ヒーロー協会所属のS級1位のヒーロー・ブラストは召集にも姿を現さない謎の多いキャラクターでしたが、原作に先駆け村田雄介先生版にて容姿や能力が明らかにされました。
そこで今回は、
- ブラストの正体
- ブラストの能力
- ブラストの強さ
- ブラストが弱いと言われる理由
など、ブラストについて紹介したいと思います。
ブラストのプロフィール
【ヒーロー名】 | ブラスト |
【本名】 | 不明 |
【年齢】 | 不明 |
【能力】 | 重力使い |
ブラストはS級ヒーロー第1位に君臨するヒーローでありながら、ヒーロー名以外全て非公表の謎の男です。
完全に自由意志でのみヒーロー活動をしている為、ヒーロー協会の命令・要請には返事をしませんが理由は後述します。
ブラストの能力
ヒーロー協会のシッチ曰くブラストは時空を操れる能力者だそうです。
本編では時空移動を用いて別次元等の様々な場所に自由に移動しています。
戦闘では、
- 強制的な時空移動を促す「次元砲(ディメンションキャノン)」、
- 重力場を纏った「重力拳(グラビティナックル)」
- 自由に出現させられる「亜空間ゲート」
- 開いた亜空間を閉じる「遮断(シャット)」
などを用いました。
「亜空間ゲート」は幾つも展開する事が可能であり、相手の攻撃を亜空間ゲートで防ぎ受け流すという使い方も出来るようです。
また、覚醒ガロウが放つ宇宙放射線に耐性がある他、ブラスト自身が「宇宙の真理を操る者」と独白しています。
ブラストの正体
ブラストの正体は未だに分かっていません。
本人はヒーロー活動は趣味であり普段はちゃんと働いていると語っていますが、その素性等は今の所描かれていないようです。
作中では20年来「カミ」と戦い続けている、また18年前にタツマキを救出している、139撃目で念願の登場を果たした際に白髪が確認される等の描写から結構な歳を重ねている事が窺えます。
原作ONE先生版では、15年前に忍者の里の創設者で史上最強の忍者と呼ばれる「あの御方」を意識不明に忍者の里を滅ぼしているそうです。
また、ONE先生版125撃目ではブラストの息子でありネオヒーローズを立ち上げた一人でもある16歳のブルーが登場している為、一児の父という事が判明しています。
ブラストの目的
ブラストが公に姿を現さないのは20年来「カミ」と呼ばれる存在と戦い続けている事が理由とされています。
ガロウ編で登場した人を怪人化させる謎のキューブは「カミ」との通信機と伝承されるオーパーツ扱いでしたが、ブラストはキューブの捜索収集し協力者と共に解析に励んでいましたが、2年前にムカデ長老と交戦中に遂に直接「カミ」からの接触を受けたのです。
ブラストは力の取引を拒んだ為に「カミ」と一戦交えましたが、他のヒーローや職員達が「カミ」を認識していない方が狙われるリスクが減ると判断し、皆を守る為に理由も告げずに行方を晦ませたという体で協力者と共に人知れず「カミ」と戦い続けていました。
ブラストは現在「カミ」への対抗手段を探っている段階のようです。
ブラストの強さ
作中ではブラストが本気で戦ってる姿が描写されていないので彼の強さについては未知数です。
しかし、ガロウ編で登場した災害レベル竜のホームレス帝然り、災害クラス竜レベルの怪人を生み出す「カミ」と2年前から接触し協力者達と戦い続けているという事実から、ブラストの強さはS級1位の称号通り眉唾ではないでしょう。
また、S級16位金属バットやS級3位シルバーファングが単独撃退できない災害レベル竜の大怪蟲ムカデ長老を2年前に瀕死に追い込んでいる等、同じS級の括りでもS級2位のタツマキと同じく別次元の強さである事が窺えます。
