漫画家・荒川弘の代表作の1つでもある鋼の錬金術師における、主人公の1人がエドワード・エルリックです。
常に物語の中心として登場し、数多くのドラマを生み出したエドワードですが、今回はそんなエドワードの
- プロフィール
- エドの身長が伸びたワケ
- エドとウィンリィの関係
などについて、詳しく解説し、エドワードというキャラクターについてより深掘りしていこうと思います。
尚、以下の記事内容には多大なネタバレ分が含まれていますので、これから鋼の錬金術師の原作漫画やアニメなどを見ようとしている人は注意してください。
また、本記事は基本的に原作と2009年アニメの内容をまとめておりますので、旧アニメ版や実写映画版、舞台版の内容は掲載しておりません。
エドのプロフィール
鋼の錬金術師の主人公である、エドワード・エルリックのプロフィールは以下の通りとなっています。
- 名前:エドワード・エルリック
- 通称:エド
- 性別:男性
- 年齢:15歳→18歳
- 職業:国家錬金術師
- 二つ名:鋼の錬金術師
- 身長:155cm前後(全長165cmと自称)→165cmほど
- 初登場:コミックス第1巻1話「二人の錬金術師」
- 声優:朴璐美
鋼の錬金術師の主人公であるエドワード・エルリック(以下:江戸)は、コミックス第1巻1話「二人の錬金術師」から登場し、物語の主軸を担っていきます。
見た目は年端もいかない金髪金眼の小柄な少年ですが、錬金術の才能に恵まれた天才錬金術師です。
右腕と左脚は錬金術の影響で失っており、それを補うように機械製の義肢である機械鎧を装着しているのが特徴でした。
弟であるアルフォンス・エルリック(以下:ある)に比べると我儘で短気、かつ生意気な面が多数見られますが、その反面努力家で正義感が強く、面倒見が良いという性質を持っています。
また、実は繊細な部分もあり、自分ひとりで問題を抱え込んでしまったり、自分や錬金術が原因で被害を被った人間のことを後々まで引きずるなどの一面を見せたこともありました。
作中を通して問題点も多数描写されながら、その魅力も多彩に描き出され、多くの人々に良くも悪くも気に掛けられる人物として登場しています。
エドが腕と足を失った経緯
エドが右腕と左脚を失った理由は、死んだ母親を錬金術で生き返らせようとした際に失敗し、代償として奪われたこと、そして自らの肉体を代償にアルの魂を現世に繋ぎ止めたからです。
これはコミックス第1巻1話「二人の錬金術師」で描かれています。
エドとアルはかつて流行り病で死んでしまった母親を生き返らせようと、人体錬成を試みたのですが、失敗してしまいました。
生み出された母親は人間とは到底呼べないバケモノのような存在であり、人を生み出した代償でアルは肉体の全てを、エドは左脚を真理の扉の向こうへ持っていかれたのです。
そんな中でエドは消滅してしまったアルを取り戻すために自らの右腕を代償に錬成を行い、魂をもう一度現世に呼び戻して近くにあった鎧に血液で術式を刻み、定着させました。
そうしてアルは現世に留まることができ、エドは右腕と左脚を失ったのです。
その後、エドは幼馴染のウィンリィ・ロックベルとその祖母ピナコの元へと運び込まれ、ピナコの手術で機械鎧を取り付けてもらい、過酷なリハビリを乗り越えて自由に動けるようになりました。
エドワードとアルフォンス兄弟の名字は何
エドとアルの名字はエルリックといいます。
この名前はコミックス第1巻1話「二人の錬金術師」にて既に言及されている上、国家錬金術師という称号と共によく知れ渡っているものとして描写されていました。
ちなみにエルリックという名字ですが、コミックス第15巻のあとがき漫画にて、人名辞典などを利用し、直感的に決めていると作者・荒川弘が明言しています。
そのため、何らかのモチーフや、どこからか意味があって取っている、ということはありません。
尚、エルリックは母側の名字であり、父親であるヴァン・ホーエンハイムはトリシャと籍を入れていないため、名字が違うということになっていました。
エドの年齢
エドの年齢は物語が開始したコミックス第1巻1話「二人の錬金術師」だと15歳に設定されていました。
年端もいかない子供であり、作中でもコミックス第7巻28話「匹夫の勇」のように侮られることも多く見られます。
