高橋留美子作品の中でもファンが多くいまだに人気の衰えない「らんま1/2」、多くの魅力的なキャラクターたちがでてきます。
特に片言の日本語を話し、乱馬に求婚し続ける中国娘シャンプーは、全高橋留美子作品のキャラクターで人気投票第4位を獲得しました。
そんな可愛いシャンプーを見ることのできる登場回を紹介します。
シャンプーの誕生日は?スリーサイズは?声優は?
シャンプーのプロフィールですが、細かい設定の無いので、不明な点が多いです。
シャンプーの誕生日は不明
原作の連載は1987年から1996年まで続きましたが、シャンプーだけでなく他のキャラの誕生日の話は一切出てきませんでした。
連載当時の季節に合わせて季節物のイベントも毎年繰り返されていたので、サザエさん方式と言えます。
シャンプーの年齢は16歳
シャンプーは16歳という設定で、これは主人公の乱馬たちと同じ年齢ですが、学年が同じかどうかは分かりません。
学校へは通わず、日本に来てひいばあちゃんであるコロンの中華料理店「猫飯店」でバイトしています。
シャンプーのスリーサイズは不明
こちらも細かな情報はありませんが、作中随一のプロポーションであることは分かっています。
ヒロインのあかねの体型をバカにするシーンもありますが、あかねのプロポーションも悪い訳ではなく、シャンプーが飛びぬけているといえそうです。
シャンプーは女性キャラで一番強い?
シャンプーは女傑族という強い女性を生み出す山奥の村出身で、若者の中では一番強い女性でした。
女性キャラの中で一番強いのは女傑族の長老コロンです。
コロンから多くの奥義を伝授されており、正面から戦えばあかねは歯が立たず、乱馬も苦戦し、両手に双錘を持ちコンクリを破壊しながら進んだり、中国伝来の怪しい薬で優位に立とうとすることもありました。
また幼いころにムースに勝っていますが、今本気で戦えば勝てるかどうかわかりません。
シャンプーの性格
初登場時はとても凶暴なシャンプーでしたが「女性に負けたら殺さなければならない」という女傑族のおきてに従っていたためで、本来はとても明るく愛想のよい性格です。
負けず嫌いは相当で、中国から怪しい薬を仕入れてきて乱馬やあかねに一服盛ろうとする、ずる賢さも持ち合わせています。
猫飯店でウェイトレスをしており、看板娘としてお客からも人気です。
乱馬に対しての愛情表現はとても強く、相手の迷惑もお構いなしなとてもわがまま娘ですが、興味の無いことに関しては非常にドライで、幼馴染のムースはいつも相手にされていません。
大好きなはずの乱馬の顔面に自転車で着地するなど、あかねに負けず劣らず暴力的で悪気の無い行動も目立ちます。
シャンプーは水をかぶると猫になる
「らんま1/2」は水をかぶると変身するキャラクターが多数出てきます。
シャンプーは猫になってしまいますが、これは大の猫嫌いである乱馬にとってはとても迷惑なことです。
事あるごとに猫になって脅迫したり、猫の姿からお湯をかけられて一糸まとわぬ姿で人間に戻ったりと周りを振りまわします。
アニメ版のシャンプーは特にかわいい
アニメ版では、青紫のロングヘアーに中華風のお団子スタイル、大きな瞳と色っぽいアイライン、可愛らしい顔立ちに抜群のプロポーション、乱馬に次ぐ露出の多さ、高くつたない猫なで声など、当時はまだ言葉として存在していなかった「萌え」を表現しています。
オープニングでもあかねと並んで二大ヒロイン扱いだったこともありました。
シャンプーの声優は佐久間レイ
魔女の宅急便の「ジジ」やアンパンマンの「バタコさん」などの声優の佐久間レイさんが務めています。
片言のつたない日本語、「大歓喜!」「あいやぁ」などの口癖と、佐久間さんの可愛い声でシャンプーは人気を獲得していきました。
ライバルのあかね役の日髙のり子さんや、そんなに好きではない幼馴染のムース役の関俊彦さんとは、現場やプライベートでとても仲がいいそうです。
シャンプーは可愛い?魅力ある登場回は?
