漫画「葬送のフリーレン」の主人公フリーレンの旅の目的は「魂の眠る地(オレオール)」を訪れる事です。
では、「魂の眠る地(オレオール)」とはいったい何なのか、何処にあるのでしょうか。
今回は「魂の眠る地(オレオール)」について紹介したいと思います。
「魂の眠る地(オレオール)」とは
「魂の眠る地(オレオール)」とは、大魔法使いフランメの手記に記録された死者と対話したという場所になります。
フリーレンが勇者一行の仲間に恩を返す為に頼みを聞いて回っていると、戦士アイゼンから大魔法使いフランメの手記を探して欲しいと頼まれた際に発覚した情報であり、アイゼンは30年前に(ヒンメルの死を受け)ヒンメルを知っておけばよかったというフリーレンの言葉を聞いてフリーレンとヒンメルが可哀相と思いハイターにフランメの手記の場所を調べて貰っていました。
フランメの手記・著書には本物が存在しないと言われていますが、本物の手記はフォル盆地にあります。
「魂の眠る地(オレオール)」は死者と対話できる
フランメの手記には「魂の眠る地(オレオール)」に辿り着いた体験談が綴られています。
約1000年前に多くの魂が集まる「魂の眠る地(オレオール)」に辿り着いたフランメはかつての戦友達と対話したと記録しており、この世紀の発見は魂の研究を飛躍的に進歩させるだろうと綴っているのです。
「魂の眠る地(オレオール)」の場所
「魂の眠る地(オレオール)」は大陸の遥か北の果てにあると記録されていますが、具体的には大陸北部のエンデに存在します。
そこは現魔王城がある場所です。
勇者一行は約10年かけて魔王城に辿り着き魔王を倒しました。
しかし、魔王はフランメの時代には既に魔族の頂点に君臨していたので、仮に魔王城が1000年前からエンデに建てられていればフランメはどうやって「魂の眠る地(オレオール)」に辿り着いたのかという謎が残ります。
「魂の眠る地(オレオール)」の意味は?
漫画「葬送のフリーレン」に登場する名前や名称の殆どはドイツ語に由来しますが、オレオールについてはフランス語の「auréole=光背・暈」が由来だと思われます。
光背とは神仏や聖人の体から発せられる光明を指し、暈は太陽や月の周りに薄く現れる光の輪を意味するようです。
この事からフランス語の「auréole」は聖者の頭上に輝く光輪を意味する言葉であり、本作の「魂の眠る地(オレオール)」はそういう場所をイメージしているのではないでしょうか。
なお、ドイツ語読みだとアオレオーレ(Aureole)となるそうです。
「魂の眠る地(オレオール)」を目指す理由
フリーレンが「魂の眠る地(オレオール)」を目指す理由は、アイゼンにオレオールを探してヒンメルと話すように言われたからであり、フリーレンはオレオールを訪れてヒンメルと話し事を旅の目的にしています。
また、フリーレンの旅に同行するフェルンもオレオールでもう一度ハイターに会って話せる事を夢見ており、シュタルクはフリーレン達との冒険譚を師匠のアイゼンへの土産話として持ち帰るのを目的にしているようです。
したがって、フリーレン一行の旅の執着地は「魂の眠る地(オレオール)=天国」で死者と対話する事になります。
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「魂の眠る地(オレオール)」に辿り着くには魔王軍残党を退ける必要がある
「魂の眠る地(オレオール)」は大陸北部エンデにあるそうですが、勇者一行が魔王を討伐したものの、魔王の死後、特に勇者ヒンメルが死亡した50年後からは魔王軍残党が活発になり北側諸国で現在も人類と魔族の争いは続いています。
魔王軍残党には魔王直下七崩賢の生き残りである断頭台のアウラと黄金卿のマハト、その他の大魔族や将軍クラスの魔族等が蠢いており、フリーレン一行は北側に深く進む程に凶悪な魔族を倒さなければ進めないのです。
特に危険視されるのが人類が記録していない無名の大魔族であり、本作で登場した無名の大魔族ソリテールは相対した人類を全滅させているので情報がありませんでした。
フリーレン一行は旅の傍らに討伐依頼や出くわした魔族・魔物を倒して「魂の眠る地(オレオール)」を目指していますが、幾度か全滅を覚悟する事もあるのです。
「魂の眠る地(オレオール)」を目指すという事はそれほど危険な旅になります。
「魂の眠る地(オレオール)」についてのまとめ
- 「魂の眠る地(オレオール)」は死者と対話できる場所
- 「魂の眠る地(オレオール)」は大陸北部エンデ(現魔王城)にある
- 大魔法使いフランメは約1000年に「魂の眠る地(オレオール)」を発見しかつての戦友達と話したと自らの手記に記録している
- フリーレンの旅の目的は「魂の眠る地(オレオール)」を訪れてヒンメルと会って話す事
- 大陸北部に深く進む程に魔王軍残党の魔族・大魔族が多く存在する為、エンデを目指すのは命がけになる
ここまでオレオールについて紹介してきましたが、現段階ではフランメの手記以外にオレオールの情報は開示されていません。
勿論、フリーレンの旅の終着点なのでエンデに辿り着くまでは詳細が語られる事は無いでしょうが、やっぱり読者としてはオレオールがどんな所なのか、フランメはどうやって辿り着いたのか気になってしまいます。
また、オレオールと女神様の関係も気がかりなので、現在進行中の女神の石碑編も目が離せませんね。