BLEACHにはオサレな詠唱で発動する鬼道という術がありますが、作中ではしれっと使用される為、強い鬼道と弱い鬼道の印象の差が感じました。
そこで今回は最強の鬼道を決める為に、
- 破道のTOP5
- 縛道のTOP5
以上、破道と縛道とで部門別にランキング形式で紹介したいと思います。
飽くまでも私的な偏見で格付けしていますので考察の一助として読んで頂ければ幸いです!
最強の破道ランキングTOP5!
破道とは、攻撃系の鬼道であり、主に死神が相手の隙を作る時や力量を測る為に使用します。
会得にも得手不得手がある為、隊長格でも朽木白哉の様に戦闘に用いる者もいれば、更木剣八の様に霊術院で学ばず苦手とする者もおり、霊術院に通ったからといっても阿散井恋次の様に制御がお粗末な死神も居ました。
それでは、破道の最強ランキングTOP5を見ていきたいと思います。
第5位 破道の八十八「飛竜撃賊震天雷炮(ひりゅうげきぞくしんてんらいほう)」
第5位は、101年前の過去篇で鬼道長・握菱鉄裁が詠唱破棄で使用した「飛竜撃賊震天雷炮」です!
詠唱不明ですが鬼道長が魂魄消失案件の黒幕・藍染惣右介を逃がすまいと使用した事から破道の中でも攻撃力が高い事は確かであり、前方広範囲に放つ特大の雷は通常ならば回避が難しいでしょう。
作中では藍染はこれを詠唱破棄した縛道の八十「断空」で防いでしまったのでいまいち威力が掴みづらい鬼道ですが、恐らく破道の六十三「雷吼炮」の上位版の様な術なので攻撃力はある筈です。
因みに、アニメ版では卯ノ花烈や浦原喜助も使用しているので、ある程度鬼道が得意な隊長格のお気に入りなのでしょうか。
第4位 破道の九十一「千手皎天汰炮(せんじゅこうてんたいほう)」
光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔 弓引く彼方 皎皎として消ゆ』
第4位は、浦原喜助が藍染惣右介に使用した破道の九十一「竜千手皎天汰炮」です!
流石に九十番台は詠唱が長くなっていますが、鬼道で作り上げた光の矢を複数展開し対象に一斉射出する攻撃はロマンの塊の様で、ガンダムのファンネルを彷彿とさせます。
黒棺や五龍転滅などとは違い、こちらは一点集中型の破壊力が魅力であり、作中で浦原が使用した通り縛道と組み合わせ予め対象を捕縛して命中させるといったやり方が賢明です。
第3位 破道の九十六「一刀火葬(いっとうかそう)」
第3位は、空座町決戦で山本元柳斎重國が使用した破道の九十六「千一刀火葬」です!
詠唱は不明ですが、一刀火葬は焼け焦げた我が身を触媒に発動する犠牲破道と言われる鬼道で、謂わば絶望的な状況をひっくり返す捨て身の攻撃である為、本来は欠損や死を覚悟して使用します。
犠牲破道と言われる通り、その威力は並大抵の卍解を凌ぐ広域を火柱で焼き尽くすもので、作中では藍染惣右介が回避を選択した程です。
また、痣城剣八は自身の融合能力で複数の義骸と融合し、わざと義骸を双蓮蒼火墜で焼く事で一刀火葬を重唱し発動させるといった恐ろしい使用をしていました。
頻繁に扱えるものではない為、順位は低く見積もっていますが、威力は九十番台でも随一かもしれないので第3位とさせて頂きます。
第2位 破道の九十「黒棺(くろひつぎ)」
第2位は、主に藍染惣右介が使用した九十番「黒棺」です!
黒い直方体の様な空間を築き時空が歪む程の重力の奔流で押し潰す鬼道ですが、藍染が使用した通り、その威力は詠唱破棄して三分の一に減退した威力で狛村左陣をダウンさせています。
残念ながら完全詠唱の威力を拝む事は出来ませんでしたが、千年血戦篇では詠唱破棄した黒棺で瀞霊廷に降り注ぐ霊王の力の奔流を滅するばかりか、周辺の建物や瓦礫を跡形も無く消し飛ばしていました。
最早、鬼道が卍解並の必殺技の領域に踏み込んでいると言っても過言では無いでしょう。
かなりの広範囲を押し潰す破道ですが、用途的には一定領域を一掃、若しくは戦闘中に捉えられる程度の相手に使用するようです。
第1位 破道の九十九「五龍転滅(ごりゅうてんめつ)」
第1位は、藍染惣右介と浦原喜助が使用した破道の九十九「五龍転滅」です!
残念ながら詠唱は明かされていませんが、大地の霊脈から霊子で構成された龍を模る五本の光柱を生み出す鬼道とされているので、恐らく九十番台の破道の中では難易度が高いと思われます。
千年血戦篇で藍染が使用した様に五龍転滅を放った後に敵に斬りかかれば、五体の龍が地面を砕きながら対象に襲い掛かる為、一人で広大な攻撃範囲をカバーする連携攻撃の様に畳み掛ける事が可能です。
また、相手が鬼道系を得意とする能力、若しくは鬼道系を主体とした大規模な攻撃を仕掛けて来たとしても質量で押せる為、ある意味で断空の様な防壁を成しながら打ち勝てば相手を呑み込む事が出来るのが強みでは無いでしょうか。
ただ、黒棺と違ってそこまでオサレ値が高くなかったのか読者の評価は賛否両論あります。
したがって、破道部門の第1位は破道の九十九「五龍転滅」でした。
最強の縛道ランキングTOP5!
