【BLEACH】井上織姫が嫌い・うざい!不人気な理由は何?

井上織姫はBLEACHのヒロインとして多く登場していますが、読者の中には「嫌い」「うざい」と罵詈雑言の雨を浴びせられているキャラでもあります。

そこで今回は、

  1. 井上織姫が嫌い・うざいと言われる理由
  2. 井上織姫が読者に嫌われた行動
  3. 井上織姫が嫌われるその他の要因

以上の二つを題材に織姫が嫌われている理由について紹介したいと思います。

井上織姫が嫌い・うざいと言われる理由4選

先ずは織姫が嫌われている主な要因を4つピックアップしたので見ていきたいと思います。

天然ぶりっ子な性格が嫌い

少年漫画のヒロインは昭和から平成にかけてその理想像から性格の変遷が幾度か巡っていますが、BLEACHの井上織姫は天然なぶりっ子キャラで定着している為、その好き嫌いはハッキリと別れてしまいました。

特に女性からすれば現実でも天然ぶりっ子キャラは敬遠されがちな為、織姫の設定が毛嫌いされるのは当然の反応かもしれません。

織姫のおとぼけギャグシーンは漫画表現なので仕方ありませんが、やはりふざけすぎているのも嫌われる要因になっているのでしょう。

足手まといなのがうざい

織姫は殆どの章で一護の役に立ちたいが為に戦線に立とうとしていますが、織姫の性格や能力的に考えても戦闘は不釣り合いな環境だと浦原を始めとする多くのキャラが判断しています。

しかし、織姫は多くのキャラの忠告を振り切り何度も戦線に立つのですが、正直な所、戦闘面で役に立った事はあまりなく、サポート面でも判断が遅い場面が目立った為、読者に嫌われる要因になったのでしょう。

素直に銃後で支援を役割にしていればこういった結果は避けられたのではないでしょうか。

回復要員なのに戦線に出るのがうざい

こちらは上述と意味合いは同じですが、織姫の能力の真髄は神の領域を侵す復元能力にあります。

その回復術は四番隊卯ノ花列をも納得させる強大な力であり、数多の四番隊が羨望するものでしたが、何故か織姫は一護と並び立つ事ばかり意識して後方支援をしない為、毎回長所を活かしきれていません。

もし、卯ノ花の様に後方支援に専念していれば各章の戦局は大きく変わっていた筈なので、これは明らかに織姫の落ち度でもあります。

④一護を最優先しすぎて嫌い

基本的に織姫の行動理念は常に一護にあります。

例えば、ルキア奪還に於いて一護は大恩人のルキアを奪還する名目があり、雨竜は死神が嫌いながらも目の前でルキアを連れ去られた自責から同行し、茶渡も短い付き合いながら一護が命を懸けるルキアの為に声を上げました。

一方で織姫に関しては確かにルキアを助けたい気持ちはありましたが、最初から最後まで一護の為に!という気持ちが透けるどころか前面に出ていた他、終始一護が怪我をしないか心配している描写だったのが悪印象に繋がったのでしょう。

読者としては、そこは嘘でもいいのでルキアの奪還を第一に考えて、一護の心配はその時々に留めて欲しかったという気持ちもあったのかもしれません。

井上織姫が読者に嫌われた行動

次に織姫が読者に嫌われる要因となった主な行動をピックアップしたので見ていきたいと思います。

破面に拉致されたこと

織姫は破面篇序章にてウルキオラに目を付けられて拉致される事になりましたが、この迂闊な行動が「足手まとい」感に火を点けたのかもしれません。

  • 周囲の人を人質に取られた状況的に仕方がない
  • 相手はウルキオラである為仕方がない

等など、様々な意見がありますが、そもそも織姫が浦原の忠告を聞いて戦線に立とうとしなければ修行する事も無く尸魂界から断界を抜ける事はありませんでした。

また、ウルキオラとヤミーが現世に降り立った時に茶渡は敵の霊圧からして敵わないと覚悟しながら怪我人を織姫に任せて逃げる様に事前に話していましたが、織姫はその場に止まり遅れて能力を発動しています。

