鬼滅の刃では主人公の竈門炭治郎が死んでしまったと話題になったことがあります。
無惨戦の最中で炭治郎が血を吐いて倒れ、意識を失うシーンがありそれを乗り越えたかと思ったら最後に左腕を失って息をしていない炭治郎の姿が。
このシーンを見て「炭治郎は死んでしまったんだな、鬼滅の刃はハッピーエンドの作品じゃないんだな」と悲しむ人もいたかもしれませんが、実際には炭治郎はちゃんと生きて子孫も残しているんです。
では、なぜそんな話題が持ち上がったのでしょうか?
炭治郎が死亡した理由、死ぬきっかけ、なぜ生き返ったのかを調べてみたのでどうぞご覧ください。
目次
【鬼滅の刃】炭治郎が死んだ!死亡の経緯を考えてみました
炭治郎が死んだと思われる場面は実は1回ではなく、2回なんですがどちらも印象に残る場面でした。
1回目は無惨の攻撃を受けた時、もう1回は無惨が死んだあと。
愈史郎曰く「死んで尚これ程他人に不快感を味わわせるとは」という言葉通りどこまでも炭治郎をしつこく追いつめていきます。
炭治郎と無惨の戦いのはじまり
引用元:鬼滅の刃
無限城で一番最初に復活した無惨のもとにたどり着いたのは炭治郎と義勇でした。
二人が、他の柱たちが到着するまでなんとか生き残り有益な情報を得ようと最初に戦い始めたんです。
引用元:鬼滅の刃
でも、あまりにも無惨の攻撃が早すぎて炭治郎も義勇もよけるので精一杯。
それも、目で追えているわけではなく感覚でやっとよけているといった状態でした。
引用元:鬼滅の刃
長い触手をかいくぐり、やっとのことで無惨の間合いまで詰め寄ることが出来たのですが、早すぎる無惨の攻撃をよけきることが出来ませんでした。
引用元:鬼滅の刃
攻撃をよけることができた炭治郎が無惨に攻撃をしかけようとしたその時、右目に致命傷を受けていたんです。
炭治郎の死亡シーン
引用元:鬼滅の刃
「竈門炭治郎は死んだ」と、無惨がはっきり宣言しています。
主人公の炭治郎が死んでしまうなんてそんなことがあってもいいんでしょうか?
まだ、禰豆子も人間に戻っていないし無惨も生きていて柱たちはボロボロの状態で、鬼滅の刃は鬼の勝利で終わってしまうのか?そんな不安さえ抱いたシーンです。
鬼滅の刃200話で炭治郎は死んだのか?
引用元:鬼滅の刃
200話では鬼舞辻無惨をようやく倒すことが出来て、大喜びする鬼殺隊一同の場面から始まります。
この200話で死んでしまう剣士は次の3名。
- 悲鳴與行冥
- 甘露寺蜜璃
- 伊黒小芭内
死の淵をさまようものの、一命をとりとめたのは、
- 不死川実弥
です。
引用元:鬼滅の刃
お寺で暮らしていたころの子どもたちが迎えに来て、当時の誤解が解けた悲鳴與行冥はほっとした表情で亡くなっていきます。
引用元:鬼滅の刃
お互いの思いを伝えあうことが出来た伊黒小芭内と甘露寺蜜璃の死のシーンはとても切なかったです。
引用元:鬼滅の刃
ぱっと見るとひどい父親のようですが、実は実弥を死なせないための父親の愛情ともとらえられる場面でした。
引用元:鬼滅の刃
父親から突き飛ばされたおかげで、一命をとりとめることが出来た不死川実弥。
そして、この200話では、炭治郎が息をしていない、脈がないといった場面があったのでここで炭治郎は死んだと読者は感じたのでしょう。
引用元:鬼滅の刃
大切な人をまた守れなかったと後悔する義勇の姿は、炭治郎が死んだことを確信させるものでした。
鬼滅の刃201話で炭治郎の死について
引用元:鬼滅の刃
次に、201話で炭治郎が死んだのかどうかを検証していきます。
ここでは、炭治郎が死んで泣いている隠の姿が見られることで、炭治郎は死んだと読者に印象付けていて、腕も失い、解毒されたとはいえ無惨の猛毒を全身に受けていた炭治郎が死んでもおかしくなかったでしょう。
引用元:鬼滅の刃
この無惨の言葉で炭治郎は、呼吸も心臓も停止していることが分かりました。
この段階で、一度炭治郎は死んでいるんです。
引用元:鬼滅の刃
無惨に血を注入された炭治郎は結果的にこの後、鬼の姿となって生き返るんです。
そのため、200話で炭治郎が死ぬのではなく、200話で炭治郎が鬼として生き返るということになります。ただ鬼として復活するのでこれを生きていると言えるのかどうかは微妙なところですね。
炭治郎はなぜ死んでしまったのか?いつ攻撃を受けていたのか?
