【BLEACH】井上織姫の能力の正体は?なぜ最強の能力と呼ばれるのか

BLEACHの登場キャラの中でも井上織姫の能力は藍染惣右介やユーハバッハといった名高いボスキャラにも認知される特異なものでした。

そこで今回は、

  1. 井上織姫の能力の正体
  2. 井上織姫が最強と噂される理由
  3. 井上織姫の盾舜六花について

など、織姫の能力「盾舜六花」と正体について紹介したいと思います。

井上織姫の能力の正体

織姫は人間ですが特殊な能力を発現させた完現術者に分類されます。

そして、前提として完現術者とは胎児の段階で母親が虚に襲われるといった体験を経て出生し、その後自分に思い入れのあるモノを媒介に完現術が開花される設定です。

例えば、銀城空吾が自身の十字架のネックレスを剣に変えた様に、織姫は亡き兄井上昊の形見であるヘアピンを媒介に「盾舜六花」を顕現させ、様々な能力を行使していています。

では、なぜ織姫が完現術を発現したのかと言えば、

  1. 井上織姫の中に霊王の因子が眠っている
  2. 黒崎一護の覚醒や朽木ルキアの中の崩玉の意志が働いた

以上、二つの理由が重なった為です。

死神代行消失篇で語られた完現術者についての背景と小説「bleach can't fear your own world」で判明した内容を搔い摘むば、完現術の力の因子には少なからず霊王の因子が宿っている為、織姫や茶渡の場合はたまたま周囲に一護や崩玉を内包したルキアがうろついていたので完現術の開花を促進させたと考えられています。

その為、井上織姫の正体は人間ではありますが、霊王の因子を宿した特別な存在であった事には変わりません。

井上織姫の能力がなぜ最強と言われるの

井上織姫の能力はヘアピンを媒介にした盾舜六花ですが、その力の一端「三天結盾」が何気に最強ムーブをかましていた事から、織姫の最強説が浮上しました。

話題に上がったのは千年血戦篇の最終決戦、一護がユーハバッハと戦う場面にて、兵主部一兵衛を下し一護を圧倒したユーハバッハの攻撃を織姫が三天結盾を展開し二度防いでいるのです。

問題のシーンは、

  1. 原作74巻675話、影のような広範囲の攻撃を三天結盾防ぎ一護を守る
  2. 原作74巻678話、ユーハバッハの斬撃を一度防ぐ

以上の二コマですが、織姫はしれっと殆どのキャラが不可能であろう所業をやり遂げていました。

大前提としてユーハバッハの繰り出す斬術は卍解前後の一護を容赦なく切り刻む事ができるほど攻撃力が高い為、一護自身も防戦一方だった訳ですが、中には明らかに一護が斬月で受けきれなかった攻撃を織姫が見切り三天結盾で防いでいます。

ただし、問題のシーンの後者に至ってはユーハバッハの全知全能の能力により斬撃自体は一護に届いてしまったので、三天結盾だけではユーハバッハの攻撃を完全に防ぎきれていなかったと言うのが実情でした。

ですがよく考えてみればこれまでヤミークラスにでさえ通用しなかった三天結盾が、元柳斎や兵主部を凌駕するユーハバッハの攻撃を一度防いだだけでも大金星です。

ましてや織姫には唯一無二の復元術「双天帰盾」があるので、今後も修行によって能力の向上が見込められれば最強の回復役として一番化ける可能性がある為、織姫の能力は最強の支援術だと言われています。

一護の霊圧を防ぐ

完全ではないものの虚化を自分のモノにした一護がユーハバッハ戦で自我を保ったまま虚化した事で、一護は昂る霊圧の影響を与えない様に「六花で俺の霊圧を防いだまま下がってくれ」と織姫の三天結盾の外へと出て指示を送るシーンがあります。

このシーンですが、よく考えてみると完全虚化に近い一護の霊圧を織姫が三天結盾で防ぐ事が当たり前にできるといったニュアンスに捉えられる他、織姫自身も「はい!」と当然の様に答えている事から、織姫は一護クラスの霊圧の影響を防ぐ事が可能だと分かりました。

因みに破面篇のウルキオラ戦では、一護が「俺の霊圧が井上の六花で防ぎきれなくなったら…」と綴っている事から、千年血戦篇の織姫はこれまで以上に能力を磨き上げている事が窺えます。

