【らんま1/2】ムースの卑怯でカッコいい登場回!でも愛嬌も抜群?

残念なイケメンを描かせたら日本一の高橋留美子先生は「らんま1/2」でも多くの残念イケメンを登場させています。

その中でも今回は、報われない恋に生きるうちに卑屈になってしまった男・ムースの登場回の紹介です。

ムースの誕生日は?身長は?声優は?

細かい設定の無い「らんま1/2」で詳細が分かるものを紹介します。

ムースの誕生日は不明

夏の海や大みそかなど、季節物のイベントが多くストーリーに絡んできますが、誕生日イベントはムースだけでなく他のキャラクターを含めても出てきません

いわゆるサザエさん方式ですね。

ムースの年齢は16歳?

幼馴染のシャンプーが16歳なので同い年だと思われます。

3つの時にシャンプーに負けたと語っていますが、幼児の成長を考えると、年上であればさすがに結果は変わっていたはずでしょう。

ムースの身長は178cm?

身長は原作漫画やアニメでの他キャラとの比較で推定値を出しています。

ムースは他キャラと比べても高身長なので、16歳にしては大きい方ではないでしょうか。

ムースは男性キャラで一番弱い?

暗器の達人で袖の下に大量の武器を隠し持っており、手数の多さと攻撃範囲の広さ、鎖鎌による移動を駆使して戦います。

ムースは登場時、その時点でシャンプーや良牙が敵わなかった女姿のらんまを圧倒するほどの実力を見せていました。

その後コロンや八宝菜とやり合い徐々に力を付けていく乱馬や良牙に対して、猫飯店でのバイト三昧のムースは相対的に弱くなります。

それでも得意の暗器の研究や徹夜の下半身重点トレーニングの効果か、共闘するときは頼もしい存在になりました。

ムースの見た目はイケメン

高身長でサラッとした長髪、暗器を隠した白く袖の広いロングコートでできる男アピールをし、メガネを外した姿は女子から「いい男」と評されるほどのイケメンです。

なぜか真剣な話をするときはビン底メガネを外して目力で相手に訴えかけようとするので、全く関係のない人物や物に話しかけたり「シャンプー!」と別の人に抱き着いてしまうこともあります。

方言のような喋り方や近眼ボケのせいで三枚目キャラとして扱われることも多く、やられ役やオチ担当になることもしばしばです。

ムースの性格は歪んでいる?

シャンプーに対するプロポーズを3つの時から袖にされ、元来いじめっ子のシャンプーにボコボコにされていると、性格も歪んでしまいそうです。

シャンプーに良いところを見せたい一心で、どんなことをしてでも勝つという考え方だけが大きくなり、暗器に代表される卑怯と呼ばれても勝てば官軍の精神が育っていきました。

それでもシャンプーに対してだけは誠実で、日夜愛を囁き、シャンプーの嫌がることはせず、すりこみタマゴにシャンプーが入った時は強引に自分のものにすることを拒むなど、物語を通して成長も見られます。

ムースは水をかぶるとアヒルになる

最初に登場した時は真人間でしたが、乱馬に負けて中国に戻った際、呪泉郷での修行の第一歩目で鴨子溺泉に落ちました。

人間の姿で裸眼の時でも、水をかぶるとなぜかビン底メガネをかけたアヒルになります。

アヒルの姿になって空を飛びPちゃんを運んで戦ったり、翼にナイフを隠し持っていたりと特性を存分に活用していました。

ムースの声優は関俊彦

忍たま乱太郎の「土井先生」や西遊記シリーズの「玄奘三蔵」、鬼滅の刃の「鬼舞辻無惨」などイケメンキャラの第一人者として長い間活躍している関俊彦さんが声優をされています。

イケボなのに一人称が「オラ」だったり、語尾に「~するだ」などの方言みたいな話し方、アヒルになった時の「グワーッ」など三枚目キャラも素敵です。

キャラソンアルバム「熱闘歌合戦」では全セットリストを通して一言しかセリフがなく「これだけのためにオラを呼んだのか!?」と嘆いてました。

ムースは卑怯?かっこよく愛嬌のある登場回は?