結果的にたつきや茶渡を殺させずに一護が来るまで耐え抜きましたが、もう少し判断が早く行動できていればスムーズに時間稼ぎが出来たのではと考えられますし、無駄に矢面に立たなければウルキオラに能力を見られずに済んだのではないでしょうか。

何れにせよ織姫に関しては「迂闊」や「軽率」なところが目立つ為、ウルキオラに拉致されるといった最悪のシナリオを作ってしまったのが嫌われる要因として挙げられます。

ただし、ウルキオラに目を付けられた以上、どうやっても藍染に報告が上がるので例え尸魂界や現世の安全な所に居ようとも隊長クラスの護衛が居なければ結局織姫は拉致されていた事でしょう。

 

尸魂界は何故織姫を監視しないのか

ただ一つ疑問があるとすれば、織姫の人間の力を超越した能力を間近で見ていながら何故尸魂界側は織姫を監視していなかったのかという点です。

希少種の滅却師は観測されていますが、本編でも織姫に興味を示していた涅マユリが監視を怠っていたのも不明ですし、当時から映像庁を支配していた綱彌代も織姫に興味を示さなかったのでしょうか。

特に四番隊は織姫の能力の特質性に気付いているので送迎に関してもあまりに貧弱ですし、事後対処も後手後手すぎて無警戒だった様に思えます。

片腕欠損した石田と「助けて黒崎くん!」

ウルキオラの刀剣解放第二階層に敗れて死亡した一護を前に取り乱した織姫はすぐさま双天帰盾で復元を開始しますが、心の何処かで一護なら「大丈夫」「勝ってくれる」と思っていたと綴っており、その一護が実際にやられた姿を前にすると思考停止してしまうのです。

その傍らでは雨竜がウルキオラに応戦していましたがすぐに片腕を欠損した姿が織姫の目に飛び込んできます。

勿論、雨竜は気が動転している織姫を気遣って早口で自分は大丈夫だと言いくるめますが、再びウルキオラに挑んだ末にやられてしまいました。

一応この時織姫は雨竜に三天結盾を張り巡らせていましたがウルキオラ相手では意味を為さず、読者からは早く雨竜の手当してやれ等の感想が飛び交ってしまう事に…。

しかし、当の織姫は一護と雨竜がやられてしまうともうどうしていいか分からないと綴りながら「くろさきくん」「くろさきくん」と連呼した結果、「助けて黒崎くん!」と目の前で横たわっている一護に助けを求めるのです。

この織姫の行動と発言が読者に嫌われる要因となりました。

また、織姫のせいで一護も雨竜も瀕死になりながら戦ってるのに何言ってんだと言う辛辣な意見もあるので、もう少しどうにか上手い事立ち回れないものかと考えてしまいますね。

井上織姫が嫌われるその他の要因

最後に、織姫が読者に嫌われる少し難癖に近い要因をピックアップしたので見ていきたいと思います。

何だかんだで一護と結婚してしまう

BLEACHの最終回は最早長期連載漫画のお約束でもある主人公とヒロインの結婚で終わりました。

しかし、BLEACHに於いては織姫がヒロインだと納得していない読者もおり、一護が織姫を選んだ事を否定的に捉える意見が多く見受けられます。

特に死神の代表的キャラでもある朽木ルキアがヒロインであると言う主張もあり、最終的には一護とルキアにくっ付いて欲しかったという意見は最終回後も飛び交っていました。

そのせいか一護と織姫がくっついた事が確定してからは「なぜ織姫と結婚?」というワードが検索される程です。

ただ、一護とルキアは最初から最後までそういった関係では無かったので流石に最終回でルキアと結婚は無いと感じますが、それでも織姫を嫌う読者からすれば織姫だけは受け入れられなかったのかもしれません。

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BLEACHの表紙

他の女性キャラが魅力的

前述通り織姫よりも圧倒的に人気があるキャラが朽木ルキアです。

ルキアは勇敢な性格に規律を重んじる姿勢にそれに見合った強さがあり、まさに強い女性の象徴の様なキャラだった事からその完璧具合に男女関係なく読者に愛されていました。

そしてBLEACHには同じ様に実力もさることながら容姿端麗な女性キャラがわんさか登場しており、中でも同じ巨乳キャラでも人気を博している松本乱菊や、女性最強格の四楓院夜一等、織姫に劣らず魅力的なキャラが多く存在するのです。

