京都校の一員として登場したメカ丸は、その正体や内通者としての行動など、驚きの事実が次々と明かされたキャラクターでしたね。
そこで今回は、
- メカ丸の死亡シーン
- メカ丸の階級・術式・声優などのプロフィール
- メカ丸の中身は生きている説
- メカ丸の裏切り行為
- メカ丸と三輪の関係
など、メカ丸こと与幸吉について迫っていきたいと思います。
メカ丸の死亡シーンは何巻何話?
メカ丸が死亡したのは原作10巻82話の真人との戦いです。
真人は、呪術界の内通者として情報を渡すことを条件に、メカ丸の体を『無為転変』で治すという縛りを結んでいましたが、その協力関係は夏油一派が交流会を襲撃した際に京都校メンバーを傷つけたことで破綻しました。
メカ丸は「京都校の人間は傷つけない」という縛りを破った真人に自らの体の治癒を要求し、真人は渋々これに答えますが、全快したメカ丸と真人はそのまま戦闘に突入します。
究極メカ丸絶対形態で戦うメカ丸は、シン・陰流『簡易領域』を仕込んだ飛び道具を使って善戦し、真人に大打撃を与え、そのまま勝ちをもぎ取るかと思われましたが、最後には真人によって究極メカ丸絶対形態の操縦席を破壊され殺されてしまいます。
一度は裏切ったメカ丸でしたが、それは大切な人たちを守るための行動でした。
格上の相手にも果敢に戦いを挑む姿、生身の体になってからも一矢報いようとした姿は胸を打つものがありましたね。
メカ丸が生きているように見せかけた訳
渋谷事変の前に真人によって殺されたメカ丸ですが、実は渋谷事変で再び登場します。
真人との戦いの最後は破壊されたメカ丸の描写で終わり、与幸吉の生死はあえて描かれていなかったことから、実は生きているのでは?という憶測が飛び交いました。
結論から言うと、やはり与幸吉は真人戦で死亡しています。
渋谷事変で現れたミニメカ丸はメカ丸が真人と戦う前に用意していた"保険”であり、前もって呪力を込めて隠しておいた傀儡でした。
再登場は傀儡に込められていた呪力が切れるまでという短い時間でしたが、かなり重要な働きをしてくれましたね。
メカ丸の階級・術式・声優などのプロフィール
登場から一貫してミステリアスな存在だったメカ丸はどんな人物だったのでしょうか。
メカ丸のプロフィール
メカ丸の中身は与幸吉という少年で、本体は常に別の場所に隠されており、呪力によってメカ丸を操ることで姿を現していました。
体の不自由と引き換えに広大な術式範囲と巨大な呪力量を手に入れていた彼の本当の願いは、生身の体で京都校のメンバーに会うことでした。
その願いを叶えるために真人と縛りを結び、最後には命を落としてしまいます。
メカ丸の声優
メカ丸の声優は松岡禎丞さんです。
若手男性声優の中でも知名度が高く、最近のヒット作品にも数多く出演している声優さんです。
メカ丸の裏切り行為
交流会編で呪術高専内に夏油一派の内通者がいることがほのめかされ、9巻でそれがメカ丸であったことが確定しました。
実際にメカ丸は呪術高専に届け出ていない傀儡を用いて情報収集を行い、夏油達に情報を流していたと思われます。
しかしそれは京都校の仲間たちを守るための二重スパイという一面もあり、五条の封印を見越してミニメカ丸を仕込んでいたり、渋谷事変が起こる日には東堂以外の京都校メンバーを東京から遠ざけたりという動きをしていました。
生身の体で学校に通い仲間たちと交流したいという思いが強すぎて夏油達にうまく利用されてしまいましたが、心から呪術界を裏切っていたわけではなかったのでしょう。
メカ丸と三輪の関係
メカ丸には三輪に好意を寄せていることを匂わせる描写が多くありました。
真人との戦いでシン・陰流「簡易領域」を使った時に三輪の描写が差し込まれたり、死が目前に迫った時に頭に浮かんだのが三輪だったことから、メカ丸が三輪のことを好きだったのは確実だと思われます。
三輪も「メカ丸とももっと仲良くなりたい だからいつか会いに行くからね」と言っていたので、仲間の中でも少し特別な存在として見ていたのかもしれません。
この言葉が死の間際のメカ丸の耳に届いているのかは原作者の芥見下々さんにしか分からないため、これから何らかの場面でこのことが触れられるのを待ちましょう。
そして、ミニメカ丸が最後に三輪に思いを伝えるシーンでは、京都校メンバーが気を利かせて他の車両にいるので、メカ丸の気持ちは周りにも気づかれていたんだと思います。
殺伐としたシーンが多い作中で唯一と言っていい恋模様は切ない終わりを迎えてしまいました。
メカ丸の死亡シーンのまとめ
- メカ丸の死亡シーンは10巻82話のVS真人戦
- メカ丸の中身は与幸吉
- メカ丸の声優は松岡禎丞
- メカ丸生きている説の真相は、生前に仕込んでいたミニメカ丸
- メカ丸の裏切りは内通者として夏油一派と通じていたこと
- メカ丸は三輪のことが好きだった
表情の読めないロボットというビジュアルとカタコトの喋り方でミステリアスな印象だったメカ丸ですが、実はとてもピュアな少年でした。
生まれながらに科された天与呪縛の能力や、好きな人と直接会いたいという思いには同情するところも多く、死亡後に一気に好感度が上がったキャラクターだと思います。
三輪との恋模様をもっと見たかった人も多いかもしれませんね。
メカ丸の思いを引き継いだ三輪が今後どのように成長するのかがとても楽しみです。