織姫の能力は神の領域を侵している

織姫が拉致された破面篇では、織姫の双天帰盾を実際に目の当たりにした評価として、藍染は織姫の力を「神の領域を侵す能力」と表現し、双天帰盾の真価は事象の拒絶であると推察しました。

双天帰盾の能力は、尸魂界篇終盤で卯ノ花もその目で見て圧倒されるコマがある事から、その有用性と希少性は初期構想から練られていた事がわかります。

それに伴い、破面篇で上半身を吹き飛ばされたメノリを蘇生させた実績から見てもチート性能はBLEACH界でもトップである事は間違いありません。

井上織姫の能力「盾舜六花しゅんしゅんりっか

  • 初出原作5巻43話

織姫が身に付けている井上昊の形見のヘアピンを媒介にした完現術に分類される能力であり、事象の拒絶を起点とした様々な能力を行使する事が可能です。

盾舜六花の具象化は、舜桜をリーダーに火無菊梅厳リリィあやめ椿鬼の計6名で構成されており、織姫の言霊を受けるとそれぞれが能力を発動しその起点を担当しています。

彼等の容姿は元がヘアピンだからなのか分かりませんが、掌よりも小さな妖精の様な姿で、それぞれ性格や性別も異なっており、織姫の覚悟によって発動する能力のふり幅が変わってしまうのです。

①「三天結盾さんてんけっしゅん

  • 初出原作5巻43話

火無菊・梅厳・リリィの三名を起点に展開される逆三角形の防御術で、その効果は「盾の外」の拒絶であり面で捉えた攻撃を防ぐ能力ですが、その防御性はそれほど高くない為に作中ではよく突破されています。

しかし、作中で修行をする度に性能自体は上昇し強度も術者の霊力に応じて増している他、落下の緩衝材に転用する等、使い道に汎用性がある優れた能力です。

②「四天抗盾してんこうしゅん

  • 初出原作51巻449話

破面篇以降いつか一護が力を取り戻す手助けができればと17カ月間修行した末に発現した三天結盾の強化版で、攻撃を受けた瞬間に爆発して衝撃を拡散しそれと同時に自動的に反射攻撃を行う防御術兼迎撃術となります。

初披露時には、銀城に「爆発反応装甲かよ」「えげつねえな」などの感想を言わしめました。

ただし、初使用以降は四天抗盾の描写が無い様に見られたので使い勝手はよく分かりません。

③「孤天斬盾こてんざんしゅん

  • 初出原作5巻43話

椿鬼を起点にした織姫唯一の攻撃手段で、その効果は「盾の両面」の拒絶であり、敵をぶち抜いて中に盾を張り物質の結合を拒絶し敵を真っ二つにするといった字面だけでもエグい能力です。

しかし、この能力は織姫の霊力や相手を殺めるといった術者の覚悟に比例する為、作中では低級虚にしかまともに通用しなかったという戦績の悪さが目立つ他、使用頻度は徐々に減っていきました。

④「双天帰盾そうてんきしゅん

  • 初出原作5巻43話

舜桜とあやめの二名を起点に負傷者を中心に半楕円形の結界を張る回復術で、その効果は「盾の内」の拒絶にあり、盾を張った内側という限定空間内の破壊を拒絶、つまり盾で覆った対象を破壊を受ける前の状態に戻す事ができる作中唯一無二のチート術です。

記事内で触れた通り、藍染からも「神の領域を侵す能力」と評価を受けており、上半身が吹き飛んだメノリやウルキオラに孔を空けられた一護ですら再生させた織姫はその評価通り霊王護神大戦後は誰も手が施せないレベルの重症患者の治癒を担当しています。

 

双天帰盾の欠点は?