引用元:鬼滅の刃
この義勇の表情が全てをものがっていますよね。
炭治郎の死を悲しむ暇もなく無惨と戦わなければならないのがこの漫画の切ないところ。
でも、義勇は炭治郎が死んだと信じていません。なぜならこのあと、同期の村田に炭治郎の治療をするように依頼するからです。
引用元:鬼滅の刃
諦めない義勇、というよりも炭治郎の死を信じていない義勇の「炭治郎はこんなところで死ぬはずがない。必ず生きて無惨を殺し、禰豆子を救う」という確信のこもった叫び。
村田が同期ということがこんな所話かったのも、村田が那田蜘蛛山で死ななかった理由のような気もしますね。
覚えていたことに感動の涙を流しながら村田も必死に炭治郎の治療に当たります。
炭治郎に与えられた無惨の攻撃
引用元:鬼滅の刃
182話で無惨からの攻撃を右目に受けていた炭治郎。
この時は右目だけ、と安心しましたがまさか毒が盛り込まれていたなんて。
速すぎて無惨に攻撃されたことにも気づかなかった炭治郎はじわじわと無惨の毒にやられていたんです。
引用元:鬼滅の刃
凄く苦しそうな炭治郎。
まさかこんな攻撃とこんな小さな傷が炭治郎に致命傷を与えていたなんて、誰も信じられなかったでしょう。
でも、炭治郎が倒れるまで少し時間がありましたよね。
炭治郎の死を察知した禰豆子
引用元:鬼滅の刃
義勇は目の前で炭治郎が倒れたことに衝撃を受け、その頃遠く離れた地で炭治郎の死を知ったのが妹の禰豆子です。
それまでずっと眠っていた禰豆子ですが炭治郎が死んだ瞬間立ち上がり、お館様の屋敷を飛び出して行きました。
炭治郎を助けるために本能で動いたとも考えられる、改めて兄弟の絆の深さを実感させられた場面です。
炭治郎が死んでしまった理由
引用元:鬼滅の刃
傷口が右目だけで小さかったから毒の巡りが遅かったんでしょうか。
猛毒を注入して細胞を破壊するという無惨の言葉が正しけれ、ば体もそんなに大きくない炭治郎にはすぐ毒が回るはず。
引用元:鬼滅の刃
確かに、倒れる前の炭治郎はもの凄く苦しそうに血を吐いて倒れていました。
それほどまでの苦しみを抱えながら死んでいくよりは、即死出来たほうが幸せだと表現するのもおかしくないですね。
炭治郎が即死しなかった理由
引用元:鬼滅の刃
那谷蜘蛛山で善逸が蜘蛛の毒にやられたとき、呼吸を使って毒の巡りを遅らせたことで手足が縮んだくらいで済んだ善逸。
この時、善逸はまだ全集中常中を会得していなかったので意識して呼吸をしていますが、この後の機能回復訓練で炭治郎、善逸、伊之助も全集中常中を会得することが出来ました。
全集中常中を会得したことで、無惨戦で炭治郎は全集中常中で呼吸をずっと使っている状態だったということなんです。
それが、無惨の毒の巡りを遅らせ即死しなかった原因だったんじゃないかと考えられますよね。
柱達も毒を食らっていますがさすが柱というだけあって、炭治郎よりも毒の巡りを遅らせることが出来ていたのでしょう。
炭治郎が死ななかった理由
引用元:鬼滅の刃
このあと、柱たちは愈史郎の猫「茶々丸」の登場によって解毒剤を使われたので死なずに済んでいます。
そして、柱たちに使われた解毒薬はここでちゃんと炭治郎にも使われています。しかも何本も。
愈史郎も言っている通り、無惨の攻撃を受けてからだいぶ時間がたっているので、まだ経験や力が柱に及ばない炭治郎が一番に倒れてしまったということ。
でも、この治療と「戦う」意識のある炭治郎はこのあと生き返ります。本当に死んでなくてよかったです。
炭治郎が死ぬフラグは表紙に描かれていた
引用元:鬼滅の刃
この表紙がこれから死ぬ人と生き残る人にわけられていると話題になり、実際にこの右側の人物は全員死亡。そこに、炭治郎もいます。
それが炭治郎が死亡するというフラグということで話題になっていました。
結局は、無惨を倒した後に息をしていない炭治郎がいますし、死んでしまった炭治郎に無惨が究極の生物を作るために自分の血を極限まで注入し炭治郎を鬼にしてしまったということ。
最初に炭治郎が倒れた時は無惨は「鬼にはしない」と殺すことを目的としていましたが、2回目に息をしていない炭治郎へは鬼にするために血を注入しているんです。
引用元:鬼滅の刃
炭治郎は2回目の血の注入の時には実際に一度死んでいるということなので、一応「死んだ」ということになります。
だから死んだ側にいた、というのもおかしな話ではありません。
引用元:鬼滅の刃
今度こそ死んでしまったと理解した義勇の表情は1回目とほぼ同じ。
でも、このあと、
引用元:鬼滅の刃
隠たちが「息をしていない」と言っているのだから本当のことだと、義勇も炭治郎の死を理解します。
炭治郎の笑顔を思い出し涙を流す義勇。
結果的に炭治郎は生き返るのですが、大切な人をまた守れなかったと泣く義勇の場面は読んでいるだけで辛いものがありました。
まとめ
今回調べてみて話かったことは「炭治郎が死亡?」と考えられる理由が2つあり、それが話題になって主人公なのに死んでしまったの?と話題になっていたんです。
- 1回目は無惨が炭治郎を殺す為に自分の攻撃に猛毒の混じる血を注入していたこと
- 2回目は無惨の最期に圧迫されて本当に死んでしまったこと
これが原因だと考えられます。
1回目も2回目も炭治郎は珠世の解毒薬によって助かるので、珠世の存在は本当に大きかったですね。
ちなみに、2回目は珠世の解毒薬だけが助かった理由ではないのは読者はみんなご存じのとおりです。
- 鬼から人間に戻ったことで鬼の抗体を持つ禰豆子を噛んだこと
- 珠世の解毒薬
- それを投与してくれたカナヲ
- 意識の奥で人間に戻れと背中を押してくれた死んでいった仲間たち
- 戻って来いと必死に呼び続けた仲間たち
これらが全部重なり合って「炭治郎死亡!」が現実にならなくて本当に安心しました。
最後の最後まで絆で結ばれた鬼滅の刃はどこを読んでもやっぱり感動の名作ですね。