水をかぶると猫に変身するだけあって、とても気まぐれでわがままなシャンプーですが、当時からとても人気のあるキャラクターでした。
9年の連載と3年のアニメ放送、映画やOVAでもとても多くの登場シーンがありますが、可愛いシャンプーの見られる登場回をいくつか紹介します。
シャンプーの初登場回
シャンプーの初登場は原作は第4巻5話、アニメは第15話です。
シャンプーは中国から女らんまにリベンジし殺すためにやってきて執拗にらんまに攻撃を仕掛けます。
ストレスがたまり我慢できない乱馬は男の姿でもシャンプーに勝ってしまい、惚れられることになってしまいました。
女の姿なら命を狙われ、男の姿なら求婚され大変な目に合う乱馬でしたが、乱馬とあかねの仲を見てシャンプーはあかねも攻撃対象にし、あかねの記憶から乱馬を消す奥義をかけます。
あかねは乱馬のことを忘れてしまいますが、あかねの記憶を何とか取り戻そうとする乱馬の努力と、何とか記憶を取り戻したあかねとの絆を見て、「もう会わない」と言い残して去っていくのです。
シャンプー再登場回
原作の第5巻6話から、アニメの第24話からシャンプーはコロンとムースを引き連れて再登場します。
乱馬を男の姿になる女だと思って諦めていたシャンプーですが、自分が猫溺泉に落ち、乱馬が本当は男であることを再認識して戻ってきました。
しかし水をかぶると乱馬の苦手な猫になるシャンプーに加え、作中でも最強のコロン、暗器が得意で水をかぶるとアヒルになるド近眼の男ムースまでもがやってきて、乱馬の周りはまた大騒動が起こります。
そしてシャンプーがらんまに一方的な思いを寄せ始めました。
猫魔鈴
原作の第14巻2話と3話、アニメの第72話ではシャンプーが里帰りで持ってきたペアで持つと結ばれるという大小の鈴が騒動を巻き起こします。
自ら水をかぶって乱馬に鈴を押し付けたり、乱馬に「わがまま猫娘!」と怒鳴られて涙するも仕返しをする小狡いシャンプーが見られ、原作の第20巻7話8話、アニメの第143話は続きのお話で、期限内に王子がキスをしなければシャンプーは一生猫のままという呪いをかけられました。
猫が泣くほど苦手な乱馬はずっと情けない姿でしたが、あかねとムースのやきもち、猫に代わっていく途中の猫耳シャンプーなど可愛いシーンが満載です。
反転宝珠でシャンプーが乱馬を大嫌いに?
原作の22巻7話から10話、OVAのVol.1は、シャンプーが何気なしに付けたアクセサリー「反転宝珠」のお話は一番のおススメです。
反転宝珠は身に着けた状態だと愛情が深いほど憎しみが強くなるアクセサリーで、いつもなれなれしいシャンプーから露骨に嫌われて乱馬は落ち込んでしまいます。
世界一モテる男と信じている乱馬は、コロンの策略だと気付かず、シャンプーをもう一度振り向かせようと必死になるあまり、あかねからも愛想をつかれてしまいました。
公衆の面前で愛の告白をすれば冷たいシャンプーも心を開くと唆された乱馬に対して、反転宝珠を正しい向きで身に着けたあかねがやきもちなど全くない純粋な愛から告白します。
シャンプーが元に戻って調子に乗る乱馬をあかねが鉄拳制裁して話は終了、シャンプーやあかねの様々な表情が見られるとても見どころの多い話です。
トラブルメーカー・シャンプーはいつも乱馬を振り回す
シャンプーは反転宝珠以外にも中国から様々な怪しいものを持ち込み、乱馬を惚れさせようと画策します。
乱馬だけでなくあかねやムースを巻き込むというのもお約束ですが、シャンプーの起こしたトラブルを紹介します。
即席男溺泉・原作第8巻1話から4話・アニメ第30話
温泉の素のように水に入れるだけで男に戻れる即席男溺泉をエサにシャンプーが乱馬をデートに誘うお話です。
デートの日にあかねが対戦する道場破りが気になって仕方がない乱馬と、デートに集中しない乱馬が面白く無いシャンプー、あかねのやきもちの表情など、いつも通りドタバタしています。
傀儡芝・原作第11巻7話8話・アニメ第43話
シャンプーが持ってきた肉まんに暗示をかける傀儡芝が入っており、乱馬はくしゃみをする人に無条件に抱き着いてしまうようになりました。
シャンプーは始め上手くいかず去っていきますが、風邪気味のあかねと二人きりで夜を過ごすことになった乱馬は大変な目に遭います。
再挑戦するシャンプーはあかねに食べさせて良牙に抱き着かせたり、乱馬から抱きしめられたりして満足そうでした。
かわいいシャンプーは正ヒロインより人気?登場シーンのまとめ
アニメのシャンプーが人気になりましたが、原作の半分ほどでアニメは終了してしまいましたので、アニメ化されていない魅力的なシャンプーがまだまだたくさん原作には載っています。
見た目や性格、声など様々な魅力を持ったシャンプーは、今見返してもとても魅力のある可愛いキャラです。