しかしながら双天帰盾には霊圧を回復させる事が苦手だという欠点がある他、

  1. 致命的な損傷から時が経過しすぎた者
  2. 完全に魂魄が消失した者
  3. そもそも跡形すら残らなかった者

以上のケースの場合は双天帰盾でも手の施しようがありません。

織姫が盾舜六花を発現した経緯

死神代行篇で石田雨竜が黒崎一護に嗾けた虚退治対決では、虚の撒き餌を使用した影響で空座町に大量の虚が押し寄せる状況でした。

撒き餌に誘い出された虚は空座第一高等学校にも出現し、当時何の能力も無かった織姫は虚に操られた生徒に襲われてしまいますが、親友の有沢竜貴が織姫の窮地に駆け付け守ってくれたのです。

しかし、竜貴までもが虚に操られると抵抗空しく織姫に手を出してしまい、親友を傷付けた為に悲痛な表情を浮かべる竜貴を見た織姫は、これまで竜貴に守られっぱなしだった事を顧み今度は自分が竜貴を守ってあげたいと強く願った結果、盾舜六花を開花させました。

盾舜六花を子守に使う織姫

本編最終回から約2年後の獄頣鳴鳴篇では、織姫は息子の一勇が自由奔放な事を理解して街中を出歩く時は盾舜六花に監視させていました。
勿論、能力が未知数な一勇は盾舜六花に気付いている筈ですが、織姫は盾舜六花を通して一勇が何処で何をしているのか報告を受けている描写があったので、コン同様に子守の一環として便利に使っているみたいですね。

井上織姫のプロフィール

【名前】 井上織姫いのうえおりひめ
【年齢】 16歳→18歳
【身長】 157cm
【体重】 45kg
【血液型】 B型
【誕生日】 9月3日
【所属】 空座第一高等学校1年(初登場時)→3年(死神代行消失篇)

人間、完現術者

【能力】 盾舜六花しゅんしゅんりっか
【初登場】 原作1巻
【声優】 松岡由貴

胡桃色の長髪が目立つ巨乳の美少女で、黒崎一護に片思いしている女子高生です。

男子のアイドル的存在だったり、友達の本匠千鶴に度々セクハラを受けるも親友の有沢竜貴に守られていたりと日常的に騒がしい一方で、本編初期以降は死神代行を務める一護と共に虚退治をしています。

お笑いが大好きな事から奇抜な発想や天然ボケをかます不思議系な性格が目立つ反面、終始一護を始めとする身の回りの大切な人の為に虚や破面相手に立ち向かう芯の強さを持っていました。

また、料理にかなり独創的なアレンジを加える傾向があり、たまたま晩御飯の買い出し中に出会った一護とのやり取りではネギとバターとバナナと羊羹を買ったと嬉しそうに語っており、一護は心の中で「何を作る気だろう…」と困惑しています。

家族が居ない為、現在は遠い親戚のおばさんが生活費を工面してくれているそうですが、成績が下がると生活費が減らされる事から学業はそれなりに励む様になったと前向きな思考の持ち主です。

井上織姫の生い立ち

織姫の生い立ちは虐待や肉親の死にいじめなどを経験するといった、作中でも中々に重たい経歴があります。

そんな織姫がこうして笑っていられるのは兄「井上昊」と親友「有沢竜貴」の存在が大きく影響しているのです。

井上織姫と井上そらの関係

織姫の両親については母親は淫売、父親は悪魔と揶揄されている他、子供が泣いたら泣き止むまで殴る続ける連中だと昊の回想で判明しており、当時15歳の昊は生後間もない織姫をたった一人で両親から隠れるように世話を続けていました。

そんな過酷な生活を続けていた昊は18歳の3月に3歳になった織姫を連れて実家を逃げ出しています。

以来、昊は就職後も織姫と同居し二人きりの生活を過ごしていましたが、織姫が中学生になった頃、昊が買ってきたヘアピンが何故だか無性に気に入らなかった織姫は生まれて初めて昊と喧嘩をし、初めて一言も喋らずに食事を済ませ、初めて壁の方を向いて眠り、初めて仕事に出かける昊に何も言わずに送り出した事がありました。

しかし、当日交通事故に遭った昊が家に帰る事はなく、思春期特有の小さな口喧嘩が織姫と昊の最期の会話となってしまったのです。

井上昊が虚になった理由と魂葬までの流れ

昊の死後、織姫は毎日昊の為に祈っていましたが竜貴と友達になってからその回数が減り、一護と出会ってから祈る事がなくなったのが原因で、成仏しないまま彷徨っていた昊は織姫の心から日毎に自分の存在が消えていくのを見て辛く淋しくなり虚に身を落としてしまったのです。

虚となった昊は一護や竜貴を襲撃して失敗すると、いっそのこと織姫を一緒に連れて行こうと目論みますが、一護に「兄貴が妹に向かって殺してやるなんて死んでも言うんじゃねえよ!」と兄の在り方について説教をされます。

