかといった強さだと予想されます。
不死川実弥と富岡義勇はどっちが強いの?
単行本16巻第136話、二人は柱稽古の一環で柱同士で手合わせをしており、その時の描写が殆ど互角に描かれていた事から「不死川実弥と富岡義勇はどっちが強いのか」という議論が浮上しました。
答えは「分からない」です。
そこで実弥と義勇の能力を比較してみましょう。
不死川実弥 | 富岡義勇 | |
【透き通る世界】 | 無し | 無し |
【痣の発現】 | 有り | 有り |
【赫刀】 | 可能(単独無理) | 可能(単独無理) |
【柱稽古】 | 引き分け | |
【柱間腕相撲】 | 4位 | 5位(悲鳴嶼、宇随、煉獄、不死川より下) |
【柱間俊足番付】 | 二位 | 六位 |
こうしてみると実戦での実力は競っているように思えても単純な身体能力は不死川実弥の方が高いように思えますね。
上述通り実弥は鬼殺隊に入る前から呼吸も使わずに鬼を縛り上げて陽の光に当てて殺すというとんでもない事をしている為、総合的には互角に近くとも僅差で実弥の方が強い可能性はあります。
ちなみに、無惨戦で無惨の全体攻撃を受けた実弥は欠損無しに対して義勇は右腕を欠損していますが、これは義勇が伊之助達を庇った為ですので反射神経に差異は無さそうです。
不死川実弥の強さは柱の中でどのくらい?
こちらも答えは「分からない」ですが、無惨との最終決戦の評価を見る限りでは上位に食い込むのは間違いありません。
悲鳴嶼行冥は最強すぎるので論外として、実弥の評価としては劇中で黒死牟から「この二人が実力上位(悲鳴嶼含む)」と言われている為、あの悲鳴嶼と一括りにされている点は大きいと思われます。
また、痣を発現しているのでその段階で必然と痣を発現していない者よりは一段階強い考えられる為、少なくとも痣を発現しなかった柱(胡蝶しのぶ、宇随天元、煉獄杏寿郎)よりは強い筈です。
逆に最終的には「透き通る世界」が見えなかった為、劇中で透き通る世界に到達した柱(悲鳴嶼行冥、時透無一郎、伊黒小芭内)には劣るかもしれません。
悲鳴嶼と無一郎に関しては自力で赫刀も使用出来るので剣士として二人より一段劣る可能性もあります。
よって柱の中での最終的な不死川実弥の強さの序列は3番目か4番目くらいが妥当ではないでしょうか。
悲鳴嶼行冥より下なのは間違いないとしても、無一郎が万全な状態で透き通る世界と赫刀を発現させていれば無一郎より下だったかもしれませんし、無惨戦で赫刀と透き通る世界に到達した伊黒小芭内にもやや追い抜かれている印象です。
そのため、3~4番目くらいの強さだと予想しました。
不死川実弥の強さについてのまとめ
- 不死川実弥の強さは、上弦の肆までは一対一で勝てそうな程度
- 不死川実弥と富岡義勇の強さの比較は、実力は拮抗しているものの身体能力の差で実弥の方が強いと予想
- 不死川実弥の柱の中での強さは、3~4番目くらいだと予想
不死川実弥が戦ったのは最終決戦の無限城からであり、初見の戦闘が黒死牟であった為、その強さがどの程度なのかちょっと分かりづらいキャラクターでした。
しかし、玉壺戦のように時透無一郎は経験が浅い為初見の技に弱い特徴がありますが、実弥は経験で培った感覚が強さに直結している事が分かる他、黒死牟の評価で今代の柱や歴代の柱の中でもそこそこ上位の強さを持っている事が分かりました。
正直なところ悲鳴嶼行冥以外は誰が抜きんでているとかは無いように思えますが、僅かな能力の差で順位をつけるとしたら不死川実弥の強さは上弦の肆に一対一で勝てるかどうか、及び柱の中では3~4番目くらいの強さではないでしょうか。
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