本編には登場していない隠の隠れキャラ「前田まさお」はゲスメガネというあだ名で親しまれています。
鬼殺隊服縫製係に所属する彼は一体どんな人物なのでしょうか。
そこで今回は、
- ゲスメガネ「前田まさお」のプロフィールと登場回
- 前田まさおの被害者
- 前田まさおと不死川実弥
- 前田まさおのその後の予想
など、前田まさおについて判明している事柄を紹介したいと思います。
ゲスメガネこと「前田まさお」って何者?
前田まさおは鬼殺隊事後処理部隊「隠(かくし)」の一つである「鬼殺隊服縫製係」に配属される男性の隠です。
露出度の高い隊服を仕立てる常習犯であるため「ゲスメガネ」というあだ名を付けられました。
本編では登場していませんが、
- 単行本12巻おまけページ
- 単行本21巻おまけページ
- 公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」
- 鬼滅の刃外伝
などで登場しており、何度挫けても露出度の高い隊服をあてがう並々ならぬ執念に多くの読者は只者ではないと感じています。
ゲスメガネの被害者
前田まさおの被害を受けた隊士で判明しているのは以下の通りです。
胡蝶しのぶ:隊服を燃やす
単行本12巻収録の描き下ろし8コマ漫画では、前田まさおが胡蝶しのぶにも露出度の高い隊服を渡していた事が判明しています。
当時、袴姿だった事から鬼殺隊に入隊したてか柱になりたてで新調しているかの場面でしょうが、しのぶは前田の目の前で隊服に油を撒いて燃やして処分しました。
炎上する隊服を前に前田は膝を崩して「チクショォォ」と悶絶しています。
なお、この事件以来、しのぶは油とマッチを栗花落カナヲと神崎アオイに持たせているそうです。
甘露寺蜜璃:前田の言う事を信じて着用
次の犠牲者は煉獄杏寿郎外伝・前編で登場した当時癸の甘露寺蜜璃です。
彼女は僅か半年で鬼殺隊隊士になりましたが支給された隊服を師範の杏寿郎に披露すると、何と胸元が大きく開かれた短いスカート丈の隊服でした。
思わず「なんだその恰好は!」とツッコむ杏寿郎ですが、蜜璃曰く担当の隠がこれが公式だと平然と答えていたそうです。
この真相に言及されたのが単行本12巻収録の描き下ろし8コマ漫画であり、初めて隊服を試着した蜜璃は寸法が可笑しい事を指摘しますが、前田まさおは「いやドンピシャです。完璧な状態ですね、それが」と平然と嘘を吐きました。
前田の言葉を信じて恥ずかしくとも着用する事を覚悟した蜜璃ですが、初めての柱合会議で普通の隊服を着ている胡蝶しのぶを見て漸く騙された事に気付くのです。
なお、その後も常用している事から割と気に入っているか、動きやすいのかもしれません。
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栗花落カナヲ:丈が短くなっていく
本編を読み進めているとカナヲの服装に変化が見られます。
そう、キュロットパンツがどんどん短くなっているのです。
『栗花落カナヲの丈の推移』
- 単行本6巻:初登場時点では脹脛が見えない程度の長さ
- 単行本12巻:膝下が隠れる程度の長さ
- 単行本17巻:太腿が半分以上見える程度の長さ
以上のようにカナヲは登場する度に丈が短くなっている事が窺えますね。
これも前田まさおの執念なのでしょうが、この時代に大胆な短い馬乗袴を採用して履かせる彼のセンスには脱帽です。
なお、単行本21巻のおまけページでカナヲのキュロットパンツが短くなっている事を指摘されると「いいえ?なってませんが?何を根拠に言ってらっしゃるんでしょうか」と早口で否定しています。
また、受け手が厭らしい目で見てるから短く見える、とても正気とは思えないと逆に受け手の見方を疑っており、仕舞にはやや逆ギレしたように鬱陶しいと会話を辞めさせようとしていましたが、風柱・不死川実弥を呼ぼうとすると「何で不死川さんを呼ぶんですか?やめて!」と焦るのでした。
しかし、カナヲはしのぶから油とマッチを配給されている筈ですが、なぜは隊服を燃やさずに受け入れたのでしょう。
意外と可愛い物好きなのでしょうか。
不死川実弥:実は被害者?
