陣は暗黒武術会編で登場した風を扱い、陽気な性格をしていて何故か東北訛りの言葉を操る妖怪です。
そんな陣は暗黒武術会後も魔界編で登場するキャラとして人気を誇っています。
今回はそんな陣について謎に迫っていきましょう。
- 陣の扱う技はどんなものがあるの?
- 陣のチームと暗黒武術会に参加した目的
- 陣の正体とプロフィール
- 瑠架に惚れられているって本当?
- 陣の名セリフ
では、順番に見ていきたいと思います。
陣の扱う技はどんなものがあるの?
陣は単行本8巻で登場した男の妖怪です。
そんな陣は魔性使いチームの一員で風を自由に操る事ができ、チームの中でも最も有名で人当たりもいいキャラとしても知られています。
当然、風使いなので陣の扱う技は風に関した物になり風を扱い様々な攻撃を繰り出してきました。
飛翔術(ひしょうじゅつ)
風を操り、自らの身体を浮かせる技です。
ロケットの如く垂直に飛び上がる事もでき、垂直降下してそのまま旋回して先制攻撃を仕掛けました。
修羅旋風拳(しゅらせんぷうけん)
腕を高速回転させて小規模な竜巻を作り出し攻撃を繰り出す技です。
竜巻の中心部に陣の腕がある状態で相手に殴り掛かり、腕を護る竜巻に掠っただけですっ飛ばしてしまいました。
まともに喰らえば、観客席の壁を粉々に砕くほどの威力があります。
修羅電撃旋風拳(しゅらでんげきせんぷうけん)
魔界統一トーナメント編にて登場したアニメオリジナルの技となっています。
上記の「修羅旋風拳」に電撃を纏わせ放つ技ですが、接近しなくても効果を発揮し竜巻のように相手を吹き飛ばすことが可能となりました。
爆風障壁(ばくふうしょうへき)
風で突風を作り出し飛び道具で向かってくる攻撃の方向を掛けてしまいます。
風の鎧として陣に不意打ちの飛び攻撃は通用しません。
陣のチームと暗黒武術会に参加した目的
陣が所属するチームは魔性使いチームで全員が魔界の忍者で形成されています。
魔界忍者の中でも、彼らは最も恐れられている「修羅の怪」と呼ばれる存在でした。
魔性使いチーム
魔忍のみで形成されたチームで、表の世界を支配して光を求める、という一種の反乱を起こして参加しました。
陣は副将であり、他の仲間を紹介していきます。
画魔(がま)~cv:曽我部 和恭
先鋒を担った妖怪で、頭にはバンダナ、白い肌に細くガリガリな体躯をした化粧使い。
自身の血液そのものに強い妖力が込められていて、血化粧を施す事により妖気を爆発的に上げる事が可能となりました。
温厚な性格で、仲間のために目的を第一優先で動く事に重きを持っています。
- 戦闘の粧
自身の顔に化粧を施して自らの戦闘力を上げます。
- 獄錠の粧
相手の両手足に施す事で手足それぞれに70kgの鉄球付きの錠をはめたような状態になり動きを封じます。
- 念縛封呪の粧
自らの命を犠牲にして相手に施し、その妖力を完全に封じる事ができます。
凍矢(とうや)~cv:松本 保典
次鋒を担った妖怪で、氷を操る妖怪の中では最上位の呪氷使い。
暗黒武術会後も生き残り、魔界編では妖力値が100,000P超えのS級妖怪にまで成長した。
凍矢は暗黒武術会編で初登場して、魔界編で再登場したサブキャラになります。 魔性使いチームの一員で、氷を扱う妖怪としては最上位の力を持っている凍矢の実力はどれほどのものなのでしょうか。 また、魔界統一トーナメントを終えて小兎に惚れ[…]
爆拳(ばくけん)~cv:小関 一
中堅を担った妖怪で、チームでは一番の巨漢で全身に無数の傷跡を残す霧使い。
暴虐無人な性格で肉弾戦を得意としているが妖力・戦闘力ともにメンバーの中では最弱とされています。
- 白煙の霧(アニメより)
自身の汗を霧状にして目を眩ませ攻撃を仕掛けます。
アニメでは竜巻を起こして突進戦法見せてくれました。
吏将(りしょう)~cv:田原 アルノ
大将を担った妖怪で、細身で特徴的な鼻(作者曰く、通天閣打法)をした土使い。
勝てば官軍、という考えの持ち主ですが実力は本物であり、蔵馬曰く「陣と吏将は間違いなく大将クラス」との事。
- 修羅念土闘衣(しゅらねんどとうい)
全身に土の鎧を纏う吏将の極技。
この状態での「ボンバー・タックル」は必殺技とされます。
暗黒武術会に参加した目的
一言で言うなら参加した目的は「光」で、自分たちほどの力があれば表の世界でも生きていける、と考えました。
大会に優勝して、誰の手にも染まっていない縄張りである首縊島(くびくくりとう)を欲し大会に参加しますが、あくまでそれば出発点で、いずれは自分たちが光となりこの世を覆ってやる、という野望に燃えていたのです。
陣の正体とプロフィール
陣の正体は前述にもあるように魔界の忍者です。
飛影が言うには「百戦錬磨の強者」との事で、忍者なのに姿を見せただけで名前が分かるほどに有名な存在。
陣のプロフィール
- 名前:陣(じん)
- 性別:男
- 誕生日:不明
- 年齢:不明
- 身長:不明(ただし幽助より高く、桑原と同等ではないかと考察できる)
- 性格:飄々としていて、他人からの指図や卑怯な事を嫌い純粋かつマイペース
- 容姿:朱色の髪と小さな角が一本生えていて、八重歯が左側にだけ生えている
