「神のみぞ知るセカイ」エルシィの親友で優等生のハクア。
桂馬のことが気になりながらも素直になれず、読者サービス要員としてことあるごとに脱がされます。
作中では報われない最後を迎えた一人ですが、何があったのでしょうか。
ハクアの誕生日は?スリーサイズは?声優は?
まずハクアのプロフィールです。
- 本名:ハクア・ド・ロット・ヘルミニウム
- ジョブ:ドメスティック・ジーニアス
- 年齢:300歳以上
- 誕生日:4月24日
- 職業:冥界府法治省極東支局の駆け魂討伐隊
- 階級:極東支部第32地区長、一等公務魔
- 血液型:A型的性格
- 身長:162cm
- 体重:46kg
- スリーサイズ:B80-W56-H83
- 利き手:右利き
- 好きなもの:英語、一番、計画を立てること
- 嫌いなもの:漢字、二番、計画通りにいかない事
- 最近の悩み:一位に返り咲くためのプランが多すぎて困っちゃう。
- 声優:早見沙織
生真面目でプライドが高く負けず嫌いで意地っ張りなツンデレ的性格の完璧主義者ですが、それに加えすぐに手が出るなど桂馬と反発することもよくあります。
美人でスタイルも悪くないが、エルシィたちと比べスレンダーであることを気にしており、貧相で勉強しか能がない「エンピツ」と揶揄されることもありました。
ハクアの初登場シーンとエルシィとの関係
初登場は第3巻22話です。
エルシィの学生時代の同級生であり、落ちこぼれのエルシィの面倒をいつも見ていた親友で、人間界で再開した後も飛行中の止まり方や羽衣の複数制御を教えています。
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エルシィが桂馬から無能扱いをされているのを不憫に思いフォローをすることもありますが、エルシィはしょっちゅうハクアが会いに来る理由を桂馬に会うためだと早いうちから見抜いていました。
ハクアと桂馬の関係
人間でありながらエリート悪魔のハクアよりも頭がよく理知的な桂馬に興味を持つようになり、エルシィがいなくても会いに来るようになりました。
エルシィの代わりに歩く辞書扱いをされ、女性として見られないことに腹を立てますが、たまに見せる桂馬の人間っぽいウブな反応を見るうちに、桂馬から必要とされたいと思うようになります。
桂馬の攻略の仕方に呆れたり信用できず足を引っ張ることもありながらも、地獄の惨状を再認識してからは頼れる協力者として攻略の手助けをしました。
ハクアは最後どうなった?
ハクアのエンディングは、貢献度を考えても非常に可哀そうでした。
親友と好きな人を同時に失う
ハクアも桂馬に対して好意を持っており、女神たちなど他の女の子に嫉妬して衝突することもありますが、肝心の桂馬に気持ちが伝わることは無く、ハクア自ら桂馬に告白することはありませんでした。
エンディングでエルシィが因果律を操作して桂馬の実の妹になった際、地獄の関係者から自分の記憶を抹消しましたが、親友のハクアからも記憶を消してしまいます。
エルシィの記憶がどのように操作されたかは分かりませんが、エルシィの協力者である桂馬のことも事件の記憶に支障がない程度に書き換えられていることでしょう。
ハクアは最終回で、親友と好きになった人の記憶を無くしてしまったのです。
つまり、エルシィの記憶を持っているのは最後は桂馬のみで、親友だったハクアですらエルシィの記憶が無くなり、同時に好きだった桂馬の記憶も無くなるというハクアにとってこれ以上に無い悲しい結末となってしまいました。
プライドの拠り所を失う
ハクアは桂馬と協力してヴィンテージの計画を阻止したり、サテュロスの陰謀を暴くなど活躍しましたが、手柄の大半をノーラに取られてしまいました。
また所属する法治省そのものが違法団体のヴィンテージと繋がっていたことが発覚し、エリートだった駆け魂隊には変なレッテルが張られてしまいます。
とはいえ肩書や成績にこだわっていたハクアは、そんなものがなくても自分たちで新地獄を支えていくと決意を新たにします。
ハクアの活躍シーン
ここからはハクアの活躍したシーンをまとめてみました。
学生時代の活躍
ハクアはツノ付きの悪魔ではなく、高い家柄や金やコネなどもありませんでしたが、努力による圧倒的な実力により他を圧倒して、魔学校の長い歴史で初めて庶民でありながら主席卒業をします。
フィオーレと最後はどっちが一位になるか分からなかったと言ってますが、差は歴然だったのでしょう。
主席卒業により贈呈された「証の鎌」は、彼女のプライドの拠り所となります。
堅物優等生
先生や教科書の言うとおりにすれば何でも上手くいくと思っているステレオタイプの優等生でした。
実際に学校では天才と見られ、天才であり続けるための努力や勉強も苦にならず、学生時代は楽しかったようです。
しかし学校で成功したことが、社会で成功する保障にならないことを実感することになります。
駆け魂狩りでの活躍
ハクアは卒業してすぐ、エリートしかなれない駆け魂隊の地区長に任命され、一等公務魔として働くことになりました。
協力者である雪枝のやり方で一週間に4匹出すことに成功しますが、のんびりとした攻略にハクアは半信半疑です。
エルシィと違い高い戦闘力や豊富な知識により桂馬に頼りにされることもありますが、ゲーム理論のみで攻略する桂馬のやり方にも疑問を持ち、事あるごとに口や手が出てしまいます。
人を信用できないエリート気質
協力者である雪枝ののんびりとしたやり方にイライラし、地区長になっても駆け魂を一匹も捕まえられない焦りから、やっと出した駆け魂も逃がしてしまいます。
「理論や知識だけで実践が伴っていない」マニュアルタイプであることを会ってすぐの桂馬に見抜かれたり、落ちこぼれだったエルシィの成果にショックを受けて駆け魂に自身の心のスキマを利用されたりと、プライドを傷つけられてしまいました。
変人ではあるものの、恩人であり頭のいい桂馬に次第に惹かれていきますが、プライドが邪魔をし、あと一歩踏み出すことができません。
女神編での活躍
エルシィが留守の間、桂馬の臨時の協力者として女神捜索を手伝い、攻略に対する大変な努力を目の当たりにするにつれ、桂馬を信頼していくようになります。
エルシィのふりをして代わりに学園生活をし、桂馬のちひろや歩美の攻略を助け、結の攻略の時は読者サービスの餌食になりました。
駆け魂隊を解雇されて羽衣を没収されたが、ドクロウから女神保護の密命を受けて人間界に戻ってきた後は、ヴィンテージの襲撃から桂馬たちを守り、歩美攻略の為に大活躍します。
生真面目さゆえに融通が利かない
隣の地区の地区長として現れた旧友のフィオーレを拘束した桂馬を信用しきれず拘束ビンから出したり、地獄での定例報告でヴィンテージのことを話題にあげるなど、生真面目な優等生であるが故に人の悪事を見抜くことが苦手で、要注意人物と目を付けられてしまいます。
信頼できる上司と思っていたドクロウに利用され、友人と思っていた同期に裏切られるのは不憫ですが、正しいことを愛しすぎる故に敵を作りやすい性格だったのです。
ハクアの悲しすぎる最後のまとめ
生真面目な完璧主義者の優等生だったハクアは、親友、好きな人、誇りを持っていた仕事を失いました。
しかし「神のみぞ知るセカイ」の物語を通してハクアは桂馬と同じかそれ以上に成長したキャラです。
失ったものに引きずられることなく、ハクアはこれからも前向きにそして地獄や人間界の為に活動していくことでしょう。