縛道とは、主に束縛系・防御系・捕捉系の三つの鬼道の分類であり、サポートに特化した術という認識で大丈夫でしょう。
それでは、縛道部門のTOP5を見ていきたいと思います。
第5位 縛道の七十五「五柱鉄貫(ごちゅうてっかん)」
第5位は、破面篇で黒崎一護に虚化制御の修行を課す際に有昭田鉢玄が使用した縛道の七十五「五柱鉄貫」です!
その名の通り、五つの柱で対象の五体を抑え込み動き自体を封じる術で、五体を封じる分、帯状の光で対象の胴回りを縛る縛道の六十一「六杖光牢」の上位互換に相当します。
それでも作中では虚化暴走状態の六車拳西や内在闘争中の虚化一護の動きを完全に縛る事は出来ず打ち破られてしまったので、隊長格にはさほど効き目が無いのかもしれません。
隊長格以下を無傷で捉えたい場合は覚えて損の無い縛道です。
第4位 縛道の六十二「百歩欄干(ひゃっぽらんかん)」
第4位は、紐で繋がった複数の白い杭の様なものを対象に飛ばして動きを封じる縛道の六十二「百歩欄干」です!
投擲可能数が多い為か動く相手にも当てやすくなっており、空座町決戦で檜佐木修兵が、千年血戦篇では兵主部一兵衛が使用していました。
零番隊クラスが使用している事を鑑みると、強敵との戦闘中でも無駄なく展開でき、当たればラッキー程度の感じでしょうか。
見方によっては破道の九十一「千手皎天汰炮」と似ていますが、二重詠唱やオリジナルで組み合わせる事が出来たら凶悪な鬼道が出来上がりそうですね。
第3位 縛道の七十九「九曜縛(くようしばり)」
第3位は、浦原喜助が使用した縛道の七十九「九曜縛」です!
こちらは破道の九十一「千手皎天汰炮」を当てる為に鎖条鎖縛で足掛かりを作ってから使用した縛道ですが、あの藍染惣右介が「く……」と顔を歪める程度には拘束力が高く、後にも先にも藍染が驕りを見せ表情を曇らせたのはこの縛道のみでした。
そして、単純に九曜をモチーフとした対象の周囲に八つ・中央に一つの点を刻む発動の演出が最高にオサレで格好いいですね。
勿論、封じる時間は千手皎天汰炮の詠唱を読み上げるまで続いていたので、七十番台の縛道の中では評価は高い方でしょう。
第2位 縛道の八十「断空(だんくう)」
第2位は、見えない障壁で攻撃を防ぐ縛道の八十「断空」です!
何とっても「断空」は八十九番以下の破道を完全防御する防壁という朽木白哉の証言で一気に最強の縛道に躍り出ました。
そして101年前の藍染惣右介が鬼道長・握菱鉄裁が放つ「飛竜撃賊震天雷炮」を完全に防ぎ切った事から、説明通り本当に八十九番以下の破道を封殺できる他、藍染レベルになれば詠唱破棄で鬼道長の破道を凌げてしまうのです。
更に、破面篇で白哉が断空でゾマリの「愛」を完全防御した様に、断空で防げるのは何も死神が扱う破道のみにあらず、鬼道系の攻撃にも通用する事が分かりました。
その為、真央霊術院の必須習得条件にした方がいい縛道の一つと話題になった事から、第2位は覚えていたら便利な「断空」です。
第1位 縛道の九十九「禁(きん)」
栄えある第1位は、単行本7巻という早い段階で登場した縛道の九十九「禁」です!
使用者・握菱鉄裁の言葉通り対象の腕を禁じるもので、作中では黒崎一護の腕を黒い帯状の鬼道で巻き付け杭の様なものを打ち完全に封じていました。
また、101年前の過去篇で有昭田鉢玄が使用した際には虚化暴走し動き回る六車拳西を捉える為に黒い帯状の鬼道を簡易的な網の様に広げていた事から、黒い帯はある程度任意で広げる事が出来るものと思われます。
更に、縛道でありながら封殺型と呼ばれる第二番「卍禁」が存在し、初曲「止繃」で白い帯で対象の全身を拘束、弐曲「百連閂」で大量の杭を打ち付け、終曲「卍禁太封」で卍と掘られた巨大な直方体の石を召喚し対象を圧殺する攻撃的な縛道に変異しました。
対象を封殺しながら倒す事もできる縛道は縛道の九十九「禁」だけでしょう。
よって、最強の縛道第1位は縛道の九十九「禁」にさせて頂きました。
最強の鬼道ランキングについてのまとめ
破道・縛道の全ての術は未だ判明していませんが、作中で判明している鬼道の中ではやはり扱いの難しい九十番台の術が突出しています。
しかし、縛道の八十「断空」の様な八十九番台の破道を完全防御するイレギュラーな術が存在する事や、縛道の九十九「禁」の様に対象を封殺しながら抹殺できる様な攻撃的な術がある事から、もしかしたら破道よりも縛道の方が一回り強力なのかもしません。
また、今回は飽くまでも破道と縛道のランキングとなる為、オリジナルや詳細不明の鬼道は省いておりますので、他にも強力な鬼道は存在すると思われます。
いつか久保帯人先生が作中出さなかった鬼道一覧が収録された公式ファンブックが出版されると嬉しいですね。