【葬送のフリーレン】金曜ロードショーのアニメ放送日とあらすじや声優

週刊少年サンデーで連載中のファンタジー漫画「葬送のフリーレン」が2023年にアニメ化され、魔王討伐を成した勇者一行の一人、長命のエルフ・フリーレンの後日談を描く物語です。

2020年4月28日に連載開始した「葬送のフリーレン」は2023年時点で既刊10巻、単行本の累計発行部数1000万部を突破する大人気漫画となりました。

今回は葬送のフリーレンの初回アニメ放送日やあらすじ、そしてフリーレンの旅の目的を紹介したいと思います。

金曜ロードショーのアニメ放送日

葬送のフリーレンは2023年9月29日(金曜日)21時から日本テレビ金曜ロードショーにて初回2時間スペシャルでTVシリーズ史上初放送されました。

かつてない試みですが本作への力の入れ具合が凄まじいのでクオリティはかなり期待できそうですね。

【作品名】 葬送のフリーレン
【原作・原案】 山田鐘人
【作画】 アベツカサ
【出版社・掲載誌】 小学館・週刊少年サンデー
【監督】 斎藤圭一郎
【シリーズ構成】 鈴木智尋
【キャラクターデザイン】 長澤礼子(総作画監督)
【音楽】 Evan Call
【アニメーション制作】 MADHOUSE
【放送局】 日本テレビ系列
【キャスト】 フリーレン:種﨑敦美
ヒンメル :岡本信彦
ハイター :東地宏樹
アイゼン :上田燿司
フェルン :市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃

 

葬送のフリーレンのあらすじ

王都は魔王を打倒した勇者一行の凱旋で盛り上がり、ヒンメル達の10年の冒険が終わりを迎えました。

勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイター、魔法使いフリーレン、この四人により世界に平和な時代が訪れるとその功績を讃えて王都の広場には勇者一行の彫像が作られます。

平和な時代の幕開けを祝うようにその夜は50年に一度の流星群「半世紀エーラ流星」が観測されると、フリーレンはまた50年後に流星群がもっと綺麗に見える場所に案内すると述べ、50年後に皆で集まる事を約束しました。

時間的感覚が鈍いエルフのフリーレンにとって50年も100年も大して長い時間ではなく、あっという間に50年が経過すると約束通りヒンメル達に会う為に王都へ赴きますが、そこには相応に年を積み重ねた仲間の姿があったのです。

何もかもが新鮮で煌めいて見えた懐かしい感覚と思い出の中の仲間達を振り返りつつ、ヒンメルはフリーレンが案内してくれた場所で50年振りに「半世紀エーラ流星」を見上げると最後にととても楽しい冒険が出来たと心から感謝を述べました。

数日後にヒンメルは逝去するとフリーレンは人間の寿命が短いと知りながらもどうして彼の事を知ろうとしなかったのだろうと後悔の念に駆られると、趣味の魔法収集の旅を続ける傍らに人間を知ろうと決起します。

そして勇者ヒンメルの死から20年後、フリーレンはハイターの元を訪れると身寄りのない少女フェルンと出会うと、ハイターの頼みもあって彼女の師となり旅に同伴させるのでした。

この作品は元勇者一行魔法使いフリーレンが魔法収集と共に人間を知る為に世界を巡る物語です。

フリーレンの旅の目的

本来無気力でだらだらと過ごしていたフリーレンですが、彼女が魔法収集を趣味にするきっかけは自分が集めたくだらない魔法を勇者一行が褒めてくれた事に端を発します。

その為、魔王討伐後も約束の「半世紀エーラ流星」までの50年間一人で魔法収集の旅を続けていましたがフリーレンはヒンメルの死をきっかけに人間を知ろうとしなかった事を後悔し、魔法収集の旅に「もっと人間を知ろうと思う」という理由を取り付けました。

その後旅に出たフリーレンは趣味の魔法収集の旅を続ける傍らで旅先で会う人とはなるべく関わるように努めており、勇者一行の軌跡が風化する前にできるだけヒンメル達との冒険の痕跡を辿って行こうとしています。

また、なぜ冒険の痕跡を辿ろうとするのか分からないものの、それを知る為に旅を続けています。

しかし、真の目的は魂の眠る地オレオール」を探してヒンメルに30年前に伝えられなかった言葉を伝えるというものです。

かつての仲間ヒンメルとハイターの死後、フリーレンはフェルンと共にアイゼンの元を訪れると最後にやりたい事がないかと手伝いを買って出ますが、アイゼンの頼みは大陸の遥か北に存在し多くの魂が集まる天国と呼ばれる「魂の眠る地オレオール」に探し出し、30年前にフリーレンが零した「…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」という後悔の言葉を直接ヒンメルに伝えてヒンメルを知るべきだという気遣いであり、無気力なフリーレンを突き動かすものでした。

したがってフリーレンは「魔法収集」「人間を知る」「ヒンメル達の冒険を辿る」の三つを目的に旅を続けていますが、アイゼンの計らいもあり魂の眠る地オレオール」を探し出してヒンメルに言葉を伝えるというのが旅の真の目的地となっています。

葬送のフリーレンは「面白い?」「つまらない?」

葬送のフリーレンはファンタジー・冒険譚をジャンルにしていますが、本作にしかない特徴としては勇者一行の冒険を辿っているという点です。

その為、フリーレンは旅を続ける各所でかつての仲間との思い出を回想し今の仲間と語らうというのが構成に組み込まれていますので「ノスタルジア」を感じさせます。

そういった意味では葬送のフリーレンは主人公達が無気力なので少年雑誌でありながら少年漫画特有の友情・努力・勝利とは少し方向性が違いますし、独特でシリアスなギャグが展開される事が多い為、読者層が分かれるかもしれません。

葬送のフリーレンが「面白い」と感じるタイプ

  1. ファンタジー・冒険が好き
  2. 感動系や哀愁感が好き
  3. シリアスなギャグが好き
  4. 何の取り留めも無い日常回が好き

葬送のフリーレンが「つまらない」と感じるタイプ

  1. 少年漫画のような努力・友情・勝利が読みたい
  2. バトル重視で読みたい
  3. そもそもファンタジーの世界観が苦手

葬送のフリーレンの放送日やあらすじについてのまとめ

  1. 葬送のフリーレンは、2023年9月29日(金曜日)21時から日本テレビ金曜ロードショーにて初回2時間スペシャルで地上波放送
  2. 葬送のフリーレンは、魔王討伐を成した勇者一行の一人長命のエルフ・フリーレンの後日談を描く冒険ファンタジー物語
  3. フリーレンの旅の目的はヒンメルの死別をきっかけに「もっと人間を知ろうと思う」という決意と30年前にヒンメルに伝えられなかった言葉を伝えるため魂の眠る地オレオールを探している

葬送のフリーレンのアニメ化は史上初と言っていいほどの力の入れ具合ですが、金曜ロードショーが初回という試みはかなり挑戦的ですね。

元々の読者としては成功してほしい所ですが、冒険ファンタジーと言っても殆どはシリアスなギャグを描く日常回と哀愁漂う回想なので、はっきりと視聴者層が分かれそうです。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!