また、コミックス第3巻11話「二人の守護者」のように、身を案じられることもありました。
尚、エドの年齢ですが、最初は15歳で最終的には作中内1年、後日談で2年が経過しており、18歳まで成長しています。
エドの階級
エドは国家錬金術師の資格を持つ少年であり、史上最年少の12歳で同資格を獲得した天才であると言われています。
国家錬金術師は軍事国家アメストリスで定められている国家資格であり、コミックス第6巻24話「鋼の錬金術師」でも描かれたような試験をクリアして獲得するものです。
試験をクリアして国家錬金術師になったエドは、右腕と左脚の機械鎧が特徴的であったことから、鋼の錬金術師という二つ名をつけられて、活動を行うことになりました。
ちなみにエドはこの国家錬金術師の試験内・面接試験中に武器を錬成して大総統に襲い掛かりますが、手合わせ錬成を披露したことが決め手となり、大総統の一声で合格にこぎつけております。
エドと父親との関係
エドの父親はヴァン・ホーエンハイムです。
しかし作品開始時点でホーエンハイムはお父様の計画を阻止するために旅に出ており、エドとアルとは幼少期以降別れたままでした。
エドがそんなホーエンハイムと再会できたのはコミックス第10巻41話「小さな人間の傲慢な掌」であり、アルに関しては更に遅れてコミックス第20巻81話「バリバリの全開」で再会となります。
エドは長らくホーエンハイムに対して、妻子を捨てたろくでなしである、という印象を抱いていました。
それが語られるのはコミックス第11巻42話「墓前の父」です。
しかし実はその印象こそが誤解であると、後のコミックス第17巻68話「家族の肖像」にて語られています。
ホーエンハイムは旅立つ際に冷たい表情をトリシャやエド、アルに向けていたのですが、この際、涙をこらえていたからだと明かされるのです。
最終的にはエドがその事実を知ることはありませんが、コミックス第21巻85話「空の箱」での対話、コミックス26巻第105話「神の御座」での共闘も合わせ、徐々に和解していきます。
そして最終的にはコミックス第27巻108話「旅路の果て」で完全に和解し、エドはホーエンハイムを父と呼ぶに至ったのです。
エドの最後と身長が伸びた理由
エドは最終戦に至るまでに身長が伸び、最終戦後には錬金術が使えなくなってしまいます。
ではエドの身長が伸びた理由、そして錬金術が使えなくなってしまった原因とはどこにあるのでしょうか。
エドはどうして身長が伸びたのか
エドの身長が伸びた大きな理由は機械鎧をブリッグズ用寒冷地仕様に新調し、機械鎧が軽量になったからでした。
エドの身長は15歳で155cm(事象165㎝)ほどであると設定されており、年齢の割には小柄であります。
作中でも小柄なことは度々言及され、本人もコミックス第3巻10話「賢者の石」や第16巻64話「ブリッグズの北壁」などのように、身長が小さいことに触れられると怒りを露にしていました。
尚、エドの身長が伸びない理由はアルとのリンクにあるとコミックス11巻第45話「傷の男再び」で推測されています。
人体錬成の代価として失ったアルフォンスの肉体を取り戻す為に旅を続けるエドワードですが、その物語の中で幼馴染みのウィンリィに抱く恋心を隠しきれていない場面が目立ちます。 旅の最後はどうなったのか エドとウィンリィは結婚したのか[…]
人体錬成の際にエドが自分の血を使ったため、真理の向こうにいるアルの肉体の生命維持のためにエドのエネルギーが利用されているからと結論付けられました。
それに加えて鋼鉄で作られた機械鎧の重量が肉体に負担をかけているため、身長が伸び悩んでいるのではないかとコミックス5巻第18話「誠意の価値」でも推測されたのです。
そんなエドの身長が伸び悩んでいた理由の1つは機械鎧の重量であることが確定しており、コミックス18巻第70話「始まりの人造人間」にて機械鎧を軽量に新調した際には大幅に身長が伸びました。
コミックス3巻第9話「家族の待つ家」と、コミックス第21巻85話「空の箱」で、アルフォンスとエドワードの身長差を見てみるとわかるでしょう。
また、アルとのリンクが切れたコミックス第27巻108話「旅路の果て」以降も身長が伸びており、アニメ版では漫画版よりも伸びていると推測される描写がありました。
