BLEACHの序盤で描かれた「ルキア救出篇」で初登場を果たした山田花太郎。
今回はそんな彼の、
- 兄との関係
- 護廷を裏切った経緯
について紹介していきたいと思います。
目次
山田花太郎と兄・清之介の関係
引用元:BLEACH
山田花太郎と山田清之介の交流は、BLEACH本編では描かれておりません。
2人の交流が描かれたのは小説版BLEACH「Can't Fear Your Own World」となっており、第三席となった山田花太郎と護廷十三隊から引退除籍という形で退いた山田清之介の交流が描かれています。
兄である清之介は、110年前に四番隊の副隊長を務めており、単行本36巻の過去篇で新隊長就任の儀の際に卯ノ花烈の後ろに立っていました。
引用元:BLEACH
気弱な花太郎をいじる清之介ですが、弟想いの面もしっかりと小説では描かれており、花太郎もそんな兄を尊敬している描写があるので、山田兄弟の関係は良好なものだと思います。
花太郎と清之介の回道の腕前
山田花太郎の回道の腕前は高く、浦原喜助もその実力に一目置いているとされていて、その実力通りに作中でも、黒崎一護達を一晩で治療したりするなど花太郎の腕前の高さが分かるシーンがありました。
卯ノ花烈並みの回道の実力の持ち主とされていますが、花太郎本人にその自覚がありません。
それは、兄である清之介の回道の実力が卯ノ花烈以上とされており、そんな兄と自分を比べてしまっている為、自分の実力に自身が持てていないのでしょう。
山田花太郎の基本情報
ここでは、一見頼りなさそうな見た目をした四番隊第七席山田花太郎の基本情報を紹介していきたいと思います。
山田花太郎のプロフィール
- 名前:山田花太郎(やまだ はなたろう)
- 性別:男
- 誕生日:4月1日
- 身長:153㎝
- 体重:45kg
- 所属:護廷十三隊四番隊
- 階級:第七席→第三席
- 卯ノ花救護班:第十四上級救護班班長
- 斬魄刀:瓠丸(ひさごまる)
- 解号:満たせ
- 兄:山田
- 初登場:単行本11巻
自己紹介の際に、黒崎一護と志波岩鷲に「逆に覚えにくい」と言われています。
山田花太郎の特徴
引用元:BLEACH
山田花太郎の特徴の一つとして思い浮かぶのは、彼の「天然」なところでしょう。
作中で花太郎は、阿散井恋次との戦闘で負傷した黒崎一護や志波岩鷹を治療した後、四番隊隊士に支給される滋養強壮剤を飲みました。
山田花太郎曰く、「疲労した四番隊をさらに馬車馬のごとく働かせるために支給されるもの」らしい滋養強壮剤ですが、花太郎のものは先輩隊士達がイタズラで作ったものであり、中身はただの小麦粉なので効果はありません。
しかし、効果のない滋養強壮剤を飲んだ花太郎は「元気ハツラツ!みたいな顔してるでしょ」と言い、一護と岩鷲にツッコミを受けています。
プラシーボ効果なのかもしれませんが、花太郎の天然さが分かる事でしょう。
黒幕だった藍染並みの洞察力を持った山田花太郎
黒崎一護の治療を終えた山田花太郎は、一護の左肩から胸にかけての傷が浅い事に違和感を覚えていました。
一護の懐に入っていた仮面が斬撃を止めたのではないかと考えた花太郎は、その仮面が「虚に似すぎている」事に気付きます。
つまり、黒崎一護の虚化に護廷でかなり初期に気付いていた死神の1人だといえるでしょう。
山田花太郎の斬魄刀・瓠丸
山田花太郎の斬魄刀は本編では登場していませんが、単行本のおまけページやアニメ版で登場しています。
斬り付けた相手の傷を取り込み癒す能力を持っている瓠丸は、取り込まれたダメージが一定以上に達すると「朱色瓠丸(あけいろひさごまる)」に変化し、溜め込んだダメージを敵に向けて放出する事ができるようになります。
その威力は十一番隊隊長である更木剣八が興味を抱く程のものであり、花太郎に勝負を要求していました。
山田花太郎の声優
山田花太郎の声を担当したのは81プロデュース所属の宮田幸季さんです。
花太郎の声の他にも、
- 鬼滅の刃(村田)
- ダンガンロンパ(不二咲千尋)
- バカとテストと召喚獣(土屋康太)
などの声を担当しています。
護廷を裏切った山田花太郎
山田花太郎はルキア救出篇において、黒崎一護達に人質に取られてしまった後、彼らに協力する形で行動を共にしますが、旅渦(りょか)として尸魂界に侵入してきた黒崎一護達に協力するという事は護廷を裏切るという事になります。
ルキアのいる「白い塔」という場所がどこか分からない黒崎一護と志波岩鷲に対して、その場所の名が「懺罪宮」である事とその場所への抜け道を知っている事を明かし、彼らを道案内する事になりました。
黒崎一護も敵である自分に協力してくれる花太郎に対して「どうして自分に協力してくれるんだ」と疑問を口にしており、花太郎はそれに答える形でルキア救出を一護達に頼みます。
花太郎が旅渦である黒崎一護達に協力したのは、ルキアの処刑を止めたいという気持ちがあったからでした。
山田花太郎と朽木ルキア
朽木ルキアは懺罪宮に入れられる前は、六番隊の隊舎牢に入れられており、山田花太郎はその隊舎牢の清掃係を命じられていました。
相手が貴族で委縮していた花太郎でしたが、ルキアの優しさに触れ、一日に一度の清掃を楽しみにするようになります。
ルキアはそんな花太郎にいろいろなことを話すようになり、その大半が黒崎一護のものでした。
ルキアから黒崎一護の話を聞いていた花太郎だからこそ、何も聞かずに黒崎一護達に協力していたのです。
山田花太郎の信念の強さ
懺罪宮に到着した山田花太郎と志波岩鷲でしたが、そこに六番隊隊長である朽木白哉が姿を現します。
兄の仇であるルキアの為に命を張れないという志波岩鷲に対して花太郎は「ここは僕が食い止めます」と言いました。
格上である朽木白哉に敵うはずがないと分かっていながらも、ルキアを助けたいという信念を曲げませんでした。
恐怖から体の震えを抑える事ができない山田花太郎は志波岩鷲に笑顔で礼を述べた後、朽木白哉の前に向かおうとしますが、そんな彼の姿に感化された志波岩鷲が朽木白哉と対峙します。
花太郎の信念の強さが志波岩鷲の考えを変えたといってもいいシーンとなっていました。
山田花太郎と兄の関係のまとめ
- 小説版で交流が描かれ、良好な関係の兄弟
- ルキアを助けに来た黒崎一護達に協力し、花太郎自身もルキアを助けたいと思っている
山田花太郎は頼りなさそうな見た目とは違い、信念を曲げない心の強さを持っており作中でも人気の高いキャラとなっています。
千年血戦篇後は第三席に昇格した山田花太郎を追って、最初からBLEACHを読み直してみるのも面白いかもしれません。
