鬼滅の刃に登場する猪頭が特徴的な伊之助。
山で育ったという彼ですが、どういう生い立ちを経て炭治郎たちと出会ったのでしょうか。今回は彼を育てた人物について紹介します。
- 伊之助は捨て子だった?
- 赤ん坊だった伊之助を育てた「母猪」について
- 伊之助に言葉を教えてくれた「たかはる」と「たかはるの祖父」
伊之助には親がいない?捨て子だった?
163話にて童磨との戦いに終止符を打つことに成功する伊之介ですが、ギリギリの戦いを続けていたこともあり、生きも絶え絶えになり、そんな中、炭治郎と伊之介と話したことを思い出します。
「俺に母親はいねぇ!!」と言う伊之助に、「誰にでもいるよ お母さんは」と炭治郎が告げますが、
「だったら俺は捨て子だ、母親は俺がいらなかったんだ」
「やむにやまれぬ事情があったんだろ」
「本物の捨て子ならおくるみに名前も入れねえよ俺みたいにな」
善逸は親の顔も知らない捨て子だったようで、おくるみに名前があるだけマシと言っているため、善逸という名前は親から授かったものではないようです。
伊之助は、親がいる人は弱いというイメージを持っているようで、自分には母親なんてものはいないと頑なに否定します。
そんな伊之助に炭治郎は、
「そんなふうに言わないであげてくれよ伊之助」
「伊之助のお母さんはきっと、伊之助のことが大好きだったと思うよ」
と優しく微笑みながら告げるのです。
伊之助を育てた2人の親
捨て子だった伊之助ですが、彼がここまで生きてきた過程には誰かの支えが必要です。
伊之助がここまで育ててくれた親代わりを紹介します。
赤子だった伊之助を育てた「母猪」
鬼滅の刃の10巻にて伊之助の生い立ちが描かれました。
伊之助は山の中に捨てられていたところに、子供を失った母猪により育てられます。
普通であれば食われてしまうのですが、子供を亡くしたショックと寂しさから赤ん坊だった伊之助を育てようとしたのではないかとされていて、そして母猪が亡くなると伊之助は形見として猪の被り物を身に着けるようになりました。
伊之助は自分の顔立ちが気に入らないようで、眠る時ですらこの猪の頭皮を被って、「山の主」と称しています。
伊之助に言葉を教えた「たかはると彼の祖父」
母猪が亡くなると伊之助は麓に降りるようになります。
伊之助は赤子の頃から動物と共に過ごしていたこともあり言葉を話すことなく野生の中で生きていくことになる筈でしたが、山を下りた先にある家に住んでいた、たかはると彼の祖父によって言葉を話せるようになりました。
伊之助はややボケかけてきた祖父から餌を貰い、家に寄りつく様になり、
その頃から母の形見である猪の頭を被っていた為に、たかはるから煙たがれ追い払われるも、性懲りもなくたかはる家に来訪するようになります。
そこで祖父から百人一首を読み聞かせて貰っていたこともあり伊之助は少しづつ言葉を覚えるのです。
この時に、伊之助が身に着けていたふんどしから「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)」という自分の名前が判明し、たかはるの祖父は親から貰った名前を大切にと伊之助に告げました。
この時読み聞かせて貰っていた百人一首の影響から伊之助は、時々難しい語録が使えるようになったのだと思います。
その後は、たかはるや祖父の会話、読み聞かせなどから言葉をぐんぐん取り込んだ伊之助は話せるようになりました。
たかはるの口調をまねしたのか口調は悪くなりますが、伊之助はこうして言葉を話せるようになります。
伊之助の生みの親「琴葉」
- 嘴平琴葉(はしびらことは)
- 伊之助の生みの親
- CV:能登麻美子
琴葉は旦那や姑から酷い家庭内暴力を受けており、逃げ場もなく琴葉は切り立つ崖にまで追い詰められ、どうか我が子だけでも生き抜いて欲しいと伊之介をがけ下に落とし、彼女は童磨によって殺害されます。
鬼滅の刃に登場する猪の被り物が特徴的な嘴平伊之助。 伊之助は猪に育てられたという過去を持っているため自分には実の母がいないと思っていましたが、童磨と出会ったことで「琴葉」という生みの母について知らされることになるのです。 伊[…]
この時、伊之助は生きていないだろうと童磨も探すことなく、結果として伊之助は生き延びたのです。
伊之助は捨て子?2人の育ての親がいる壮絶な生い立ちのまとめ
- 伊之助は母親が捨てたと認識していた
- 生みの親の琴葉は家庭内暴力により助けを求め、万世極楽教に行くも童磨に喰われてしまう
- 琴葉は伊之助を守るために捨てた
- 捨てられた後は母猪に育てられる
- その後、山の麓のたかはると彼の祖父によって言葉を話すようになる
伊之助が一人になってしまったのは母の子に対する愛があったからということが分かりました。
様々な奇跡が重なり重なって伊之助は育ったという感動な最後があり、童磨との戦いを経て伊之助も家族の愛に気づくことができたんですね。