アニメではシャンプーへの片想いが報われない残念な三枚目キャラでしたが、原作漫画の終盤に行くにつれて精神的にも成長し、かっこいいシーンも増えていきます。

卑怯な手を使って返り討ちに合うシーンも多くありますが、これぞムースという印象的な登場回を紹介します。

ムースの初登場回

ムースの初登場は、原作の第5巻7話、アニメの第26話です。

再来日したシャンプーを追って乱馬たちの元にやってきたムースは、シャンプーに相手にされず、乱馬に勝ったらあかねを渡すように宣告します。

暗器の達人であり油断ならないムースに対して、乱馬はコロンに「総身猫舌のツボ」を突かれていてお湯をかぶれず、女の姿のまま戦わなければなりませんでした。

女らんまに瞬殺されたシャンプーや、互角の戦いをする良牙と違い、ムースはらんまを圧倒し正々堂々と男の姿で勝負しろとクレームを付けます。

乱馬は東風先生に「江戸っ子爺さんのツボ」を突かれたことにより一時的に男に戻ることができ、ムースを一瞬で撃退しました。

ムース、アヒルになって再登場

乱馬との最初の決闘に敗れたムースは第10巻4話、アニメ31話で再登場しました。

呪泉郷へ修行をしに行き、輝かしい第一歩目で鴨子溺泉に落ちたムースは水をかぶるとアヒルになる呪いにかかってしまいます。

乱馬に勝利するために鴨子溺泉の水を持ち込み乱馬とあかねをアヒルに変えようとまでしますが、シャンプーに助けられる乱馬を見て落ち込んでしまいました。

可哀そうに思ったあかねは乱馬に再戦を要求し、シャンプーには「もしムースが勝ったら交際してもいい」という約束を取り付けます。

あかねは乱馬にわざと負けてあげるようにお願いをしますが、わざとであっても負けることをプライドが許さない乱馬は正々堂々とムースを撃退、それでも懸命に立ち向かうムースを見て哀れに思ったシャンプーは家に連れて帰り、猫飯店で働かせることにしました。

女傑族の秘宝を使う卑怯なムース

第27巻4話から6話は、ムースが卑怯な手を使い乱馬に勝ってシャンプーをデートに誘おうとする話です。

見据えられた者は泣いて謝らずにはいられなくなるという妖のメガネ「無敵鏡」を手にしたムースは、まずコロンの戦意を喪失させ戦わずして勝利を勝ち取ります。

コロンに勝ち、その勢いで乱馬にも勝って調子に乗っていたムースですが、無敵鏡が弱いものや幼子の護身具と聞くと少し罪悪感を覚えます。

ところが卑怯な道具はムースにお似合いだと乱馬が笑っているのを聞いて、シャンプーとの交際とは関係なく乱馬をボコボコにしようと決意し、学校や猫飯店など所かまわず無敵鏡で乱馬に土下座をさせ続けました。

