【葬送のフリーレン】カンネの初登場は何話?水があれば強さは一級レベル

魔法都市オイサースト開催の一級魔法使い選抜試験の登場キャラの一人・カンネは水を得意とする女の子です。

果たしてカンネは選抜試験を突破する事が出来たのでしょうか。

今回は、

  1. カンネのプロフィール
  2. カンネとラヴィーネの関係
  3. カンネの魔法
  4. カンネの選抜試験の活躍と結果
  5. カンネの強さ

などカンネについて判明している事を紹介したいと思います。

カンネのプロフィール

カンネは一級魔法使い選抜試験に参加した三級魔法使いの女の子です。

初登場はフリーレン一行が勇者ヒンメルの死から29年後に魔法都市オイサーストへ訪れた単行本4巻第37話「一級試験」の一級魔法使い選抜試験編になります。

短いツインテールにお腹を出した上着に短パンといったラフな格好の女の子で、表情が死んでいる葬送のフリーレンのキャラクターの中では珍しく目元に生気のあるキャラでした。

家族には甘やかされて育てられているそうですが、ラヴィーネと違い一般家庭なのか富裕層なのかは描かれておらず、かつ年齢も不明です。

カンネとラヴィーネの関係

ラヴィーネとは同じ魔法学校出身の幼馴染であり、常に喧嘩をしています。

なお、殆どの場合ラヴィーネにマウントを取られてツインテールを引き千切られそうになっているようです。

カンネはさばさばとした性格とは裏腹にいざという時に臆病になる性分であり、魔法学校時代の飛行訓練時にも怖くて飛行魔法が使えませんでしたが、ラヴィーネは側で「勇気が無いってんなら蹴り飛ばしてやろうか」と口悪く励ましてくれました。

対してカンネは自分は褒められて伸びるタイプであると言えば、ラヴィーネは「本当は臆病な癖に頑張っているところ」「隠れて沢山努力しているところ」「周りの事をよく見ていて気遣いが出来るところ」がカンネの良い所だと述べるのです。

なお、「笑ってる顔が可愛いところ」と述べるとカンネが「え、キモい」と返した為にラヴィーネは最初に言った通りカンネを蹴り飛ばしましたが、カンネはラヴィーネに蹴り飛ばされ崖から海へ真っ逆さまになるところ初めて飛行魔法が使えました。

カンネ曰くラヴィーネは乱暴だけどちゃんと自分を引っ張ってくれる友人であり、彼女のお陰で怖い事も勢いに任せれば意外と何とかなると気付かせされたそうです。

水を凍らせる事が出来るラヴィーネとは魔法の相性が良く、一朝一夕で成し遂げられる連携技ではない事から、二人が連携すると格上の魔法使いにも勝つ事が出来ます。

カンネの魔法

カンネの魔法は水を操る魔法リームシュトローアです。

ただし、水自体を生成する事は不可能であり、水がある場所でなければ使えない魔法となります。

まとまった水は魔力が通りにくいらしく事前に魔法を込めておかなければ支配が難しいものの、雨のように分散した水分であれば大量の水でもすぐに操れるそうです。

カンネの一級試験の活躍と結果

カンネは幼馴染のラヴィーネ、そしてフリーレンと共に第2パーティーになると第一次試験の突破条件「隕鉄鳥の捕獲」に挑んでいます。

そして、第二次試験、第三次試験へと進みました。

カンネの活躍と結果を見ていきましょう。

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葬送のフリーレンの表紙

カンネの一次試験

隕鉄鳥の捕獲には一度失敗するもののフリーレン主体の下隕鉄鳥の観測に一日を費やし野営していると、深夜に目を覚ましフリーレンが居ない事に気づき周辺を探している所に魔物に遭遇し肩に傷を負います。

死を覚悟した瞬間にラヴィーネの名前を口ずさむカンネでしたが、間一髪の所でフリーレンに助けられました。

フリーレンにラヴィーネとの関係を話した翌日には隕鉄鳥の捕獲会議を行い、フリーレンが民間魔法「鳥を捕まえる魔法」で隕鉄鳥を捕獲する事を提案すると、その射程範囲50センチに隕鉄鳥を誘き寄せる為に試験区域内の水場を凍らせる、又は水場に魔力を流して隕鉄鳥が近づかないように工作し一ヵ所に隕鉄鳥がやってくるように試行錯誤します。

隕鉄鳥を一ヵ所に誘き寄せる為に他の水場を使い物にならなくするという行動は他パーティー全てを敵に回してしまうものの、カンネが水場に魔力を流す傍らで仲間が警戒に当たり他パーティーとの遭遇を回避し、見事隕鉄鳥を捕獲しました。

しかし、捕獲直後に第2パーティーから隕鉄鳥を奪取する作戦のデンケン率いる第13パーティーと戦闘となり、カンネはラヴィーネと共に二級魔法使いリヒターと交戦します。

リヒターの「大地を操る魔法」でフリーレンと分断されたカンネとラヴィーネでしたが、ラヴィーネの「氷を操る魔法」では魔力差が開きすぎている為にリヒターを直接凍らせる事が出来ずに劣勢、またラヴィーネの氷の矢もリヒターの魔法の防御の前には脆弱で決定打はありません。

カンネの防御魔法もリヒターの物質を操る攻撃魔法の圧倒的質量で打ち破られると、デンケンがフリーレンと決着をつけるその時まで二人の生殺与奪権をリヒターに握られるのです。

しかし、デンケンがフリーレンに敗北したのをきっかけにリヒターは試験を突破する為に二人の殺害を決行すると、カンネとラヴィーネは再び防御魔法で応戦しますが、ここでフリーレンが試験区域に張り巡らされたゼーリエの結果の解析を終了し解除しました。

