藍染惣右介が率いる十刃の一員として登場したコヨーテ・スタークは、空座町決戦時に八番隊隊長京楽春水と対戦しました。
そこで今回は、
- スタークが死亡したのは原作何巻?
- スタークのプロフィール
- スタークの帰刃と技
以上、スタークについて紹介したいと思います。
コヨーテ・スタークが死亡したのはいつ?
破面篇終盤の空座町決戦時、スタークは従属官のリリネットと共に八番隊隊長京楽春水と十三番隊隊長浮竹十四郎と対峙しており、リリネットは浮竹と、スタークは京楽とそれぞれ対戦する事になりました。
そんなスタークの死亡が描かれたのは京楽戦の最後になります。
スタークの最後と死亡
スタークの最後と死亡は単行本43巻375話「EXecution, EXtinction」で描かれました。
当初やる気のなかったスタークですが、京楽春水に興味を持ったのをきっかけにその実力を引き出したいと考えた結果、リリネットを呼び戻して帰刃します。
すかさず京楽は始解してスタークの隙を突く連撃を畳み込みますが、スタークは全て回避して「無限装弾虚閃」を京楽に撃ち込むと浮竹十四郎が躍り出て始解「双魚の理」で虚閃を反転し対処しており、スタークは一対二に持ち込まれました。
ただし、ワンダーワイスの登場で浮竹が負傷し、錯乱した京楽の隙を突いて虚閃を撃ちこんだ事で京楽もまたスタークに一度撃ち落されてしまいます。
しかし、破面の軍勢の登場によりバラガンが倒されると、スタークの心境に変化が現れ柄にもない弔い合戦が始まる…ように見えたのですが、スタークは味方がやられて揺らぐタイプでした。
スタークは京楽を退けた直後、破面の軍勢の愛川羅武と鳳橋楼十郎の二人と交戦しており、二人の猛攻を回避する事無く受けてしまいますが、リリネットから仲間が死ぬのが嫌なら戦うしかないと発破をかけられて傷心しながらも自分自身の魂を分かつ「狼の弾頭」を複数体生み出すと、羅武と鳳橋を窮地に追い込みました。
ですが、スタークが二人に止めを刺そうと着地した際に足元に影が生じると、影の中から斬魄刀がスタークの背中を貫き京楽が姿を現します。
すぐさま飛び退くスタークは霊子で剣を造り出し斬り合いに興じますが、京楽が仕掛けた「艶鬼」を分析しつつ空中戦を繰り広げるものの、数回斬り合った後に京楽の一撃で致命傷を受け敗北してしまいました。
スタークは京楽に致命傷を与えられた際に、リリネットと分離した時の事を回想しています。
スタークが敗けた理由
スタークは仲間が自分達と共に居るだけで魂が削れて消えて行った孤独から魂を二つに分けた存在です。
スタークとリリネット、どちらが元の姿だったのか或いはどちらでもなかったのかは分かりませんが、孤独から逃れる術はそれしかなく、弱ければ幾らでも群れていられるという理由で弱い奴が羨ましく思っていました。
弱くなりたい、それが無理なら自分と同じくらい強い仲間が欲しいというのがスタークの願いであり、そんな折に出会ったのが仲間を探していた藍染惣右介だったのです。
互いに仲間を探している利点てからスタークは一緒に居ても死ななそうな藍染の仲間になる事を選び、その先でリリネット以外にも漸く十刃という仲間が出来て充実していました。
しかし、原作に於いてはスタークは仲間がやられて葛藤している描写はあるものの、その後に京楽達と普通に戦い普通に負けている様に見えますが、アニメ版ではスタークの内情について少し補完されています。
アニメ版BLEACH第283話「スターク、たった独りの戦い」では、スタークが羅武と鳳橋を倒した後に京楽が影鬼で割り込んできた際に追加シーンが入れられており、そこでは京楽がスタークの「狼の弾頭」を指して「狼達が消えれば例のあの子が消えるってことかな?」と訊ねていました。
そして、戦闘中に狼の弾頭がやられる度にスタークが激しく動揺する様子が描かれており、全ての狼の弾頭がやられてリリネットの存在が消滅すると自分が一人だという回想に繋がるのです。
このアニメ版の補完により、スタークがリリネットの消滅により再び孤独に戻った事で精神的に不安定になった事や急に動きが鈍った様に窺えると共に、リリネットの消滅に伴い分かつ魂が削られた事で霊圧も落ちていたのではないでしょうか。
したがって、スタークが敗けた一番の理由はリリネットの消滅と霊圧の現象が直接の敗因だと思われます。
スタークは強い?弱い?