変わった隊服で言えば不死川実弥も胸元を開いていますが、あれは実弥が自分の意志で開けているのでしょうか。
公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」の大正コソコソ噂話では、胸元を開けた隊服に関して作者が「いつも隊服の胸元を開けていますが胸筋が自慢なのかな?スケベですね」と実弥が自分の意志で開いているのか分からない回答をされています。
とはいえ、実弥は鬼との戦いで稀血を使用するので元々露出が高い方が戦闘時に便利なのかもしれません。
小説「風の道しるべ」の挿絵で確認できますが、実弥は鬼殺隊士になりたての時点で既に胸筋を見せている格好なので、隊服を支給された時点で開けて過ごしていると考えた方がしっくりきますね。
ただ、一部界隈では実は前田まさおがやった説がまことしやかに囁かれているのです。
隊律に厳しい不死川に胸筋を見せた格好をさせる事で女性隊士に薦めやすくする啓蒙活動の一種なのかもしれませんが、果たして実弥は自分の意志で開けているのか、それとも前田の入れ知恵でファッションの一環として開けているのでしょうか。
前田まさおは不死川実弥に怒られて失禁
隊士や隠が最も恐れている人物は不死川実弥であり、その理由は「目がヤバい」からです。
実は前田まさおはただの隠でありながらも実弥と一度だけ接点があります。
それは前田がいつものように女性隊士にセクハラしていた所、実弥に見つかってしまい怒鳴られたでそうで、その際に恐ろしくておしっこを漏らしたそうです。
この黒歴史が明かされたのは公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」収録の鬼殺隊報の中であり、この体験から単行本21巻でカナヲの丈について答弁した際に不死川の名前を出されて急に慌てた訳ですね。
しかし、そんな苦い経験を経ても諦めずに露出度の高い隊服を支給する姿勢は驚嘆に値します。
前田まさおは地獄に堕ちた説
最終回23巻205話の締めに描かれた生存者の集合写真ですが、そこに前田まさおの姿はありません。
前田まさおは本編未登場でありながら公式ファンブックに掲載する程度には作者も読者も気にかけているキャラクターですが、最終話の未来の話でも彼の子孫や転生と思しきキャラは登場しませんでした。
当然ネタとしてですが、この事から散々自分の性欲の為に防御力の低い隊服を仕立てた罪で地獄に堕ちているのではないかと噂されており、セクハラ常習犯がしれっと地獄に堕ちていたら笑うとまで言われています。
一方で、実は最終決戦には参戦しておらず、その晩も一人コツコツと露出度の高い隊服を仕立てており、無惨が討伐された時には最高の一着を完成させていたのではないかとも予想されているようです。
一人だけギャグ世界の住人なので「隠」として市街地戦にいたのかどうかも怪しい所ですが、前田まさおならば通常通り隊服を仕立てていたかもしれませんね。
公式ファンブックでも登場した彼のその後が語られなかったのは闇深いです。
ゲスメガネについてのまとめ
- ゲスメガネとは、鬼殺隊事後処理部隊「隠(かくし)」の一つである「鬼殺隊服縫製係」に所属する前田まさおのあだ名
- 前田まさおは、露出度の高い隊服を仕立てて女性隊士に着させようとする
- 胡蝶しのぶは、前田まさおの目の前で隊服に油を掛けてマッチで燃やす
- 甘露寺蜜璃は、前田まさおの言葉に騙されて胸元が開いた隊服を着用する
- 栗花落カナヲは、キュロットパンツタイプの隊服を着させられており、段々と短くなっている
- 前田まさおは女性隊士にセクハラしている所を不死川実弥に見つかり怒鳴られて失禁した経験がある
- 前田まさおは、最終決戦や集合写真に登場せず、子孫や転生キャラも出てこないので地獄に堕ちた説がある
本編に登場していないのに大体の鬼滅の刃読者が知っている脇役「ゲスメガネ」は、僅かな情報量でここまで存在感のあるキャラクターとなりました。
コンプライアンス的にアニメ版でも登場はほぼ不可能でしょうが、本編のシリアスな雰囲気を崩すにはうってつけのギャグキャラでしたね。
なお、漫画的表現とは言えセクハラはセクハラですので前田まさおを嫌う読者もいるので彼の話題には注意しましょう。