そうなると相対的に戦闘で役に立たない織姫はどうしても「足手まとい」であり「戦いに出て来ないでほしい」という意見が散見され、漫画の華でもある戦闘面で活躍できない織姫の人気が芳しくない事は事実でしょう。

とは言え、織姫に対する酷評の嵐は度が過ぎている様に思えますが、これも超人気漫画の宿命なのかもしれません。

同性の女性に対し圧倒的に嫌われている

記事内で述べた通り、織姫のキャラ設定の殆どは女性に嫌われる特徴です。

「巨乳・天然・ぶりっ子・空気読めない・足手まとい」等はどうしても同姓に嫌われてしまいがちですが、中でも最大の理由は少年漫画特融の男の理想を詰め込んだ女性という部分が受け入れられないのかもしれません。

例えば、少女漫画を見た男性が「こんな男居ねえよ」と思う事と同じ感覚を少年漫画がやっているという事です。

特にBLEACHは少年漫画でありながら男から見ても格好いい男性キャラが多く登場しますので、そのファンの女性読者は多く存在します。

その為、他の漫画と違って読者に女性層が多いので物語上仕方ないにせよ目に入ってくる織姫が度々一護達の足を引っ張っていれば嫌いになるのも当然です。

他の女性キャラが格好良く戦ってる中一人だけ一護の背中を追いかけていながら女々しくしていたら嫌われるのは仕方がありません。

しかし、中には被害妄想の様な罵詈雑言が見受けられる他、作者に苦言を呈すアンチが居るので何とも言えない所もあります。

織姫アンチと作者の構図

一部の織姫アンチが作者「久保帯人」先生にTwitter上で絡んだ事がありましたが、作者のツイートが話題になりました。

「時々勘違いしてる子がいるから言っとこうかな。読者にあるのは作品の話を変える権利じゃない。その作品を読むか読まないかを選択する権利だ。気に食わなければ読むのをやめればいい」

この本文は、一部のアンチが織姫の出番などに意見したせいで作者自ら意志表明した際のものです。

確かに気に入らないキャラが目立つのは不愉快かもしれませんが、作者の言う通り読者に作品の話を変える権利はありませんし、そんな事を作者に発言する事自体が非常識でしょう。

また、作者はこれらの一部過激なアンチの行動で意志表明をした事で純粋にBLEACHを楽しんでいる読者に対し不快なやり取りを公共の場で見せてしまった事を謝罪しており、配慮してくださっています。

人気漫画家の宿命かもしれませんが、作品が当たるとこういった問題も出てくるあたり漫画家が大変な事が分かりますね。

井上織姫が嫌い・うざいと不人気な理由についてのまとめ

  1. 井上織姫の空気の読めない天然ぶりっ子な性格が嫌われている
  2. 井上織姫は回復要員なのに一護と並び立つ事を考えた結果戦線に立って足を引っ張っている事が嫌われている
  3. 井上織姫が拉致された事で一護を始めとする多くの仲間を危険に巻き込んだ事が嫌われている
  4. 井上織姫は主に女性読者に嫌われる傾向が強いが、その他の女性キャラが魅力的な分、比較的人気が低い

織姫は漫画的には映える理想のヒロイン像ですが、あまりに男性の理想像を詰め込んだ設定な事から女性読者に嫌われやすいキャラとなっています。

少年漫画では大筋に関わってこないヒロインとガンガン絡んでくるヒロインの二種類ありますが、織姫は後者でありながらも展開上一護に目的を持たさせる為に人質になる章があり、その結果「足手まとい」という不名誉な意見が集中しました。

確かに戦線で戦える回復役は貴重ですがそれは飽くまでも戦える事が前提である為、戦えないのに戦線に立とうとする織姫は主人公の足枷にしかならい為に嫌われてしまうのは仕方がない様に思えます。

回復要員として卯ノ花や四番隊に従事する描写はあるにはありますが、織姫が一護の隣に立つ事を考えずに最後まで後方支援に務めていればこういったアンチを生む事は無かったかもしれませんね。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?