しかし、虚となった昊の思考は既に歪み切っており、誰にも織姫を渡すものかと一護に迫った後に織姫へと襲い掛かりますが、織姫は自ら抱き締めるように昊を受け入れました。

織姫は昊への祈りが無くなった理由として毎日祈るだけではダメだと思い立ち学校での楽しい出来事や好きな人達の事を話す事で「自分は今幸せだから心配しないで」と昊に見せてあげたかったと本音を語ります。

負傷した織姫は気を失ってしまいますが、誤解が解けた後、昊は本当は織姫の気持ちに気づいていた上でそれでも祈ってほしかったと涙ながらに綴るのです。

一護はそんな昊に織姫が今でも昊が贈ったヘアピンを「お兄ちゃんが初めてくれたプレゼント」だと言い毎日大事に身に付けている事を伝えるのでした。

一護が死んだ人間も生きている人間もどっちも淋しいことを伝えると、昊は織姫が自分を大事にしてくれていた事を実感し、自ら一護の斬魄刀を突き立てて魂葬を施すのですが、消滅する刹那、目を覚ました織姫と最期の別れを交わします。

口喧嘩をして見送りを言えなかったのをずっと後悔していた織姫はようやく昊を「お兄ちゃん、いってらっしゃい」と見送る事ができ、正気を取り戻せた昊は織姫に見送られながら尸魂界へと旅立ちました。

 

ポイント!

単行本1巻6話のおまけページに、後日談として織姫と竜貴が昊の墓参りに訪れている一コマが載っています。

井上織姫と有沢竜貴の関係

  • 原作5巻42話

織姫が昊に褒められた自慢の長い髪を切ったのは中学生の時で、織姫は入学後すぐに3年生に髪の色が気に入らないという理由で目を付けられて強引に髪を切られたのです。

その事を昊に話せないまま気分転換だと誤魔化しましたが、すぐ後に昊は事故で他界してしまい、天涯孤独となった織姫は次第に誰とも喋らないまま一人で過ごすようになりました。

そんな織姫の手を引いてくれたのが竜貴であり、竜貴は織姫を怒鳴りつけると織姫をいじめる外敵に抗議する等して、いつも守ってくれたのです。

その結果、竜貴のお陰で織姫は再び髪を伸ばせるようになると、髪を短くしないのは竜貴への信頼の証だと織姫は綴っています。

中学から3年程の付き合いですが、織姫にとって竜貴という存在は昊に次ぐ自分を肯定し護ってくれた大切な存在だという事がわかりますね。

織姫と竜貴の関係性の変化
  • 原作8巻68話

ルキア奪還直前の閑話にて、一護の家族と同級生達が花火を見に行く際、竜貴は織姫の髪型の変化に気づいてそのことに触れていました。

竜貴は中学の頃、昊が秋茜を指にとまらせるのが上手だったのでそれに憧れた織姫が秋茜を追っかけたり、その後二日かけて行方不明になった織姫を竜貴が捜索した思い出を語ります。

織姫は昊が虚になった件や一護が死神代行をやっている件の他、盾舜六花の開花に伴いルキアを助けるべく修行した事で、竜貴の目から見ても雰囲気が格段に変わっていたのが気掛かりだったのです。

その為、竜貴は織姫が遠くへ行ってしまいそうに感じて寂しそうにしていましたが、織姫は竜貴の感情を読み取ったのかもっと遊びたいと話した後に「またここに秋茜を見にこようよ!」と笑顔を向けました。

織姫は竜貴が心配してくれている事に感謝しながらも、いつだって竜貴が織姫を捜してくれるから安心して何処へでも行ける一方で必ず竜貴の隣に戻ってこれるのだと心の中で綴っています。

織姫は3年後にパン屋の正社員として働いている

霊王護神大戦から3年後、織姫は死神代行消失篇で始めたバイト先「ABCookies」に就職している事が小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」で判明しました。

織姫は高校三年の夏以降に就職先を探していたところ、話を聞いたABCookiesの店長自ら是非ウチにと懇願される形で入社したと綴られており、日々パンとケーキに囲まれた職場で勤しんでいるそうです。

