【BLEACH】二枚屋王悦は口上がラップの零番隊!斬魄刀や鞘伏について紹介

零番隊の一人・二枚屋王悦は、その強烈な人物像からネタキャラかと思われましたが、実は全ての斬魄刀を一人で生み出した凄い死神でした。

そこで今回は、

  1. 二枚屋王悦のプロフィールと口上と年齢
  2. 二枚屋王悦が創り出したもの「斬魄刀」
  3. 二枚屋王悦の擬人化した斬魄刀
  4. 二枚屋王悦の「鞘伏」

など、主に王悦のラップや刀に関して紹介したいと思います。

二枚屋王悦のプロフィール

【名前】 二枚屋王悦にまいやおうえつ
【年齢】 不明
【二つ名】 刀神
【所属】 零番隊
【零番離殿】 鳳凰殿
【斬魄刀】 不明 / 鞘伏
【真打・卍解】 不明
【初登場】 単行本58巻
【声優】 上田燿司

側頭部を剃りこんだもじゃもじゃな頭髪とサングラス、死覇装の上にダウンベストを着たチャラ男を絵に書いたようなラップ口調の死神で、初登場は単行本58巻516話「THE SQUAD ZERO」です。

「アイアムアザンパクトークリエイラァー!二枚屋Oh-Etsu、S・I・K・U・Y・O・R・O、シクヨロでェ—————ス!」

鳳凰殿で王悦と対面した黒崎一護と阿散井恋次は、王悦と対面した際は衝撃のあまり作画の線が崩れて放心状態となり、一護は「この人のノリに完全についていけねえ」、恋次は「俺だってついていけねえよ」と二人して出鼻をくじかれています。

 

王悦の元ネタは「藤森慎吾」さん?

二枚屋王悦のチャラ男の見た目やラップ調の口上等がお笑い芸人の藤森慎吾さんに似ていると登場時から話題となっています。

その為、連載当時から読者から「脳内再生余裕」とネタにされていました。

二枚屋王悦の年齢

二枚屋王悦は斬魄刀の元である浅打を創り出した人物であり、零番隊を始め、全ての死神が王悦が打った浅打を手にしています。

そして、単行本59巻529話では「尸魂界の開闢以来ちゃんボクの打った浅打を持たずして己の斬魄刀を目覚めさせた死神は只の一人も居やしねえ」と発言している事から、100万年の歴史がある尸魂界かそれ以上の年齢に相当する事が分かりました。

したがって、明言はされていないものの、二枚屋王悦の年齢は100万歳に近い可能性が高いです。

ただ、小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」にて已己巳己巴という虚の斬魄刀の出自が語られた際、文中に「死神が斬魄刀をまだ持っていなかった頃」と書いてあるので、必ずしも尸魂界100万年の歴史の始まりから斬魄刀が存在した訳ではない事が窺える為、その場合王悦の年齢はグンと下がります。

二枚屋王悦の口上はラップ調

二枚屋王悦は基本的に語尾がローマ字表記であり、ラッパーのように韻を踏んだり、英語を乱用します。

そして、正確な自己紹介は「アイアムアザンパクトークリエイラァー。十・九・八・七・六・五枚、終い(四枚)に三枚、二枚屋Oh-Etsu!雑魚に握らす刀は無ェ。シクヨロでェ————ス」との口上で、真面目な場面では真顔のままラップを刻んでいました。

また、初対面である黒崎一護や阿散井恋次を「チャン」付けで呼ぶ他、一護に至っては「チャン一」とふざけた呼び名を付けた事で、以降読者からも一護は「チャン一」と呼び親しまれる事になるなど、ある意味でBLEACHに新しい風を巻き起こした存在です。

決め台詞もオサレなラップ調

王悦のラップ調の口上は戦闘時も相変わらずで、零番隊とユーハバッハが対峙した際にも登場と共にお決まりの自己紹介をしています。

そして、親衛隊との戦いでは、

  1. 「ちゃんボクを誰だと思ってるのSa。十・九・八・七・六・五枚、終い(四枚)に三枚、二枚屋Oh-Etsu。一番イケてる零番隊士」
  2. 「生まれ変わったちゃんボクは格好良いKai?」

