呪術廻戦で『呪力のクリティカルヒット』と言われている黒閃ですが、誰もが狙って出すことができる技ではありません。
そこで今回は、
- 黒閃経験者一覧
- 黒閃連続発生記録保持者
- 黒閃の技としての強さ
など、黒閃について考察していきます。
黒閃経験者一覧
作中で黒閃経験者として明らかになっているのは以下の6名です。
| 名前 | 黒閃発生タイミング |
| 虎杖悠仁 |
6巻(vs花御)、7巻(vs壊相)、15巻(vs真人) |
| 七海建人 | 不明(連続発生記録保持者) |
| 釘崎野薔薇 | 7巻(vs壊相) |
| 東堂葵 | 15巻(vs真人) |
| 真人 | 15巻(vs虎杖) |
| 五条悟 | 作中では明示されていないが、「黒閃」について説明しているコマで経験者側に描写されているのでおそらく経験者 |
虎杖悠仁
虎杖が初めて黒閃を放ったのは姉妹校交流会編での花御戦で、東堂の手引きによってある意味狙って出したとも言える状況でした。
この後、虎杖はまさにゾーンに入り、5回連続で黒閃を放ちます。
八十八橋での壊相との戦いでは、釘崎と同時発生で黒閃を決め、さらに渋谷事変では真人との戦いで黒閃を発生させました。
虎杖は作中で最も黒閃の発現回数が高く、すでにほぼ狙って出せるのではないかというレベルまで来ているようにも見えます。
高い格闘センスを持ち、生得術式がない体の虎杖だからこそなせる業です。
七海建人
七海は作中で黒閃の連続発生記録保持者として語られています。
作中にはどこでその記録を打ち立てたのかという描写はありませんでしたが、その回数は4回です。
相手の弱点を確実に突くという七海の術式と黒閃はかなり相性が良さそうなので、連続発生記録保持者になるのも頷けます。
釘崎野薔薇
八十八橋での壊相との戦いで発生させます。
壊相の毒によって意識が研ぎ澄まされた時、瞬間的な集中力の高まりによって出た見事な黒閃でした。
釘崎は身体能力や格闘センスがずば抜けているというわけではありませんが、釘に呪力を込めるという術式のため、黒閃を発生させることができたのだと思われます。
東堂葵
東堂は虎杖に黒閃のコツを教えた人物なので、元々黒閃経験者だった可能性が高いですが、作中で描写があるのは渋谷事変での真人戦です。
虎杖と共に真人と戦う中で、真人、虎杖に続いて黒閃を発生させました。
東堂の戦闘スタイルも格闘技寄りなので、黒閃との相性は良さそうです。
真人
真人は呪霊ですが、戦闘スタイルが体術寄りなので黒閃の発生が可能なようです。
渋谷事変での虎杖との戦いで初めて発現しました。
五条悟
五条に関しては、作中の戦闘シーンでは黒閃の描写がありませんが、黒閃の経験者と未経験者の違いを語るコマで七海と同じ側に立っていたので、経験者である可能性が高いです。
現代の最強の術師なので黒閃も経験済みな方が違和感がありません。
黒閃連続発生の記録保持者
狙って出せるわけではない黒閃ですが、2回以上出せるとすれば連続かもしくはその日のうちとされています。
その理由は、1度黒閃を出した術師は「ゾーン」に入った状態になるため、心身共に研ぎ澄まされた状態になり、2回目以降の黒閃が出やすくなるからです。
その貴重な連続発生記録は長らく七海の4回が最多記録でしたが、6巻の花御との戦いで虎杖がこの記録を塗り替え、現在では5回が最多発生記録となっています。
黒閃の技としての強さ
黒閃とは、別名「呪力の核心に迫る黒き閃光」と言われ、いわゆる呪術のクリティカルヒットです。
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した時に起こる現象で、空間のゆがみによって呪力が黒く光って見えることから黒閃と呼ばれています。
うまく決まった際の威力は平均して通常の2.5乗とかなり強力な技ですが、狙って出すことはできません。
また、どちらかというと体術寄りの技なので、呪霊や血液を操る術式の人には難しい技です。
しかし、「経験者と未経験者とでは呪力の核心との距離に天と地程の差が生じ、経験者は別次元に立つとされる」と言われているため、術師としての力量を測る1つの基準であることは間違いありません。
ちなみに術師だけでなく呪霊でも出すことができます。
虎杖以外の黒閃経験者は誰？のまとめ
- 黒閃経験者は、虎杖、七海、釘崎、東堂、真人、五条の6人
- 黒閃連続発生記録保持者は七海と虎杖
- 黒閃連続発生記録は七海が4回、虎杖が5回
- 黒閃は呪力のクリティカルヒットで、誰もが狙って出せる技ではないが、決まった時は通常の2.5乗の攻撃力
- 黒閃経験者と未経験者では呪力の核心との距離に天と地ほどの差がある
現時点で黒閃の経験者として明らかになっているのはたった6人です。
強力な術師の中でも黒閃未経験のキャラクターが多いのは、黒閃自体が打撃技と相性のいいクリティカルヒットなので、持っている術式によって向き不向きがある技だからだと思います。
黒閃経験があるかないかが術師の強さに直結するわけではありませんが、発現した者の成長スピードが格段に上がるのは間違いありません。
特に呪力が少なく、かつ戦闘スタイルが格闘寄りのキャラクターにとっては、黒閃の経験値はさらに重要なものになると考えられます。