その瞬間、結解に阻まれていた雨が試験区域に降り注ぐとカンネは膨大な雨を瞬時に巨大な水球に変えており、ラヴィーネがリヒターを逃がさないように凍結魔法で足止めをし、カンネは水球をリヒターに打ち込みます。

そして、カンネの圧倒的質量の水球に防御魔法を簡単に打ち砕かれたリヒターはそのまま濁流に飲み込まれて流されていくのでした。

その後、試験終了の日没までの二時間、魔力切れながらも魔力を消して潜伏し第一次試験を突破しています。

第二次試験までの予備期間ではオイサーストの街でラヴィーネと過ごしており、街中でフリーレン一行と遭遇すると宿に遊びに行きました。

カンネの第二次試験

第二次試験は未踏破の迷宮「零落の王墓」の攻略であり、本試験はパーティーの強制が無い為にフリーレンとは別行動です。

試験開始直後にデンケンが全員で攻略すれば安全で確実に突破出来ると交渉した所、同調する者が少なく殆どの参加者が迷宮に入っていった為、気づけばフリーレンもいない、ましてリヒターはルールが無ければ容赦なく仲間を見捨てるタイプと考えたラヴィーネに誘われて二人で迷宮に入ります。

というのも、ラヴィーネの家の長男がかつて零落の王墓の先遣隊の一人であった為にある程度の情報を有していたのが大きかったのです。

しかし、時間をかけて最深部の扉前にたどり着くとデンケン達参加者が集まっていた為に情報を共有し、迷宮のボスである水鏡の悪魔はフリーレンの複製体が陣取る宝物庫の内部にいると教え、全員で協力する事になりました。

作戦会議後、フリーレンの複製体をフリーレンとフェルンが相手取る間、他の複製体の足止めを参加者全員で分担して行う事となり、カンネはドゥンストと共にリヒターの複製体と交戦します。

そして、その間にフリーレンとフェルンがフリーレンの複製体ごと水鏡の魔物を討伐した為に全複製体が消滅し、その足で宝物庫に赴くと試験官ゼンゼから直接合格を言い渡されました

一方でラヴィーネは迷宮内で運悪くゼンゼの複製体と遭遇した為に敗北し不合格となった為、第三次試験までの準備期間中にカンネはラヴィーネを励まそうとしており、珍しく傷心しているラヴィーネの頭をなでなでしています。

 

おまけページ

なお、6巻第56話のおまけページではラヴィーネの頭をなでているカンネが「元気でた?」と問いかけるとラヴィーネが「もうちょい」と言ってなでなでを続けている様子が描かれています。

カンネの第三次試験

第三次試験は大陸魔法協会創始者ゼーリエによる直々の面接でしたが、カンネは入場と同時に顔を合わせるとその場で「不合格だ、帰れ」と言い渡されました。

不合格の理由は、ゼーリエの魔力に対して恐怖を感じて自分の身の丈を理解している事、そして一級魔法使いになった自分の姿がイメージできないというものです。

魔法の世界ではイメージ出来ないものは実現出来ないとして、基礎が出来ていないカンネはゼーリエが求める基準をクリアしていませんでした。

不合格を通達された後は第二次試験突破者が待機する扉の外の石段に座り「三年後か…」と落ち込んでいる様子が描かれていますが、フリーレン一行がオイサーストを旅立つ際にはラヴィーネと共に挨拶に顔を出しており、今回は不合格ながらも三年後に受験する旨を伝えています。

フリーレン一行を見送った後はオイサーストの街の橋でラヴィーネと共に黄昏ていました。

再登場は今の所未定です。

カンネの強さ

第三次試験でゼーリエが述べたようにカンネはゼーリエを前に恐怖を抱く他に自分が一級魔法使いになった姿を想像できないくらいには本心では自分が一級魔法使いに及んでいないと自覚しているようです。

作中では体力の無さ、水場の無い所での無力感、魔力探知が苦手等といった粗が目立つので二級魔法使いにもやや劣る実力であると推察出来ます。

しかし、純粋な攻撃力及び破壊力であれば雨天や水場がある場所に限り一級魔法使いにも匹敵する魔法を行使出来るので、攻撃面に関しては結構な強さではないでしょうか。

つまるところ、カンネは発展途上にあるので実力や階級的には三級魔法使いもしくは二級魔法使いに近い能力に収まっていますが、本編の一級魔法使い選抜試験を終えた今となっては自身の課題を克服して成長出来ると思われます。

再登場があればかなり強くなっていそうですね。

カンネについてのまとめ

  1. カンネは三級魔法使いで「水を操る魔法」を得意とする女の子
  2. カンネとラヴィーネは同じ魔法学校出身で魔法の相性が良い友人だが、よく喧嘩して物理的にマウントを取られている
  3. カンネは一級魔法使い選抜試験で第三次試験まで進んだが、ゼーリエの面接で不合格を言い渡された
  4. 魔法都市オイサーストでフリーレン一行を見送った後はラヴィーネと一緒に橋で黄昏ているのが最後で、再登場は未定
  5. カンネは体力の無さ・水場の無い所では無力・魔力探知が苦手といった点から三級魔法使い同然の実力だが、雨天では二級魔法使いをも瞬殺する攻撃力を持つ

カンネは葬送のフリーレンの登場キャラにしては割と生気のあるキャラクターでしたが、内面は臆病な所があります。

魔法使いとしては欠点が多い為、今のままだと二級魔法使いになるのも厳しそうですが、欠点を克服出来れば一気に一級魔法使いに近い実力になれるのではないでしょうか。

フリーレン一行との親睦もある方なので何処かで再登場を期待したい所ですが、一級魔法使いではないので残念ながら北側で出会う事はなさそうですね。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!