更に小説版鋼の錬金術師1 砂礫の大地のあとがきでは、19歳になって身長が170以上になっているという描写も存在します。
アニメ版ではエドとアルの身長が同じくらいに成長し、エドがウインリーより大きくなったシーンが印象的でした。
エドはどうして錬金術が使えなくなったのか
エドは最終決戦の後に錬金術が使えなくなってしまいますが、その原因は錬金術の力の源である真理の扉を代償として錬金術を行使したからです。
その様子はコミックス第27巻108話「旅路の果て」にて描かれます。
エドはお父様との最終決戦の最中で絶体絶命の危機に陥りますが、アルが自らの魂を賭して行った人体錬成によって生身の右腕を取り戻し、勝利を収めました。
しかし魂を真理の扉へ差し出したアルは戦いに決着がついても戻ってくることはなく、エドは人体錬成を行い、真理の元へアルの魂を取り戻しに向かいます。
そして真理との問答の末、自らの中にあった錬金術の源・真理の扉を代償として錬成を行い、アルの魂を肉体と共に取り戻すことに成功するのです。
エドは真理の扉を代償とする際に真理に錬金術が使えなくなると警告をされるのですが、錬金術がなくてもみんながいる、と断言し、躊躇いなく利用したのでした。
エドとウィンリィの関係と馴れ初め
エドとアルには故郷のリゼンブールに幼馴染の少女、ウィンリィ・ロックベルがおります。
物語の開始時には既に出会っているために、その出会いは描かれることはありません。
ウィンリィの初登場はコミックス第3巻9話「家族の待つ家」で、登場した当初は良くも悪くも普通のお転婆な少女という印象でした。
ウィンリィとエドは最終的には結婚にまで至りますが、その距離が縮まる様子が明確に描かれたのは、コミックス第12巻48話「待ち人の約束」です。
以降、コミックス第17巻69話「ブリッグズの礎」などの事件や物事を共に乗り越えているうちに、徐々にその距離を縮め、プロポーズに繋がったのでした。
エドがウィンリィに送った告白の言葉
エドがウィンリィにプロポーズを行った際の言葉は「等価交換だ」「俺の人生を半分やるから、おまえの人生半分くれ」でした。
この名言が出たのは、コミックス第27巻108話「旅路の果て」です。
エドとアルは最後の戦いの後に、かつて救えなかったニーナのような存在を二度と産まないためにも、新たな知識を身に着ける目的で再び旅に出ることを決意します。
アルは東、エドは西へ旅立つことになり、旅立ちの日にリゼンブールの駅で見送りに来たウィンリィに、意を決して前述の言葉でプロポーズを行ったのでした。
尚、この言葉に対して、ウィンリィは「ホントバカね」「半分どころか全部あげるわよ」とあっさり返し、プロポーズを受けるのです。
不器用なエドの言葉と、ストレートなウィンリィの言葉がとても印象的なシーンでした。
まとめ:エドは最後に錬金術を使えなくなり、機械鎧を新調して身長が伸びた
- 鋼の錬金術師の主人公であるエドワード・エルリックは物語開始当初15歳の少年であり、史上最年少の国家錬金術師という天才
- エドの身長が小さいのは機械鎧の重量とアルフォンスとのリンクであり、それらの問題が解決して身長が伸びた
- エドは最終的に自らの真理の扉をアルの魂を錬成する際に利用し、錬金術を使用できなくなってしまう
- 最終的には等価交換になぞらえた不器用なプロポーズの言葉を送り、ウィンリィと結婚している
鋼の錬金術師に登場するキャラクター、エドワード・エルリックは本漫画作品の主人公です。
類稀なる錬金術の才能を持つ少年ですが、過去に人体錬成を行った末に失敗、その結果左脚と右腕を失い、身体を全て失った弟と共に元の身体へ戻るために旅をしていました。
エドの肉体が上手く成長しない理由は、弟であるアルの魂とのリンクが大きいのですが、幼少期から装着している左脚と右腕の機械鎧も原因の1つと考えられています。
実際機械鎧をより軽量の素材を利用したものに新調してからしばらくの後、身長が伸びていることが示され、後にリンクが切れた後は更に伸びたことが示唆されたのです。
尚、エドは最終的に自らの力の源である真理の扉を代償にアルを人間に戻し、錬金術の一切を使用できなくなりましたが、ウインリィ―や子供たちと幸せに暮らしています。
それでもまだまだ謎の部分が多いので、原作を再度読んだり、アニメ版を見てエドとアルの二人の旅の果てを再度ご覧になってはいかがでしょうか。


