黒崎一護の幼馴染でクラスメート、そして井上織姫の無二の親友でもある「有沢たつき」ですが、
- 有沢たつきの結婚やその後について
- 有沢たつきのプロフィール
- 有沢たつきと黒崎一護の関係性
- 有沢たつきの能力や死神の可能性
本記事では以上の内容を踏まえて有沢たつきの情報を紹介したいと思います。
有沢たつきは結婚したのか?その後はどうなった?
有沢たつきの結婚は明らかになっていませんが、霊王護神大戦から約3年後を描いた小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」では啓吾や水色と共に登場しており、その際には、ルキアの結婚に合わせてサプライズで用意するウェディングベールに苺の花を刺繍する作業を手伝っている様子が描かれていました。
また、死神代行消失篇の段階では通っている道場で師範代のバイトをしていると明記されていましたが、3年後には公民館の空手教室で教えている事が分かっています。
ただし、通っていた道場の事業展開なのか、若しくは自身で立ち上げた教室なのかも掘り下げられていない為に判明しておらず、そもそも高校卒業後にたつきが就職したのか進学したのかも謎に包まれていました。
10年後もたつきと一護達との交流は継続
霊王護神大戦から10年後、一護が織姫と結婚し家庭を持った後も高校時代の同級生達とは交流が続いているようで、阿散井夫妻が現世に訪問しに来た際にはたつきは浅野啓吾や小島水色と集い、一護の自宅でチャドのWBO世界ヘビー級タイトルマッチの生放送を視聴しています。
因みに、たつきの髪型は初期の髪型より少し長めのショートカットに戻っており、啓吾に対してのツッコミのキレが増していました。
有沢たつきのプロフィール
- 名前:有沢竜貴(ありさわたつき)
- 身長:155cm
- 体重:41kg
- 血液型:AO型
- 誕生日:7月17日
- 好物:アップルパイ
- 役職:風紀委員
- 初登場:原作1巻
- 声優:野田順子
空座第一高等学校に通う黒崎一護のクラスメートであり、井上織姫の親友です。
本編では髪の色のせいで虐められていた織姫を助けた事から現在でも親友関係にありますが、織姫が完現術を開花させた後はその成長速度から遠くへ行ってしまいそうな織姫に対して何処か寂しい心境を抱くものの、織姫に面と向かって話した事で吹っ切れています。
BLEACHの登場キャラの中でも井上織姫の能力は藍染惣右介やユーハバッハといった名高いボスキャラにも認知される特異なものでした。 そこで今回は、 井上織姫の能力の正体 井上織姫が最強と噂される理由 […]
設定資料によると自分の名前の漢字がかわいくない事を気にして自分で書く時は常に「たつき」と平仮名で書くと明記されている他、ドン観音寺が初登場した回ではテレビカメラに映った一護に対抗してもっと目立っておけばよかったと後悔しており、「そこであたしの美声を披露して歌手にスカウトされるのさっ」と冗談なのか歌手になる野望を匂わせていました。
有沢たつきはボーイッシュでかわいい
男勝りな性格とショートヘアーが特徴的なボーイッシュな女の子ですが、コンからは「近くで見るとかわいいなあ」と、本匠千鶴からは「あんたは美人だけど性格が男っぽスギるからキョーミないのよね」等の評価を受けている事から容姿は美人寄りである事が窺えます。
また、夏梨からは「高校入ってちゃんとエロい体になってきてるよ」と言われている事からスタイルも悪くないようです。
加えて、かわいい容姿でボーイッシュそして一護の幼馴染というてんこ盛りな属性の数々で多くの男性読者から根強い支持を受けているキャラクターでもあります。
死神代行消失篇では髪を伸ばしている
物語開始から1年と少し経過した死神代行消失篇では、後ろ髪を肩下まで伸ばしており外見上は女性らしく成長していますが、男勝りな性格や口調と服装の趣味は全くもって変わっていませんでした。
また、格闘ゲーム「鉄拳」を一護に貸しており、自作が出るにあたり返却を求めています。
有沢たつきは空手の師範代
4歳の頃から空手の道場に通っていたたつきは、初期の段階で左腕を骨折しているにも関わらずインターハイで2位という成績を修めており、その際には準決勝の相手を左腕一本で倒したものの決勝の相手がゴリラみたいな女である事から奇しくも敗れたと悔しそうに語っています。
しかし、たつきの骨折は試合で負ったものではなく、準々決勝の後にジュースを買おうとして車に撥ねられた事故によるものだと淡々と語っており、啓吾や水色からは「日本で2番目に強い女子校生…!」と内々で恐れられていました。
その後も空手は続けているようで、記事冒頭で述べた通り3年生となった死神代行消失篇では道場で師範代のバイトを始めており、更に3年後には公民館の空手教室で教えています。
そのため「有沢たつきの才能は隊長格以上」とも言われているのです。
有沢たつきと黒崎一護の関係性
たつきと一護の出会いは、たつきが通っている道場に一護が母親同伴でやってきた4歳の時です。
当時の一護は派手な髪色は今と同じですが、ニコニコと真咲と手を繋いだヒョロヒョロで弱そうな男の子で、たつきに僅か10秒の内に上段で仕留められるとすぐに泣き出すものの、真咲が迎えに来ると途端に笑顔になって泣き止む様な至って普通の子供でした。