そして「カミ」から神通力を付与され災害レベル神に等しい脅威となったガロウと少しだけ交戦していますが、ガロウとは全力で対決している素振りもなく犠牲者の救護や地球へのダメージを考慮した動きだった為、実力の底は掴めません。
ただ、サイタマのマジ殴りとガロウのサイタマをコピーしたマジ殴りが衝突する間際に破壊エネルギーを感知して地球へのダメージを最小限に留める為に破壊エネルギーを別方向へ逸らすという離れ業を見せている事から、少なくともサイタマのマジシリーズを一度くらいは耐えられそうなポテンシャルはありそうです。(※破壊エネルギーを逸らす際には仲間の協力ありき)
ブラストの仲間がガロウ程の神覚者に対抗しうるヒーローがブラスト以外に居る事に驚いていた描写からして、ブラストは地球規模に留まらず宇宙レベルでも規格外に強い存在なのかもしれません。
しかし、サイタマを基準とした場合は、やはりどんなに強くとも覚醒ガロウと同等かそれ以下の実力かもしれませんね。
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ブラストが弱いと言われる理由
原作ONE先生版ではブラストはサイタマvsタツマキの回想に登場していますが、村田雄介先生版ではガロウ編の最中に登場しました。
しかし、原作に先駆けて登場したブラストですが、彼は協力者と共に「カミ」と戦っている最中である為、覚醒ガロウと対峙しておきながら本格的に戦う事は無かったのです。
その際、覚醒ガロウの攻撃で地球が地殻変動を起こし膨張した事に驚いていたり、覚醒ガロウの攻撃を能力で捌くだけに留める、またサイタマと覚醒ガロウの攻撃の衝突エネルギーを仲間の協力ありきで地球外に逸らす等、イメージしていたよりも圧倒的強さを持っていませんでした。
そのせいか読者から「思ったより強くない」「期待してたより弱い」という感想が散見された為、思ったよりもブラストが弱いと言われているようです。
ただ、ブラストが覚醒ガロウの攻撃による地球の膨張や彼の攻撃を能力で凌ぐに留めて攻めに転じなかったのは、あくまでも本腰を入れているのは「カミ」であり、覚醒ガロウとの対峙時は地球へのダメージや犠牲者の保護を急務にしている他、仲間達と共に次元を突破されかねない何者かとの交戦中での出来事だったので覚醒ガロウに割く時間が無かったのが原因ではないでしょうか。
その時ブラストが交戦中だった何者かが「カミ」なのか神通力を付与された何かなのかは分かりませんが、少なくともそのレベルの相手と戦い続けているブラストが弱いという事はあり得ません。
ただ、サイタマと比較した場合はブラストであってもやはり格落ちですし弱く見えてしまっても仕方がないでしょう。
ブラストの正体や強さについてのまとめ
- ブラストはS級1位のヒーローであるその他のプロフィールは非公開
- ブラストはヒーロー活動は趣味であり普段は働いている
- ブラストの能力は時空を操る
- ブラストの正体は明かされていないが、白髪交じりなので結構な年齢であり、ブルーという16歳の息子が存在する
- ブラストの強さはS級2位のタツマキを凌ぐレベルと予想されるが、サイタマと比較すると格落ちする
S級1位のブラストは村田雄介先生版でその容姿や能力が一部明らかにされましたが、思ったよりも強くないという印象から読者から「弱い」と感想を告げられる事もあるようです。
ヒーロー協会所属のトップヒーローの中ではタツマキを凌ぐ最強クラスである事が描写から見て明らかだと思いますが、やはり覚醒ガロウの攻撃をそこそこ全力で対応していたりする描写からサイタマとの格の違いが露見してしまったのが原因かもしれません。
しかし、ブラストの戦闘力は未だ不明なので彼が単身で覚醒ガロウを倒せるのか、そもそも災害クラス竜以上の怪人に完勝出来る程度なのかも分からないので、今後に期待したいものです。