スタークは十刃の序列が1番ですが、作中の描写から読者からも「けして弱くは無いが一番ではない」と言われており、第2十刃のバラガンよりは下だと考察されています。
しかし、小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」では十刃について深堀りされており、十刃の中でもスターク・バラガン・ヤミーの3名がずば抜けていたと補完されました。
また、スタークは作中で自分自身の分身でもあるリリネットが消滅した事で気持ちが折れてしまったのが直接の敗因である為、リリネットが消滅せずに全力で戦える方法があるのならば実力は第1十刃に相応しいのではないでしょうか。
少し気難しい内情を持つスタークなので、作中でも本来の力を発揮できずに退場したように思えますね。
したがってスタークの実力はヤミーとバラガンに並ぶほど強いという事になりますが、飽くまでもリリネットが消滅しない事が条件となります。
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コヨーテ・スタークの基本情報
【名前】 | コヨーテ・スターク |
【従属官】 | リリネット・ジンジャーバック |
【身長】 | 187㎝ |
【体重】 | 77㎏ |
【誕生日】 | 1月9日 |
【所属】 | 破面・No.1(アランカル・プリメーラ)/第1十刃(プリメーラ・エスパーダ) |
【司る死の形】 | 孤独 |
【数字の場所】 | 左手の甲 |
【帰刃】 | 群狼(ロス・ロボス) |
【初登場】 | 原作28巻 |
【声優】 | 小山力也 |
スタークは孤独を紛らわせる為に魂を二つに分けた仮面で、第1十刃の数字を与えられています。
元の名前はコヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバックで従属官のリリネットが魂を分かつ存在であり、自分自身でもある為、二人は常に互いの孤独を埋める仲間であり一緒に行動していました。
気だるげで戦闘にも消極的な性格で十刃の中でも比較的平和的なキャラクターですが、京楽戦のように強い相手を見ると卍解を見て見たくなる本能のような部分が垣間見える一方で、強い相手と一人で戦わないといけない葛藤に悩む繊細な心を持ち合わせています。
スタークの帰刃「群狼(ロス・ロボス)」
【名前】 | 群狼(ロス・ロボス) |
【解号】 | 「蹴散らせ、群狼」 |
【初出】 | 単行本42巻361話「I Hate Loneliness, But It Loves Me」 |
他の十刃と違って解放に刀を必要としませんが、スタークの刀剣解放はリリネットと一つに帰る時に力が解放する為、刀の代わりにリリネットを必要とします。
解放後は、左目に仮面の眼帯を装着し毛皮のコートに身を包んだ見た目となり、リリネットは黒い二丁の拳銃へ姿を変えるのです。
スタークの技
【技名】 | 【詳細】 |
無限装弾虚閃 | 帰刃後、リリネット(拳銃)から無制限の虚閃を放つ技で、連射しながら銃口をずらせる為に対象が動いても追撃が可能です。
作中では、浮竹十四郎が双魚理で吸収し反射していましたが、スタークが「1000発もブチ込みゃ返せねえだろ」と発言している事からも一瞬で1000発以上は同じ場所に撃ち込む事が出来る事を示唆しています。 |
狼の弾頭 | 自分自身の魂そのものを分かち・引き裂き同胞の様に連れ従えそれそのものを武器とする狼を模した弾頭で、それ自体がスタークでありリリネットです。
ただの虚閃はと違い、狼の一匹一匹が触れると大爆発を引き起こし、虚化状態の羅武や鳳橋に致命傷を与える威力があります。 ただし、一匹一匹が自分自身の魂なので狼が消滅する度に魂が消えているので、最終的にリリネットが消滅するリスクがあるのです。 |
スタークの声優「小山力也」さん
【名前】 | 小山力也(こやま りきや) |
【所属】 | 劇団俳優座 |
【誕生日】 | 1963年12月18日 |
【代表作】 |
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【来歴】 | 京都府京都市出身の声優・ナレーター・俳優で、劇団俳優座に所属しています。
「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアー役や「名探偵コナン」の二代目毛利小五郎役が印象強い代表作です。
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ヨーテ・スタークの最後と死亡と能力についてのまとめ
- スタークが最後と死亡は単行本43巻375話「EXecution, EXtinction」
- スタークの敗因は、アニメ版BLEACH第283話「スターク、たった独りの戦い」でリリネットの消滅が直接の原因のように補完されている
- スタークはリリネットと一つになる事で本来の力である帰刃を解放でき、無限装弾虚閃や自分自身の魂を分かつ狼の弾頭を使用できる
- スタークは孤独から魂を分かちリリネットと分離した為、仲間がやられると再び孤独を感じるようになりやる気がでない
普段は気怠そうにしているスタークですが、いざ戦闘に入ると圧倒的な力で他者を寄せ付けませんでした。
敵でありながらその最期はどこか寂しさが残るものの、彼の不器用な忠誠心や仲間思いの一面を見て、スタークを好きになったBLEACHファンの方も多いのではないでしょか。