しかし、たつきが9歳の時に一護の母親が亡くなると、一護が翌日から学校を休み真咲が亡くなった河原で真咲を探すように朝から晩までウロウロしている様子をたつきは見ており、そんな事を毎日繰り返している一護を「見てらんなかったな…」と悲哀を感じています。
その後、毎年真咲の命日の前日である6月16日になると一護は表面上は笑顔で過ごすも雰囲気はピリピリとするといった矛盾を抱える様になり、その些細な変化を感じ取るのに3年かかかったとたつきは織姫に話していました。
その為、本編でも一護が命日に必ず家族揃って墓参りに行く事を予測しており、その習慣を熟知しているたつきは当日は学校を休むと織姫に語っています。
BLEACHの作品内において、死神・虚・完現術・滅却師と全ての種の因子を持ち合わせる主人公である黒崎一護ですが、一護がどうして全ての因子を所有しているのか、また内在するに至ったのか、 黒崎一護の生い立ち 黒崎一護が保有する力[…]
したがって、たつきと一護の関係性は4歳で出会って以来の幼馴染でありながら、一護が変わるきっかけとなった悲しい過去を知る唯一の理解者なのです。
有沢たつきは霊圧知覚の能力に長けている
少なくとも4歳の頃には霊感がない事が判明しており、原作1巻では虚となった井上昊を全く認識できておらず、原作2巻でも一護の体に入ったコンを追いかけて来た死神状態の一護が見えていない事が分かっています。
しかし、物語が進むにつれて、
- 原作4巻:ドン観音寺が除霊しようとする地縛霊の声が聞こえる
- 原作5巻:姿は認識できないが織姫を襲う虚の気配を察知
- 原作21巻:一護の死神代行証を視認、一護の死神姿を認識
- 原作22巻:ウルキオラとヤミーの姿を認識し、ヤミーの魂吸をギリギリ耐える
- 原作22巻:ルキア達が一護を羽交い締めにして死神化させた瞬間を認識
- 原作24巻:一護がグリムジョーと戦う姿を目撃
- 原作27巻:織姫が拉致された日感覚が消えたと表現
- 原作47巻:空座町が尸魂界に転移されても意識を保ち行動
- 原作47巻:崩玉を取り込み第三の融合状態の藍染が近づいても存在を保つ
等の主人公宛ら事件に巻き込まれる体質で原作21巻の時点で確実に虚を認識できるレベルになっていると分かりました。
また、一護が死神代行の仕事をこなしている姿を認識していた事から、織姫がウルキオラに拉致された際には織姫がそこに居るという感覚が消えた事を不審に思い、真相を知るであろう一護に詰め寄る姿が描かれており、既に何もかも見えている事実を一護に切り出しても何も悲してくれない一護に対して寂しさのあまり憤っています。
有沢たつきの仲間入りフラグ
織姫やチャドの事例があるように虚の襲撃に巻き込まれた事で徐々に霊力が開花すると予想されていたたつきですが、死神代行消失篇に於いても完現術者では無さそうだと薄々読者も気づき始め、最終的には霊圧知覚が一般人より高いだけで、後の夏梨の様に特段虚を退治できる素養がある訳ではなかったのです。
ただ、空手の実力がある事からもし完現術を発現していたら相当の戦力になっていたのではと読者も期待していた事から、たつきの仲間入りフラグが完全に潰えた際には残念だという感想も見受けられました。
有沢たつきが尸魂界に行ったら死神になる可能性
霊力に関しては霊圧知覚が並以上と言うだけで特別殺傷能力がある技を持っている訳ではないたつきですが、読者の見解ではたつきは死後尸魂界に行ったら確実に死神になれる素質があると睨んでいます。
元々格闘技には秀でているので卓越した霊圧知覚を合わせると、例えば白打を得意とする二番隊や隠密機動にはかなり向いているのではないでしょうか。
BLEACHの世界では死後の世界「尸魂界」が存在する設定なので、不謹慎ながらキャラクターの死後の成り行きを想像するのも楽しいですね。
有沢たつきの結婚やその後と一護との関係についてのまとめ
たつきは原作1巻から登場するキャラクターですが、物語が進むにつれて幽霊や虚の気配を察知できるようになると、破面篇の導入部には遂に死神や破面の姿がくっきりと見えるまでに霊圧知覚が高くなっていました。
それらの描写から一時期は織姫達のように能力が開花して仲間になるのではと考えられていましたが、結果的には霊圧知覚が育っただけで虚に対して対抗手段を得る事の無い、一護と織姫の級友としての役割を果たすだけで終わったのです。
その為、初期でこそ準レギュラーとして登場回数が多かったものの、戦いについていけない一般人と同じ扱いとなり、中盤以降の扱いは一護の成長を促進させる贄として藍染につけ回されたり、一護の失った死神の力を取り戻させる為に仕組んだ月島の能力で過去を改変される犠牲者となる他、登場すると大体負傷させられる不運なキャラになっています。
しかし、虚と戦う力は無くとも、一護の家族以外では一護の幼少時代と無邪気に笑わなくなった理由を知る唯一の存在であると共に、織姫をいじめから救い出し笑えるようにした恩人且つ大親友でる等、BLEACHの主人公とヒロインを支えた縁の下の力持ちなのです。
そういった背景がたつきにはある事から、ボーイッシュでかわいい容姿と男勝りな性格も読者に愛される要素となっており、全体的に読者人気が高いキャラクターに昇華したのでしょう。