- 声の出演:山口 勝平
- 初登場したのは:単行本8巻
陣の声を担当している山口 勝平さんが担当している他アニメキャラ
- らんま1/2(1989年 早乙女乱馬)
- 名探偵コナン(1996年~ 工藤新一・怪盗キッド/黒羽快斗)
- ONE PIECE(2000年~ ウソップ)
など、活発な少年・青年役を得意とし、主演作では健全で明るい役を演じることが多いです。
陣の話し方
陣は東北訛りの話し方をしています。
「~べ」「~けろ」という語尾は特徴的でそれだけで印象的なキャラとなっていますね。
- 悟空を彷彿とさせる話し方
相手の事を「オメ」と呼ぶところも愛嬌があり、ドラゴンボールの悟空を彷彿とさせる一面が見え隠れしているとファンの間では噂されました。
よく見れば全く違うキャラではあるのですが、うろ覚えで見ていると似ていると思ってしまうのかもしれません。
強敵を前に「ワクワクする」と言ったり、戦いを楽しむ描写があったり、飛翔術で空を飛んで攻撃したりと共通点があるせいなのかもしれませんね。
陣がワクワクしている時の特徴
幽助と対戦する時、怒りでぶっ飛ばそうとしていたところに警戒なく近づいて耳打ちします。
「耳がピーンととがってるべ?オレなコーフンしたりワクワクすっとこうなるんだ」とにこやかに言いました。
戦う事が楽しくてたまらないと、ウズウズしている事を隠さない戦闘マニアな一面を持っています。
陣の強さは最終的にどのくらいになったのか
暗黒武術会では幽助といい勝負をするくらいでした。
ですが、魔界編に突入して再登場した時には幻海の下で修業して妖力値100,000P超え(アニメでは120,800P)のS級妖怪になっていました。
瑠架に惚れられているって本当なのか
陣が瑠架に惚れられているかも?という経緯は単行本19巻で描かれています。
「成就しないでしょう」という三ページだけのミニ漫画に描かれました。
瑠架は暗黒武術会終了後、まったく出番はなかったのですが魔界統一トーナメント編の後に再登場し、小兎、樹里と組み「カルト」というグループで芸能活動を始め人間界でそれなりに有名になったのです。
テレビ番組で明かされた瑠架の片想い
テレビの番組でカルトの三人に「付き合っている人はいるの?」という質問に「三人とも片想いしています」という答えをします。
その中での返事で瑠架は陣に片想いしている事が考察できました。
瑠架の気持ち
司会者からの問いかけに瑠架は片想いの相手を次のように言いました。
「その人すごくオクテッぽいの。男友達とバカやってる方が楽しいって感じで。変えてみたくなるでしょ?そういう人」
小兎や樹里と違い、大人のお姉さんが可愛い坊やを試すような返事にドキドキしたファンも多いはずです。
- どうして陣に片想いをしていると分かったのか
瑠架の言葉と次のページで噂にくしゃみをしている三人の立ち位置から瑠架の相手が陣だと判明しました。
瑠架とは何者なのか
暗黒武術会で登場した結界師であり看護師の女妖怪。
防呪壁能力は魔界屈指を自負していて、束呪縄を使い対象を結界の中に閉じ込めます。
また、結界には治癒効果もあり前試合で負傷した飛影の回復を手伝う結果に繋がりました。
瑠架の姿~暗黒武術会
登場時は看護師姿だったものの、正体を明かし本性を見せた時には、紐ビキニ姿(束呪縄)になりました。
アニメでは飛影が結界を壊すほどの妖気を放出した事で瑠架は束呪縄を一本ずつ切られていくというお色気なシーンが追加されます。
三回戦以降は単行本11巻で看護師として怪我人の看護をしているシーンがありました。
陣の名セリフ
陣はおしゃべりなため、忘れられないセリフを吐く事も多いです。
今回はそんな名セリフを振り返ってみましょう。
おめ、いい風ば持ってるな【単行本8巻】
幽助と対峙した時、幽助の様子を見て言ったセリフです。
敵であっても強い相手にはワクワクし、本気で戦いたいと感じている陣の、相手を尊敬できるいいセリフでした。
オレさ、指図すんじゃねー【単行本8巻】
暗黒武術会三回戦で大会本部が、飛影と覆面を欠場扱いにして嵌められた事に対して陣はやる気をしらけさせて下がろうとしたところ、爆拳に引き留められました。
「つべこべ言わずに出ろ」と言われて機嫌を悪くした陣が睨み付けて言ったセリフです。
あの体勢から攻撃しようとすっとはな【単行本8巻】
最初の攻撃を喰らわせた陣ですが、体勢を崩した幽助が殴られて体勢が崩れた状態で肘打ちと蹴りを入れさせようとした事に対しての陣の感想です。
喰えない奴だと思って、更にワクワクする陣が可愛く見える場面でもあります。
陣の扱う技と魔性使いチームの求めるものについてのまとめ
陣は単行本8巻で登場する楽しいキャラです。
その性格や話し方から嫌いになるファンはいないと思える明るい男ですか魔忍らくし残忍な一面も持ち合わせていました。
目的のために真っ直ぐ生きるところは共感し応援したくなったファンも多いのではないでしょうか。
暗黒武術会を経ても再登場するくらいの人気キャラであった陣にも謎が多く、いつまでもファンを魅了し続けてくれると思います。