【葬送のフリーレン】奇跡のグラオザームは何者?マハトよりも強くて現在は死亡している?

七崩賢の一人・奇跡のグラオザームは単行本11巻時点で回想にのみ登場しています。

では、グラオザームは一体どんな魔法を使いどれくらいの強さなのでしょうか。

今回は、

  1. グラオザームの初登場
  2. グラオザームの魔法の考察
  3. グラオザームの強さの考察
  4. グラオザームの死亡時期の考察

などグラオザームについて判明している事を紹介したいと思います。

グラオザームとは

グラオザームは魔王直下七崩賢の一人で真っ直ぐに伸びた二本の角が特徴の大魔族です。

なお、作中で台詞はありません。

グラオザームとはドイツ語で「残忍、残酷」等の意味を持つそうです。

グラオザームの初登場

グラオザームの初登場は単行本7巻第63話「南の勇者」103ページです。

当時たった一年で魔王軍の前線部隊を壊滅させた南の勇者が北部高原最北端に辿り着いた所、全知のシュラハトが七崩賢を召集し南の勇者の討伐に向かっていますが、その際、グラオザームは黄金卿のマハトの召集に同行する他、南の勇者と戦っています。

なお、グラオザームが南の勇者との戦いで死亡したのかはまだ明らかにされていません。

グラオザームの魔法

グラオザームの魔法については2023年11月時点で不明のままです。

ただ二つ名が「奇跡」である事、また黄金卿のマハトが自分との相性を「最悪」と自覚している等、考察材料になりそうな要素は描かれています。

更に、単行本10巻のマハトの回想ではシュラハトが「作戦後、グラオザームがお前の記憶を消す手はずになっている」と述べている為、グラオザームが対象の記憶を消去出来る事は判明していますが、「奇跡」とマハトの魔法に相性が「最悪」の理由がいまいち分かっていません。

完全無欠に思えるマハトの「万物を黄金に変える魔法」では相性が悪いという事は、グラオザームは「万物を黄金に変える魔法」を無効化あるいは解呪出来る能力を有していると推測出来る為、単純に「事象を無かった事にする」等のとんでも能力かもしれませんね。

因みに、マハトと対峙した際には右手に光る弾のようなものを顕現させています。

残念ながら既に故人ですので今後回想で全容が描かれる事を望みましょう。

グラオザームの強さ

グラオザームの戦闘は描かれていませんが、マハトの回想では南の勇者討伐に向けて全知のシュラハトがマハトを召集しに訪れた所、魔王勅命を断るマハトに対しグラオザームをあてがい恐怖で屈服させています。

マハトとグラオザームが直接戦ったわけではないものの、マハトはグラオザームの姿を確認すると「俺との相性は最悪だ」と戦う以前から闘争心を削がれている為、まともに戦っても勝てない、あるいは痛み分けで終わると考えたのでしょう。

その為、グラオザームの能力は七崩賢最強と謳われるマハトへの特攻になると予想されていますが、仮にマハトにさえ勝てる能力を持ちながら七崩賢最強と呼ばれていないあたり、他の七崩賢にはあまり通用しない何か癖のある能力なのかもしれません。

七崩賢である以上グラオザームは大魔族になりますので、その強さは並の有象無象よりは遥かに強いと予想できますが、実際の強さは南の勇者もしくは勇者一行に敗れる程度になります。

一級試験編の第二次試験でメトーデ達が話している通り、魔法使いの戦いは手数が無数にある極めて複雑で難解なジャンケンのようなものなので、グラオザームは七崩賢の魔法を除けばそこまでスペックが高くないのかもしれませんね。

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グラオザームの死亡

グラオザームがいつ死亡しのかは判明してません。

七崩賢の生死については単行本7巻第63話「南の勇者」にてフリーレンが語っている通り、南の勇者が三人、勇者一行が二人を撃破し、残り二人は逃亡や消息不明で打ち漏らしている事が明かされています。

そして、打ち漏らしの二人は断頭台のアウラと黄金卿のマハトと判明している他、不死なるベーゼを勇者一行が撃破しているのは分かっている為、グラオザームは南の勇者か勇者一行のどちらかに敗北し死亡しているのは確定しているのです。

ただ、上述でシュラハトが述べたように南の勇者討伐作戦後にグラオザームがマハトの記憶を消去していると仮定すれば、グラオザームは南の勇者討伐では生き残り勇者一行に敗北している可能性が濃厚ではないでしょうか。

しかし、時限式で消去、もしくは死ぬ間際に消去した可能性も否めないので結局は謎に包まれたままとなります。

何れにせよ、南の勇者討伐も勇者一行の旅も現代より一世紀以内の出来事である為、グラオザームの死亡は時系列的には最近の事のようです。

グラオザームの初登場や魔法と強さについてのまとめ

  1. グラオザームは魔王直下七崩賢の一人で二つ名は「奇跡のグラオザーム」
  2. グラオザームの初登場は単行本7巻第63話「南の勇者」103ページ
  3. グラオザームはマハトの回想が描かれた単行本10巻第89話「罪悪感」27ページにも登場
  4. グラオザームの魔法は不明だが、マハトの万物を黄金に変える魔法には相性が良く、相手の記憶を消去出来る
  5. グラオザームの強さは未知数だが、七崩賢最強のマハトには相性的に有利と言われている
  6. グラオザームは南の勇者討伐に参加しているが、南の勇者に討たれたのか、勇者一行に討たれたのかは不明
  7. グラオザームは現在死亡している

グラオザームの魔法や死亡についての詳細は殆ど語られていません。

しかし、マハトに対しては有利であり、南の勇者もしくは勇者一行との戦いで命を落としているようなので、今後も回想で少しずつ深堀りされるかもしれませんね。

個人的にはまだグラオザームの台詞がないのでどこかで回想として戦闘シーンや死亡シーンが描かれると思うのですが、果たしてグラオザームの活躍が見られる日がくるのでしょうか。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!