余談ですが、千年血戦篇で再会したリルカとは大戦以降連絡先を交換しており、3年もの間ドーナツの感想など一方的な連絡をして繋がりを保っているそうで、一見電話越しで冷たいリルカの反応も織姫にとっては元気に暮らしている証拠として嬉しくなると語られています。

 

織姫の職場の常連
  1. 尸魂界から乱菊と砕蜂がよく買いに来る(恐らく砕蜂は夜一の使い走り)
  2. ツンデレながらリルカがドーナツをよく買いに来る

織姫は10年後に黒崎一護と結婚し一児の母になる

  • 原作74巻686話

原作の最終話では千年血戦篇から10年の歳月が過ぎており、織姫は無事意中の想い人である一護と結婚を遂げ、長男「一勇かずい」を授かる母となっています。

結婚後は一護の実家であるクロサキ医院に同居しているようで、遊子や夏梨とも仲良く過ごしていますが、何よりも織姫が更に巨乳に育っているといった衝撃映像に読者は騒然としました。

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BLEACHの表紙

井上織姫の活躍

石田雨竜が行った虚の撒き餌騒動を機に能力が開花した織姫は霊力を有していることから死神が行った記憶操作が効いておらず、朽木ルキアが尸魂界に連れ戻された事情を浦原や一護に聞き、茶渡と共にルキア奪還の名の下、四楓院夜一(猫)に修行を付けてもらうのです。

こうして織姫は、霊王の意志による運命なのか定かではありませんが、一護のサポート役として様々な戦いに巻き込まれていきます。

織姫の活躍その①「尸魂界篇」

巻数 織姫の活躍
原作8巻70話 断界を通り抜ける際に「拘突」から三天結盾で皆を守る
原作9巻76話 市丸ギンに切断された兕丹坊の腕を双天帰盾で治療
原作10巻86話 遮魂膜に接触し散り散りに吹き飛ばされる中、雨竜を抱え三天結盾を緩衝材に着地
原作11巻91話 一貫坂慈楼坊に孤天斬盾が打ち破られ椿鬼が負傷
原作14巻119話 一般隊士の死覇装を奪い死神に変装した後、偽りの旅禍の目撃情報を流し懺罪宮の情報を入手
原作14巻121話 涅マユリの隊士の爆殺から三天結盾で雨竜と荒巻を助ける
原作16巻137話 剣八を筆頭に十一番隊の主戦力を味方に引き入れ拘留された雨竜達旅禍を全員救出
原作19巻164話 「朽木さんは黒崎くんの世界を変えた人だから」の名言を生む
原作21巻179話 藍染にやられた一護を治療

尸魂界篇の織姫は、その優しい性格から敵であるにも関わらずマユリに殺害された隊士の死を嘆いたり、盾舜六花でサポート面の活躍をしていた印象ですが、中でも一護が戦う理由の中に「ルキアは一護の世界を変えた大切な人」との名言を生んだ事が記憶に焼き付いています。

織姫の活躍その②「破面篇」

巻数 織姫の活躍
原作22巻192話 十刃の襲撃を受けた際に負傷した茶渡や竜貴を治療
原作27巻240話 グリムジョーの左腕と十刃の階級番号を復元
原作30巻262話 一護達を罵るウルキオラの一言にキレて高速ビンタを的中
原作31巻273話 グリムジョーにやられたロリとメノリを治療
原作31巻277話 ウルキオラに殺害された一護を治療
原作31巻278話 一護とグリムジョーの傷を完治
原作35巻 ノイトラvs剣八の隙に一護とネリエルを治療
原作41巻354話 ウルキオラに「心」を理解させる
原作41巻354話 ウルキオラ戦後、一護と雨竜を治療
恐らく一護が藍染を倒すまでの間に茶渡・ルキア・恋次なども治療?

破面篇の織姫は、序盤は自分の能力不足に悩むシーンやウルキオラに拉致されてロリに暴力を振るわれるシーンが印象的ですが、特に完全虚化の一護やウルキオラとのやり取りがこの章の肝となっています。

一護はウルキオラの刀剣解放第二階層に敗北しましたが、織姫の助けを求める声に連動して完全虚化へと身を落としてしまうものの、「俺ガ助ケル」という一護の切実な声が織姫に突き刺さってしまいました。

そして、完全虚化一護に敗北したウルキオラは自身の消滅の際に「俺が怖いか」と織姫に手を伸ばし訊ねますが、織姫は「こわくないよ」とウルキオラに手を差し出そうとした所、二人の手は触れる事なくウルキオラは消滅するのです。