さすがにやり方が情けないというあかねからの苦言や「見損なった」というシャンプーの涙を見て改心したムースは、乱馬からの再試合の申し込みに正々堂々と勝負します。

やられたらやり返す主義の乱馬はコロンから卑怯で情けない道具をたくさん借りてムースを挑発しますが、ムースは無敵鏡を反転して使用し自ら泣きながら謝ってきました。

無敵鏡は反転させて使うと謝りたくなくても謝ってしまう仲直りの道具になり、ムースは本当に最低な男に成り下がらずに戦いは終わります。

今回の件でムースは褒美としてシャンプーからデートの誘いを受けますが「悪趣味ロウ人形大博覧会」に連れて行き、シャンプーに良いところを見せるには至りませんでした。

シャンプーへの愛がムースの心も体も蝕

第33巻6話と7話はムースが地蔵の恩返しを受けてどんどんやつれていく中、シャンプーがムースに少し優しくするお話です。

シャンプーのために編んだマフラーを受け取ってもらえず嘆くムースは、地蔵堂の地蔵が寒そうに立っているのを見て首にそのマフラーを巻きます。

その夜から毎晩ムースの元へシャンプーの格好をした地蔵が恩返しのデートに現れ、一晩中二人は素敵な時間を過ごしていました。

しかし日中の様子がおかしく、地蔵に生気を吸われてるのではないかと疑いだした乱馬たちはムースがデートに行くのを止めようとします。

それでも石の地蔵を抱えて一晩中走り回って足腰が鍛えられたムースは、乱馬が逃げ出すほどパワーアップし地蔵と合流、デートに行ってしまいました。

フラフラになりながらもシャンプーの姿をした地蔵とのデートを楽しむムースに、本物のシャンプーも「世話が焼ける」と自分の編みかけのマフラーをムースの首に巻き目を覚まさせます。

この地蔵は意中の人とのデートを恩返しとして体験させてくれる能力を持っていますが、本人と結ばれたら恩返しが完了し、ムースの元から去っていきました。

実はもらったマフラーには「RANM…」と書かれており釈然としないムースでしたが、シャンプーに対する一途な愛を再確認できる話でした。

卑怯で情けないムースも人として成長していた

一方的に乱馬にベタベタするシャンプーを見ては乱馬に怒りをぶつけるなど、ムースにとって乱馬はシャンプーと交際する障害です。

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らんま2/1の表紙

とはいえムースも終盤に近付くにつれて人として成長を見せる場面もあります。

ここではかっこいいムースをまとめました。

麝香王朝の刺客・原作第24巻1話から第25巻2話

来日した麝香王朝の末裔ハーブの止水桶によって乱馬が女の姿に固定されてしまったので、皆でハーブを追う旅に出る長編です。

良牙とムースは止水桶を使うと完全な男に戻れると思い、らんまの旅に付いていくことにします。

道中男に戻れると浮かれて近眼と方向音痴で失敗したり、勘違いして止水桶で水をかぶってしまいブタとアヒルから元に戻れなくなるなど、らんまの足を引っ張りまくりますが、ハーブの取り巻きのライムとミントを倒す活躍も見せました。

らんまに先駆けて男に戻り、乱馬のハーブへのリベンジの後押しもするなど、三人はこの旅を通して絆を強めることになったのです。

呪泉洞の戦い・原作第37巻1話から第38巻最終話

呪泉郷が枯れて男に戻れなくなってしまうという話を聞きつけて中国に渡り、鳳凰山の住人と呪泉郷の水を巡って戦うお話です。

多少のどつき合いはあるものの、終始それぞれが自分の役割を果たし成長した姿を見せるなど、まさに最終決戦にふさわしい内容でした。

ムースは暗器の鎖かぎ爪を命綱や相手の捕縛、仲間を助けて吊り上げるなど要所で活躍します。

すりこみタマゴに入ったシャンプーを助ける際、自分を最初に見たら自分の恋人になると考えたムースでしたが、シャンプーのために卑怯な手は使わず、鏡でシャンプー自身を見せて暗示を解くという男気を見せました。

ムースの卑怯でカッコいい登場回!愛嬌も抜群?のまとめ

ムースは一見イケメンですが、数々の欠点を持つ三枚目として描かれていました。

シャンプーに冷たくされ続けて性根が曲がってしまったのではないかとあかねでなくても心配してしまいますが、最後には人として成長し、頼もしい仲間になります。

シャンプーがムースを認める日が来ることを願いたいです。

【新装版】らんま1/2
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乱馬が女の子だったことで、早雲はがっかり。ところが風呂から上がった乱馬は男の子に、パンダは乱馬の父・玄馬に変わっていた。二人は中国で修行中、その水に触れると女になってしまう泉と、パンダになってしまう泉に落ちていたのだった。お湯をかければ元に戻るのだが、男と女、人間とパンダを行き来するやっかいな二人を前に、許嫁候補となったあかねをはじめ、天道家は大混乱になる。