など、自分が優勢劣勢関係無く、決めるべきところでは必ずラップ調で印象深いシーンを作っていました。

また、「頭が高い」を「頭がSO High———!」と言い換えたり、「オカシいNeェ、シーオカだNeェ」と業界用語を取り入れたりと、単純にふざけた口調の時も多いです。

二枚屋王悦の零番離殿・鳳凰殿

霊王宮の構図として、霊王がいる本殿「霊王大内裏」を中心にその周りにお盆の見た目をした「零番離殿」と呼ばれる零番隊士個人に与えられた城が5つ浮かんでいます。

二枚屋王悦の零番離殿の名は「鳳凰殿(ほうおうでん)」であり、「Galaxy鳳凰殿」という煌びやかな看板と女の子達が出迎え本物の鳳凰殿は断崖絶壁に佇む寂れた小屋の見た目です。

王悦は断崖絶壁の寂れた小屋に居る自分を認めたくなくて女の子達が居る煌びやかな鳳凰殿を作ったと言われていますが、寂れた方の小屋が本物の鳳凰殿であるとされるのは、底にある海の水全てが無ければ卍解を打ち直す事が出来ないという理由がありました。

二枚屋王悦は「斬魄刀」を創った男

零番隊の死神は尸魂界に於いて、何かを創り出し、霊王に「尸魂界の歴史そのものである」と認められた者達です。

二枚屋王悦の二つ名は「刀神」であり、その名の通り護廷十三隊隊士全員が手にする無名の斬魄刀「浅打」を創った死神である為、故に王悦は全ての浅打の在り処を知り、浅打を指して「何にでもなれる最強の斬魄刀」と言っています。

また、黒崎一護と阿散井恋次の斬魄刀を打ち直す為の試練の際には、死神なのに死神と斬魄刀の見わけもつかず、自身の斬魄刀を傷つける愛の無さを嘆き、斬魄刀の遣い方の根本が違うと斬魄刀の怒りを一護達に教えました。

 

浅打とは? 

六千名を超える護廷十三隊隊士全名が院生時代に一時貸与され入隊と同時に正式授与される無銘の斬魄刀であり、全ての死神達はこの「浅打」と寝食を共にし錬磨を重ねる事で己の魂の精髄を浅打へと写し取り、己の斬魄刀を創り上げます。

その為、零番隊を始め、更木剣八でさえ死神の死体から浅打を手にしており、例外は黒崎一護だけでした。

王悦の刀・斬魄刀の擬人化

王悦の住まう鳳凰殿(偽り)は豪華絢爛な建物に綺麗な女性たちが存在しますが、全て斬魄刀が擬人化した姿です。

一見してキャ〇クラのような雰囲気で女性たちは鳳凰殿に斬魄刀を打ち直してもらいにやってきた一護や恋次を歓迎し、王悦と共に一護と恋次を揶揄っています。

燧ヶ島メラによって本物の鳳凰殿に案内された際は、一護と恋次はあまりの落差に呆然とし、王悦自身も小さく縮こまる他、コンは涙ながらに「こんな寂しいトコいやあああ」と王悦に訴えていました。

因みに、男の斬魄刀は全員裏方で働いています。

王悦の卍解の打ち直し方

王悦の零番離殿「鳳凰殿」は断崖に建っており、断崖の下にある大量の海の水を鍛冶に利用します。

作中で黒崎一護の卍解を打ち直す際には、二枚屋親衛隊と呼ばれる五名の女性に擬人化した斬魄刀を呼び、この断崖の水の全てを使う事で斬魄刀を打ち直しました。

また、鍛冶の前段階として、

  1. 燧ヶ島ひうちがしまメラ:王悦を御館サマと呼び、両手を擦り火花を起こし口から火を吹く
  2. 砥ノ川とのかわ時江ときえ:ネガティブな黒髪の女性で、泣きながら水を扱う
  3. 鑿野のみののの:目がキラキラしている小柄な女性で、砥ノ川時江の水を受けている?
  4. 箸原はしはらハス:おさげ風のツインテールの女性で、髪を操る
  5. 槌宮つちみや罪子つみこ:口布をあてた黒髪半目の女性で、自ら歯を折り鍛冶に使う槌を錬成する