ですが消滅する刹那、ウルキオラは織姫を通して互いを繋ぐ中間に存在するもの、自らが伸ばした掌にあるものが心だと知り、死の直前にウルキオラが持つ死の形「虚無」を超えた心を理解しています。

ウルキオラが織姫に目を付けてから始まった織姫奪還でしたが、最期に織姫の心に触れた事でウルキオラが唯一理解できなかった心を理解して消滅するコマはBLEACHの名場面です。

織姫の活躍その③「死神代行消失篇」

巻数 織姫の活躍
原作49巻 冒頭から一護の周囲の変化に警戒
原作49巻 死神代行消失篇、3年進級頃にはパン屋でバイト
原作50巻439話 月島から敵である獅子河原を護ろうと身を盾にし、名前を「すし河原くん」と間違える
原作51巻447話 雨竜を斬った人物と織姫が斬った人物が同一だとの台詞からミスリードを生む
原作51巻449話 一護が完現術を習得する修行のサポートをする
原作52巻456話 月島の「過去改変」を受け茶渡と共に一護の精神を叩き折る

死神代行消失篇の織姫は、序盤は一護に迫る異変に敏感で対処に回っていたり、獅子河原萌笑と対峙した際に敵と判断した瞬間に顔つきが変わる等、一護が力を失った事で修業していたせいか少し逞しく思えました。

しかし、月島秀九郎に過去を差し込まれてからは茶渡と共に残念な立ち回りを担う事になりますが、それでも一護の修行に精を出す姿は安定しています。

終盤には月島の能力を受けながらも一護が泣いている姿を見て自身も苦しくて仕方がないと泣いていたり、毒ヶ峰リルカとのやり取りが微笑ましかったりと、本章は脇役ながらしっかりと一護をサポートしました。

織姫の活躍その④「千年血戦篇」

巻数 織姫の活躍
原作55巻 空座町担当の新人死神行木竜ノ介と斑目志乃の治療と虚退治
原作65巻587話 雨竜の「光の雨」から一護を守り、三天結盾で落下を緩衝
原作69巻624話 霊王大内裏から落下したところ三天結盾で仲間を救助し、夜一の欠損した左腕を治癒
原作72巻657話 ナックルヴァールにやられた一護と茶渡を治癒
原作74巻675話 ユーハバッハの影の攻撃を三天結盾で防ぐ
原作74巻678話 ユーハバッハの斬撃を一度防ぐ
原作74巻681話 月島の「過去改変」を受けた後、一護の斬月を復元

最終章の織姫は修行の成果か盾舜六花の能力が大きく向上しており、漸く一護と並び立って戦う事が出来ました。

道中では何度か一護を始めとする多くの味方の治療を施す他、三天結盾でその都度敵の攻撃を防いだり、落下の緩衝材に使っています。

そして、中でもユーハバッハに折られた斬月の過去を月島がブック・オブ・ジ・エンドで無かった事にし、織姫の双天帰盾で復元させる合わせ技は最強能力がタッグを組んだ熱い展開でした。

また、霊王護神大戦後には四番隊でも不可能な重傷者達を織姫が治療している事から、サポート面では大戦の英雄黒崎一護に引けを取らない活躍をしています。

井上織姫の能力の正体や最強説についてのまとめ

  1. 井上織姫の正体は、元々「霊王の因子を宿した」人間で一護や崩玉の影響で能力が発現した
  2. 井上織姫は、作中最強格のユーハバッハの攻撃を二度防いでいる
  3. 井上織姫の「盾舜六花」は神の領域を侵す能力と評価されている

織姫自体は人間ですが、小説で完現術者は霊王の因子を宿した人間だと判明した為、発現の仕方は特殊ではあるものの、織姫も完現術者に分類される事が分かっています。

ただし、霊王の欠片の中でも「心臓」「右腕」「左腕」「鎖結」とはっきりした部位を宿したキャラは相応に強大な能力を発揮していましたが、織姫がどの部位を宿しているのかは明言されていない為、欠片を宿しているとしか分かっていません。

しかし、ただの欠片程度で盾舜六花の様なチート性能を扱えるにはあまりに優遇されているので何かしら特殊な部位を持っていたら面白いですね。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?