以上の段階を踏み、王悦自身は炎の彩を見る為にサングラスを外して髪が邪魔にならないように後ろに縛り上げています。

加えて一護が屈服した浅打を新たな斬魄刀を引き出すきっかけに使い、浅打が一護に触れた瞬間に白く染まったのは一護の中に居るホワイトが一護の斬魄刀だと告げており、数多くの死神の魂魄を重ねて造られている藍染の造ったホワイトが奇しくも浅打の成り立ちと同じ事を明かしました。

一護の斬月を打った際には刀の魂を冷やす為に断崖の下の海が熱と霊圧で干上がっており、二枚屋親衛隊曰く水が消えたのは初めての事だそうです。

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二枚屋王悦の失敗作の斬魄刀「鞘伏(さやふし)」

鞘伏の登場は単行本66巻600話「SNIPE」です。

二枚屋王悦の正式な斬魄刀ではありませんが、「鞘伏」は斬れ味が良く刃がなめらかすぎて幾ら斬っても刃毀れせず血の一滴も刃につかない研屋が食いっぱぐれる性能で、何より斬れすぎて鞘伏を収める鞘が創れず刀として成立しない失敗作であり、尸魂界に回せない代物でした。

その為、持ち運びの際には刀身が浸かるほどの容器にゼリー状の液体を注ぎ仮の鞘に見立てており、その容器をリュックのようにして担いでいます。

また、鞘伏を扱う際には独特な擬音が多用されており、

  1. 容器からの抜刀音「ズ…ッ」
  2. 構える際のぐらつき音「カチャチャッ…」
  3. リジェの万物貫通を斬る音「ヌッ」
  4. ペルニダに突き刺さった音「とっ」
  5. ナックルヴァールを斬り裂いた音「ヌ」

などと言った一風変わった擬音が描かれていました。

加えて、鞘伏の斬れ味が良すぎるせいで敵を斬り裂いても一拍置いてから傷口から血が噴き出すといった演出になっており、王悦曰く一振一殺だそうです。

二枚屋王悦の斬魄刀と卍解は不明

残念ながら、二枚屋王悦の斬魄刀と卍解が作中で描かれる事はありませんでした。

王悦の鳳凰殿に居る全ての斬魄刀が自分の愛用の斬魄刀なのか、それとは別に自分の斬魄刀が存在するのか、また、卍解は使えるのかなどの情報は一切ありません。

全ての斬魄刀を創りその在り処を知る王悦には、同じく全ての斬魄刀の名を知っている兵主部一兵衛の存在もあるので、当然卍解は使えるように思えますが、設定資料でもいいのでいつか王悦や他の零番隊の斬魄刀の能力や卍解を知りたいですね。

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二枚屋王悦の口上や刀についてのまとめ

  1. 二枚屋王悦の自己紹介は「アイアムアザンパクトークリエイラァー。十・九・八・七・六・五枚、終い(四枚)に三枚、二枚屋Oh-Etsu!雑魚に握らす刀は無ェ。シクヨロでェ————ス」とラップ調
  2. 二枚屋王悦は護廷十三隊隊士全員が手にする無名の斬魄刀「浅打」を創った死神で二つ名は「刀神」
  3. 二枚屋王悦の斬魄刀は人間の男女(主に女)に擬人化して鳳凰殿を賑わっている
  4. 二枚屋王悦の失敗作「鞘伏」は、斬れ味が良すぎて刃毀れせず鞘も作れないが、一振一殺の脅威の斬魄刀

二枚屋王悦はその見た目から芸人の藤森慎吾さんと言われてネタにされていましたが、正体が斬魄刀を生み出した者であると発覚した事で重要性が高いキャラでした。

また、黒崎一護の卍解を打ち直した功績も高く、失敗作と言われる鞘伏でさえ作中最強レベルの斬れ味を持つ等、王悦の凄さが伝わってきます。

【↓二枚屋王悦の死亡と復活した経緯や復活の理由についてはこちら↓】

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【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?